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「灼熱の悲劇」





日常の中で起こりそうで起きない事。
エロスなんてものはそんな微妙なところでこそ輝いているのかもしれません。
でも、まさかと思っていた事が目の前で起きてしまったなら、そして、
自分までもが当事者になってしまったなら・・・


私は・・・
悪い事をしてしまいました。悪い事に同調し、そこに参加してしまいました。
まさか自分があんな事に参加してしまうなんて・・・

3ヶ月程前に入浴施設に行った時の事です。
予定していたスケジュールが変更になり、調整で急に有休を取ることになりました。
平日、何も予定などありませんでしたし、
家族・友人、誰ともスケジュールが合いません。
昼間の入浴施設、それも場所も悪い事もあるし少し施設が古い事もあって、
休日以外はいつでも空いている施設なんですが、例に漏れずガラガラでした。
浴室・洗い場を見渡しても数人しかおらず、少しだけ人が密集しているのはサウナのみ。
常連さんみたいな人が多いですし、派手なネックレスをした少しガラの悪い人たちもいて、
私はサウナに入りたかったのですが、そこを後回しにして一番奥、
少し温度が低いし中が臭い、低温サウナ(蒸し風呂・スチーム浴・窯風呂の類)に。
人気が無く薄暗いのですが、でもそんなところが私には意外とお気に入りで、
丁度ひとりきりだった事もあり、鼻歌を口ずさんで時間をかけて汗を出していました。
10分ほど過ぎたところだったと思います。
サウナで見たあきらかにガラの悪い30代だろうか、二人組が入って来たのです。
“すぐに出て行くのは感じ悪いだろうし・・・”
そんな事を思いながら数分、彼らの“お姉ちゃん話”を永遠聞いていました。

焦げ茶色の湿った木の扉が開き、黄色いタオルを持ったお姉さん(30代女性?)が
「マット交換させて下さ~い!」と声を掛けて入って来たのです。
事前にサウナ室を含め、マット交換の放送もかかっていたので、
私的には“あぁその時が来たか。もう少し汗を出してしまいたかったけど・・・”
そんな感じで立ち上がり出て行こうと思ったのですが・・・
「すみません、マット交換なので一度退室して頂けないでしょうか?!」
その女性は一番手前にいた二人組のうちの一人に声を掛けます。しかし・・・
「姉ちゃん、入ったばっかりよ、ほら、まだ汗も出てないだろ?!」
やはり威圧感があります。でもその女性も決まり事のようで、
「すみません、マット交換は全員退室して頂いて行う事になってますから!」
毅然としっかりした口調で言ったのです。
でも・・・
彼らはまったく立ち上がろうとはしませんし、それどころか彼女に聞こえるように、
「こんなんだから客がいないんだよな。客の事を第一に考えて気遣えってなぁ?!」
「サービス業の基本が出来てないんだろうよ。客に合わせろっていうんだよ」
言いたい放題です。
あきらかに彼らのわがままなのですが。
彼女は諦めてしまったようで、端の方から黙々とマットの交換を始めました。

一つ一つ新しいマットの面積が増えて行きます。
しかし当然ですがその先には障害物があるのです。大きな障害物が。
彼女は彼らの近くに来ても黙々とマットを交換しています。
そんな時でした・・・
「よぉ?! シカトしてんじゃねぇよ!! 感じ悪い女だなぁ」
「しっかり交換しろよ、こっちも!」
一人が角にあった汚れたマットを彼女に投げつけ、それが顔の部分をかすめます。
しかし彼女は動じません。
さらに彼らの前に敷かれたマットを交換していると、
屈んで作業している彼女のお尻を蹴りました。
場所がずれた事もあり、その蹴り自体は効き目があるものでは無かったのですが、
それをスルーした事で彼らの怒りが頂点に達したようで・・・
私は怖くなり外へ出ようと立ち上がりましたが、
「出ることねぇよ!! あんたもここにいなよ。客の方が優先なんだから」
私は中腰のまま、再び椅子に腰を下ろします。
彼らの威圧感に言いなりでした。

彼らはもうキレ気味です。
近くの濡れた重いマットを彼女に投げつけ、それはもう体にもろに当たっています。
時々鈍い音までして・・・
それでも“彼らに向かない”その姿勢が彼らの怒りをマックスにしました。
「仕事一生懸命やってますってか?!  調子こいてんじゃねぇーよっ!!!」
一人の男が椅子から立ち上がり、そして彼女が新しくしたマットを持って、
それを作業している彼女に後ろから頭の部分に覆いこんで巻き付けるように被せ、
そしてその勢いで彼女は床に押し倒されます。
するとすかさずもう一人が立ち上がって、倒れ込んだ彼女のお尻に蹴りを入れました。
私は恐ろしくなりましたが、もう立ち上がる事も声を出す事も・・・
彼女は最初の男にマットで頭の部分を覆い被され、床に押し付けられています。
彼女はうつ伏せに床に倒れたままの状態。
そして・・・

後から彼女に蹴りを入れた男が、彼女の作業ズボンの臀部を両手で掴みました。
そして、「何も感じないみたいだから、少し反省させてやるよ・・・」
少し冷めた静かな口調でそう言いながらお尻を激しく揉みます。
さすがに彼女も“やめて下さい!”と声を出しましたが、もう・・・
マットで頭を、そして顔面を下にして床に押さえ付けられ、声も小さいものです。
“脱がせるか?!”
頭を押さえていた男がお尻を触っている男の顔を見ました。
お尻を触っている男はコクリと頷き、頭を押さえていた男が立ち上がり姿勢を変え、
彼女の背中、腰のあたりに一度座りました。
すると一気にマットを外して放り投げ、後ろから指を回して、
彼女の鼻の穴に指を掛けたのです。それを強く引き上げています。
彼女はとても苦しそうに言葉にならない言葉を漏らします。
私の方にその無残にされた彼女の顔を向け、
「どうだ、あんたもこの女にはこんな顔がお似合いだと思うだろ?!」
そう言って来ました。その余りに辛そうな彼女の顔を見る事が出来ず目をそらすと、
「ハッハッ、遠慮するなよ。こんな女に同情したって何も良い事ねぇーぞ!」
彼は笑っています。

彼女が朦朧として息を切らした頃、後ろから抱きつくように彼女の胸を揉みます。
当然ですが私も含め、男たちは全裸で汗だくです。
そんな中、上は黒いTシャツ姿、下は深緑でしょうか、作業ズボンの彼女。
びしょ濡れの床、こんな暑く湿った環境の中で作業していた事、
顔、束ねた髪ですべて出された首元、全身汗だくの朦朧とした彼女がそこにいます。
後ろから床についている彼女の胸を揉んでいた男が、彼女のTシャツを捲ります。
彼女の光沢のある薄いピンクのブラジャーの帯が脇から見えた時、
私は不謹慎にも性的な、その・・・
唾を飲んだのです。
仕事に一生懸命で真面目そうな、そして少しクールなその女性。
整った顔の人だと思います。彼女が目の前で脱がされて、もう下着も見えているのです。
彼がブラジャーのホックをいつ外したのかは気付きませんでしたが、
いつの間にかブラジャーは緩み、もう横から生の胸が見えていました。
床に押し付けられるように潰れ、でも汗でなのかその胸が光って見えるんです。
普通の体型の女性で、でもその胸はボリュームよりも高さがあって美しい感じで、
彼が手の中にそれを掴み、そしてそれを放し形が元に戻り突き出し、
そしてまたそれを掴まれて握りしめられ・・・
横からそんな彼女のボディラインを見せつけられ、私は興奮して来ていました。

濡れた黒いTシャツを、前に回り込んだ後ろにいた男と二人掛かりで脱がせ、
既に外れた、濡れてピンクの濃くなったブラジャーのみにされた彼女。
そのブラジャーも簡単に消えました。
美しい背中。上半身裸でうつ伏せに横たわっているわけですが、
引き締まったカラダ、痩せているわけではありませんが、少し筋肉のラインも見えます。
今度は腕を前に伸ばされた状態で押さえつけられ、
後ろにいた男が床側に手を入れてズボンを緩めます。
元々タイトに見えたズボン、さらに沢山の水分を吸い込んで黒っぽく変色していて、
彼らはそれを脱がすのに大変苦労していました。
かわいい薄いピンクの小さいショーツに包まれた、
プリっとしたような小さいめのきれいなお尻が剥き出しにされます。
足先まで全体に細く長い、とても美しい脚です。
考えて見れば全身、つまり汗を考慮した抑えたメイクでも整った顔、
下着を剥ぎ取られ男に揉まれた時に垣間見せた美しい形の胸、そして・・・
ユニフォーム姿ではとても気付く事が無かったであろう、モデルのような脚まで。
こんな場所でこんな服装、こんな作業、今思えばとても贅沢な女性だったという事。

最後に残ったショーツが消えてしまえば、そこには私たちと同じ、
汗だくのカラダになった全裸の彼女が。
彼女の横にズボン・Tシャツ・ブラジャー・パンティ、無残に散らばっています。
腕を前に伸ばされたまま、うつ伏せに床に押さえ付けられている彼女。
首・背中・ヒップ、そして足先までのライン。
さらに最高の演出のように、床に押さえ付けられて潰された横に溢れかけた胸、
それは芸術品のように美しく、こんな場所で野蛮に扱われているなんて・・・
でもそれが現実、後ろにいた男が彼女の両足首を持って開き、
「さっさとさせてもらうぞ。先に行くからな。いつまでもこんなとこにいられねぇ!」
そう言って彼女の美しい臀部を手で押さえて、ゆっくり静かにペニスを押し込みました。
男は深い声を上げたのです。とても感触が良かったと言うことだと思います。
それとも想像を超えていたという事でしょうか。どちらにしても“良い”という事。
彼は後ろから床に伏せた彼女を突きながら私を見ました。そして、
「待ってなよ、あんたにも良い思いさせてやるから。順番だよ、奴の後な!」
そう言ってニヤリと笑います。
腕を押さえている男は仲間が終えるのを待つ間、彼女の髪を撫で、頬も。
さっきまであんなに荒っぽく扱っていたと言うのに。
汗で光っているお尻の上・腰のやや下、白い液がそこに広がりました。
そして入れ替わる。
“終わった・・・”と伏せて力尽きた彼女、再び中に入って来る。
「うっ!! あぁぁ・・・」
少しだけ音量を上げた声で反応したものの、再びただ男の前後する動きに身を委ねるだけ。

「口でしろよ!」
自分が終わって前に回った男は、まるで掃除させるようにそれを突き出し、
苦しい体勢の彼女に強引にさせます。
申し訳ない、私は完全に勃起している。それもカウパー液を垂れ流して・・・
途中で一人やってきて扉を開き入ろうとしましたが、帰って行きました。
まぁ驚いたのだと。
二人目も尽きた時、そろそろ“やばい”と思ったのか、すぐに出て行きました。
私は中途半端な思いのまま、彼女の体に服を掛け、
「ごめんね、助けられなくって・・・」と耳元に残してその場所を後に。
自分の責任を逃れたかった。私は偽善者です。
願わくば彼らの後を引き継ぎたかった。それが仮に高いハードルだとしても、
もっともっと彼女の体を、犯されているところを見ていたかった。
そして触ってみたかった。その美しい胸・背中・尻・脚、その全てを。


隠れるように露天風呂の片隅に。ふと気付くとペニスの先端から粘液が・・・
水中で糸を引いていました。
ガラス越しに室内、さっきの場所の出入口が見えます。店長だろうか、年配の男性、
そして数人のスタッフがそこに集まり行き来していました。
彼女は大丈夫だっただろうか。そして・・・  どんな処理・扱いになるだろうか。
私は何もしていない。ただ見ていただけ。何もしてない。




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「女性営業部長プライドの代償  ~ 週末の上司 ~」





AM1:03・・・  暗闇の中にデジタルの青系の光が光っている。
眠れない。降り続く雨のせいだろうか。
いや、エアコンはしっかりと仕事をしている。
それに・・・  隣のベッドで眠るアイツは反対側を向き寝息を立てて、
俺の事など気にする事もなく、きっと気持ちよく朝を迎えるのだろう。
23時過ぎにベッドに入り、比較的早い時期にウトウトした気がする。
でも、それは僅かな時間で終わった。
心当たりがある。きっと昼間の事を引き摺っているんだ。
仕事先で見掛けた憶えのある顔。もうあの頃に増して老け込んでいたが。
それでも忘れるわけがない。そしてあの人の顔を思い出したならそれは、
そう、あの女へと繋がって行く・・・


まだ10年は経たないと思う。今年36になった俺が20代を終わりかけた頃の事。
今の二つ前の職場での記憶だ。
まぁ現在は出向中という立場でもあるから、会社としては一つ前の会社となる。
ずっと営業畑でやってきたが、その会社は中規模の食品製造会社で、
代表するヒット商品の2.3点こそスーパーなどで全国的に扱ってもらっているものの、
他の商品は本当に苦戦していた。
営業部の基幹は東京本社が担っていて、代表商品の納品先である大手スーパーなどは、
本社の営業部員が各取引先毎に個別担当方式で専任で行われていた。
一方、“その他商品(苦戦している商品)”は各地域支社・営業所の担当営業が受け持つ。
当然の事だが、商品力の無いこちらの商品を担当する現場の営業担当には、
目に見えるような営業成績など簡単に出せるはずもなく、
月末・年度末になればいつでも本社営業から電話・FAX・来訪、圧力が半端ない。
そんな、でも当たり前の状況の中で突然異変が起きた・・・
“我社初の女性営業部長誕生”の話。
本社営業部からやって来たその女・・・

懐かしい話だ。そう、成瀬時子。
本社の営業部で女性初の係長・課長と出世して、次長になって数ヶ月だったはずだ、
この支社にその女がやって来たのは。
その時、つまり俺が30前だった時に、確か50を回ったばかりだったと思う。
一言で言えば“絵に描いたようなヤリ手”、それも女性版としては古いタイプかもしれない。
もちろん営業先・上役に対しては最高の笑顔を見せる。けれど・・・
俺たち末端の営業マンはもちろん、事務職や清掃のパートさんにも罵声を浴びせるタイプ。
確かに指示は的確だし判断はいつも“正解”へと繋がっていた。
正直誰も逆らえなかったし、上下関係以前に用意できる意見など持ち合わせなかった。
あの女がやって来た時からあの職場(支社)はあの女の独壇場。
支社とは言っても東名阪に滑り込んだ支社だと言うのに一瞬にして、
俺たちの職場は女性初の営業部長の色一色に染まった。

成瀬時子・・・  あの女のせいで何人辞めて行っただろうか。そして結果的に俺も。
でも、一つだけ・・・
俺たちあそこから弾き飛ばされたメンバーも憎しみだけになっていない理由がある。
理由がある。
そうだ、あの今は老け込んだ爺さん、あの人の御蔭とでも言うべきなのか・・・


当時営業部からは毎月のように退職者が出ていた。それは事務員も含めて。
俺たち末端や事務員の子はともかく、やはり一番大きかったのは直属の係長が退職した事。
課長はなんとか我慢していたが、俺たちの不満を一手に引き受けていた係長は限界だった。
少し大きなプロジェクトが動いている最中、部長・課長(会社側として)対現場(俺たち)、
この構図が鮮明になり、亀裂が決定的になり、そして運悪く、
そのプロジェクトの担当をしていた俺の同期が大きなミスをして、係長はそれも背負った。
俺たちの営業先というのは大きくわけて2通りある。
一つはスーパーやディスカウント店で、まぁ、それの地方版というだけの今時の物。
バイヤーにしても店長や担当者にしてもサラリーマンであり、“今風”が通じる。
しかし厄介なのがもう一方、本社営業では少なくなっているが、地方支社・営業所では、
今でも卸問屋やその類の業者が多く残っている。
そしてそんな現場に限って“今風”の通じない曲者の爺さん(長老)が幅を利かす。
剛腕の成瀬部長も、スーパー・ディスカウント店系では本社時代の手法で成績を伸ばすが、
一方の卸問屋・中間業者系ではまったく成績が上がらない。
と言うよりも現場は別として、先方の担当者は人間関係に重点を置かない成瀬部長を、
そんなあの人を嫌っている人が多かった。

そう、同期のミス・係長の退職、あのプロジェクトの現場でそれは起きたんだ。
地域では一番の卸問屋の社長(今は会長になっている)であり、団体の地域理事長、
そして我社がスーパー系とは別の商品企画で打って出ようとした本社肝いりの・・・
我々の支社が担当する地域は分かりやすく、その社長の一声で中間業者系は纏まる。
逆に言えば、その社長が首を縦に振らない限りその企画の成功は無かった。
地方とは言っても、今時もう全体の販売量の2割を切る扱いしかない中間業者系だが、
特に今回の企画では小型店舗・個人店向けへの期待が特に大きかった。

続くトラブルの中、そのうちその社長はむしろ俺たちを可哀想に思ってくれていた。
昔ながらの人情あっての取引、温もりのある関係を言って来る人だ。
今でも問屋の社長さんなんかには気は良いが、短気で勝気な人は多い。
担当者個人が信用されるまでは相手にされないし、“会社が・・・”という言葉を嫌う。
そして伝統的なのか、それとは別か・・・
でも、相変わらず“女だてらに”という風潮ははっきり残っている。
分かり合えず、上手く行くはずもないのだが成瀬部長もまた、やり方を変えない。
と言うか、おそらく問屋の社長たちの“古い頭を変える”ぐらいに思っていたのだと思う。
何度ももめて、そして担当者が謝りに行き、次は係長不在のなか主任が、
そして課長まで行くようになっていたが、もう納まらない。
「私が行ってはっきり言うわ。頭が古いんだよねぇ~  卸業者の時代じゃないんだよ!」
成瀬部長もまた堪忍袋の緒が切れたのか、相手を倒す覚悟のような物言いだった。
一週間ずっと現場は荒れ、もうその場しのぎの手段は尽きた週末金曜、その時が来た。
社長さんを含め問屋会の理事3人が主催する老舗の料亭で行われる宴席に、
俺たち支社のプロジェクトメンバー5人が呼ばれた。
同僚の現場職3人(木下・高田・青木(俺)、相良課長、そして成瀬部長の5人が・・・


私鉄沿線ではあるが徒歩3分ほどの場所。電車の音も聞こえている場所。
なのに木々が生い茂り、石畳の道が奥へと続いている。
接待などで数回来ているが、ここに来るといつも緊張する。5人揃って一列、縦に。
先頭を行く部・課長に少しだけ風格があるとは言え、
吊るしのビジネススーツの面々にはやはり敷居が高い。
それでも一人、先頭を行く厚手の黒いロングコート広げて颯爽と歩く部長には力強さも。
けれど・・・  足早に歩くせいなのか、時折聞こえるため息が先を暗示しているよう。
確か名前の付いた座敷が5部屋ある。長い廊下の奥、案内されたのは一番奥の座敷。
この料亭では特別室のような格で扱われているその座敷、俺は初めてだった。
重要な商談やフィクサーの密会に理由されるなんて冗談交じりに聞いた事はあったが・・・
その部屋は奥まり、他の4つの座敷とは扱われ方が違うことはすぐに分かる。
そう、社長さんがここの女将とは古くからの知り合いだとは言っていた。
それにしてもこんな格式が我々の緊張を押し上げる役目をするものだ。
年配の女中さんに案内され、我々は一番奥のその座敷の中に案内される・・・

縦長の座敷の一番奥、言うまでもなく上座に3人並んで彼らは座っていた。
中央に大山幸太郎社長(大山権一郎商店社長・中央問屋会理事長)
右に飯田社長(エンゼルフーズ社長・中央問屋会副理事長)
左にいるのは・・・
そうだ、秋山社長(ヨツバ食品工業会長・中央問屋会顧問・前県会議員)だ。
上座から一畳分ほど空けて俺たちの席が横に向かい合うように3×2席で用意されている。
5人は一瞬戸惑ったが、女中さんの案内もありそのまま自然に流れのまま、
奥の2席に成瀬部長・相良課長と入り込み、手前が木下・高田・青木(俺)になった。
木下はこのプロジェクトのリーダーで、高田は後から木下の補佐になった人物。
俺は最初から応援的な立場で参加していたが、退職者が重なった事もあって、
いつしか長く携わったメンバーとして首を揃えるまでのメンバーとなっていた。
正直言うと、“とばっちり”のように感じていた時期もあったが、もう言い訳出来ない。
本当はむしろ自分の古くからの担当もあって、飯田社長や秋山社長の方が知っている。
大山社長のクセの強さは聞いていた、他人事だったのだが・・・


「おぉ、あなたが新しい部長さん?  お忙しいのにすみませんな。
   やっとお目にかかれました、光栄です。我々のような規模の小さい業者なんて、
   1年2年、なかなかお会いできないと思ってましたよ。嬉しい限りだ。
   彼らにはいつも無理を聞いてもらってましてな。そう、課長さんにも先日・・・」
言うまでもない、この空間は大山社長の仕切る空間になった。
宴会・座敷、それは彼らのホームグラウンドなのか、自分たちの流れを作っている。
挨拶が終わり時間が経っても一向に仕事の話、今回のプロジェクトの話が出て来ない。
業を煮やしたのか、キャリアらしい部長の方が先に仕事の話を切り出した。しかし・・・
「あんた失礼だな。礼儀を知らんな。ここにいる連中はちゃんと知っている、
   仕事と言うのは信用の上に出来るものだ。あなた、まだ我々との信頼関係、あぁ?
   出来ておらんだろ?! わしらの何を知っていると言うのか?  あぁ?
   部下から聞いたか?  それとも分析でもしたかな?!(笑)
   君のやり方・人間関係、可哀想に、何人も辞めたそうじゃないか・・・」
大山社長のその言葉に部長の顔色は変わった。でも・・・
やめておけばいいのに、部長は説明をしようとする。自分の正当性を、立場を。
会社としての判断、自分の考え方を部長が大山社長に続けていた時、
小鉢を突いていた秋山社長が呟くようにボソっと言った、
「だめだぁ、あんたたちから聞いてた通りだな。自分の事、成績しか考えちゃいない。
   こんなタイプの女性議員が議会でも増えてね・・・  困り物だね」
秋山社長は俺たち3人の方に向かってそれを。
「あなたたち何言ったの?!」と部長は俺たちを睨むが、その視線に気付き飯田社長が、
「これかぁ・・・  なるほどねぇ、女上司ってのはやり難いんだなぁ。
   あんたたちもよく我慢したよ。あの係長さんも良い人だったからなぁ、残念だ」
それも部長の顔を見る事なく呟くように言う。
課長は何も言わない。部長を助ける事も俺たちの味方もしないまま。

悪い空気のまま時間が流れる。上座の3人は呟くように部長に不満を浴びせ続けた。
ついに部長はキレる、「皆さんは結局私が女である事が気にいらないのですよね?!」と。
社長たちもまた慣れたものだ・・・
「はぁ・・・  女っていう動物はどうしてこう感情的になるのかなぁ」
「そうなんですよねぇ~  仕事や取引先にはクールなくせに自分の感情はそのままだ」
「大目に見なきゃいかんですな。女性には生理ってもんがありますからな・・・
   あっ、もうそんなもんはないか?!(笑) まだある?」
「失礼ですよ秋山社長、そう言うのセクハラって言うんですよ!」
「えっ?  飯田社長、取引先でもセクハラって成立するんですか?」
「秋山社長も飯田社長もいけませんよ、今は女性を優遇しないと袋叩きにされる時代、
   秋山社長、あんたセクハラ問題で失職したようなもんでしょ?!(笑)」
「大山社長も人が悪い、それはちょっと言い過ぎです・・・(笑)」
俺たちには新鮮だった。だって、セクハラなんてあり得ない、
完全なる支配状況を作っていた成瀬部長が、俺たちの前でセクハラを受けている。
考えて見ればセクハラが許されないという一方で、こんな御大たちこそが元凶であり、
しかし、それでもなお今の時代に仕事を絡めて女性たちを弄んでいる。
俺たちにはどこか羨ましい存在でもあった。

「部長さん、あんた随分きつい性格だけど、いい女だよなぁ~  もったいない」
「あんた女優のなんて言ったっけ・・・  そう、たかせ志乃の似てるよな。
   キリっとした美人だし、男を寄せ付けないよう威嚇している感じもいい」
「独身だって?!  そんなグラマーなカラダして、夜はどうしてるの? 自分で?」
「あんた胸デカいだろ、Fカップぐらいあるか?  まったくたかせ志乃そっくりだ」
成瀬部長の顔は完全に変わっている。見た事のない程の耐え難い怒りに満ちた表情、
顔を赤める程のものは見た事が無い。
「いい加減にして下さい! 何をおっしゃてるのか分かっておっしゃってるんですか?!
   本当にセクハラですよ。こんな事、今の時代に許されると思ってらっしゃるの?!」
部長の声は座敷中に響くが、社長たちは部長を見る事なく食し談笑し相手にしない。
それどころかさらに油を注ぐような・・・
「君たち、少し相手をしてやりなさい。仕事ばかりじゃ部長さんもストレスがなぁ。
   その為に見せつける様なでっかい乳して、でっかいケツ振り回して・・・」
「こんな女に限って、職場の若い男たちに抱かれる事でも想像してしてるんだろう・・・」

「あなたたちもう許さない!  立場に乗って何でも言っていいわけじゃない。
   もう今の時代には許されない事です!  皆さんの言動、職場に報告します!!」
部長は社長たちに向かって叫ぶように言った。しかし・・・
「あぁ~ぁ・・・  女性って言うのは結局男たちの積み上げた上に載り仕事をし、
   そしてその必死で積み上げられたものの価値も知らずに簡単に捨て壊す。
   私はねぇ、多くの営業さんたちを見て来た。みんなそれなりに必死でね・・・
   一流大学を出て役職の肩書きまでつけて、マイホームを持ち、有名私立の子供を。
   それでもね、会社の為、そして同僚・部下の為、私たちの前で土下座し、裸踊りし、
   必死になって仕事をとって行ったよ。それらは普通に出来た取引じゃない。
   あんたみたいな上司が上にいては、部下が可哀想だ。早く消えなさい。
   女だからと言い訳して、会社の為・部下の為の裸踊り程度が出来ない管理職なら、
   今すぐお辞めなさい。それの方がみんなの為だ。ここから消えなさい!」
誰もが大山社長の言葉に聞き入っていた。そしていつしか視線は一か所に集まっていた。
「何? あなたたち何? なんで私を見てるのよ、おかしいでしょ?!!
   私、セクハラを受けてるのよ。それも昔の例を引き合いに出して強要めいた事・・・
   何?! 見ないで! そんなの仕事の出来る人間のする事じゃないじゃない・・・」
その言葉がいけなかったのかどうかは別としても、さらに視線は強くなっていた。
「君たちの上司はこの程度なんだよ。確かに今時、こんな女が上司の現場で、
   会社の為とか、上司の為とか、そんなものは馬鹿馬鹿しくなるのもわかるね。
   君たちは今までよく我慢していたよ。ねぇ、大山社長」
「えぇ。秋山社長の言う通りだね。会社や上司の為に裸踊りしても、その逆、
   上司は会社の為どころか部下の為になんか裸踊り出来ないってことだ。
   所詮広告塔、いいスーツ着て、そこそこ美人で、そのおっぱいも自慢げだな。
   今までも高値をつけて利用して来たんだろ?!  揉ませず触らせず、いい商売だ。
   原材料だけで稼ぎ放題か?! 部下に土下座させて自分は独身貴族ってとこかね」

「ひどい、ひどい! ねぇ、あなたたち、何か言ってよ! いいなさいってば!!」
部長は俺たちを睨み付けた。すると突然木下が・・・
「うっせぇ! お前のせいで係長が・・・  時田・飯林・作田さん・・・」
部長は理解できなかったようで、
「何? 木下、何言ってるの?!」
部長は聞き返した。
「土下座しろ! 脱げ!! 脱げよっ!  裸踊りしろよ! 社長たちの前でしろよ!
   係長は俺の前でやってくれた。時田も飯林も会社の為・仲間の為にやった・・・
   お前は部長とか名乗ってるくせに、仲間の為にその程度の事も出来ねぇのか!!」
木下の怒りの声が部屋中に響く。もう7対1、視線は1点、そこから動かない。
「みんな何? おかしいでしょ?! どうかしてる。いい加減にしてよ。
   こんなところで何で脱ぐわけ?  セクハラどころのレベルじゃないのよ!」
少し笑って飯田社長が言う、
「部長さん、ならばしっかり認めればいい。
つまり、あなたは会社・部下の為には脱げない。だから言ってあげなさい、
“私は会社の為でも部下の為でも脱いだりしません”とね。はっきりと。
あなたは昔からの取引、部下のとってきた契約が普通にあるように思っているが、
それは違う。彼らが土下座し裸踊りをしとってきた契約が沢山ある。
それを否定するのはあなたの自由だが、彼らは可哀想に・・・
あなたのせいで先輩、そして自分たちが繋げて来た契約がこれで終わると言う事だ。
たった一人の女部長さんの着任を期にね。残念だが仕方ない。ねぇ?!」
大山社長・秋山社長も大きく静かに頷いた。

「ズルい。そんなのズルい。私が女である事を利用している・・・」(部長)
「そうかな。あなたもまた“女だから”今の地位を手に入れたのでは?」(大山)
「違います! 堂々と仕事で勝負して来ました。しっかりと結果を!」(部長)
「あなたの自己満足でしょ?! 私たちには分からない」(秋山)
「 ・・・ 」(部長)
「すべて言い訳ですよ。今、間違いなくあなたのせいで関係は壊れた」(飯田)
「私のせいにしないで!  誰でも同じ結果になってる・・・」(部長)
「違うな、それは。君と違って本物の覚悟ある管理職の女性を何人か見て来た。
   彼女たちは会社の為・同僚の為・部下の為、それぞれ土下座した、裸踊りもした。
   それも繰り返し催促されるような恥ずかしい場面など作らなかった。
   正々堂々、それはそれは潔く、“女性”である言い訳など全くしなかった」(大山)
「そんな・・・」(部長)

潔くと言うよりは明らかに観念したように部長は言った、
「土下座すればいいんですね? 脱げばいいんですよね?!」とそれは悔しげに。
社長たちはこんな環境に慣れたもの、
「勝手にしなさい、私たちは強要などしない。君が土下座しようが脱ごうが、
   それは自分でやる事だ。人のせいにしてはいけない。自分の責任でしなさい。
   どんな謝罪だろうがもてなしだろうが、心の無いものに意味はない。
   中途半端なものは人を不愉快にするだけだ。そんなものはやめた方がいい」
大山社長の怖さを見た。さすが百戦錬磨、田舎社長なんて馬鹿に出来ない。
本社時代からのエリート部長が小さく見える。小娘のように扱われている。
成瀬部長は上座の前で土下座した。“中途半端はいらない”という言葉が効いている。
畳の上に蹲っているかのように、そして長い時間頭を下げていた。
そのままゆっくりと立ち上がり、そしてその場所で・・・

まさか成瀬部長が・・・  あの剛腕・絶対賢者の成瀬部長が・・・
俺たち会社側の人間は部長の後姿を見ている。
畳の上でスーツ姿で立っている、でも、今までに見た事のない部長の後姿。
貫禄のある後姿、“卑猥な言葉”で言えば豊満な体型だ。
黒い上下。ゆっくりとジャケットを脱いでそれを内折に二つにたたんでお膳の上に。
薄く細い縦線の入ったブラウス姿になった。俺たちは座ったまま見上げるようだが、
その背中の肉付きは確かに豊満さを感じさせるものだ。
袖のボタンを外している。そして前を外しているのか、でも俺たちには見えない。
前に並ぶ社長たちは部長の顔を見ているのか、かなり高い位置を見ている。
キツい性格の女性だが、女優さん似と言われるように確かに美人だし、
誰もが言わずも分かっている、その肉体は男を刺激するものに間違いない。
俺たちだって年齢や立場があるものの、それでも気にはなっていた、その胸の膨らみ。
それに夕方になり疲れを見せ肌をテカらせ無防備な表情をしている部長は色っぽい。
ずっと思っていた。きっと自分だけではないはずだ。
すべてはその性格のせい。

パンツスーツからブラウスを引き出し、そして脱いだ。
思った通り、とても肉厚な背中で、社長たちの視線は一斉に胸元に落ちた気がする。
部長が服を置くのが自分の右後ろの為、毎回課長の視線が動いている。
部長の横からの胸元がもろに見えたのだろう、課長の視線がそこに向いていた。
意外と言うか、もっと強さのあるような色合い・デザインのブラジャーを想像していたが、
デザインのすっきりしたサテン地の淡いピンク系のブラジャーだった。
でも、背中に回っているサイドの幅が広く、それは大きいサイズの女性のそれだ。
続いて後ろに手を回した。ブラジャーのホックを外す。
あっという間に肩紐は緩み、片方ずつその肩紐を抜いて行った。
それを二つ折りにしてやはり、また右後ろの御膳の上に。
やや隠してはいるが、課長にはバストトップが見えているだろう。
部長は前を向き、静かに腕を下ろして社長たちの前に立った。
3人の社長の視線は左右に乳房の間を行き来しているのだろう、
大きさ・色形を見定めているような動きをしている。
「いいなぁ。いい形だ。それに大きいねぇ、やはり・・・」
「もったいない、これが誰のものでもないなんてねぇ・・・」
「何よりこれをもっと使うべきだね。君は“らしさ”を勘違いしているね」
社長たちは言いたい放題、部長は無言のまま彼らの視線に耐え続けた、
そして下ろしていた腕を上げ胸元を隠したのだろう、
「お約束を守りました。もうお許し頂けますね?!」とそう言って、
後ろにあるブラジャーを掴もうとした。
「君はやはり誤魔化すね。相手に全身全霊で向き合う潔さがないね。
   彼らが裸踊りをする時っていうのはねぇ、本当に全裸でするもんだ。
   ここまでなんて、そんな交渉事みたいな卑怯の事はしないんだよ。
   だから私たちにその思いが通じるんだよ。わからないかね?!
   君はそこのところをもっと勉強しなければいけない。彼らに教わるべきだ」
「そうですね、部長さんに教えてあげるべきだ。君たちも脱ぎなさい。
   彼女には分からないみたいだから、裸とはどう言うものか教えてあげなさい」
「そうだね、その通りだ。さぁ、君たちの覚悟を部長さんに教えてあげなさい!」

課長はビビっていた。それもそうだろう、運良く部長の上半身裸にありついたわけだが、
まさか自分も全裸になるなどとは思っていなかったのだろう。
我々も正直、確かに数回宴会芸として裸踊りをした事はあったが、
本当は謝罪での裸なんて経験した事はない。
他社の女性営業が脱がされた話は何度となく聞いていたが・・・
そう、確かに部長が脱ぎ始めてから女中さんが一回も入って来なくなった。
暗黙の了解と言うところか。
きっと部長へのあてつけ、正直俺たちも部長を脱がせたくなっていたと思う。
木下も高田も動きが早い。きっと考えている事は同じだ。
男たち3人はあっという間に、そしてやや遅れて課長も全裸になった。
全裸の男たちが部長の後方を囲む形になった。
部長は前(社長たちの方)を向いているままだが、もう全裸になった俺たちを感じている。
完全に性器まで剥き出しにした男たちを間近に感じているはずだ、顔を赤めている。
さっきまでは張っていた背中がやや丸まっている。胸も腕で完全に隠しているようだ。
「彼らには気持ちがあるね、潔い。部長さん、君はここまでかね? 情けないな・・・」
秋山社長の言ったその吐き捨てるような言葉に反応したのか、部長は動き出した。

ベルトを外してパンツスーツは消え、下半身は薄手の黒いパンスト、
その下はガードルを穿いているようだ。
パンストを捲るように剥がし脱ぎ、少しだけトーンの違うピンクのガードルに手を・・・
補正下着は固く窮屈なようで、部長の腕に力が入っているのがわかる。
同時に、その臀部の肉付きもグラマラスそのものだ。
最後・・・  ガードルの大きさのせいかパンティは可愛く見える。
ブラジャー、そしてガードルと同色のピンク。それもついに両脚の間を下りた。
課長の目の前には部長のスーツ・ブラウス・下着一式が積み上がった。
そのまま匂いを感じそうな、生暖かい温もりまで感じそうな山がそこにある。
課長には最高のロケーションだろう。
手前には下着の山がそびえ、そしてその奥には標高の高い豊満な山がそびえ立っている。
確かに全裸だ。あの剛腕部長の完全なる全裸。
男勝りな性格が嘘のような豊満で女そのものの様ないやらしい肉体。
“女じゃないか!  見事に女だ。 隠していたその心、今はそれが恥ずかしい!!”
そう言ってやりたかった。

「ほら、部長さん、振り返ってみんなに見せてあげなさい。見てもらうんだ!
   君の為に沢山頑張って来てくれた部下のみんなに見てもらいなさい!!」
後ろからも部長が震えているのが分かる。恥ずかしさなのか、それとも悔しさなのか・・・
それでも部長は静かにこちら側に向いた。必死で隠したい心を抑えているのが分かる。
不自然な位置で、まるで我慢しているようなままの腕の位置で感じられる。
凄いと思った。50過ぎの年齢、それに全体に多めに肉がついているが、
それでも美しい。と言うか、眩しい程に男たちを刺激して来るその肉体。
重量感のある乳房、でも、しっかりと前に突き出し、きっと男を夢中にさせるものだ。
完全ではないが陰毛は処理されている。その年齢の独身者であっても意識は高い。
下腹部・臀部・太腿、全体に肉を付けているが、まったく太って見せないと言うか、
その膨らみの一つ一つが全てプラスの方向に誘導する美しさがある。
もう熟れ切っているはずなのに、なお気品が感じられるもの。
何より・・・
夕方に感じている美しさ・色気、改めて美しい女性である事が確信できる。
強く・冷たく、男を寄せ付けない威圧感も、その奥にそれを超える女性らしさ、
部長はそれをしっかりと持った、女性らしい女性の肉体をしっかり持っている。


社長たちの成瀬部長への指示はエスカレートした。
しかし部長がそれに反抗する事はなく、全て従うようになった事に俺たちは驚いた。
“ここに来なさい” “ここに座りなさい” “手を外しなさい!”
どれにも従う。隣に座らされれば当然直接触られる。
「やめて下さい! 触るのはやめて下さい! 触らないで下さい・・・」
でも、もう触られてしまえば既成事実となり、握られている・摘まれているに変わる。
大山社長にキスを強要され、後ろから秋山社長が胸を揉んでいる。
それを部長に気付かれないように飯田社長が撮影して・・・
女の中の女と言うか、年配の社長たちに全裸で弄ばれている部長の色気が凄い。
こんな女性としての魅力を押し殺して隠していたのかと思う程だ。
恥ずかしい事に俺たちは皆、立ったまま勃起していた。
社長たちに悪戯されている部長はこちら側を向いているから、俺たちのその姿を見ている。
悪戯されている自分を見ている部下たちが自分を見て勃起している姿を。
無いものにしたいような恥ずかしそうな表情を見せ、でも、
どこかで悲運な女王のような威厳を持ったままのプライドも匂わせ・・・

大山社長は高田にお膳の上を片付けさせ、木下に浴衣の止帯を用意させた。
そして俺と課長を含め指示を・・・
“部長さんをお膳の上に寝かせ縛り付けなさい!”と。
抵抗する部長を俺たちはお膳の上に担ぎ上げて寝かせ、そして手足を縛りつけた。
少しだけ騒いだ部長の口を秋山社長がハンカチで塞いだ。
なんていう景色だろう。
あの、あの成瀬部長が全裸で御膳の上に寝かされ大開脚させられている。
両腕を頭の上で縛られ、それをそのままお膳の脚に縛り付けられて・・・
何より、7人の男たちが全裸の部長を取り囲んで見下ろしている。
激しく動こうとするから、部長の大きな乳房が左右に揺れて・・・
胸元に酒を掛けられ、それを引き伸ばすように乳房を複数の手が包み回す。
秋山社長、そして課長は堂々と部長の下半身側に陣をとって座り込み覗いている。
秋山社長は自分の口の中に入れて濡らした指を部長の中に。そして左右に動かして。
課長は誰よりも嬉しそうだ。
飯田社長はもう堂々と撮影している。部長が気が付いて嫌がったところで後の祭り。
俺たちもいつしか部長に触っていた。大きな乳房を潰すような力でおもいっきり。
これだけの人数が同時に、そして好きなところを好きなように触っている。
部長はどうにもならない状況の中で涙をこぼして悔しそうな表情・・・
俺はその涙の伝わった頬に、そしてハンカチを押し込まれている口を外しキスをした。
ずっと嫌な上司だと、憎しみさえ懐いていた女上司が自然に愛おしくなりキスを。


哀れな人形となった成瀬部長。あんなに惨めな部長はもちろん見た事がない。
そして、沢山の仕事関係者から愛されている部長も。
取引先の“古い頭”の爺さん社長たちに性器を自由にされて。中にも出された。
そんなことをされながらも違う人間が胸を揉み、また違う人間がキスをしている。
女冥利に尽きるし、上司として、担当上司として、最高に潤っているのかもしれない。
今度はビールが塗られた。そして用意された油・・・
ゴマ油だったせいか香ばしい香りが部屋の中に充満する。
豊満な肉体がお膳の上で光り輝き、大きく波打ち揺れている。
生ものだけでなくビール瓶まで出し入れされ、エリート独身女性も壊れそうだ。
まさか遥か年の離れた“あの”成瀬部長と結ばれる事など考えてもみなかった。
でも、付き合っている彼女よりも数倍部長の方が魅力的である事を知った俺。
宴会は深夜まで続いた。


成瀬部長はその程度の事で俺たちの言いなりになるようなやわな女ではなかったが、
どういうわけか偶然が重なって、彼女と別れたほんの一時期、男女関係になった事がある。
彼氏彼女と言うにはお粗末な関係だったが、部長のマンションに入り浸りになり、
そして彼女の肉体に夢中になった時期が・・・
今、思い出した。


AM1:45・・・  真夜中のベッドの中で勃起している。
ため息、そして横を見た。今月に入ってから妻に触れたか・・・
この時間に突然求めるなんて・・・  何を言われるか・・・
それもあの記憶。宴会での成瀬部長、そして一時期付き合った時のあのセックス、
それを思いだして大きくしたそれの処理を妻のカラダでとは失礼な話だ。
でも、こんなに興奮しているのは久しぶりな事、何より妻は毎日欲しがっている。
俺は勇気を出して妻のベッドに入った。
最初は驚いていたが眠くても本能が優先するようだ、御無沙汰だった事もあり応じた。
もちろん妻は成瀬部長の身代わりにされている事など気が付く事もなく、
いつもにない俺の激しさに全身で喜んで見せた。いつもにないサービスもしてくれて。
終わった後に何分もフェラで掃除された事など無かった。何だか申し訳ない。


成瀬部長、今はよその会社で役員をやっているようだ。会わない方がいい。
俺の消さずにしまっておきたい渋く褪せた、でも潤しい記憶。




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「夏の女教師」





ギラギラした日差しと濃い色の緑、そしてコントラストの激しい空。
風が吹き抜けるように薄くなった衣裳、それは素肌を大きく露出させる季節。
街ゆく主婦・OL・女学生、そして・・・
肌の露出とは無縁のような女性教師にもまた、
そう、夏は訪れる。
作業、祭、プール当番、日常にない活動は彼女たちの特別な顔をみせる。
日常、晒すことの無い彼女たちの悩ましい季節だ。



(中学校教師  笹原 都(ささはら みやこ)24才の場合)

まだ若く青い教師にも色々なタイプが存在する。
大学生そのままの人間もいれば、向上心が大きく力強い先生も存在する。
やる気のない教師もいれば、仕事の枠を超えて生徒たちと時間を共有する教師も。
さて、笹原都・・・
一言で言えば、太っている。そして細めだがデザイン性のない黒縁メガネ。
長めの真っ黒な髪は束ねていて、そこにはなんの拘りも感じられない。
白のブラウスに濃紺のセミロングスカートと、就活のままの大学生臭漂うOL風。
細い目、そして押し出しの無い顔立ち、無表情と相まって“ブス”に見える。
ところが、そんな冴えない女にも一定のニーズがあるものだ。
“女教師”という肩書きは特別な威力を持つ。
それに太っているから、ただその分大きいだけのその胸元も、
その時期の男子中学生の性的な興味をそそるに十分だ。
同世代や職場・同僚なら、きっと特別に近寄ることも無い存在だろうが、
積極的な男子生徒たちは興味がてら、その無表情のまま嫌がるだけの笹原を悪戯する。
笹原が教室に入ってくれば挨拶代わりに、“先生、おっぱい見せてよぉ~”と浴びせる。
黒板の穴埋め問題に書き込んだ生徒は自分の席への帰り際、
“鷲掴みぃ~!!”と叫びながら背後から笹原の乳房を思いっきり鷲掴みして揉み上げる。
感激する男子生徒、呆れる女子生徒、笑っている女子生徒・・・
もうお約束のようにやられる笹原、何が出来るわけでもなく無力だ。
「やめてぇ~  やめなさいっ!!」
乳房を激しく揉み回されながら怒ったところで、
揉んでいる生徒もギャラリーたちもみんな笑っているだけ、当たり前だ。
ふざける生徒を冷たい目で見ている秀才男子、彼だって今日の夜、自分に部屋で・・・
そう、きっとこのシーンを思い出してオナニーしているだろう。
開いたページ、ブラウスの上から大きな乳房を揉まれる笹原のイメージと共に暗記できる。

堂々と胸元に近づけてスマホで撮影してくる生徒。
何回も何回も机の間を通り過ぎるタイミングで胸・尻と触られまくり、
もう笹原は教壇から動かない女教師になった。それでも彼らからやって来る。
少しでも雰囲気が怪しくなり悪乗りの方向に行けば途端、
数人で教壇を囲み、笹原は羽交い絞めにされる。それも恥ずかしい事に、
わざわざ両手を天井に持ち上げた格好にされて胸を弄ばれる。
正面から来た生徒に下から持ち上げられるように乳房を鷲掴みされ、
それを他の生徒に見せびらかすように揉みしだく。今時の男子生徒は末恐ろしい。
日常的にネット動画でアダルトが見れる時代だ、両親もそのために回線料を払っている。
でも、それでも所詮子供。エスカレートするそれにブレーキを掛ける事ができない。
当然悪さは増し、ついに笹原のブラウスのボタンを外しこじ開け、
そしてそこに現れた大きなブラジャーをも持ち上げた。
彼らにはどれほど大きく眩しく感じられただろうか、その垂れるほどのサイズ。
まぁ、太っているからだが・・・  脳裏に焼き付いただろう・・・
でも、それで終わり、笹原の乳房が教壇で激しく揉み回されたそれで。
校内で問題になり、何より、笹原が辞めてすべてが終わった。



(小学校教師  城田郁美(しろた いくみ)28才の場合)

教育とはとても多面的だ。受験、教科書で教える事が全てではない。
校内、校庭横のスペースには動物が飼われ、食物も栽培されている。
子供たちがその飼育や育成に携わり、生物・食育などの勉強をして行く。
また、子供たちだけでは管理しきれない部分は教師、そして用務員などが補完する。
教師たちにも担当があり、城田の担当は“希望の畑”と言われている部分。
根菜類を中心に植えられた畑で、自分の担当する2年生が携わるコーナーだ。
暑い季節は作物だけでなく、雑草、そして害虫も増える時期。
授業に空きが出来たり合い間が出来たなら、城田は畑へ向かう。
「先生、大変ですねぇ。私もお手伝いさせてもらおうかな・・・」
そう言って、もう初老の用務員が城田の向かいに座り込んで城田と同じ作業を始める。
でも、彼には別の目的があるのだが・・・

最近の先生は昔の先生と変わった。言葉使い、立ち位置、そして服装。
教師とて市販の服を着るわけだし、流行り物や時代のベースに逆らわない。
基本的には世間より少しは厳しい自主規制のラインを心得ているであろうが、
よほど特別なものでも探さない限り、基本ラインは今の時代のものだ。
タイトなスリムジーンズ、小さめのポロシャツ。胸元のボタンはとめない。
前に屈んで作業すれば当然、胸元は開き、そして腰の部分の肌が露出する。
大きく前に乗り出した姿勢をとれば、腰より下、
肉は厚くなり、短いながら縦に黒いラインが見える場所まで覗くようになる。
用務員は何でも知っている、学校の事は。それは教師の事についてもだ。
全ての教師が学校に現れる前、またはその後、彼女たちのロッカーも自由に開けている。
毎日着ている作業着となったトレパンの下。 
用務員はその陰部の触れた部分の臭いも知っている。
“〇〇先生は美人だがここはクサい” とか “〇〇先生は今は生理中だ” とか・・・
更衣室・教員用トイレ、全てを自由にしている存在が用務員だ。
彼らを低く見るのは物を知らない人。
だって彼らはその地べたのような低い位置から全てを見上げ、股の奥底まで見ている。
どんな美人教師も肉体派エロ先生も、その内側・真実を全てお見通しの存在だ。

今、畑作業している用務員は城田の作業の時に必ずやって来る。
城田にとっては動きやすく汚れてもいい格好、涼しい格好を狙っているつもりだが、
古い世代の男、その用務員の視線の先は無防備な城田の肌を取りこぼさない。
案の定ポロシャツの胸元は大きく開き、
白いブラジャーは形のまま先端まではっきり見えている。
城田は引き締まった体で、無駄な肉付きがないせいか胸元の形が綺麗だ。
それもカップのはっきりした高さ(高低差)のある胸をしている。
そしてパッドのない薄地のブラジャーはタイトで、屈んでいるというのにそのまま、
つまり美しい胸の形そのままにそのシルエットを見せている。
丈が短いタイトなポロシャツでありながら、屈んだ時の胸元の開きは見事で、
時には両方のトップまでが見え隠れする。
何より、そんな事をまったく気にしない城田。
その城田を見逃す事のない・無駄のない用務員はどれだけ情報通なのか・・・

胸元を激しく見せている時には、後方の視界も良好な事が多い。
用務員はすかさず用具や備品を取りに行くふりをし、城田の後方に回る。
その景色を楽しんでいる。
強い光で眩しい腰元。時々波打つように肉厚が浮き上がり、少しだけ縦のラインが浮かぶ。
時々その縦のラインは長くなり、少しカーブして見せたり・・・
腰回りの肉が引き締まっているのか、逆に臀部の肉付きが強調される。
縦の線が一杯に長くなった頃には、光沢のある水色のショーツのふちが広がっている。
肌の白さツヤ、肉感、そしてショーツを含めた光の映し出す風景。
前に数分、そして時々後ろに回り込み数分、用務員の贅沢な時間だ。
時間は流れ、やがて城田の顔は汗ばみ頬から汗が土の上に落ちる。
影になった唇は厚く、濃い色の紫が強く、
それもよく見れば品のある重厚な光沢を隠すように・・・
汗ばんだ胸元、ポロシャツもショーツも汗ばんで張り付くのか、
肌は開いたまま・ショーツは隠れる事もない、そんな景色に用務員はニンマリだ。
夏の授業中、校庭横の畑は静かだ。
城田のその作業風景は用務員のスマートフォンの中に納まって・・・



(小学校教師  坂本夏生(さかもと なつき)25才の場合)

週末・夏休みに入っても、教師は休んでばかりいられない。事務仕事・課外授業・部活、
教師とはとても守備範囲の広い大変な職業だ。
でも、そんな教師たちにもプライベートがあり、特に、地元では素顔を見せるもの。
活発で“元気娘”のイメージが強い坂本は同僚・生徒、そして父兄からも人気がある。
そんな元気娘・坂本が地元で見せる顔、それはそのまま坂本らしい。
地元で有名な祭り、そこで女神輿をかつぐのが彼女の夏の定番だ。
アスファルトの照り返し、屋台の放つ焼け焦げた香ばしい香り・・・
そして多くのねじり鉢巻き・法被姿が街中に溢れる。
そんな中、坂本もその風景の一角に紛れる。いや、元気娘は中でも目立っている。
普段の教師というお堅い肩書きが些か窮屈なのか、彼女はこんな時には爆発するのだろう。
かつぎ手である彼女は例により髪型はバッチリと整えた“おだんご”、
そして体育会系を疑わせない彼女らしく、
真っ白な半股引(はんだこ)から伸び出した足先は光り輝いている。
まだまだ女子高生・女子大生のようなアスリートをも彷彿させる若い肌だ。
ワックスで輝く“おだんご”、そして力強く見せるねじり鉢巻きは彼女の顔に似合う。
きりっとして、強さを感じさせるその顔立ち。
全体にシャープな顔立ちで、大きくなく、なのに高さのある鼻、
歯並びがいい事を強調させるようなしっかりした輪郭の横長な口元。
細くも濃く長く書かれた眉、どちらかと言えば大きめの瞳は中央の黒が深く強い。
少し肌は荒れているがそれも元気娘にはお似合い。
今、真夏の照り付ける太陽が彼女のその肌を汗で光らせている。

大きな掛け声・熱気、彼女たちの周りに集まる観衆たちの熱気もまた凄い。
そしてそこに集まるカメラマンたち。
その中には“素人・お父さん”がいつもより多くなっている。
カメラを趣味にしているような人間でなく、あきらかに普通の中年男性たち。
そう、彼らは坂本の受け持つクラスの父兄たち、“(隠れ)夏生ファンクラブ”の面々。
普段から学校では活発な若い美人先生な夏生。その先生の特別な姿をカメラにと・・・
もういい加減、女房の女としての魅力とも疎遠になった男たち。
まだ20代の輝きを持った夏生はさぞ眩しいものだろう。
その髪型、汗で光り輝かせる顔、少しだけ筋肉をのぞかせるその太腿から下・・・
男たちは虜になっている。まだ幼い女の子を娘に持った父親もいるはずなのに。
そんなにアップで撮って・・・  いやらしい・・・  露骨すぎる。
小さい子供を持った親、それも担任の先生の肉体に欲望のレンズを向けて。
真夏の太陽・笑顔・掛け声、一番輝かしい風景のはず、けれど・・・
父親たちは目的を変えている。
20代女性の顔・肌 → 胸元 → 太腿から膝のライン・・・
涎を垂らしてレンズに縋り付いている男たち、なんて見苦しい。
しかしそれが男、会社員・父親、どの肩書きも男の欲望には敵わない。



(中学校教師  畑中明穂(はたなか あきほ)29才の場合)

学校のような人が多い場所ほど人がいない時間帯・休日・夏休みは静かさが際立つ。
静かな学校というのは何やら特別な雰囲気があるようにも思う。
学校の夏休みと言えば代表格はプールだ。暑さの中、生徒たちの唯一の楽しみでもある。
しかし人には色々な解釈があるし、誰かが好きなものが誰でも好きにはならない、
それもまた常だ。
性に目覚め、
自分のカラダのラインが晒される事に急激に恥ずかしさを感じるようになった女子生徒。
泳ぎが苦手で馬鹿にされる事がストレスの男子生徒もそう。
そして、普段はスーツやトレーニングウェアで身を隠していても、
この夏だけ、自分が担当になってしまった当番のプール監視作業の時だけ、
生徒の前で晒さなければならない水着姿・・・
体育の授業を受け持つような体育会系女教師とは違い、国語・数学・英語、
文系・理系だけを歩いて来た、スポーツの部活動経験すらない女教師たちには苦痛な日。
できるだけ地味に、でも生徒に馬鹿にされないような水着を選び、
それをも最大限大きなTシャツで隠してプールの横に立ち、ただ終わりの時を待つ。
極力生徒に関わらず、視線を集めない場所に立ち何とかやり過ごす。
きっとその手の先生には地獄の時間なのかもしれない。

「おぉ、畑中の水着だよぉ~!」  「明穂ちゃんの水着姿ぁ~」
プールサイドでは男子生徒たちの声が響く。もちろん畑中はスルーだ。
通常、しっかりした整った服装が多い畑中。少し神経質な性格だし、肌の露出とは無縁。
そんなプールとは無縁の畑中の今の姿。
普段被った事がなさそうなデニム地のスポーツキャップ。新品に見えるそれ。
有名な古い洋画がモチーフになっているモノクロの大きなイラストのプリントTシャツ。
やはり大きめを選んでいて、やや下から覗かなければ陰部・臀部は見えない丈。
サンダル、何より着ている水着が本当に地味だ。
女子生徒が着ているような“ダサさ”はないが、スポーツ水着・ストレッチ水着、
そして女子生徒の着ている競泳風の中間を行くような、
胸元にわずかに有色のデザインが入るだけで、地味で単調なグレー系の色あい。
全体のカットが緩く生地の面積が大きめな事も相まって、
温水プールでのスイミングスクール初級コースの主婦が身に着けそうな物に見える。

畑中明穂はどんな体型なのか。
文系女子らしい、中肉中背で筋肉は感じられないし、胸の張り出しも小さい。
足は短くはないが、体型にしては太腿が太く、大根足の部類に見える。
つまり・・・  基本的に性的魅力に乏しいタイプかもしれない。
強いて言えば、少し冷たく見える表情も含め“クールビューティー系”で、
美人度は高く、顔だけなら女子生徒を含めても校内で5位に入る美貌ではある。
濃いタイプでなく、それぞれにパーツが細くきれいに整っているタイプ。
けれど全体には強く引き付ける印象に残る顔を持っている。
セミロングの髪型、教師としては少し茶系が強いがギリギリ清潔感を損なわないレベル。
口数は少なく、あまり大声は出さない。
じっと相手の目を見て話す畑中、彼女のファンの男子生徒ならきっとドキっとするはず。
冷たい表情も、美人にはエッセンスとなるものだ。
そんな畑中の不釣り合いな水着姿、生徒たちにはどう映っているのだろう・・・

普段教室ではおとなしい生徒を含め、課外授業とか特別な場面というのは騒がしくなる。
大声・暴言・暴力的行動・・・
プールを走り回っている生徒が出れば、嫌でも大声で叱る。
普段教室では見かけない畑中の姿だ。不釣り合いの水着で目立ちたくない畑中も、
仕事として仕方なくプールの中央に行って何度も叱る。
ところがこんな時、普段なら騒がない生徒が騒ぐし、普段なら納まるものも納まらない。
「やめなさい!  もうやめてぇ!  いい加減にしなさい!!」
プールの中央でそんな大声を繰り返していた畑中、いつしか彼女のそれは悲鳴にも見える。
群衆の中で囲まれ、行き場を失った子羊が泣き声を上げているような姿。
いつもなら冷静で静かな落ち着いた畑中・隙を見せない畑中。
今、畑中は自分が子羊となった事を見せつけた事で、
眠っていた狼たちを呼び起こしてしまう。
不慣れな場所で、自分の位置を低くしてしまった。

きっかけは時間の終了間際だった。全ての生徒がプールからあがり出口に向かう。
その時・・・
クラスでも悪戯が激しいグループのリーダー格の男子生徒が、
逆に大人しくて体の弱い男子生徒を水中に投げ落としたのだ。
浅いプールだし中学生男子、特別心配する事もない状況だし、畑中はプールサイドに立ち、
「大丈夫?  上がって! 怪我はない?!」
大きな声で水中の生徒に向かって言った。
次の瞬間、畑中は後ろから突き飛ばされてプールに落とされた。
既に大半の生徒はプールの場所から出ていて、残っていた生徒は7.8人。
悪戯ばかりしている連中と、落とされた生徒の仲間と。
二人ともプールに落とされただけ。すぐにプールサイドに上がって来た。
落とされ方が落とされ方なだけに、畑中の帽子は飛んだし、全身ずぶ濡れ。
髪は顔に張り付き、いつもの上品な畑中はそこにいない。
「もう~  いい加減にしてよ・・・」は冷静というか独り言のようだった。
本人的には激怒を通り越して呆れていたのだが、彼らにはどう映ったのか。
畑中は彼らを見る事もなくプールの一番奥のベンチに向かい、置いてあったタオルを使う。
もう彼らの存在も無いもののように、顔を拭き髪を拭き、
そしてTシャツを脱いで水着の上から体を拭いた。

・・・
タオルで体を拭きながら気が付いた時には後ろに数人の男子が立っていた。
“何?”
言葉を発する前に集団に腕を掴まれ、再びプールへと投げ入れられる。
「ちょっと・・・  もういい加減にしてよぉ~」
怒りを越えて呆れている畑中だが、彼らには平穏に映るのだろう。
もっと反応を見たくなるのか、むしろ火をつけてしまう。
プールサイドに向かおうとするが、そこには先回りして誰かが立つ。
前に急ぎ、今度は横、そして後ろを目指すが・・・
全てを囲むように少年たちが立つ。
「もういい加減にしてよぉ~  学校に報告するよ!」
冷たい表情はとっくに怒りに満ちた表情になっている。
20代の若い女性がプールで如何わしい扱いに腹を立てた普通の表情だ。
つまり、もうそこには教師・畑中は消えてしまった。
太陽の中、水着で全身を濡らしたただの女がそこにいるだけに。

彼らの顔つきが変わり一人がプールの中に飛び込んだ。
それが合図だったように一人、また一人、全員がプールに入って来る。
「えっ? 何っ?! ちょっと・・・」
呆れ顔・激怒、いつしかその顔は“怯え”に変わっていた。
一番近づく男子から逃げようと横に動くが、そこにはもう次が来ている。
さらに横、また横、360度回っても動ける場所をなくし、畑中は動けない。
次の瞬間、畑中は後ろから羽交い絞めにされた。
「先生、触らせてよ!」 「暴れないでよ、少しぐらいいいでしょ?!」
前から来た生徒は突進して押さえ込まれた畑中の胸に縋り付いて来た。
「いやっ! やめてっ!! やめなさい!」
プールに声が響くが、横にいた男子が畑中の口を塞ぐ。
慣れない手つき、だけどその手つきは生の胸を知らないから、残酷な程に下品に触る。
いつもなら教室で上品な美しくもクールな女教師、その彼女が顔を歪め、
そして押さえつけられてやられ放題の状態。
一人、羽交い絞めにして、そして畑中に密着させている陰部は勃起している。
一人、畑中の口を押さえこんでいる男子は美しいその顔に見入っている。
一人、畑中の胸にありついた者はその感激に酔いしれ、周りを羨ませている。
一人、水面に出たり水中に潜ったり、畑中の尻・アソコを弄っている。
数人、それを必死に見入っている。

水の中は体力を奪う。畑中はあっという間に静かになる。
“やめて!”はもう無力な形だけになっているし、押さえ込まれた体も動かない。
「先生、胸見せて胸! 生チチ見てぇ~!!」
「おい、脱がせちゃおうぜ!」
声を出せず、必死で畑中は首を横に振るが・・・
“せーの!!”
掛け声とともに両側から肩紐を落とされ、畑中の胸は皆の前で露出させられた。
少年たちにはまだ分からないだろうが、それは淡くピンクが仄かに彩り、
大きさとかの前に、ある程度の年齢になった女性には出くわす事のない、
それがとても貴重なものである事を彼らには分からないだろう・・・  もったいない。
その淡く弱い胸が触り方すら知らないぎこちない手で揉まれてしまう。
美人だが身持ちの堅い女性である畑中、こんな如何わしい行為の前に彼女は・・・
激しい水しぶきの中、畑中は自分の胸を揉んでいる相手を確かに睨んでいる。
視線を逸らさない。
けれど・・・  彼女は泣いている。
水しぶきに紛れ込ませる涙に気が付かなくても、赤くした瞳・鼻、それで気が付くだろう。
やがて次の時間の生徒たちがやって来て、何とかそこで終わった。



女教師たちは大変だ。美しさや体型に関係なく被害を受ける事も少なくないし。
まして美しく魅力的な体の持ち主ならば大変だろう。
毎日数人の教え子に自分を想像させザーメンを放出させて・・・
時にその臭いに気が付く事もあるだろうに。女性として何を思っているのか。
聴ける機会があるのならば聴いてみたいものだ。

女教師たちの夏。生徒の前で・父兄の前で、そして恋人たちの前で。
彼女たちは特別な存在感をもってそのエロスを提供してくれる。
水着、でも“教師の水着”は違う。
下着、でも“教師の下着”は違う。
部活動の優勝も学年トップの成績も良い記憶・財産になるだろう。しかし・・・
本当はどうだろう、もしも女教師の裸を見れたなら、それに触れる事が出来たなら?
それの方がとても大きな記憶・財産になりそうだ。

今日もどこかで女性教師の匂いが校舎の中に漂って・・・




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「留守番主婦2」
専業主婦という立場は孤独なのだろうか。毎日毎日、夫・子供の帰りを待つ繰り返し。
すべて家族に標準を合わせた生活になり、それはいつしか女を忘れた自分にもなって・・・

「トップレス女刑事」
花火大会の警備に駆り出されていた交通課の婦人警官が突然消えた。
そんな彼女を助けにやって来たのは彼女の憧れの先輩女性警察官だったが・・・

「さ・く・ら  ~ 卒業式に舞った女たち ~」
毎年、卒業式の当日に行われていた儀式。そこに参加する事になった不良生徒。
今年ゲストとして迎えられるのは人気者のアスリート女子二人。さて・・・





(下着覗き 痴漢行為 教職員 コスチューム レイプ未遂)



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「ビニールハウスの女」





それにしても年度末は無駄な工事が多い。
昭和から平成に、紙の書類からPCに時代が変わったって人の頭がアナログのままだ。
通称「トマト道路」なんて呼ばれている生活道路として使われている市町村道。
混雑する県道の抜け道・近くにある公立高校の生徒の通学・時間に1本の路線バス、
普段なら日中は閑散とした道路なんだけど・・・
今日は違う景色。片側1車線両側2車線のこの道が渋滞になっている。
中央の下水道工事で片側通行になり、その100M先では電柱の移設工事、
そしてこんな時に重なるもので、民家の軒先にある大木の伐採までも行われる始末。
それぞれの社名・所属の入った作業着の男たちが場所場所に塊り、
そして一番派手で明るい色を着た警備員の交通整理の声が辺りに響いている。


渋滞さえなければ長閑な昼下がりの郊外。
道の両側には畑やビニールハウス、そしてまだシーズンを迎えていない、
シャッターの閉まったままの野菜の直売所が並んでいる。
地元とは言え、名の知れた企業が行う下水道工事・電柱の移設工事と違い、
民家の軒先にある大木の伐採に取り掛かる業者は規模の小さい造園業者だ。
2トンクラスのダブルキャブ1台、作業員は監視役を含めて、そう・・・  3人。
縦に伸ばしたキャタツはずいぶん高いところにまで向かっている。
昔ながらの大柄な古民家風の二階建ての母屋よりも高いように見える。
こんな何もない場所、さぞかし作業する者の視界に広がっている景色は良い物なのだろう。
もう切り落とした細かい枝の片付けが始まっており、作業の終了が近い事も感じられる。
まだまだ通りの大掛かりな工事をやっている連中は真っただ中だと言うのに。
静かにゆっくりと降りてくる作業者が静かに笑っている。
そして下で作業していた男の耳元に向かって何かを囁く。
男の顔は上がり遠くを見る。そして何かに反応したような表情になり、
声を掛けて来た男に確認するようなそぶりで聞き返している。
静かに脚立を上り始めた。男の目は遠くを、そして探している・・・
やがて上に上がった男は下にいる男を見て大きく頷いた。
数分間、その何かを見ている状態は続き、そしてやはり笑顔で降りてくる。
何かを見つけたような、そんな表情をして。


「見えたか?」 ・・・ 「見えた」
「だろ?」 ・・・ 「あぁ」
「だよな?」 ・・・ 「おぉ」
そこに、もう一人の、一番偉そうな年長であろう作業者がやって来た。
「岡田さん! 良いもんが見えますよぉ。まだ見える? もう無理かなぁ・・・」
「まだ途中かもしれない。早く上がってみて下さいよ、良いもんが見えるかも!」
“えっ? 何だお前たち?!”
そんな顔をしながら教えられた方角を教えられた目標を探して見ていた。
上に上がったまま止まった。ずっと見ているまま止まっている。
「岡田さん、見えたんですかぁ? まだ“脱いだ”ままですか??」
そんな下からの問いかけにも反応することなく男は動かない。
「見えてんじゃねーのか? 俺ももっと見たかったなぁ・・・ 良いカラダしてたよ」
「そうですねぇ、おばちゃんむっちりぎみだけど、おっぱいでかかったですねぇ!」
男たちに見えていた景色・・・
100メートルほど先だろうか、ビニールハウスの中に見えたそれ。
ハウスに取り付けられたいくつも並ぶ大型の換気扇、その中の一つが外されていて、
その大きく開けた四角い視界の先に男たちは見つけた。
女性が上下下着姿になって体を拭いている姿を。
まだ春先とは言え、今日は風もなくポカポカ陽気、きっとハウスの中はもう暑いだろう。
作業で汗をかいた後なのだろうか、女性は見事に上下の下着だけの姿になり、
バケツに溜めた水でタオルを濯ぎながら体を拭いていた。

ベージュとピンクの中間のような色合いの下着は無地でシンプルだが光沢がある。
そして何より、グラマラスな肉体を包んでいるのだ。
とくにその大きなブラジャーさえ生地が張りつめて見えるほどボリュームがある。
タオルを絞るたびに揺れる胸元。地面に向いて大きく下がり、同時に、
少し膨らんでいる腹部も、折りたたまれるように内側に挟まれて・・・
晴天の長閑な空気の中で作業する男たちの目の前に、ハウスの中の果実が飛び込んで来た。
それも大きく実った、艶やかな完熟の果実だ。
沢山の光を浴び、元気に育った果肉の旨味まで想像できる見栄え。
夫や家族に別な作業をさせ、一人作業を任されているのだろうか・・・
元気そうな“農家の嫁”そのものだ。
水道横にある棚にジーンズ、シャツをたたんで載せ、
でも、下着姿に長靴、不思議な格好だ。


「行ってみようぜ・・・」
もう作業は終了している。男たちは黙々とトラックに荷物を積み込んだ。
作業の依頼主に手早く挨拶を済ませ、トラックはその敷地を出て、しかし・・・
通りを50メートルほど走っただけ、すぐに右折して砂利道を奥に進んで行った。
目的のハウスを少し通り越した場所にある道沿いの少し開けた場所にトラックを止め、
男たちは迷いなくハウスに向かう。
左右、ハウス周辺。辺りに人気はない。
入口に置かれた女の物であろうファニーな色合いの少し型遅れの軽自動車を横目に、
男たちはハウスの奥へと入って行った。
中には一面、綺麗に並んでいる高さのあるトマトが生い茂っている。
何列あるだろうか、そして、どこまであるだろうか・・・
入口から既に女は見えていたが、女がいるのはかなり奥の中央。
男たちは寄り道なく女を目指す。
女は既に着替えを終えていて、さっき横に置かれていたジーンズとシャツを着ている。
長靴、首にはタオル、そして頭には野球帽をかぶって。
黙々と作業している女は男たちに気が付かない。
もうずいぶん近くにまで行って、男たちは声をかけた。

「おいしそうなトマトですねぇ! 小売りして頂けるんですか?!」
「この近くに来たもんですから。おいしそうなトマトが目に入って・・・」
「立派ですねぇ、トマトってこうやって作ってるんだぁ・・・」
その声で顔を上げた女は笑っている。嬉しそうだ。
「まだ早いんですよぉ~  あと3日ぐらいしたら獲れる感じなんですけど・・・
主人が今年から始めた品種で、甘みが強くって大粒なんです。
完熟だと最高に美味しいと思いますよぉ、是非食べて頂きたいんですけどねぇ」

“そっちの方が大粒だよ。ふっ、、もうすでに完熟だしね。最高の熟れ方だ・・・”

誰かが本当に言ったのか、それとも風の音だったのか、でも皆思った事だろう。
土の上に立つ女、良い笑顔だ。
シミ・そばかすのあるその肌を隠すこともなく。そうスッピンのままだ。
体型や服装のせいか遠くからは老けて見えたが、近くで見ると、そう40ぐらいだろうか。
今はしっかり服を着ている。でも、服の上からでも分かる大物の持ち主だ。
女一人のハウスの奥、作業着の男が3人で近づいて来ても何の警戒心もない。
農家の嫁はかわいいもの、男たちの胸中はニヤついているだろう・・・
言うまでもなく、もうスイッチは入る。


「さっき外から見えましてね。ほら、あそこ、換気扇外されてるでしょ?!
   よく見えるんですよぉ、遠くからでもね。熟れた大きいのが成っててねぇ・・・
   たまりませんよぉ、ピンク? ベージュ?! 艶やかで肉々しくてぇ~」

「まだまだ早いんですよぉ~  ほら、まだ青みが残ってるでしょ?!」
女は会話に応えながらも、言葉の節々に違和感は感じていて、
“はっ?”
そんな表情も現れるようになった。
それに・・・
よくよく考えれば、断片を繋げて行けば急に頭の中に黒い雲が張り出して来る。
通りに面しているわけでなく、少し中に入ったハウス。外からトマトが見える?
換気扇が外れている場所は一番奥側で、通りから見える場所ではない・・・
トマトは熟れてなんかいない。そしてピンクでもベージュでもない。
肉々しい??
肉々しい???
糸が繋がる。自分がさっきしていた事。
そう、服を着たのはほんの少し前の事だ。さっきまでは何も気にせずに下着姿で・・・
女は男たちの顔を見た、確かに笑っている、薄笑っている。

「何ですか! ちょっと、まだお売り出来ないんですよ、今日はお帰り下さい!
   えっ、何?  近づかないで、こっちに来ないで下さい!!」
でも、男たちはジリジリと囲むように女に近づき、そして女をさらに奥へと追い込む。
「やめて、人を呼びますよぉ! 変なことしないで下さい!!」
ジリジリと下がったが、もう後ろは肥料や用品の置かれた棚で行き止まりだ。
「変なこと? どんなことだよ? あんたがされたい願望か?!(笑)
   いつも農家のダンナに愛されてるのか? 力強いのか?? たまんねぇか?!
   ムッチムチの体しやがって。たまには作業者の男もいいぞ、試してみろよっ!!」
女は棚に体を押し付けられるように押さえ込まれ、二人の男に腕を掴まれた。
「また脱ごうよ。暑いんだから汗だくになっちゃうよ。下着姿のがお似合いだよ!」
「脱ぎなよ、脱げぇーーーーーーー!!!」
男の怒鳴り声がハウスの中に響き渡る。
もう一人の男は手に持ったスコップで強く棚の柱を叩きつけた。
恐れをなしたのか、女は素直にシャツのボタンを外し始めた。

「おぉ~  いい子だ。素直に従えば痛い思いもなくすぐに終わるさ。
   さぁ、さっさとさっきの姿になりな! 全部見せちまえばいいのさ」
男たちが既に見ている姿・・・
今度はそれを至近距離で見ている。
開かれた胸元には確かにさっき見た“それ”がそこにあった。
ブラをつけたままでも柔らかさが伝わるその胸元。
匂い・温もりまで伝わって来る質感だ。何とも言えない色・光沢、深く出来た谷間。
肩・胸元、とても肉感的でいやらしい。
上半身はブラ1枚。ジーンズ、そして長靴姿で胸元を腕で隠して・・・
でもそれで許されるはずがない。
「続けろ! さっさと続けるんだっ。下も脱ぐんだよ!!」
長靴を脱ぎ、土の上に靴下のまま立った。白いソックスで作業用などではない。
「へぇ~ かわいいなぁ。女子高生みたいじゃないの。なんか新鮮だよっ」
ジーンズを脱ぐ。そう、それもさっき見ているはずの。
きっと上下お揃いだが、パンティは少し綻んでいて、使用感が漂う。
褪せた色合い、少し生地が弛んでいるようで。
「見せて見せてっ! しっかり見せなよ。ほらっ、腕も下ろしてさぁ・・・」
女を1メートルの距離で囲み、男たちは上下下着姿の女を舐め回す。

「あれっ?! 滲みてる? 汗か? それとも・・・ (笑)
   まぁいいや。そっちの方が楽しく出来るってもんだよ。 大きく開けよ!」
「下着姿いいなぁ、このボリューム良いなぁ。谷間すげぇよぉ~。
   下もいいよね。なんか生活感があってさぁ。見事にアソコが滲みてるじゃない!」
隠したい意識に抵抗して腕を無理に下して。足も無理に開いている・・・
不自然に立ちすくむその姿は自然に女を内股にさせる。
「さぁ、どんなかなぁ、触ってあげるよ。もう濡れちゃってるここを・・・」
割れ目に合わせて奥に、そして手前に動かして・・・
ゆっくり1往復・2往復、少し短い距離で、そして少しスピードを上げて。
体をねじり外を向くように体に力を入れる女。何度となく膝と膝がぶつかる。
「力入っちゃってるねぇ・・・  気持ちいいの? 直接のがいい?!」
男はスルりとパンティの横から指を中に入れた。
“んぅっ!!”
力でアソコを閉じようとするが、既に少し湿っている陰部には簡単に指が入る。
「おおぉ~  あったかいなぁ。ってか、熱い?  それに感度いい??」
男がゆっくり掻き回すと、女は固く握った拳を口元に当てて声を押し殺す。
「もしかしてご無沙汰? それとも結構好き?! もう濡れて来てるよ。
   結構、話早いかもね。ねぇ、痛くしないからさぁ、大人しくやらせなよ!」
男が女の耳元に少し小声で囁くと、女は静かに小さく頷いた。
同時に、ホックを外され、ブラも同時に外された。


“ボロン!”
溢れ出るようにがオーバーな言葉でなく、そこに押し込まれていたものが開放された様な、
そんな飛び出し方で女の乳房が露わになった。
予想通り大きな乳房だ。やわらかく、ピンクとは行かないがそれでも、
年齢からみればまだまだ色の薄い茶色の乳輪、
そして小さめの先端は男たちにやる気を与える。
作業者の大きなゴツゴツした手、そこから少しだけ溢れ出るボリューム。
きっとダンナもそんな手をしているのだろう、そんな手で揉まれ慣れているか・・・
それでも、その“ゆさゆさ”という言葉が似合いそうなその乳房、
ドス黒い男たちの手がとてもよく似合っているように見える。
下ろされたパンティ、その内側は濡れて濃くなり、そして少し不純物のオマケも。
土で汚れた真っ白の靴下をはいた片足を持ち上げられ、パンティも完全に脱がされる。
抱きしめられキスされ、それに抵抗することもない。
男にキスされ乳房を揉まれながら、もう後ろにいる男は作業ベルトを外し作業ズボン、
それももう下ろしていた。静かに入る・・・
男が手慣れているのか、女の受け入れがスムーズなのか、
静かに背中を抱きながら押し込む男に従うように、女の尻も前へ、そして上へ、
二人掛かりでされてもスムーズなものだ。

“チュッ”
音を立ててされるキス、顔の角度を変えてしっかり受け入れている女。
前にいる男に従いながらも、しっかり後ろにいる男に陰部は貸して・・・
気持ち良さそうだ。ダンナが少々テクニックのあるパワフルな男だとしても、
他の男を体験すること、それに複数なんてなかなか味わえない。
後ろから揉まれる乳房は良い形に形を変え、横からのショットは芸術を感じさせる。
首に手を回された熱いキスをご褒美されながら、後ろからは激しい熱のある突き上げ。
なんて贅沢な扱いをされているのか。
しかも横から見ている男、そう、まだストックまである・・・
しゃぶりつく事も嫌がらない。
作業をしていた男たちの臭く汚いペニス、ツンと来る臭いだろうか、キツい酸味だろうか。
それでも嫌がることなく、女は受け入れている。
それどころかサービスもよく、握ったペニスを激しく前後させて男を喜ばせている。
奥深く奥深く押し込まれ、そして出され・・・
口からは大量の精液を溢れ出させる。土の上にまで繋がりそうな量、そして粘度。
濃く硬そうな白濁した部分と透明に近い、でも粘度がありそうな部分と混ざり合って。
表情はない。笑顔もないが、嫌がっている表情もない。
淡々と受け入れている、ただそれだけのような。
時々顔が歪む瞬間があるが、それは良い所を刺激した時に出ている様だ。


3本しっかりもらい、口にも同じ数もらった。
疲れた表情もなく、サービス精神のない風俗嬢のような・・・
“記念写真”を撮られ、男たちは出て行った。

四角く開いた換気扇の外された場所から青空が見える。
下校時間だろうか、学生たちの大声の会話も聞こえてくる。
あと数日で出荷される大きく実ったトマト。
広大なハウス、男たちが残した生臭いそれはあっという間に消えた。
女は全裸のまま水道に向かい、ホースを繋げて全身で水浴びをした。
勢いよく頭から水をかぶり、男たちを受け入れた穴にホースを突っ込み洗い流し。
そう、それぐらい強いのがいい。
農家の嫁はそれぐらいがいいんだ。

まだ青みの残るトマトに紛れてびしょ濡れのまま全裸で立つ女。
今年のトマトは素晴らしいトマトになりそうだ。




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「JOY  ~ 快楽に狂い鳴く美人外科医 ~」
医療関係者、特に医師や看護師、本当に過酷で大変な職業。肉体・精神は悲鳴をあげる。
殺伐とした人間関係の中で溜まるストレス。目の前に普通にある薬を見ていれば・・・

「覗かれたボディ」
飾らず、そして媚を売らない女子プロゴルファーはいつしか男の憧れになっていた。
しかしある小さな穴に引き込まれてしまった彼は、ついに彼女を裏切って・・・

「過ぎてなお魅力あるもの」
もう人生の後半に差し掛かっている大人たちにも、もちろん若い頃があった。
その頃の水着を見つければ記憶は華やかだ。でもそれを今着れば意味合いは変わって・・・






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「JOY  ~ 快楽に狂い鳴く美人外科医 ~」





「先生、御家族へは・・・」(柳本看護師)
「あぁ・・・  はぁ~  師長にお願いしといてもらえない?!
  93でしょ? 御家族も理解してるよ。午前中開腹に変わったから疲れてるんの。
     いつも悪いけど、頼りにしてる、ごめん、お願い!」(森下医師)
「はい。わかりました、師長に伝えておきます。お疲れ様でした!」(柳本看護師)
沙織はそう言って、足早に手術室を出て行った。
93才と高齢、入退院を繰り返す中、大腸がん末期で大量出血、
治療継続中の為にここに救急車で運ばれたが、出血性のショックで手術中に亡くなった。
高齢で末期ガン、外科医はもう助からない治療(緩和ケア)には消極的だ。
一人に一つの命と言いながら、大きく感情が動く様な若い命の重さと比べている。
“死ぬのが何日違うのか、誤差の範囲だ”
命の重さは年齢・病状と共に重みを無くして行くものなのだ。
誰も言葉にはしない。それはそれほど当たり前の事だから。
でも、まんざら間違ってもいないようで、手術室前にいた家族たちに涙もない。
もう既に、病院付の葬儀屋と交渉を始めている。そんなものだ。
そうでなければ現場はやっていけない、むしろ当然の事だろう。

森下沙織医師41才。出身の大学病院からこの系列病院に席を移して11年になる。
年明けまでは手術助手の扱いだったが、春からは完全に独り立ちした。
とは言っても所属する消化器外科の医局内ではまだまだ肩身は狭く、
部長や副部長をはじめ、仕事量に関係なく先輩面した男性医師たちが幅を利かせ、
沙織の下にいるはずの後輩や研修医も、圧倒的に上位陣の仕事優先になっている。
それでいて、ここ数ヶ月の執刀数はダントツだ。それも他の医師の1.5倍レベル。
補足をすれば、確かにその内容は比較的処置の軽いものが多く、
大半が腹腔鏡手術及び、そこから開腹手術に変更になる程度のものだ。
つまり、溢れるような数を受け持っているが、難易度の高い手術・先端医療他、
臨床医としておいしい部分は上の連中がみんな持って行ってると言う事になる。
当然、多額の特診療が発生するようなもの、論文に繋がりそうなもの、
それが沙織にやって来ることは皆無だ。
若い外科医にとっては執刀数が多い事はスキルアップのチャンスそのもので喜ぶべきだが、
沙織はあまりに単調な同じ手術の繰り返し、自分とほぼ変わらない男性医師の扱い、
そして毎日毎日午前午後、緊急オペが入れば一日に4回以上手術室に入る事も。
いくら勝気で体力・気力に自信がある彼女でも、40代になれば疲れは抜けない。
そしてむしろ、仕事のハードさよりも、同僚医師たちへのストレスが大きかった。

「ちょっと、MRIの画像来てないじゃん!! 検査室に連絡してよぉ!」
「なんで?! 23日には吉田さんで手術室おさえてたじゃん、何で変わってんの?!!」
「これ、部長勝手に入れ替えた? ねぇ~ いい加減にしてよもう~~  チッ!」
もちろん偉い人間がいる所で言う事はないが、外来の看護師は特に日常的に聞いている。
少しでもミスがあろうもんなら、診察室の扉の外にも声が届く事もしばしば。
もう病院内では有名だ。森下先生って美人で仕事が出来るけど、短気だ、怖い・・・
本人も隠してなどいない。外来の患者に対しても笑顔どころか、
お年寄り、まだ若い人に対してでさえ大きな声できつい口調で問診をし、病状説明をする。
「だ・か・らぁ! い~い、聞いた事だけ答えてくれます?  ここ、相談室じゃない!」
「右・右、こっち! 右はこっちでしょ!!  わかんないかなぁ~~」
「痛み止め出したでしょ?! それ効かないならしょうがないよ。我慢もしてぇ!!」
こんな感じが日常だ。
当然沙織は孤立しているし、いつだってイライラが顔に出ている。
まわりは皆、腫れ物に触れぬようにとピリピリしている。
そんな沙織がただ一人、冷静な口調で会話するのは柳本佐枝子だ。手術担当の看護主任。
佐枝子は3年に渡って手術室担当を任されていて、その信頼が極めて高い。
執刀する医師の信頼は勿論、麻酔医や連携する看護師、
そして医療機器や薬品メーカーの担当者まで、皆、彼女の言葉を羅針盤にしている。
医師の御機嫌から後輩看護師の指導、研修医にまで大きな影響を与えている。
唯一の猛獣使い(沙織の)であり、各々の営業担当者にしても、
決定権のある副部長へのお伺いの前に、必ず佐枝子の言葉を拾いに行く。
誤解の無いように言っておくが、佐枝子は余計な事を言わないし威張る事もない。
感情的になる事もなければ、誰かに肩入れする事もない人間。
手術室こそがホームグラウンドであり、沙織が唯一の同僚と思える佐枝子もそこの住人。
沙織と佐枝子の二人には見えない絆がそこにあるようだ。そして、
それはさらに深くなって行くのだが・・・


沙織はストレスの先をアルコールにぶつけていた。
毎日毎日、直接部屋に帰ることは無く、行きつけのバーやスナックをはしごする。
そしてその飲酒量は日々増えていて、“平常心を無くす為の酒”になっている。
一人暮らしの自宅マンションにタクシーで乗り付け、壁を伝わって自分の部屋に。
そして部屋のキーとスポーティなリュックを小さいテーブルに放り投げれば、
そのままうつ伏せにベッドに倒れ込む毎日だ。
そんな日々をずっと続けている毎日、最近は髪はパサつき肌荒れもひどく、
それはまわりの看護師たちも皆気付いている。
男の様な性格と言うか、女性らしさがないと言うのか・・・
通勤はいつもジーンズとTシャツ・ポロシャツ・トレーナー。そして薄汚れたリュック。
足元はデッキシューズだし、基本的には飲み代にしか給料は使っていない。
大きい買い物は二つ。今のマンションと2ドアクーペの欧州車。
結婚? 彼氏??
男に興味がない。それがあるならとっくに職場に溢れる男性職員・患者の伝手、
機会・チャンス、そんなものはいくらでもある。
第一、 ファンデと眉を書く(雑に)だけの沙織だが、基本的には誰もが一応に認める、
“森下先生って美人だよね” “森下も美人なんだけどねぇ” “美人なんだけどさぁ”
そんな声が途切れることのない、もったいない美人なのだ。
スラットしているせいか背が高く見えるが、身長は167センチ。
髪型は短めの髪、雑にパーマが掛かっている。ヘアカラー10番茶系。
顔はパーツ全体が整っているタイプで、少し彫の深い濃いめの顔立ちだ。
綺麗な歯並びをしているし、綺麗に化粧をしたならさぞかし映える顔だちなのに・・・
性格美人ならぬ、性格ブスになってしまっているし・・・
本意は不明だが周りには結婚に興味がないと言っている。
マンションもクルマもある。食べる事に困る事もないだろうから、一人で生きていくのか。
でも、肝臓がん・胃がん・食道がんには注意した方がいい。沙織先生!


ある日の事、手術を終えるとすぐに手術室から消えて行く沙織が、1時間もして、
片付けが終わり大半の電気の消えた手術室に戻ってきた。
部長に提出する特殊な手術用医療器具の発注書を作成する為、品番を調べに来たのだ。
静かで誰もいない・・・ と思っていたが、そこに床に腰を落とす佐枝子の後姿があった。
“そんな場所で何をしているのだろう”と、本来なら先に声を掛けるところを、
この時に限って無言で後ろから近づいた。そして覗き込んだ。
小さい同じ小瓶が3個床に並んでいて、さらに一つ、佐枝子はそれを片手に持ち、
反対の腕に持った注射器で中の液体を吸い上げている・・・
遠目にラベルの模様を見ただけで、いつも使っている沙織にはそれが何かわかる。
麻酔や鎮静効果のある薬品で、取り出し・扱いには所属長の許可が必要なものだ。
数か所で保管を許可されているが、すべて厳重に管理されている薬品。
基本的に在庫管理まで徹底されていて、簡単に触る事はできないのだが・・・
手術や診療で扱われる薬品と言うのは基本的に、その適量よりも少し余計に入っている。
表示量より多いという意味でなく、実際に使われる量よりも、規格が大きいという意味。
例えば25ml入りでロット数置かれるとして、一回当たりの使用量が20ml、
そんな事はよくある事だ。
子供でも大人でも一人に一瓶使いながら、実際は分量が調整されると言うこと。
その余りは当然廃棄されるわけで、現在はかなりその管理が厳しくなっている。
なってはいる・・・
しかし、診療や手術で使用した“使いかけ”の処理を行うのは現場の看護師が多く、
その人間の責任感をもって、性善説の下に任せているところがある。
医師が投与する量を不正しているわけでなく、その残量は微々たるものだ。
しかし、大きな病院で一日に複数回の使用が行われれば、
その残量の合計は、新品の製品の入量を簡単に超えてしまう事は珍しくない。
まさに佐枝子、彼女のような人間が信頼を元に任されているのだが・・・

「柳本さん・・・」
沙織が言葉を具体的に言わなくても、もうその姿を見れば一目瞭然だった。
「森下先生っ!!」
振り向いて見上げるが、何も言えるはずがない。担当医師にどんな言い訳も無駄だ。
その日は沙織にとっても分岐点になった日。


二人の間には数日間、重苦しい時間が流れた。
相変わらず忙しい毎日、元々無駄な事など口にしない二人だし、仕事の手際の良い二人。
周りも特別、違和感は感じないだろう。
もし違和感を感じるとしたら、それは沙織が大人しいとか静かだと言うことだろう。
さすがの沙織も、佐枝子と言うことでショックを隠せなかった。
普段は口を抑えるタイプではない沙織も、今回は一言も触れられずにいた。
少し理由もある。
佐枝子ぐらいの有能な看護師は、必ず外科医に気に入られるものだ。
それは信頼関係と言うレベルを超えて、戦場に立つ同士であり、
ある意味家族以上の信頼関係を生み、それが少し角度を変えた時、深い愛になる。
古くから在籍する病院職員には共通の認識で、
佐枝子の二人いる子供のどちらか、もしくは二人とも、
消化器外科部長の子供と言われている。誰も正確な事は知らないのだが。
そして、つい最近まで脳神経外科の副部長である病院のスター医師と交際していたが、
それが破局したと言われている。
二人とも現在の病院の系列出身者でなく、その違う大学病院で一緒に勤務した経験がある。
佐枝子と相思相愛と言われながらの破談、少しも表情に出さない佐枝子だが、
その内側は“危篤”に近いであろう、大きく傷つき、辛い日々であったはず。
今、二人の子供を抱え、佐枝子は傷心にすら足を止める事が出来ず、
それでもシングルマザーとして頑張っていたのだが・・・

沙織はそんなバックグラウンドを本人に聞かずとも受け止めていたし、
仕事とプライベートを絡めない性格、ただただ信頼できる仕事仲間として隣にいたのだが。
そこまで佐枝子の状況が悪い事は沙織にも大変なショックで、何も言えない。
長い沈黙、そして週末金曜日の午後に入っていた2件の手術が終わり、
佐枝子は沙織に声を掛けて来た。“時間、いただけませんか・・・”


数日、数週間、まだ一ヶ月も経たないと言うのに、二人は急激に近くなった。
今までと変わらないようでいて、“お疲れ様でした!”の後に何か付いたり、
お互いにすれ違うようだった手術後の動きも、お互いの顔を見て話している・・・
二人は・・・
体の関係を持った。もう少し細かく説明すれば、沙織は今、佐枝子に夢中なのだ。
仕事が終わって子供が待つ佐枝子の家に行ったり、佐枝子は沙織の部屋を掃除したり。
佐枝子の家に行けば、その日は佐枝子の家に泊まる。佐枝子のベッドに。
男に興味がない=性的な興味もないと思っていた沙織自身。
20代の頃には抱かれても、セックスは面倒な行為・無駄な行為としか思えなかった。
外科医は特に性欲が強いと言われるが、それは女医も例外ではない。
ところが沙織には全く興味がなく、自慰行為もした事がなかった。
自分は、自分のカラダは女ではないと思っていたぐらいだった沙織。なのに・・・

金曜日の夜、そう、佐枝子に呼ばれた夜。
その時に佐枝子は何もかも正直に話して泣き崩れた。沙織に黙認を求めるどころか、
“私は本当に悪い事をしてしまった” “病院に報告してもらっていい”
そう言って、子供たちは実家に預ける覚悟までも沙織に話したのだ。
沙織は何も言えないまま、また数日過ごしてしまったが、そんなある日、
突然手術室で佐枝子にキスされてしまった。予想だにしない驚き、そして未経験の空間、
沙織は放心状態になり、その場はキスだけで終わったと言うのに、
その全てを包み込むような、それでいて何も余計な事をしない熱いキスに、
その余韻は何日も何日も続き、気が付けば佐枝子を想い自慰行為を・・・
佐枝子は深い恋愛を重ねた女性だ。年上にして経験少なく子供の様に正直な反応の沙織に、
一瞬で気付く事になる。こんなに素直な女性はいない。そして、美しいのに・・・ と。
沙織に特別なものを感じていた。
でも、こちらはむしろ見抜いていて、
年上で立場も上、気性の激しい性格ながら、まったく性を、女という自分を知らない、
その特別な魅力に薄くながら、それを感じ取っていたのだ。
佐枝子はけっしてレズビアンではない。女性の唇に自分の唇を重ねるのは初めてだ。
むしろ、それは沙織という特別な素材が佐枝子をそうさせたと言った方がいい。
沙織は佐枝子にキスされるだけで動けなくなる。そして、佐枝子もまた、
沙織にキスするほど、彼女が愛おしくて仕方なくなる。
佐枝子のベッドでは、沙織はまるで“マグロ”だ。
年下女性、それも立場が大きく下の看護師に女性医師が愛撫される。
40代の女性が大木の様に何も出来ず、ただただ激しく仰け反るだけ。
それも、壁一枚、隣の部屋で眠っているであろう子供たちに聞こえぬ様、
必死で手首を噛んで声を押し込もうと必死だ。

沙織が可哀想なぐらい、佐枝子は上手いのだ。SEXになれた男性医師たちとの経験、
そんな男性医師たちを喜ばせるテクニックもいつしか当たり前に習得して・・・
それを経験乏しい沙織に流用するわけだから、沙織が狂いそうになるのもわかる。
小さい乳房も丁寧に扱われ、ゆっくりと時間を掛けてくれる。
もうとっくに溢れ出している陰部に佐枝子の指が入り込む頃、
沙織の脚を拡げようと触れ合う佐枝子の肌の感触だけで沙織は声をあげる、
「あっ!」
恥ずかしがって胸元や陰部を隠そうとする沙織の両手を頭の上に優しく持ち上げ、
佐枝子はクロスさせた手首を片方の腕で押さえ込み、静かに沙織を見つめる。
沙織は薄目を開け、“どうしたの? 続きは?” そんな顔を浮かべる。

そんなSEXは回数を重ね、それはどんどんディープになる。
どんどんSに向かう佐枝子、そしてそれは、沙織がよりM化して行く事で・・・
「ねぇ、私のをして! ちゃんと。深くまでして。もっと奥まで!」
そんな佐枝子の言葉に従って、沙織は必死で育てられて行く。
でも、全然嫌ではない。それどころか、佐枝子に指示される事、それに従う事、
それが究極の喜びになっていた。
お風呂に入るのも一緒。沙織が佐枝子のカラダを洗いたがるが、佐枝子は譲らない。
佐枝子は悪戯でもする様に、沙織のカラダを弄んで楽しんでいる。
「ママたち仲いいね!」
子供たちが不思議がるのも当然だ。
だって、子供たちがいないところでは、お互いが口の中で噛み砕いた食べ物を、
そのまま交換して食べる程になっているのだから。きっと体から匂いが出るのだろう。
レズビアンの匂い、それも重症のレズビアンだ。

子供たちの目がある佐枝子の家にいる時は、それでもまだ大人しいもの。
佐枝子が沙織の家で料理を作って沙織の帰りを待つような時がある。
そんな時は遠慮なく愛し合える(子供がいないから)とテンションが上がっていて、
帰って来た沙織をレイプするかの様な勢いで押し倒し強引なキスをし、
凄い勢いで服を脱がせ、服を脱ぎ、リビングの床で愛し合う。
汗臭い腋、汗臭い下着、臭う陰部、その全てを最高に嬉しがる狂った二人。
少女二人が裸のまま駆ける様にバスルームに入り込む。
女一人が住む部屋、そして男性を呼ぶつもりのない部屋。
なので、バスルームには二人で使う為のローションが置きっぱなしだ。
子供たちはいない、時間も惜しむ必要がない。
存分に愛し合う二人だけの楽天地がそこにある。
沙織を壁側に押し付け、お尻の肉を拡げてアナルを突き出させる。
下から上、少し離れて、また、下から上。
佐枝子の舌は大きな動きで沙織のお尻の割れ目を這う。
そしてそれを繰り返した後、佐枝子の動きは真ん中で止まり、頭を少し斜めにし、
一気に前へを顔を埋める。舌の先を鋭く尖らせて、沙織のアナルの深くを探す。
「アァァ・・・・・」
大きく深い呼吸と共に、壁に頬を押し付けて崩れそうになる沙織。
一瞬、佐枝子は上目遣いに少しニヤっとした表情をして、さらに奥を狙ってみせる。

ローション、アナル舐め、バスルームで散々楽しんだはずなのに、
裸のままお互いの体・髪を拭きながらワインを飲み、今度は寝室へと。
バスルームにローションを置く様になれば、もう寝室には遊具がある。
佐枝子のアドバイスで沙織が通販で買ったものだ。同じ用途ながら3種類。
大きさ・機能・形状・・・
複数あれば・・・ 二人が同時に使えるという事。
どちらともなく上、下、
そして必死でお互いに一番相手が反応する深さ・速度・角度を探す。
上になり四つん這いの沙織は、佐枝子の突きに耐えられず、顔をシーツの埋める。
でも、許してもらえない。必死で前へと逃げるが、それでも許してもらえない。
バスルームの時間を含めれば3時間、二人はお互いを求め合った。
そして疲れ切って、二人向かい合ってシーツの中で眠る。
40代と30代の女二人、だが、本当に、まるで仲のいい少女たちの様だ。
佐枝子には帰る時間がやって来る。
ベッドの中で目を覚まし、二人は天井を見上げて会話する。
「ねぇ、今度あれ注文しようか・・・」(佐枝子)
「あれって?」(沙織)
「えっ?! 言いにくいよぉ」(佐枝子)
「えっ? もしかして・・・」(沙織)
「何? 言ってよ!」(佐枝子)
「言えないよ。恥ずかしいよ」(沙織)
「言いなさい! ほら! 言うの!!」(佐枝子)
「 ・・・ 」(沙織)
「言・い・な・さ・い!」(佐枝子)
「(小さい声で) ペニスバンド・・・」(沙織)
佐枝子はクスッと笑ってシーツの中に包まった。


佐枝子は沙織に対して何でも試したい。そして沙織の反応を知りたい。
全てが欲しいのだ。沙織もまた、恥ずかしがりながらも、全て応えるし、嬉しい。
ペニスバンドをつけたSEXをする様になった。
意外にも、沙織に突かれる佐枝子の方が反応が良く、これに関しては立場逆転。
でも、佐枝子はどんどんディープになり、
「ねぇ、これ・・・  させてよ!」
とバッグから取り出したのはドラッグストアの包みで包装された・・・
二人が普通に職場で見ているものだが、それは患者用だし業務用。
それを持ちだすのはさすがに気が引けて、佐枝子が自分で立ち寄って買ったものだ。
グリセリン。つまり浣腸。
さすがに消化器外科の女医も、自分が他人にそれを入れられる事には躊躇する。
でも、わかっている先だ。佐枝子の頼みを聞かないはずがない。

佐枝子は慣れた手つきで浣腸を沙織の中に注入した。当然沙織はトイレに向かう。
でも、佐枝子はそこについて来る、そしてトイレの扉を閉めさせてくれない。
「えっ?! ちょっと、お願い、閉めて。ダメっ、だめだよぉ!」
苦しそうな表情のまま佐枝子に懇願する沙織だが、佐枝子は無言で首を横に振るだけ。
顔を歪め便器に蹲る沙織へと一歩近づいて腰を低くし、
苦しむ沙織の頬を引き寄せ、熱いキスをする。
「あっ、あぁぁ、 だめだめだめっ!」
必死で顔を避け佐枝子に再び懇願するも、佐枝子は再び強引なキスで沙織の口を塞ぐ。
激しく苦しんで我慢したものの、便意に勝てず、大きな音を立てて便器に放出した。
その時には顔中を汗と涙で汚していた沙織。
周辺に今放出したばかりの沙織の大便の臭気が漂う中、
佐枝子は沙織に優しくキスをし、顔中を舐めた。
さらに佐枝子の舌は沙織の鼻の穴の中まで入って行く・・・

浣腸まで行ってしまえば、もう最後の扉はセットだ。
既に指入れは行われていたものの、ついにペニスバンドがそこを突く事になる。
グリセリン、クリーム、コンドーム・・・
佐枝子がドラッグストアで買っているものだが、
誰もこれを女性相手に使っているなどとは思わないだろう。
それも医療関係者。それもそれも、看護師が消化器外科の女医のアナルに浣腸をし、
そこにペニスバンドで太いものを挿入しているなんて。
肛門は腸の一部でもあり、排出する為の器官で、そこから物が入る様に出来ていない。
消化器外科医なら、一番してはいけない事とわかっているはず。
沙織のM気が佐枝子を刺激してどんどん狂わす。
女同士だと言うのに愛し合い、あろう事かペニスバンドを使い、
そしてそれを入れる必要のないアナルにまで入れて・・・
後ろからアナルにペニスバンドで挿入され、沙織は大声で苦しむが、
佐枝子はそんな沙織の口の中に何本もの指を押し込んで掻き回している。
その時の薄笑った佐枝子の表情は究極のSを通り越して悪魔の様。
そしてまた、そんな攻めに耐え苦しむ沙織の表情もまた、
全身で苦しみながらも、それでも佐枝子の攻めを、これもまた全身で求めている。
異常だ。二人してどうかしている。
男に関わろうとしなかった偏った女と、男の中に生きて来た女。
その凹と凸がぴったりと合わさってしまった。
お互いの形状の精度が高過ぎて、接着面が真空になってしまった様だ。

最終章。二人のレズな関係は深くなる一方だが、基本的には職場で出していない。
しかし沙織の肌は綺麗になったし、何より匂い立つ様になった。女になった。
これまでまったく“女性”を求められなかった沙織だが、
最近は上司たちから誘いを受ける様になっていた。沙織の対応は変わっていないのに。
つまり、愛想のないままの女でも、“肉体関係のチャンスは伺いたい”という本音。
綺麗なだけでなく、今は抱きたい女として存在していると言う事だ。
「ねぇ、誘われたの?」
佐枝子は嫉妬するように沙織を問いただしたりする。
沙織は勿論、
「誘われただけ、行く分けないでしょ。気持ちわかってるくせに。言わせないで!」
そんな返しだ。
想いが強まれば強まるほど、障害や不安はさらに想いを強くする。
沙織が誰か男性に誘われた事を知った日の佐枝子は特に激しくなる。
より奥に、そして激しく沙織の中に突き刺し、でも、
責め過ぎて沙織を泣かせてしまった後には、決まって強く抱きしめ、全身を舐め回す。


薬剤を使う様になった。
佐枝子が持ち出して使っていた麻酔薬・鎮静剤の部類でなく、今度は一転、
交感神経を刺激する系の薬品の類・・・
また、覚醒効果の期待されるものまで使いだした。
医薬の関係者がクスリに溺れ始めると最悪の結果が待っている。
廃人になる・現場から消える・逮捕される・命を落とす・・・
彼女たちはまだそこまで行っていない。
何とか早く留まって、正常の女性として、医療関係者として正しく生きて欲しい。
でも・・・
二人の愛は留まるところを知らない。
一見別々に見えるリングも、実はデザインの凹凸でセットになるリング。
それぞれが左手の薬指につける様になった。
そもそも二人の関係性、ましてやレズなんてバレていないから、
それぞれが大切な恋人を作ったのだと、それぞれの周辺で勘繰られるだけ。

今日も夜になれば、お互いがお互いの性器の中に白い小さい粒を押し込む。
狂った様にお互いの穴という穴を舐め回し、二人してつけたペニスバンドで突き合う。
沙織も上手くなった。ちゃんと佐枝子が望む場所・望む事を分かっている。
自分が快楽の大波に包まれて身動き取れない状態でも、それでも必死に佐枝子を探す。
何とか佐枝子を喜ばそうと必死になって突き上げる。
そんな純粋で必死な表情の沙織の表情を見ながら、沙織への強弱を調整し、
佐枝子は沙織と一緒に果てるのが最高の幸せだ。


獣の様に愛し合い、快感に喜びの悲鳴をあげて狂い鳴く沙織と佐枝子。
二人の夜は終わらない。




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テーマ : 読み切り短編官能小説(リアル系)
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tag : 看護師支配関係薬物浣腸プレイナースローションバイブ

「逃げ道のない女」





潮の香りが大好きなら、きっと天職なのだろう。
海が好きで魚が好きで、旦那の事が大好きな元気印は今日も男勝りだ。



「明日6時だぞ、大丈夫か? しっかり用意しとけよ!」(夫)
「分かってるよぉ! あなたの方こそ大丈夫なの?! こっちのが釣れるわよ!」(嫁)
夫・静夫は48歳3か月。職業、釣り船民宿の経営。
嫁・真千子48歳7か月。職業、釣り船民宿の女将。
宿の利用は少ないが、釣り船はフル回転している。人気の船だ。
静夫の見極めは確かで、よく釣れる事で評判。週末はいつも満席になる。
そんな夫の手伝いもあって、真千子も5年前船舶免許をとった。
“5年”が長いのか短いのかはその仕事による。評価がすべてだ。
今の真千子を評価するなら、まぁ、“とりあえずの役割は果たせている”な感じ。
まだまだ海の上では夫に学ぶことが多い。本人が一番それを分かっている。
気が強く元気で男勝りな真千子だけど、同じ年でも夫の事は尊敬していて、
夫の指示に逆らう事はない。
二人には子供はいない。静夫の両親が同居で、民宿の手伝いもしてくれる。

真千子は高校時代はソフトボール部で、それもキャッチャーだった。
今でもそのがっしりした体格や体育会系の雰囲気はイメージ通りだ。
ベリーショートと言えば聞こえはいいが、要は海風が気にならない、
雨で濡れてもタオル一枚で済む、ただそんなところで無精の先だ。
殆んど化粧はしない。まぁ眉を書くぐらいのものだ。
眉は剃り落としているから、その少し荒い言葉使いと相まって、
書かないでいるとかなりガラが悪く見える。
真千子も静夫も黙っていれば強面だが、いつも笑っているし、元気で愛想はいい。
誰も真千子に女を求めていない事もあるし、本人も無頓着。
デブなわけではないが、どちらかと言えば太めだし寸胴体型だ。
顔は美人までは行かないが、彫が深く鼻筋が通っている。しっかりした二重だ。
唇は少しくすんだ紫で良い色ではないが、紅は使わない。使うつもりがない。
分厚く、言葉通りなら人情に厚いタイプなのかもしれない。
いつも作業ズボンとチェックの長袖シャツ。そして長靴と首にタオル。
顔が焼けると言うのに帽子を嫌うから、顔にシミが多いし浅黒い。
正直、化粧しない真千子が年相応なのか否か、誰も評価できない。


「燃料入ってるけど、アイス(氷)もう少し増やしとけよっ!」
「平日に貸し切り、それも定価で乗ってくれんだからさぁ、大事にしろよ!」
「何ちゃらっていう情報誌にのっけてくれるみてぇだからよぉ、頼むぞ!」(夫)
「分かってるよっ! うるさいなぁ。そっちこそスーツ用意できたの?!」(嫁)
本来なら紹介の客で、しかも雑誌の関係者。さらに、
先方の方から“割引はしないでくれ”と定価でやってくれと言って来た。
本当にありがたい客だ。間違いなく静夫が船を出すところだが、
先方から“女性の船長がいるならそれのが面白い”と歓迎された。
そして、ちょうどその日が民宿組合の会合の日だった事もあって、
今回は真千子が一人で船を出すことになった。

一般人には朝6時は早い。しかし、釣り人や漁業関係者にすれば遅い時間。
今回は大半が素人で、雑誌関係者やIT関係の若い層が中心との事。
沖に出て船を楽しむ様な目的だからと言われていた。
晴天、そしてベタ凪。簡単に船酔いしてしまうビギナーにも最高の条件だ。
メンバーが船着き場に集まっていた。
いつもこの船に乗るような釣り人と比べれば数段軽装だが、そんなもんだ。
ただ・・・
船に乗り込んで行くお客が多めのアルコールを持ち込んだ事が少し気に掛かった。
いくら凪いでいても小さな釣り船だ。数人は必ず酔う。
クルージングぐらいの意識でいようが、先が見えているので関心はしない。
しかし、今日は普通の釣り客とは違う。貸し切り、それもある意味特別だ。
真千子もどこか普段の調子とは違い、かしこまっている。
そして船は出港した。


「へぇ~ 眺めいいですねぇ」「風が気持ちいいなぁ」「釣り日和ですねぇ」
20代から30代の男5人、スマホで景色を撮ったり楽しそうにしている。
真千子は順調に沖に向かい、夫が勧めたスポットに辿り着いた。
航路からはずれ、漁業関係の船もなく、平日には釣り船もいない。
こんな広い海が貸し切り状態だ。
さっそく真千子が指導して男たちの釣りが始まった。
ただ、いくら良いスポットに連れて来ても素人に簡単に釣れるものでもない。
真千子は多めのオキアミを撒くが、潮が止まって、魚も感触がない。
男たちは竿を下しただけで、すぐに酒盛りを始めた。

「あんまり飲み過ぎないで下さいね。船酔いしちゃいますから・・・」
真千子が丁寧に言うが上の空、確かに暇な男たちにはやる事がない。
するとしばらくして、「あっ、なんか気持ち悪ぃ~」、やっぱり始まった。
「大丈夫ですか・・・」と真千子が介抱していたら、
酔ったその男は突然真千子の胸を触って来た。
いきなり大声を出すのは雰囲気が壊れるし、その客の事も考え我慢したが、
何回もその男の手を掃っていた。
しかしエスカレートし、抱き付く様になり、後ろから胸を鷲掴みしてきた。
さすがに真千子の我慢も限界に達し、“いい加減にして下さい!”と声を荒げた。
“ん?! どうした?”
周りのそんな反応に対して、真千子から言葉にする事は出来ないでいた。
逆に男の方が、「この女サービス悪ぃんだよぉ~  客を何だと思ってんだよ!!」、
周りに向かって大声で叫んだ。
周りもそれに反応し、「何があったんですか? この女性が失礼な事したんですか?」と、
むしろ、あきれかに酔っぱらいであるその男の方に有利な風になっていた。

実はその男、雑誌社の親会社のIT企業側の管理職だったのだ。
周りは顔色を変え、むしろ、真千子を睨み付けた。
でも真千子はその事情を知らない。だから余計な説明もしてしまう、
「こちらの方が私の胸を触って来たんですよ!」と。
本当は何回も繰り返し触られているのにね・・・  真千子も可哀想に。
「あんた何勘違いしてんの! あんた接待側だろ? 客にとる態度か?!」
「勘違いどころじゃねぇよ。こんなおばさん、触ってくれてありがとうだろっ!!」
男たちは言いたい放題だ。
ここが居酒屋かどこかの宴会場なら発言の内容や、恥ずかしさなんてものもあるだろう。
でも、ここを見て聞いているのは鳥か、水中の魚ぐらいだ。
男たちVS真千子の情勢は一方的だ。
そして酒が入っている男たちは理性が後回しになっている、我慢が利かない。

「おいっ! 礼儀も知らないどうしようもない釣り船だって雑誌に書くぞ!」
「雑誌だけじゃねぇよ。ネットでも専用のページ作って潰してやるぞ!!」
男たちは激しく言うが、元々は真千子は筋の通ったタイプの体育会系の女だ。
20.30代のサラリーマンあんちゃんが騒いでも、それほど恐れない、怯んだりしない。
「分かりました。お金はお返しします。書きたければ書いて下さい!! 港に戻ります!」
強めの口調ではありながら、でも冷静にしっかりと男たちに言った。
そして船を出そうとした。その時だった、
「待てよっ!」、そう言って立ち上がり真千子のいる操縦席に男が駆け寄った。
そしてエンジンを掛けようとした真千子の腕を掴み、
真千子がそれを振りほどこうとした瞬間のこと・・・

「あっ、、あぁぁぁぁーーーーーーー」 (ドボーン!!)
男がバランスを崩し海に落ちてしまった。
みんなは慌てた。もちろん真千子も慌て、すぐに救命具を投げ入れた。
幸いライフジャケットはちゃんと着用していたので、最悪の事態は免れた。
しかし・・・
男たち総出で落ちた男を引き上げたが、その落ちた男は勿論、
他の男たちもさっきまでとは顔色が変わり、真千子を全員が攻め立てる。
「てめぇサービスがどうのこうのどころじゃなくて、人殺しじゃねぇか!!」
「客を海に突き落として殺そうとしたなんて許されるわけねぇだろ!!!」
広い海、でも静かな海。その海原に激しい怒号が飛ぶ。
「そっ、そんなつもりじゃ・・・」
真千子は最悪の状態になった。だって、この場所で誰かが助けてくれるはずもない。
海に落ちた男が言う、「寒いよ、誰か着替えを頼むよ!!」
もう4月だが、水の中に落ちれば海水は冷たく、外も暑さなんてまだまだの季節。
男は震える。
でも、普通の釣りに出掛けただけの船、誰も着替えなど持ってこない。
それはもちろん真千子も同じだ。

「お前が脱げよ! 早く脱いで着させてあげろよ!! お前のせいで落ちたんだぞ!」
「そうだっ! その通りだよ。さっさと脱いで服を渡せよ!!」
男たちが囲む。
真千子は弱い女ではない。
ベストを脱ぎチェックのシャツを手早く脱いで、濡れて座り込んだ男に差し出した。
男はシャツとベストを受け取るが、他の男たちが黙って無い。
「おい、それだけかよ!! ズボンもだよ! さっさと渡せよ!!!」
男たちに囲まれている真千子はもう、上半身はブラジャーだけの姿になっている。
腕で胸元を隠しているが、男たちは至近距離に立っているのだから恥ずかしいだろう。
「さっさとしろって言ってんだ! お前申し訳ないと思ってないだろ!!」
「早くしろよ!!」
男の一人は真千子を蹴った。
さすがに真千子は弱くない、「やめて、蹴るのはやめてよ!」、しっかり言い返せる。

真千子は脱ぐ。長靴を脱ぎ床板に靴下で直接立ち作業ズボンを脱いだ。
化粧っ気のない48歳の、男に媚びない女だが、別に恥ずかしさを無くしたわけじゃない。
さっきまで上を隠していた腕は自然に下を隠すようになる。
不釣り合いなのか似合いなのか、上下ともに白だ。
白いフルカップの刺繍の施されたブラと、少し使い古した柔らかさを感じるショーツ。
ガードルも兼用のような面積の大きいもの。
上下、下着だけの姿になった真千子。
顔の黒さに比べれば体はとても白く感じられる。太く見える体型で損をしているが、
肌も張っていて、そんなに悪い姿じゃない。
がっしりした体型の割に胸の張り出しが小さいタイプで、つまり、
カップが小さくて胸囲の数字が大きいタイプの体。
でも、腹部はそれほど出ていないし、短足のタイプでもない。
一見ワイルドな体型・顔つき・性格にして、その控えめな胸は可愛くも見える。
“グラマラスなのに胸がないエロス”という言葉をどこかで聞いた事がある。
それかもしれない。
手入れをしないから老けて見える。逆に言うと、化粧を落としたところで変わらない。
本当は素材の悪くない48歳なのかもしれない真千子。

仕事だけ、夫だけの女になれば匂いは奥から出て来ない。
だけど・・・
今はどう?
真千子はまだ50前の女。
ほら、20代30代の男たちがみんな見ているよ!

だだっ広い海の上で5人の男に囲まれ、女一人が下着姿のまま立っている。
それを放っておいちゃ失礼と言うものだ。
いつもパソコンや活字の中にいる青ざめた若き男たちよ、今、
お前たちの目の前にいるその人は大量の光を浴びた、生きるチカラそのものの女性だ。
勉強させてもらうがいい。そして人として大きいものをその女性から学べばいい。


気の強い真千子。もちろん抵抗はした。
だけどこの状況じゃたかが知れてる。下手をすれば自分が海に落とされてそれで終わりだ。
突然襲い掛かられ、ブラジャーを剥ぎ取られショーツをむしり取られ、全裸に靴下だけ。
船の先端に逃げても意味がない。両腕を二人の男に掴まれて引き寄せられれば終了。
中央に連れて来られて、そこからは無残だ。
気の強い女、しっかりした姉御肌の女ほど、弄ばれた時の無残さが痛い。
しっかりした体格の女とヒョロヒョロした男連中でも、普段とは逆転する。
その肉感的な尻、そして脚、一転して可愛い乳房、男たちに揉みくちゃにされる。
太めの脚はマグロやカツオの様に扱われて広げられるし、
その歳になって若い男5人に囲まれて全裸で暴れる姿は圧巻の景色だ。

今でも夫婦は二人ともタフだ。毎晩のようにやる事はやっているだろう。
ワイルドな旦那に抱かれているんだから、セックスが苦手なわけじゃない。
ただ、普段ならナメていそうな若いあんちゃんたちに強引にこじ開けられてのSEX、
どうだい?
両手に係留用のロープを巻き付けられ、もう自由もない。
男たちは大胆だ。普段のオフィスとは違い、今日はおてんとうさまの下で生き生きしてる。
いつもはタフな旦那の激しいテクに十分余裕があるであろう真千子だけど、
連続、そして複数にはどうにもならない。
いつもならされない様な事もされるわけだし。
全裸のまま次々にフェラを強制されて。旦那のだけなら慣れているのにねぇ・・・
台に胸を押し付けられて、腕は繋がれ、そして後ろからは勢いよく突き上げられ。
もう“この世の終わり”みたいな顔をしているよ、真千子。
最後には後ろの穴まで許してしまうんだね。



壮絶なレイプだった。きっと1対1ならセックスになれたタフな女と、
少し非力で弱々しい男で、軍配は簡単に真千子にあがる。
でも今日は違った。完全に違った。強い女はボロボロにされた。
写真を撮られ脅され、言いなりになり・・・  ありきたりだ。
真千子には弱くなんかなって欲しくないのに、男たちの遊び道具に成り下がって・・・
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一部には新しいスタイルの店や、また、数店のチェーン店を展開する店もあるけれど・・・
住宅街、それも民家の中に紛れる様に建ち、それは少し鄙びていて、
ただただサインポールだけが強い個性を残したまま、そんな雰囲気なのかもしれない。
この店も例に漏れず、入口の屋根看板、店名の二文字は既に消えてなくなり、
当時は斬新であったであろう店構えも、今は変色した外壁が痛々しい。
いかにも2世代・3世代続いた理容店にありがちなその店構えだ。
郊外、特に田舎町に行けば今でもそんな店は珍しくない。
駅前で展開する低額のカット店に客を奪われ、客と言えば近所の常連客だけ。
それも日に何人来るだろうか・・・  そんな店ばかりだ。
そう、この店もまさにそんな店構えだ。

でも、一つだけ違うところがある。いや、二つ。
行列の出来る様な事はないが、しかし客が途切れない程度に繁盛している事。
そして、店を切り盛りしているのが女性の理容師一人である事だ。
まず一つ目、確かに比較的規模の大きめの“やる気がある店”は稀にある。
しかし見るに堪えない外回り、そして回転をやめて変色しているサインポール。
繁盛店にはない。
そして二つ目。理容店にも女性の理容師はいるが、大方は後方に回り、
先代だの店主だの息子だの、その家を継ぐ男性が幅を利かせ女は後ろに回るものだ。
資格を持っていても、洗髪や顔そり、または子供のカットなどが役割で、
メインは主の仕事とされているのが王道だ。
だから奇妙なのだ。どうみてもやる気のない店構え、そして女一人。
技術が高い場合もあるだろうが、そこに足しげく通うのは初老の男性ばかり。
彼らが調髪の技術に拘って今どき組合料金のままのような店に来るはずもない。

「ありがとうございました ・・・ 」と、その女は表情を変えない。
少し自慢げな装いの白髪の紳士面が出て行こうが、昼間から酒を入れていそうな男でも、
きっと良からぬ事ばかり考えているであろう輩が帰る時も、彼女はいつも同じだ。
人に左右されない強い心の持ち主。他人に関心のない冷めた女。
商売と割り切って、そしてその程度の商売と割り切って媚びを売らないとか・・・
でも、客は途切れない。


その答え?  理由があるとすれば、それは閉店後に見える。
入口のカーテンが閉まり店の電気が消える。
すると数分、明かりのある奥から静かに、そしてゆっくりと何かが店の方に入って来る。
目を凝らせば微かに見える、車イスに乗った男性が。
10年も前からこの店を知っている人間なら、その男に見覚えもあるだろう。
そう、本来ならこの店を中心になって切り盛りしていたであろう店主だった男。
その頃もそこそこに繁盛店ではあったが、皮肉にも今の方が繁盛している。
二人で店を切り盛りしていた頃よりも、その倍の売り上げが出ている。
店の明かりのせいでなく、男はかすんでいる。もう、妻無しでは生きられないのだから。
妻は正しい心の持ち主だ。嫁いだ家、そして自分を捧げた夫を必死に守っている。
だから繁盛しているのだから。
交通事故で仕事・自由を失った夫、そしてその夫が先代から引き継いで大事にした店、
どれもこれも、女は体一つで守っている。体一つで。

ただ髪を切ってもらえばいいだけの男たちが2倍・3倍の金を払う意味。
この家に入った女が、それでも自分だから出来る事・・・
彼女に表情はない。出さないのか、いや、もう出なくなったのか。
“ありがとうございました”を笑顔で言ってしまったなら、奥に潜む夫はどうだろう。
いやそれ以上に、自分が相手にした客との数十分間はどんな意味になるだろう。
笑わない事、表情を変えない事は全てに合理的にも思える。

女は弄ばれている。
とは言っても他の客はいるし、通りからはレースのカーテン越しとは言え丸見えで、
そんなに激しい要求が来るわけではない。
しかし初老の男たちは露骨で下品で、そしてケチだ。
ケチな男たちは元を取ろうとする。それどころか得をしようとする、大儲けを狙う。
でも、悲しくも女は覚悟している。“ルール”の中で従わざるを得ない。
ルールはたった三つ。
制限時間・通りからの視線・次の客が塀越しにいる事。
彼女にはたったそれだけの自分を守る盾しかない。
それを我慢し続ける事こそが、家を夫を守る事なのだから。

シャンプー。
座ったばかりだというのに、もう彼女を抱きかかえる様に男たちは彼女の尻に手を回す。
長い年月の積み重ねは、もう男たちにマナーや礼儀など残していない。
時間内、少しでも多く触ろうとする。
待っている客との間には仕切りがあるから、視線は気にならない。
伝わってしまうのは音だけだ。勿論女が声を出しても困り物だが。
弄るように女の尻を撫でまわし掴み上げる。年寄りは、よりハシタナイ。
卑猥な思考剥き出しで、恥じる思考を無くしている。
濡れた髪のまま女の股間に顔を埋めようとする男もいる。すごい力で引き寄せる。
髪を拭いていれば胸を触って来る。露骨に振り向き、胸元に手を入れようとしたり。
外がガラス張りだと言うのに、年寄りの性欲は理性よりも遥かに強い。

カット。
本当はどうでもいいんだ。家族の手前、短くなってなければまずいだけで。
本当ならケチな男たちは短く切る事を求めるはず。そんな年齢の男たち。
でも、そんな男たちのくせに口からは“襟元を揃える程度で・・・”と・・・
商売としては嬉しい事のはずだが、女はどう思っているのか。

そして顔そり。
シャンプーが前戯だとして、カットでは一呼吸、または避妊具の装着。
そう、そしていよいよ本番というところなのだろう。
顔そりは危険だ。だから資格仕事でもある。
彼女はプロである以上、そして家と夫を背負っている以上、“動いてはならない時間”
野獣たちは群れから逸れた子羊を追い詰めた様に襲い掛かる。
背中に手を回して押さえつけて、“もっと胸を顔に押し付けろ”と強要する。
胸が鷲掴みされる程度では済まない、胸元を開けられそのまま直に触られる。揉まれる。
そこまで行けば我慢など出来るはずもなく、男たちは女のスカートを捲り手を入れて来る。
遠い昔にパンツルック(ズボン)にした事があった。
でも、上から激しく触られて汚されたり、露骨な嫌がらせをされたり、
彼女に逃げ場は無かった。今、彼女は諦めの、そして覚悟のスカートなのだ。

だから・・・
無駄にパンストやガードルで覆う事はない。
つまり、もう“中に指まで入れられる覚悟は出来ている”という事だ。
むしろ彼女のプライドと意地、そして責任として微動だにせず作業を早く終わらせる、
それだけが自分に許された事なのだ。
でも、そんな事を見透かされぬ様、彼女は表情を変えない。もちろん声も出さない。
強引で手荒い男たちによって陰部奥の粘膜を傷つけられ、出血は毎日の様で、
化膿して病院に通う事も少なくない。悲しく救われない職業病だ。
彼女はもう“今の仕事が長い”
だから、自分に為に濡れない陰部を傷つけない為、先にオイルを塗っている。
でもそれも勘違いされ、年寄りは自分のテクニックを疑わずに必死になる。
時には本当に染み出る事もあるだろう。
乳房を揉まれ、同時に奥深くを弄られるわけだから・・・
そんな頃、やっと顔そりは終わる。


早めの店じまいのこの店でも、一日で7.8人を超える事も多い。
レジ・シャンプー・カット・顔そり他、すべて彼女の仕事だ。
普通の理容師の仕事だけでも過酷であろうに、彼女には特別な負荷が掛かっている。
それでももう10年、彼女が続いているのは・・・
本来はシャンプー台とカット椅子で3セットあるこの店。
しかし、入口側の2セットだけが店内側として利用されていて、奥の1セットは塀の奥。
女は全ての仕事を終え、そして明かりが消えた後に奥のセットに座る。“自分の席”に。
薄暗い中、スカートを下し下着も下ろし脱ぎ捨ててからだ。
少し倒されたシートに沈み込む様に倒れ込み、両サイドに特別に置かれた台に足を載せる。
そして車イスがやって来る。
前の足掛けは外され、座席自体も後方に下げられている。特別な目的の為に。
大きく脚を開き瞳を閉じ、女は静かで深い呼吸をする。
透明な液がしみ込んだ真っ白な綿が彼女の陰部を撫でて行く。余すとこなく。
彼女は今日一日の男たち、あの卑劣で強引な男たちを思い出しているのだろうか。
いや、きっと違う。違っていてほしい。
今日一日の汚れを、一番大切にしている夫の手に委ね、それを“洗い流してもらっている”
そうであって欲しい。
最後に夫からの愛撫を受け、そしてやっと女は悲鳴をあげる。
明日はまた、夫に陰部へのオイルを塗ってもらうところから始めるのだから・・・




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週末の19時過ぎだと言うのに店内は閑散としていて・・・
「近いうちに潰れるな。早めに他のバイト探した方がいいな」は先輩の口癖になって、
「飲食店はやめた方がいいですかね?!」が俺の口癖になっていた。
客の方が正しい。俺が客の側だったら、きっとこんな店に来ない。
元々汚れた店内・汚れた食器、安さとボリュームだけが売りだったこのチェーン店、
そこそこ繁盛していたけれど、1ヶ月前に起きた食中毒事件は大き過ぎた。
そりゃぁ、来ない方が賢明だと思うよ。
既に数人辞めているのに、それでも暇。掃除続きのせいかとても綺麗になった。
前の店長が警察・保健所・本部漬けになってフェードアウト。
今は隣町の店長が兼務して、ちょくちょくエリアマネージャーが店に来る。
この店は勿論、全店売上ダウン。閑古鳥が住み着いてしまったようだ。

この店に数人残った中の一人、俺(晃(アキラ))は要領が悪い方で・・・
仲の良い先輩(隆志さん)も、要領は別として、“できるタイプ”じゃない。
でも、仕事以外では時々尊敬できる時もあるんだけど。
結局、バリバリに仕事出来るタイプ・やる気のある奴は早々に消えたって感じ。
居残り組だって悪い事ばかりじゃない。
エリアマネージャーも兼任店長も、こんな時だから、意外と優しい。
それにメチャクチャ暇だけど、もらう給料は一緒なわけだし。
唯一の楽しみだった可愛い子が辞めちゃったのは下がるけど、まぁ仕方ない。
デブ・ブス・メガネ(高慢)のバイト御三家の乳・尻だけを楽しんで我慢我慢。
奴等が高校生って事もあって、遅番はもう俺たちだけになってしまった。
まぁ営業時間も23時30分までだから食い物のオーダーも少ないし、
何より客がいない。厨房とフロアを俺たちだけで回せる感じ。
一応、マネージャーや店長又は応援社員がいたとしても、
下手すると一回も事務所から出てこない。それで済んじゃう程に暇って事。
いつもいつもグダグダ・ユルユルの毎日が続いていた。そんなある日・・・

その日も閉店までいつも通りの閑古鳥。23時30分ちょうどに入口を施錠。
ってか、店内はすべて片付け済み。厨房の洗い物もない。もう乾いている。
先輩と少し喋って時間をつぶし事務所に行った。
何か書き物をしていたエリアマネージャーが俺たちに気付いて振り向き、
「あっ、そうだ。店長決まったから。東町店の店長だった人。
   パートさんから社員になった人で真面目な人だよ。主婦の鏡みたいな人だな」
エリアマネージャーはそう話しながら、引継ぎ用の書類なのか、忙しく振り分けていた。
本来なら戸締りと売上金の入金まではラストまでいるバイトの仕事だけど、
今はまったく売上無し・客無しの状態だから、気遣いか、俺たちを先に帰してくれる。
俺と先輩は裏口まで行って、自分のスクーターと先輩の自転車に跨った状態で話し込んだ。
「うるさい人かなぁ? 主婦だから、きっと細かいところとか注意してくるんじゃね?!」
「俺、あんまりうるせー奴だったら辞めるよ。こんなとこにいなくったって」
先輩はあきらかにネガティブな方向にイメージしている様。
「東町店って、あんまり大きな店舗じゃないですよねぇ?!」
「そんなに優秀な店長じゃないんじゃないですか?!」と俺は言った。
先輩も、「東町店で食った事あるけど、うちより小さい店だぞ。エリートじゃねえよ」
「パートから店長になったんだろ?! 安く使われてるだけじゃねぇの」
先輩がそう言ってその場は終わった。


次の日、「おはようございま~す!」と事務所に入って行くと、
突き当たりの店長デスクのところに代理店長が座り、その横にエリアマネージャー、
そしてその横にうちの店の制服を着た“その人”らしい人がそこにいた。
おとなしそう・小柄(?)・真面目そうな普通のおばさん、そんな風貌で。
おばさんとは言っても、大学生である俺たちの母親よりは年下な感じで、
お姉さんじゃないけど、母ちゃんみたいな叔母さんでもない微妙な・・・
うちの母ちゃんは元気っていうか煩いタイプで、少し下品な感じ。
それを思うと“この人(こんなに大人しくて)店長で大丈夫か”と思う様な人。
当初は引継ぎに2.3日費やすつもりだったみたいだったけど、
あまりに暇で、事務所の中の事も含めて引継ぎは1日で終わったようだった。
デブ・ブス・メガネ(高慢)のバイト御三家は偉そうに教える感じな物言いで、
大人しそうな新店長さんも、それはそれで奴らの話を真面目に聞いていた。
奴らが帰って行けば俺たちとの時間。でも俺たちのが上品で気遣い。
か弱い新店長に優しくしてあげた。なんか守ってあげたいタイプだったから。
でも、先輩には下心があったようで・・・


「おい、あの人のスカートの中、見ちゃったよ。冷蔵庫内の点検で屈んでる時さぁ」
「それにさぁ、横からチラ見だけどさぁ、あの人白いブラしてんぞ。本当に人妻かよ」
先輩の一方的な言葉はウザイけど、でも俺はそんな状況を頭に浮かべていた。
細く小さく見えるから、何か、性的なものを感じさせない人だと思っていたけど・・・
飲食店用と言うか、性格的にと言うか、髪型も化粧も抑えていて。
一瞬なら、御三家よりもよっぽどお嬢様学校の中高生に見える。
エプロンの店長バッジ、そして厨房・店内での無駄のないしっかりした仕事ぶり、
そんなものが無ければ、あの人が店長なんて誰も思わない。
なのにさぁ・・・
先輩ったら、日に日にいやらしさを増して行って。

「マコちゃんに咥えてもらいてぇ!!!  小さな手でシコシコさせてぇ!!」
俺の方に来るたび、卑猥な事ばかりだ。
“マコちゃん”とは新店長の本名で“綱島真琴”
小学生の子供がいるらしい。勝手に見た履歴書では今年33歳。
なんか真面目そのもので、子供がいるなんて聞かなければ処女にしか思えない。
女子中・女子高、そして系列の女子短期大学の出身だ。
綱島店長のそのイメージがゆえに、先輩の卑猥な言葉がいやらしく聞こえて仕方ない。
先輩、馴れ馴れしく時々“真琴さん”とか呼んでるし・・・
店長も店長、そんな風に呼ばせてると、きっとそのうち先輩に悪戯されそうで。
でも内心、そんなところを見てみたいような気も・・・


新店長配属からまだ2週間も経たないうちに悲劇が起きる。
「晃っ! 店舗閉鎖になるらしいぞ!! 本部も売り渡されるみたいだし・・・」
そんな事を考えていなかったわけじゃなかったけど、新店長も配属になり、
いざ、いきなりにこんな事実が突き付けられるとアタフタするものだ。
「えっ?! 隆志さんどうするんですか??」
俺のそんな反応にもどこ吹く風、なぜか先輩は上の空だ。
「晃・・・  俺たちさぁ、会社の都合でここを追い出されるわけだからさぁ・・・
  それも最後の最後までこの店に付き合って来たわけだろ?!
    最後にはさぁ、少し良い想いして終わりたくねぇか? それぐらいの権利がさぁ」
少しキレてると言うか、今までに見た事のない先輩の表情が少し怖かった。
“どう言う事ですか”と聞きたかったが、タイミング、恐怖心からか聞けなかった。

それから二日後、正式決定を待ってなのか、店長から1週間後の閉鎖が報告された。
もう噂もあったし、御三家他、誰も騒ぐ者・文句を言う者もいない。
ただただ静かに時間が流れるようで。
御三家も帰って、食事の止まった長居の客だけを残して厨房に下がった時、
店長と先輩の会話が聞こえた。
「ごめんなさいね。最後まで一生懸命助けてくれたのに。本当にごめんなさい。
   私にはなんの力もなくて。もう出来る事が何もないの。本当にごめんなさい」
普段ならけっして口数の少ない人間ではない先輩が静かだ。何も言わない。
店長も先輩のその反応に困っている様だった。
その沈黙は異様で、全ての関係者の暗黙の了解の中終わって行くだけのはずの、
その流れが突然に滞ってしまったかの様だった。
長い沈黙の後、
「閉めた後、話あるんでいいですか? 少し時間下さい」と先輩が吐き捨てる様に言い、
店長も「えっ? わかった」とその場に取り残される様に立ち尽くしていた。
先輩は俺とすれ違い様、
「お前も残れよ!」とだけ言って手早く片付けを始めた。

事情を知ってか知らずか、客は閉店の時間までいた。
もうそこだけの片付け。俺と先輩で店内、店長が厨房で洗い上げればそれで終わる。
店内の明かりが消え、そして厨房も消え事務所に3人が集まって行く。静かだ。
「話って? 晃くんもいていいの??」
店長の顔は強張っている。きっと誰でもそうだろう。
トラブル、暇な日々が続き、そして予想の範囲内とは言っても突然の一方的な閉鎖だ。
従業員から“話がある”と言われて、良い話のはずがない。
給料の事・身の振り方・処理の仕方・・・
どれであっても新店長である綱島店長には重いものばかりのはずだから。
先輩は折りたたみ椅子を勢いよく手前に引いて、大きな音を立てて座った。
あきらかにいつもの先輩とは違う。もちろん表情も。
向かい合う様に店長も、店長の事務机の椅子を、こちらは静かに動かして座った。
ただですら小柄な店長がさらに小さく見える。
「晃、お前もそこに座れよ。お前にも俺と同じ“権利”があるんだから」
先輩のその言葉は有無を言わせない。
「で、何? 色々と協力してくれたし、力ないけど、出来る事は応えたいと思ってる」
か細く、絞り出すように店長は先輩に言った。

(隆志)
「店が大変な時だったし、みんな逃げちゃったけどさぁ、俺は協力しようと思った。
   晃も一生懸命やってたよなぁ?!!  みんな次々と他のバイト決めちゃって。
      なんだよ、晃と俺が貧乏クジかよっ。やってらんねーよ!!」

俺は先輩の言葉を意外に感じて聞いていたけれど、でも、何も言えない。
店長は黙って先輩の話を聞いているだけ。

(隆志)
「店長、俺、悔しいの。最後までやった人間がバカを見るのって悔しいでしょ?!
   俺たちは頑張って、いい思いどころか、これじゃ散々でしょ?!!
      最後に良い思いさせてよ、店長に出来る事。自分に出来るならって?!」
(真琴)
「えぇ、自分に出来る事なら何でも力になりたい、そう思ってる。嘘じゃない。
   ここまでやってくれたのに、こっちの都合で勝手に放り出すなんて苦しいし・・・
      本当にごめんね。聞ける事なら何でも聞く、私には義務がある」
(隆志)
「出来る事はやるんだね? 二言は無いね??」


“たっ、、隆志さん!!!”
思わず口に出てしまった。俺は座ったまま呆然として・・・
隆志さんは静かに、でも素早く椅子から立ち上がったと思ったら、
いきなり両手で店長の頬に手を添えて店長にキスした。それも激しく強いキスを。
店長もあまりに突然にされた為か身動き出来ず、腕さえ下したままだった。
長く感じられたが数秒経って、やっと店長は先輩から仰け反る様に口元を離した。
でも、先輩はさらに店長の頬を押さえつけて強引に、後ろに押すようにキスを繰り返す。
バランスを崩した店長は半分椅子を後ろに倒しながら自身のデスクにもたれた形のまま、
身動きできないままキスを続けられる。今度は両方の手首を押さえ込まれて。
俺は一言も声が出ない。そしてそこからも動けない。
「おとなしくしろよ! 出来る事やるって言っただろ!! これぐらいの事できるだろ!」
事務所に響く様な声で先輩に怒鳴られ、その意味を理解してなのかそうでないのか、
でも、店長が必死で先輩の腕を外そうとしていた腕を下に下した。
先輩のキスは激しく、それは止まらない。
“ぅぅぅ、、、”
店長の咽び泣く様に漏らす声が途切れ途切れに聞こえる。
むしろ下に下げたその腕が不自然で、嫌がって抵抗する心と裏腹、
自分の責任(店長の呪縛)に床から出る腕に押さえつけられている様にも見えた。

「やめてっ、、 夫も子供もいるの  他の事だったら、、 だから許してく・・」
こんなに激しいキスなんて、映像の世界でも見た事がない、そんな勢いが止まらない。
「言うこと聞け! 聞けぇ!!!」
先輩の怒鳴り声、そして平手打ち。店長は静かになった。
動かない。店長は放心状態になった様な無表情で床に視線を向けたまま。
先輩は店長の座る椅子を直し、店長をしっかり座らせた。
そして店長の後ろに回り込むと、後ろから手を回し、店長の胸元を掴んだ。
もう表情はないし、まるで人形の様に動かなくなってしまった。
「ごめんな、店長。真琴さん。真琴。怖がらせるつもりはないんだよ。
   おとなしく言う事を聞いてくれればそれでいい。晃、キスしてやれよ!」
先輩は別人の様に静かで優しい声を店長の耳元で囁いた。
「隆志さん、おっ、、俺っ・・・」
俺は女性経験が少なく、それにこんな場面は初めてだったから・・・
でも、髪を乱し、表情を無くしたまま涙を見せている店長、真琴さんが愛おしくなり・・・
自分なりに精一杯優しくキスをした。
数秒間無反応。それでも一生懸命にキスをしていたら、
真琴さんは瞬きとともに、弱々しくも受け入れの様に少しだけ顔の角度を変えた。
二人の唇の納まりの良い場所にマッチングしたのだから、それを信じたい。

先輩は真琴さんの胸を揉み続けていた。いつしか少しだけ俺の唇に吐息が漏れる。
“ぅっ、 ぅうぅっっ、、 ぁっ ぁっっ  ぁあ・・  ぁっ、”
表情を無くした放心状態の真琴さんから、少しずつ体温が上がって行くのが分かる。
でも、相変わらず、
「(漏らすように) 許してっ。許して下さいっ。夫と子供がぁぁ・・・」
懇願するように言い、そして必死で体は硬くしている。
先輩は音を立てて真琴さんの髪の香りを嗅ぐ。地肌の奥まで嗅ぐような勢いで。
「嫌っ! 嫌よっ やめてっ!!」
首筋まで嗅がれる頃には、
「あぁぁ もうダメ、、 やめて、 やっ やめて!  あぁん ダメっ」
声、そして赤らんで行くその顔が真面目の中に隠していた女の匂いを湧き出して来た。

「暑いだろ、エプロンまでしてちゃね。脱がしてやるよ。いや、脱ぎなよ!」
先輩は一旦真琴さんから離れ、そして真琴さんの前に回り込んで諭すように言った。
真琴さんに反応させる事なく続けて、
「同じ事、何度も言わせんなよ! 出来る事ね、出来る事。それぐらい出来るだろっ?!」
まるで親が子供を躾している様な上下関係だ。
でも、真琴さんは催眠術にでも掛かったかのように、ゆっくりとだが従った。
エプロンを外し、シャツのボタンを一つずつ着実に外して行く。
そう、先日先輩が見たと言った通り、今日も白いレースのブラジャーを付けていた。
小柄で胸も小さいせいか、まるで低年齢女子のような純白感がある。
年齢が上でも、小柄な肉体と小さな胸元はまるで年下の様な可愛さを感じた。
「自分で外しなっ!」
先輩はブラジャーのまま立っている真琴さんに自ら外すように促す。
真琴さんは従う。
先端部分が緩んだ瞬間、薄いあずき色が飛び出した。
震えているのか、白い肌は鳥肌が立っていて、でも、その先端は硬そうに光輝いて・・・
「しっかり見せて!」
子持ちの人妻を大学生が諭す場面は圧巻だ。
本当に“可愛い”を連呼したくなるようなカラダ・表情。

下は色・デザイン違いで、少しベージュがかったサテン地のショーツだった。
ハイレグと言うより、上下の面積が少ないようなデザイン。
「分かってるね?! 脱いで、自分で・・・」
本当に先輩の催眠術が掛かっているようだ、真琴さんは。
自分で脱いだ。「貸して。こっちに」と言われれば、そのまま渡してしまった。
「自分からキスしよう。晃に沢山キスしてやって!」
その言葉にもまったく抵抗することなく、俺の前に立ち、俺を見つめ、
近寄って俺の背中に手を回して静かにキスをしてきた。でもしっかりと。
「あっ!!!」
俺も分かった。彼女の体が“ビクっ”となったから。
先輩は彼女の中に直接指を入れたのだと思う。動かしているのだろう、体が反応する。
「ああぁっっ あっ ぁっ ぁぁっ あっ」
彼女の腰が前後に揺れる。俺の方がキスに集中できない。
俺は勿論、既に勃起しているが、全裸の彼女は自分の手を不自然な位置に広げ、下し、
時々その片方の手が俺のペニスに当たる様になった。
俺は我慢できず、彼女にそれを握らせた。すると、
“あっ!”とだけ反応し、もうそのままそのペニスをジーンズの上から握る様に・・・

「ああぁ!!」
今度の反応は久しぶりに事務所に響き渡るような声になった。
そう、先輩が後ろから彼女の中に入った。
俺が触れていた彼女の胸を奪う様に、先輩が握り潰しそうな力で掴む。
彼女は前に押され、俺のペニスにしがみ付く様に握る。
こんなに真面目そうな女性(主婦)が大学生にやられて雑に扱われて・・・
でも、隠していたのか、元々秘めていたのか、体型にない妖艶さがしっかりとある。
派手なメイクも肉体もなく、そんな言葉など無くてもしっかり熟している女性だ。
先輩は本当に激しかった。彼女の体が小さいせいもあるが、押さえる方が大変で。
もう声も当初の彼女ではない。この状況では彼女でさえ、まるで雌になる。
先輩が終わった後、俺も彼女をもらった。
可愛く、でもしっかり大人の女で。
子供のようなキスのようで実は、とても懐の深くねっとりとしたキスが出来る。
自分の体を大きく揺さぶられながらも、しっかりと俺のペニスを上下させる。
旦那さんに教えられなくても、彼女はしっかりポテンシャルを持っていた。
俺は経験が無かったから、彼女のフェラチオが下手なのかは分からないが、
先輩は“ぜんぜん下手クソだから教えてやらなくちゃ”と言っていた。


そう、それから閉鎖までの数日間、毎晩、先輩の真琴さんへの指導は続いた。
先輩にも少しだけ尊敬できるところがある。そして才能を感じる。
また、真琴さんは奥底に秘めていたのか、日に日に開花させて行った。
彼女のフェラチオは日に日に上達して行き、今はその表情も嫌らしい。
俺たちの精液を続けざまに飲み干し、最後の最後まで、一滴残らず吸い上げる。
ほんの数日前の彼女が思い出せない程に変わっている。
店が閉鎖されても俺たちの関係は続いた。
俺たちが強要しているのではない、違う。彼女が求めているんだ。
俺たちはそのままだ、きっと。
でも、大きく生まれ変わった彼女、その彼女にとって俺たちが遊具なのかもしれない。
彼女はその遊具で潤い、そして日に日に憂いて行く。
若い男から精根を吸収し、そして満たされて行く美しさ。彼女は開花した。





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仕事先で交通事故に巻き込まれて、まだそれを信じられないまま。
大人たちが僕に直接声を掛けて来るのには理由がある。
僕は母と二人で生活していた。そう、母子家庭。
僕が中学に上がる前、父は母の下から去って行った。
それすら実感のないままだった出来事で・・・
その疎遠になってしまった父も、去年、風の便りで訃報を受け取ったばかりだった。
父は若い女性と再婚して2年半しか一緒にいないまま消えて行ったらしい。
細かい話を高校入学直後に母親に説明されたのも、まだ最近の記憶だ。
父さん、僕を置いて出て行った事、どうしても許せないよ。
母さん、僕だけを残してどう言うつもりなの?
悲しみを感じる事さえ出来ない自分がそこにいた。

母の件が一つずつ片付いて行く。“手続き”という作業で存在が消えて行く・・・
そして、優しかった大人たちの表情は変わって行った。
僕を見る事なくコソコソと大人たちで話すようになり、母の書類探しばかりになり。
アパート暮らしの母子家庭。財産なんてあるわけがない。
きっと財産があったなら、もっと“優しい目”で僕を見ていたのかもしれない。
最後の方は露骨だった。
「お前、綺麗事じゃ済まないんだぞ! 聖也の前にうちの事を考えろ!!」
「長女なんだから姉さんが引き取るべきだろう!」
「離婚して出て行ったんだから、聖也を引き取る責任なんてないでしょ?!」
2階までしっかり聞こえるよ。僕の心の中にまでしっかり届くよ!
大人たちは昼でも夜でも言い合い、僕の前でもお構いなしになっていて。
頭がおかしくなりそうだった。誰も信じられない。早くこの世界から逃げたかった。

そんな状態が2ヶ月ほど続いたある日、もう線香をあげに来る人も途切れたその時期、
一人の女性が僕が預けられていたおじさん(母の兄弟)の家にやって来た。
その日はすれ違っただけで、そこで何が話されたのかも知らない。
僕がその事・結果を知ったのは全て決まった後の事だった。
その人は“日下部玲香”という女性で、この地から遠く離れた場所で先生をしていると。
母と別れた、母と僕の前から消えて行った父の、後に奥さんになったその人だった。
その人が今さら・・・

父には遺言があったらしい。
その女性は体に幼い頃の後遺症があり、子供が出来ないそうだ。
父は、その女性と一緒になった後も、

““私の子供は聖也だけだ。身勝手な話だが、
私の子供であり、玲香の子供とも思ってほしい。こんな事を頼む事は筋違いだが、
もし、もしも私に何かあった時、そしてもしも聖也が大変な状況にいたならば、
お前が第二の母となって自分の子供の様に受け入れて欲しい。頼むな!“”

そう日下部玲香という女性に言ったそうだ。
それも晩年に病状が悪化して意識が混濁した父が、すがる様に繰り返したらしい。
父親は玲香さんと言う人を溺愛していたようだし、また、
玲香さんも年の離れた僕の父を本当に愛していたらしい。
きっと、そんな事がなければ財産などないこんなところにやって来ない。
自分が周りの年上の大人たちから冷たい視線・言葉を受ける覚悟をしてまで・・・
年齢は29歳らしいが、先生という職業以上に落ち着いた感じの、でも、
“正しさ”“信念”を強く感じさせるような人だった。
後で聞いた話だが、離婚した父と結婚した形は作られながらも、
学校関係者に何度も考え直すように言われ、親族・友人とも疎遠になったらしい。
そうまでして父を愛した人。
亡くなった母を思えば複雑だが、父は幸せ者だったのかもしれない。

“引き取られる”って言葉、ペットや不用品に使うような言葉に思うけど、
僕はもう既に一度、そして今回二度目のその時がやって来た。
不安に決まっている。見知らぬ場所、そして見知らぬ人のところなんかに行きたくない。
でも、もう押し潰されかけていた僕は、逃げる事しか出来ない。
選択とか判断じゃなく、ただ黙って大人たちのその決定に従った。
そして何も見えないまま、その新しい生活がスタートした。


田舎だ。冬でも雪景色なんてテレビの世界だった僕にとって別世界。
パソコンの写真を事前に見せてもらっていたけど、それは春から秋のものだったのか、
緑の山々、川、自然に溢れた地域だとは理解していたけど・・・
最初に立ち寄った店が衣料品店で、最初に防寒具を買った事でもそれがわかる。
“新しいお母さん”の運転する軽自動車に乗って、雪景色の中を走る。
その人は僕の顔を見る事なく、前を見て運転しながら時々何かを聞いて来た。
“お母さん”にはどう見ても若く、下手をすればお姉さんでもいいのかなぁ・・・と。
慣れているのかこんな雪道でも普通に運転している姿が少し逞しく見えた。

“また”アパートでの生活が始まる。でも、少しだけ新しい建物な感じがするが。
階段下のポストには“木下玲香”と貼ってある。
木下は僕の旧姓、つまり父親の苗字だ。玲香さん(新しい母)はその視線に気付き、
「木下玲香なんだけど、仕事の関係もあってややこしくてね・・・」
「職場とかでは日下部玲香っていう旧姓のままにしてるの」
そう言って来た。僕は自分の苗字が変わるっていう大変さを別の意味で知っていた。
だから、“また再び変わるのか・・・”とそんな顔になっていたと思う。
先生という職業柄なのか、そんな僕の表情の変化にもすぐに気付く。
「苗字か・・・  いいよゆっくりで。どうするかはこれから考えよう!」
そう言って先生っぽい笑顔を見せ、僕を部屋に招き入れた。

大急ぎで作った様な空間があちらこちらにある。そしてその分は他の場所に山積みで。
「何だか片付けたって言うより、むしろ散らかってる?! 片づけ苦手なんだよねぇ」
少し人間味が出る様な、そんな照れくさそうな表情はしっかり者のイメージから意外で。
「あっ、洗濯物出しっぱなしだ」
洗濯物に雪が被っていた。でも、玲香さんが慌てたそんな事とは別に、
僕には違う不安の始まりが動き出したような、少し黒い雲が張り出したように思えた。
そう、その洗濯物の中には紛れもなく若い女性の下着も混じっている。
これから毎日、この女性と暮らし、当たり前に自分の目の前にこの下着がある事になる。
僕はもう高校生だ。大人の男と変わらないよ。
先生ならそのぐらい分かっているはずなのに・・・
ここに来る途中の車の中で初めて知ったけど、僕が転校する先の高校は、
新しい母・玲香さんが生徒たちを教えている高校だと知った。
都会ならあり得ない気がするそんな事も、こんな田舎では近くに高校がないからこうなる。
どんなに田舎だからって、きっと揶揄われるに決まっている。
自分だってそうだろ?! 玲香さんだってきっとやり難いはずなのに・・・

僕にはまだ分からない。亡くなった父への愛、その為にこんな事を出来る玲香さんが。
まったく会った事さえ無かった高校生男子と新しい生活を始める事を選んだ玲香さんが。
最低限の荷物だけ届いていて、後は折を見てという事になっていた。
ここに、“以前、年上の男性と暮らしていた”という面影は確かに残っている。
そして、まったく違う匂いを感じるこの部屋でありながら、でもどこかに父の匂いがする。
そう、もうとっくに忘れていたはずの父の匂いが確かにした。
その事だけが、僕に小さい安心感を与えてくれた。

さぁ、僕の新しい人生が始まる。今は何も見えないけど。
この女性と、玲香さん? お母さん?? 一緒の生活が始まる・・・



まず学校への登校がスタートするまで数日間の猶予があった。
それはその前に玲香さんとの生活に慣れる為の準備期間という事でもある。
先日まで“年の離れた他人の女性”でしかなかった人との生活。
29歳女性と高校生男子との二人っきりの生活。緊張する。
「私、料理下手なんだよねぇ~  お父さん、料理上手でさぁ。美味しかったなぁ~」
そう言われて、父の料理が美味かった事を思い出していた。
「ねぇ、聖也くん・・・ 聖也くんかぁ。聖也、、?  お母さんみたいっ(笑)」
「ごめんごめん。まだまだ無理があるね。当分は聖也くんになっちゃうかなぁ・・・」
「でも、怒ったら“聖也!”になると思うから覚悟してね!」
「それにぃ・・・  あんまり痩せないでよっ、私の料理の腕前が疑われるから!」
玲香さんは時々先生みたいに、そしてお姉さんみたいに楽しく話してくれた。
夕食に出された料理・・・  確かに少し微妙だった。

玲香さんの笑顔に少し明るい光が見えたかと思えば、また黒い雲はやって来る。
僕に気遣っているのだろう、玲香さんは着替える時に隣の部屋の隅で着替える。
お風呂は僕がもう休むような時間になって入っている。
でも、母親との生活の時には気にしなかったトイレの中のあれとか・・・
洗濯物だって、それが家族ならば当たり前に干してあるものなのに・・・
こっちに引っ越してくる時にエッチ系の本やDVDなどは大半処分した。
だから余計に、周りに何もなくなっただけに目の前の景色一つ一つに目が留まる。
母が若く・他人というだけで大変な事になった。


そしてまだまだ不慣れな共同生活のまま、ついに学校への通学も始まった。
行く先が同じ。そしてここは交通手段が不便な地域。
母であるその人の横に乗って同じ行く先へと向かう。同じ場所に降り立ち、
一方は教壇に、そしてもう一方は教わる側へと。
学年が違うので担任は回避されたが、専任科目では母の授業を受ける事が回避できない。
小さい学校だ。先生の数が知れているのだから仕方のない事なのだが・・・
もうみんな知っているはずだ。きっと保護者もみんな知っているだろう。
きっと若くても、厳しい結婚、そして短い期間での別れ。
母・玲香さんは強い気持を持っているのだと思う。でも僕は・・・

案の定と言うか、転校生というだけで珍しい田舎なのに母が先生だなんて。
玲香さんは先生としてある程度のキャリアがあるから、意外に涼しい顔で教壇に立つ。
でも僕は、毎日揶揄われる。特に見ず知らずの上級生の連中から。
「日下部先生の裸、毎日見れんの? 羨ましいぃ~ 俺も見てぇよぉー!」
「玲香ちゃんと一緒に風呂とか入ってたりして。今度玲香ちゃんの下着持ってこいよ!」
周りにクラスメイトがいる状態で堂々と言われる分には、それは苦笑いだけで済む。
上級生たちのそれがまだ軽いうちはそれで何とか・・・

玲香さんは良い人だ。母親に向かってとしても先生に向かってとしても失礼だけど、
でも、素敵なお姉さんの様な存在で、学校の教壇に立つ時には少し厳しく煩く、
大人びた怖い女性にさえ見える。でも、
部屋にいる時の玲香さんは“かわいい”と感じるような女性だと思う。
向かい合って食事をし、洗濯物を干し・部屋を掃除しキッチンに立ち、
そんな玲香さんを見る時間が長くなるほど、何て言うんだろう・・・
少し難しい、言葉にするのが少し躊躇われる様な気持ちが膨らんでもいた。
“母親なんだ、この人は母親なんだ!”
そう自分に言い聞かせる様になっていた。それは玲香さんを見ている時間が長いから。
部屋での玲香さんと学校での玲香さんをどちらも見てしまっているから。
そして、先輩や一部の同級生には露骨で恥ずかしい玲香さんの事を日々言われているから。
意識すればするほど、玲香さんが母親でも先生でもない存在になって行く。


玲香さんは教育のプロだ。僕の表情の変化も見ていて、
「大丈夫? 無理しないでね。私は職業だし親の責任なんだから。何でも言って!」
見事なタイミングでちゃんと言っていてくれるのに・・・
だけど、自分の恥ずかしい気持ちの事まで知られるのは、その勇気はない。
だって、それは誰か他人の事じゃなくて、母であり先生である玲香さんなのだから。
寄り添って心配してくれるほど、苦しくなって何も相談出来なくなっていた。

ある日の午後の最終授業終わりの事だった。
先輩数人がチャイムが鳴り終わる前に僕たちの教室に入って来た。
偶々先輩たちの授業の終わりが早かったのだろう。
ちょうどその最後の授業をしていたのが玲香さんだった。
「君たち何してるの?! 授業まだ終わってないでしょ!」
普段僕たちに怒る時より少し、今日の玲香さんは強い言葉ときつい表情だった。
いつもなら笑って冗談でも言いそうな先輩たちもそこに反応したのか、
「うっせぇな日下部!  こっちはちゃんと授業終わってんだよ!!」
大きな声が返って来た。
「あなたたち何? 先生に向かって何言ってんの?!」
玲香さんもいつにない顔を赤くするほどの激高ぶりで、僕たちは静かになっていた。
それでも中に入って来た先輩4人と玲香さんの言い合いは続き、

「お前子供学校に連れて来て恥ずかしくないのか?! やっちゃった男との子供だろ?!」
「そうだよなぁ、教育に悪いよ。2年生には刺激的過ぎるだろぅ!!」
玲香さんのいる教壇を囲むように激しい声で捲し立てる。
玲香さんも、
「教師に何言ってんの!! あなたたちに関係ない事でしょ! いい加減にしなさいよ!」
玲香さんが怒鳴っているのを初めて見た時だった。
それでも続き、

「好きな男とセックスに狂って出来た子供があれで~す!!(僕を指さした)」
「教師面して、やりてぇ事やってるだけの変態のくせに偉そうな顔すんじゃねぇよ!!!」
「子供ともやっちゃってんじゃねぇの?(笑)」
最後の言葉が言い終わった方が早かったのか、その先か、
玲香さんは思いっきり強く、その言葉を言った生徒をビンタした。
「てめぇ・・・  許さねえ!」
ビンタされた生徒は玲香さんを睨みつけたが、ここまで騒ぎになっていた事もあり、
聞きつけた先生が教室にやって来た。
「何やってんだお前ら! 何があったんだ?!」
五十嵐先生(ベテランの男性の先生)が先輩たちに聞いた。
「こいつ、日下部が俺のこと叩いたんですよ! 教師って暴力もありなんですか?!」
ビンタされた先輩が大声で五十嵐先生に言い、怯えた教室の生徒に確認する、
「見ただろ! 嘘じゃないよな?! 本当に叩かれたよな?!!」
先輩から大きな声で同意を求められ、みんなは静かに頷いた。
「とにかく職員室に来い!  日下部先生もいいですね?!  お前らはこのままな!」
五十嵐先生はそう言って4人の先輩と玲香さんを職員室に連れて行った。
僕たちは代わりの先生が来るまで待って、そのまま下校になった。


何も出来ないまま考え事をしながらバスで部屋に帰った。
玲香さんが部屋に戻ったのはいつもより2時間ぐらい遅い時間。
「ごめんねぇ、やらかしちゃって。電話すら忘れちゃった、私。 お腹空いたでしょ?」
僕の顔を見ずに明るい口調で話すけど、どうみても泣いた後の顔だと分かる。
しっかりとしたタイプで、泣く様なイメージの無かった人が・・・
本当にどちらの表情も初めてみた玲香さんだったし、あの場にいても味方にもなれない。
僕を守ろうとして迎えてくれた玲香さんが僕の為にあんな事に。
「処分されるかなぁ・・・  まぁ、ちゃんと謝ったし。後はねっ、、」
力一杯笑顔を作っている様だった。きっと僕を不安にさせない為に。
処分は検討中の様だが、とりあえず明日は休むように言われたそうだ。

一人学校に行った。クラスメイトは昨日の事に触れない。
午後の授業も終わり、何とか一日を乗り切ったと思ったけれど・・・
校舎の出口の前に先輩たちが待っていた。
「ちょっと付き合えよ・・・」
校舎裏に連れて行かれ、昨日の4人のうちの2人と、違う先輩3人で合計5人。
“殴られるのかなぁ・・・”
怖くて仕方ないが、もう覚悟を決めていた。だけど・・・
少し違う。穏やかと言うか、怒っている感じじゃない。
それは後に分かる事になる。

「日下部、昨日うちに来たんだぞ、教頭と一緒に。ウチの玄関で土下座したよ。
“申し訳ありませんでした。教師は私の生き甲斐です、続けさせて下さい!”だって!
涙流して頭を床に擦り付けてよ。偉そうに怒鳴ってたくせに。笑っちゃうよな。
でさ、許すかどうかはさぁ、俺も親も、他の連中もさぁ、みんな検討中なわけ。
つまり、日下部、それと・・・  お前の態度次第なんだよ。
日下部が教師を続けられるかは俺たちが許すかどうかなの。分かる?!
俺らが納得すれば教師を続けられるんだよ、その生き甲斐とか言ってるね」
穏やかな口調だけど、その意味はまるで奴隷への承諾のようだ。
でも、僕は玲香さんを辞めさせる事だけは避けたかった。
その場に跪き、“ごめんなさい、許して下さい!”と頭を下げた。すると、
「頭上げろよ。お前に頭下げられたって全く得しないしなぁ。やったのは日下部」
「お前、日下部のこと助けてやりたいか?」
先輩にそう聞かれ、「助けて下さい!」と僕は答えた。
少し間が空いて、静かな笑い声がそこに起こった。
「そうかそうか、良い子だ、簡単な事だよ。日下部の下着持って来い!」
“えっ?!”と僕が顔を上げると、
「助けたいんだろ日下部を。あいつの下着持ってくるだけであいつが教師出来るんだぞ」
「まぁ無理にとは言わねぇよ。あいつが教師を辞めるだけの事だからな」

助けたかった。玲香さんに教師を辞めて欲しくなかった。
僕がただ玲香さんの下着を持ち出す事で玲香さんに先生を続けさせる事が出来るなら・・・
僕は持ち出した。玲香さんのクローゼットの中から言われた様に上下セットで。
そしてそれを先輩の家に届けた。
先輩の部屋に案内され、そこには先輩の仲間たちがたむろしていた。
「へぇ~ 日下部やるなぁ。30が近いのにこんなお洒落なの着けてるのかよ。
やっぱり淫乱なんじゃねぇの。お前、本当は日下部とイイコトしてんじゃねぇの?!」
先輩たちは僕を囲んで笑う。
そして、僕が玲香さんの下着を差し出したところをスマホで撮影していた。
「やめて下さい!」
そう言っても、もう遅かった。
「頂きぃ~  自分の母親、それも教師の下着を持ち出してばら撒いたところー!!
男を奪った淫乱女教師はこんな下着を着けてま~すって見せちゃうか?!(笑)」
自分が愚かだった。先輩の目的はこれだったんだ・・・


静かに部屋に帰った。もう頭の中はパニックになっていて・・・
でも、玲香さんはクローゼットの異変に気が付いていたようで、
「ねぇ、私のクローゼット、何か探した?  探し物なら言って。無ければ買うよ」
そう、何が無いのかは知っているはずなのに、僕を責めずにいようとしている。
でも、今は下着を触ったなんてレベルの次元じゃない事になっているんだ。
とぼける事しか出来なかった。“知らない・・・”
少し気まずい雰囲気になるのは仕方ない。どうしようもない。
次の日はそのまま過ぎ、そして玲香さんが再び学校に向かった日・・・






(そこで起きた事)

玲香は再度の謝罪を求められ、生徒の家に呼ばれた。でもそこには・・・
その生徒は“先生の都合が悪くなって別の日になった”と親に嘘をついて外出させ、
一人で謝罪に訪れた玲香は生徒の部屋に通される。
そこには大勢の3年生が集まっていた。部屋の中心に押し込まれ、そして囲まれ、
聖也が玲香の下着を差し出す画像・映像を目の前に突き付けられた。
「何?? えっ、聖也くん・・・  あなたたち何したの?! 何させたの?!!」
これだけ盛んな男たちに囲まれても、恐怖よりも聖也の母親であろうとした。
それは間接的に、亡くした愛する人への強い想いに他ならない。
そんな事など知らないだろう生徒たちは一層の謝罪を求める。
“この画像が出ると聖也くん、もう学校どころじゃないね”
“”どうしても先生を助けたいんだってさ!“”
この二つ、特に後の言葉を前にしてはもう玲香は自分を無くしてしまった。
自分を助ける為に必死で玲香の下着を持ち出したのだから・・・
その聖也を違う目で疑ってしまった自分もそこにいたから。

「先生、服脱いでよ。無理にとは言わないよ。聖也くんは先生を助けたけど・・・」
黙って下を向くしかない。防戦一方の状態だ。
脱がされるのではなく“自分で脱ぐ”という事。屈辱以外の何物でもない。
でも、そんなプライドなんかより、今は聖也を疑った自分を恥じていた。
上着を脱いで足元に置き、静かに下着姿になった。当然の様にそこで止まる。
目上にいても、一度引いてしまえば、もう一気に入り込まれてしまうものだ。
羽交い絞めにされて脱がされ、撮影されてしまった。
そしてそれで終われればまだ良いのだが・・・

女教師の生の下着を共有してテンションを上げていた生徒たち、
その目の前で生の肌を見せておいてブレーキがかかるはずもない。
ハイエナの集団に襲われた様に剥かれ、30前の婚姻歴のある女性がなす術もない。
「俺にも触らせろよっ!!」 「日下部の裸、最高っ!」 「柔らけー!!!」
何本の手が玲香に触れているのかが分からない様な状態になった。

きっと少し甘く見ていたのかもしれない。まさか本当に“行為”までやられてしまうとは。
普段学校で支配下にある生徒たち。多少生意気とは言っても、最後には抑制が利くと。
でも違った。
まだまだ子供の延長に考えていた少年たちは立派な男そのものだった。
自分が知らない、経験した事の無いような激しい扱い・そして手法で教師をカラダを抱く。
ただただ普通に力づくで犯されるだけならまだしも、
口でやる事まで要求してくる。
必死に抵抗したところで決め台詞が耳元に落とされる。
“この画像が出ると聖也くん、もう学校どころじゃないね”
“”どうしても先生を助けたいんだってさ!“”
動けなくなった隙に口の中に押し込まれてしまい、吐きそうな程に奥まで押し込まれる。
周りの生徒たちもどこで覚えたのかアダルトビデオの影響だろうか、
玲香の空いている手で自分のペニスを掴ませた。

本当ならこんな事に絶対に従わない教師だ、玲香は。
でも、今は母親になってしまった。子供を囚われてしまった母親だ。
裸で教え子のペニスを両手に持ち、口に入れられ、もうそれは教師じゃない。
生徒の前で生徒とSEXをし、それを周りに見せ・・・
永遠抱かれた様に感じたはずだ。休む間もなく抱かれ続ける経験などないだろうから。
もう抵抗どころか動かなくなった玲香を少年たちは力ずくで移動させ、
そこに乗り続ける。意識があっても反応しない女教師は犯され続けた。

ハイエナたちが腹いっぱいになって食べ残しを捨てる様に、玲香は解放された。
下着を探し着ける事も出来ずに、その場にあった上着・スカートを拾って、
裸のままコートに包まって逃げる様に自分の車に逃げ込んだ。
少年たちにされた生臭い臭いをそのままにして帰る事も出来ず、
途中に停めた車の中で必死に自分の体を拭いた、泣きながら・・・
心配しているであろう聖也を想いながら携帯を見つめ、でも余計に涙が止まらない。
ハンドルに顔を埋めて、玲香は必死で冷静になろうと疲れ切ったカラダで伏せていた。

そしてやっと、涙の勢いが弱まって、運転できる気力だけを絞り出して家路についた。
大切な人からの預かり物である聖也の待つ部屋へと・・・







玲香さんが遅い。7時を過ぎても連絡はなく、あっという間に8時。
もうすぐ9時になろうとした時、玲香さんの車の音が聞こえた。
中に入って来た玲香さんはすごい勢いで鍵を閉め、そこに座り込んだ。
泣いている・・・
コートの下のスカートがひどく破けていて、何かあった事はすぐに分かった。
暫く玄関で泣いて、静かにそのままシャワーに向かった。
その途中で見た玲香さんは無表情だったが、確かに頬のあたりに傷がある。
それに、髪はひどく乱れていて。
シャワーも長かった。やっと出て来た玲香さんは髪を乾かしながら、
「私、学校辞める。心配しないで、何とでもなるから。この町から出て行こう」
全てが洗い流されたようにしっかりと僕に告げた。
でも、夜中には玲香さんの眠る部屋からすすり泣く声が聞こえて・・・


何があったのか、僕は具体的な事を知らないまま玲香さんと違う土地に向かった。
玲香さんは学習塾で講師の仕事を始め、僕も遅れに遅れた受験勉強に打ち込んだ。
出逢った時の、そして学校の先生として教壇にいた玲香さんはもういない。
そして、その時にいた“日下部玲香”も変わってしまった。
でも、玲香さんの事が好きだ。僕を守ってくれた玲香さん、彼女を、
“母親を守ろう”だなんて変な話だけど、僕は守って行く覚悟を強くしていた。
二人だけの家族だから・・・




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「敏腕万引きGメン・麻寿美」





少年少女、そして最近では老人による生活苦や病的な理由のものまで、
スーパーを中心に、小売業では万引きによるロス金額は痛手となっている。
薄利多売の世の中、一つ売った利益よりも一つ盗まれる損害は大き過ぎる。
そんな現場で活躍するのが万引きGメン。
専門の警備会社などに在籍した専門スタッフが依頼先を訪問巡回する。
来客中の主婦などを装って、ターゲットの犯行を現認、
支払いせずに店外へと出たところで声を掛け事実確認、店の責任者へと報告となる。

不思議な事に万引きされやすい店舗・されにくい店舗と言うものがある。
そして、万引きが多発する店舗にこそ重宝されるのが、しっかり結果を出す担当者。
そう、この安さだけが取り柄の雑に陳列された商品が積み上がるこの店、
この店にこそこの担当者がいるという存在、長谷川麻寿美。
普通の主婦から転身した人物で35歳と若く、まだGメンになって2年半だ。
だが、他のGメンとは大差をつけた検挙数を叩き出す敏腕の女性Gメン。
若く経験が短い事を無い物のように、警備会社でトップの成績を上げている。
彼女が尊敬していた前任者が急な理由で退職してしまった為、彼女自らこの地を志願。
前任者は少年課婦警の経歴を持ったベテラン万引きGメンで、
麻寿美は入社後の講習・教育で何度も世話になった“真佐美”の事を姉の様に慕っていた。
つい最近まで、この店を守っていたのは真佐美だった・・・


依頼された立場の外様ながら、麻寿美は店のベテランパートさん同等の“顔”だ。
“オハヨー!!”と元気にやって来て、元気なパートさんに混じって談笑する。
冗談が好きで、パートさんからも元気印の妹・娘、時にお姉さんの扱いを受けている。
だが、一度スイッチが入れば、それは獲物を狙う狩人の眼差しとオーラに変わり、
その存在を商品棚と一体化させるように消えて見せ、そして移動式カメラの様に追う。
前任者の真佐美が“検挙より防止”、そして謝罪・反省を重視する考え方だったのに対し、
麻寿美は“余計な注釈は無用”な考え方。結果に厳しく言い訳は聞かないタイプ。
明るく元気な性格の麻寿美だから、彼女はいつも明るい輪の中にいる。
しかし、その彼女の獲物を前にした瞬間から捕えた後までを知っている人間は、
表面的やり取りとは裏腹、どこかに“恐怖心”を持って一定の距離を置いている。
肩書きは“主任”だが、もう現場職としては支配的立場にいる様なご意見番だ。
同僚先輩の、彼女から距離のある人間にとっては“生意気な女”だろう。
彼女が狩りをする現場に身を置く人は“助かるけど近くには・・・”だろう。
そして彼女に捕えられた獲物となった人間には・・・
短い時間で無理な結果を出す人間はいつだって大きなトラブルを起こす、巻き込まれる。


彼女は独身だ。一応短い時間ながら結婚していた時期もあったが、その性格、
男に折れて“主婦・女房・人妻”なんて肩書で大人しく出来る性格じゃない。
子供を授かる前に、表面的には性格の不一致、静かな離婚だった。
30半ばの独身バツ1女が2階建てアパートに身を置いて慎ましく暮らせば、
それは世間にも男性にも、そして“曲がった者”にはなお更厳しくなるだろう。
渇いた人間は人を許す事をしない。少年・少女、自分の両親のようなお年寄り、でも、
犯罪(万引き)を行う者はすべて甘え、人として未熟だとしか思わない。

涙や事情を前にしても、彼女は仕事が早い。
店長が対象と話している時間にはせっせと書類作成。そして警察への通報を催促。
もう店長やパートさんも彼女の性格とやり方を知っているから、
むしろ自分の店の商品を持ち出されながら、少し加害者に同情的になっている。
スーパーの本部や警備会社側に抗議の電話が入ることも何回もあった。
でも、それはスーパーにとっても警備会社にとっても麻寿美の存在は替え難い存在。
“調子に乗っている”のではなく、麻寿美もそれが自身の人生の裏返しなのだ。
厳しい両親に育てられ、いつも結果を求められた。成果が出なければ酷評。
希望校に進学できず有耶無耶したまま学生生活を終え、妥協した就職、そして結婚。
そんな流れでゴールインしたものの、それは短い期間で破たんした。
自身の人生を仕事に転嫁されても受ける側はたまったもんじゃない。
どれでも、どんな現場にいる人間にもそんなところがある。許せないタイプの人間が。


いつも通り外の喫煙所へ向かった。1日に1箱では足りないスモーカーだ。
昼前からの忙しさが片付き、パートさんたちは決まった交代で昼食に入る。
店内もバックヤードも調理場も、食堂に人を吸い込まれ一番閑散とする時間。
パートさんにも喫煙者は少なくないが、この時間は搬入もなく、
喫煙所のある外の場所はまったく人気がない。大量に積み上げられた空トレイ、
そしてパレットと段ボールの空箱、麻寿美にどこか似た渇いたスペースにも見える。
少し柄悪く、ジャンパーに片手を入れタバコに火をつける。
つけ方・速さも手慣れたものだ。
片方の足で出っ張った段ボールを蹴り押して、そして口に缶コーヒーを注ぐ。
スマホをイジっていた時、遠くから声が聞こえた。
「スミマセ~ン!!」
最初どこから聞こえているのかが分からずに周りを見回した。
すると店舗の外側フェンスに沿った店舗反対側のトイレの方に人影がある。
店舗の側面は長く、隣の敷地との間にあるフェンス沿いの細い通路には先ほどの、
パレット・空トレイ・段ボール・未使用のコンテナなどが散らばって壁側にあり、
普段でも用事がなければ店の人間も通らないような場所だ。
角から少しだけ奥に入った場所に喫煙所があるからこそ、店舗反対側の声が聞こえただけ。

「?? 何ですか?」
若い子(少女)が何かを言っている様だが、その内容が聞き取れない。
注意して見ると手招きしている様にも見える。
麻寿美は仕方なくタバコを灰皿に投げ入れ、細い通路を奥へと進んだ。
真ん中付近に差し掛かった時だった。積み上がったパレットの隙間に人影を感じ、
振り返って足を止めようとした瞬間、思い切り突き飛ばされた。
その反動で胸の高さまで積み上げられていたパレットの上に手を付いた。
麻寿美は驚く。誰もいないはずの場所から3人もの男(少年)が自分に飛び掛かり、
パレットについた手を両脇から片方ずつ一人一人に押さえつけられ、
そしてもう一人が重量のある大きな段ボールを麻寿美の両手の上に下したのだ。
「痛いっ!! やめてっ! 痛いっ、、」
重たい段ボールで腕を押さえつけられて身動きできない。
そして次の瞬間には顔をフェイスタオルのような物で巻かれてしまった。
「静かにしろよ!」
麻寿美は自分が強く蹴られたのを感じた。しかし腕の痛みの方が強かった。
視界すら奪われ、ひどい痛みと恐怖の中で3人の少年に囲まれている。
気の強い麻寿美でも、こんな状態では冷静な判断どころではない。

「ざまぁねぇな! いいカッコしてるよ、ほんと。偉そうにしやがって」
「お前嫌われてんだよ! お前のせいでみんな小遣いが減ってるんだ。うぜぇんだよ!」
また、そして二人からマジ蹴りが入れられる。
麻寿美はただ“万引きGメン”という職業というだけど、武道家でもアスリートでもない。
スリムでやや小柄なぐらいの体格。
「あんまり時間ねぇんだよ。おばさん結構良い女だよね、独身なんだろ?!」
ジーンズの上からお尻を掴まれた事は分かった。でも痛み、そして動ける範囲は小さい。
麻寿美は必死で“やめて!!”を繰り返すが、より強く激しく触られる。
「おい、脱がしてやろうぜ。早くしないとやばいからなぁ・・・」
その言葉が聞こえ、自分の下腹を男の手が何を探しているのを感じた。
そう、男は麻寿美のジーンズのボタンを探していた。
簡単に見つけられ、ボタン・ファスナーを下したほぼそのまま、
ジーンズも一気に下ろされてしまった。
「おばさん地味なパンティ穿いてるねぇ。でも若い感じだよこれ、いいよ」
「これもゆっくり味わいたいけど・・・」

「あああぁぁ、、」
男たちに一気にパンティまで下され、視界が確保されないまま尻を剥き出しにされ、
そこを硬く冷たい手が撫でまわす。
「俺、結構年上好きぃ~  美味しく頂くよ、おばさん!!」
指で付近を少し探されたと思った次の瞬間には、もう、太く熱い物を感じてしまう・・・
「やっ、、やめてぇ、、、!!!」
受け入れない合図の様に必死でタオルで包まれてしまった顔を左右に振るが、
男たちは後ろから一人が突き、そして横にいる男はジャンパーを捲り、
中のシャツのボタンを外し・・・
麻寿美の中を楽しんでいる男に関係ない動きで、麻寿美の胸を触って来る。
「おい! 中に出してあげれば?! この女、お母さんにしてやれよ!」

「やめてぇ、 中に出さないで、やめてよぉ!」
麻寿美のその声に関係なく二人の男は会話を楽しんでいる。
「バカ! 証拠残してどうすんだよ!! やるならお前が入れてやれよ」
「おい、ちゃんと撮影出来てるか?」
・・・
麻寿美はその言葉に血の気が引いた。
そう、3人いたはずの男。二人の男の声しか聞こえていなかったから。

「あぁ、ばっちり撮れてるよぉ。顔は最初しか映らなかったけどさぁ」
「最後にもう一度、顔を見せてもらおうぜ!」
痛み・情けなさ・恥ずかしさ。でも、もうそれどころではない事をされている。
中に出される事は無かったが、続けざまに二人の男に同じ姿勢で入れられた。
「おい、あんまり長い時間押さえつけてると、おばさん手が一生使えなくなるぞ」
二人終わったところで重く大きいダンボールが外された。
しかしもう痛みさえも感じない。自分の腕が自分に付いているのかも感じられない。
相変わらずタオルで視界を奪われたまま、今度は羽交い絞めにされた。
最後に残った一人なのだろう、足に絡まったジーンズを奪われ、
羽交い絞めにした男が低い台に座り込むように倒れ、
最後の男は麻寿美の脚を大きく開いて、麻寿美の中に入り込んだ。
こんな場所だと言うのにその男は激しく本格的に抱いて来る。
姿勢のせいで上から落ちて着るシャツを、捲り上げて胸を掴んで揉む。
押さえつけている男も、その激しさに笑っている。
「下に寝かそうぜ。どうせちゃんとした写真も頂くんだろ?!」
そう言うと、思い切り麻寿美の腹にパンチを入れた。
麻寿美はぐったりして・・・

男たちは荷物と荷物の間に広めに出来たスペースに麻寿美と共に入り込んで、
もう店舗入口からも店舗裏からも見えない状態になった。
冷たいコンクリートの床に麻寿美を寝かせて押さえつけた。
既に裸にされている下半身。そしてシャツをしっかり開かれブラも持ち上げられた。
“もう大丈夫”と思ったのか、麻寿美の視界を奪っていたタオルが外される。
朦朧とした視界の中、目の前にはビデオカメラと自分に入れている男の顔・・・
抵抗出来る気力も体力もないと言うのに、今もしっかりと押さえつけられて、
麻寿美の視線はフラフラと、カメラ→自分をやっている男→その奥で笑う男→後ろ。
自分を押さえつけている見えない男の薄笑いを感じさせるその声を近くに聞いて・・・
終わりには折り曲げる様に足を持ち上げられて、その陰部と顔が重なるように撮られる。
そのものを撮られ、顔も押さえつけられる様にずっと撮られた。


悪魔の様な時間が過ぎた後も、麻寿美は冷たいコンクリートに横たわったままだった。
きっとこの隠れた場所なら、閉店しようとも明日になろうとも気付かれない。
でも、現実は許してくれない。
床に投げ捨てられ、男たちに内容を抜き取られたスマホが地面を動き回っている。
出る事は出来なかった。悔しさに涙が出た。
外の空気の中に時折“生臭い臭い”が漂う。男たちが自分に残したもの。
自分のハンカチでその身勝手な快楽の後を処理している自分が受け入れられない涙が・・・

麻寿美は前任者で尊敬していた先輩“真佐美”が辞めて行った理由を知らなかった。
突然だったし、真佐美にしてもその理由が言えるわけもない。
その教訓を知っていたなら変わっていただろうか・・・
真佐美は自分どころか娘まで仕返しの対象になってしまった。
麻寿美よりは遥かに柔軟に対応し、“許す心”も持つ女性であったにも関わらず。
それに、夫が警察幹部、さらに本人も武道の心得を持つ強い女でもあった女性。
その彼女ですら大変な目にあったと言うのに、麻寿美は甘かった。

麻寿美を犯した男たちは麻寿美が見つけた万引き少女の友人の男たちだった。
それもよりによって先輩・真佐美に罠を仕掛けた少女の後輩にあたる少女。
そう考えれば、真佐美の後輩である麻寿美が同じ目に合うとはいたたまれない。
今時の少年少女は情報豊かで、悪知恵に至っては大人では敵わない。
立派過ぎる程の大人と言える中年人妻・独身女性も奴らの前では、か弱い女一人だ。
情報を抜き取られ・集められ、それを元にいいようにされる。
対象が性的魅力を残した女とあれば、それはその全てを曝け出されてしまう。
オモチャの様に弄ばれ、それも大人数で。
そして実験道具の様に覚えたての性知識をその体を使って試してくる。
先輩・真佐美が壊されたように・・・


麻寿美は独身の一人暮らしと知られている。もう真佐美の比ではない。
その日の夕方には電話が掛かって来た。そして麻寿美の部屋に押し掛けて来て・・・

普通のアパートの独身女性の部屋に少年が5人。
それも派手なジャンパーを着た茶髪まじりもいる。
下の階や隣室へ知られる事を恐れる麻寿美の我慢を良い事に、
10代の少年たちは30代のバツ1女性にやりたい放題だ。
一部屋に全員揃った中、全裸にした裸をみんなの前で見せあって抱く。
必死で声を抑えようとする麻寿美をあざ笑うかの様に、わざと一層激しくする。
無理やり押し込まれて仰け反る麻寿美を布団に押し付けて後ろからはじく者。
一人を相手にフェラをさせられているのに、その後ろから無防備な陰部を狙う者。
自分の女には断られて出来ない後ろの穴を試そうとする者・・・
5人もいれば、一晩中麻寿美のカラダに休みはない。それも若い男たちだ。

両手・口・陰部と同時に使ったところで一人余る。
その余った男のする事はいつだって決まっている。撮影係しかない。
麻寿美の置かれた立場・年齢が微妙にまずかったのかもしれない。
おばさんとしては若く、10代にも十分に視界の中に入る、遊んでみたい年上だ。
そして20代女性とは違う、“確立した”独り暮らし。
誰かがその生活に口出しして来る事はない。つまり、自分だけの力しかそこにない。
何より、恨まれる状況に立つ人間としての危機管理が乏しかった。

写真・映像。あれだけ強さを感じさせる女性だった麻寿美が、
まだ人生の何を知っているのかさえ未知な少年たちの言う事を聞いている。
現場で万引きを黙認させられていた。それだけならいい。
店内に万引きに来た少年たちに体中を触られ・触らせ、裏に連れ出されてやられる。
AVでもやらない様な、万引きGメンがリモコンバイブを付けられて店内巡回させられ・・・
濃いめの化粧で目の下のクマを隠す状態。“万引きのやりやすい店”と広がり、
関係ない年寄りや主婦も次々に作業に来る。
それがあまりに酷くなった頃、麻寿美は外された。同時に退職した。
でも、少年たちは手に入れたオモチャを簡単には手放さない。
麻寿美の部屋をたまり場にし、これこそが本当の“公衆便所”という様な状態で、
連日連れて来られる新しい仲間という男たちの相手をさせられ、時には、
金を払った中年男性に麻寿美を抱かせて小遣い稼ぎの道具にされたり・・・
無残、もう麻寿美は廃人寸前になった。

全てをむしり取られ、“女としての価値”さえ評価されなくなった時、それは終わった。
アパートを追い出されただけでなく、少年たちに作らされた借金まで背負って。
麻寿美が撮られた画像・映像も、管理の悪い少年たちの下、もう流出していた。
先輩・真佐美は大変な思いをしたが、近くに警察関係者がいたし年齢と母親の強さも。
それでも、そんな強い真佐美ですらほぼ全てを壊してしまったほどだ。
強そうに見えた麻寿美も、それは表面の壁が一枚だけ厚めに出来ていただけ。
母親出来てなく、夫婦生活さえ途中で下車してしまった役足らずだ。
本当はまだまだ人間を知らない未熟な女だった。粋がっていただけの。
老いた人、弱い人、失敗した人。それを理解しないままの力任せが招いた行く末・・・
それでも麻寿美は可哀想かもしれないが。


風俗嬢になった。自分からなったわけでなく、借金の返済として契約した。
30半ばでは女としての扱いも厳しい。
年下の世間知らずの20代前半の女たちに馬鹿にされ弾かれる。
“サービスしろよ!”と過剰なプレイを求められて体を痛める事も多い。
少年たちにされた扱いに“慣れ”もあったが、もう人生のプライドは崩壊した。
彼女が一番低いどん底を実感した瞬間は、別れた旦那を客として迎えた時だった。
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「仄色の誘惑」





6月も終わろうとしていた。
まだまだ暗い空の日々も多い中、それでも合い間合い間には濃い色の青も覗き、
街ゆく学生たちも、もうすっかり夏服に染まっている。
そんな中俺も、去年越しのサマースーツのローテーションに切り替えていたが、
どうしても一着、いちばんお気に入りだった明るい色の物が現役を終えようとしていた。
“今日を最終日としよう”
そう思いながら回っていた外出先でベンチに座った際、内腿の擦れに目が留まった。
自分が思うよりも傷んでいたよう・・・
ため息交じりに遠くを見た視線の中、“紳士服”の看板が目に入った。
こんなタイミングなんて何かの縁、吸い込まれる様にその店に足は向いて・・・

有名量販店のその一店舗なのだが、俺はその系列店は初めてだった。
そのせいか妙な緊張感もありながら、目線は薄い生地のスーツを探している。
「夏物お探しですか?」
声を掛けて来たのはスラットした、少し背が高めに見える女性店員だった。
やや長めのボブのような黒髪、少しだけ浅黒く感じる肌色の顔。
でも、なんて言うか・・・
上品とは大袈裟、清潔感という言葉も似合わないのかもしれないが、
女性を出しているタイプでなく、しっかりした言葉づかいと応対、
何より無駄に感じない微笑みと気持ちを奪われるような絶妙なペースの語り口。
やたらと甘い雰囲気を出そうとするタイプにない、そんなところも新鮮だった。
人と多く接するほどに、“余計なもの”は臭く感じられるもの。


1点・2点、色とスタイルに悩みながらも試着の候補を彼女と選んでいた。
服を一生懸命に探している彼女の顔・横顔、なぜか気になってしまって・・・
真っ白なシャツ。第二ボタンまで開いた感じはいかにも“作業中”を思わせる。
考えてみれば、彼女は店内入口付近で段ボールから商品を出していた途中。
自分の周りにいない新鮮さをどこからか感じさせる彼女。
俺の質問に答え、親身に対応してくれるその表情。特別大きな目ではないが黒目が深い。
無駄に細くなどしていないのに綺麗に揃えられた眉。勿論無駄な化粧もない。
高過ぎず、でもラインと輪郭のスッキリした鼻。
口は・・・
歯並びが良い。とても綺麗で、大きさやバランスが見事に揃っている。
そして唇。けして淡い色や仄かな色ではない。ミルキーはパープルに赤黒混ざった様な。
でも、その全体に高級感を漂わせるような・・・
厚くなく、薄くもないこの唇が異様な程に視線を引き付ける。
顎は優しく細く柔らかく感じさせる納まり方。スレンダーな体型とのバランスもいい。
時間が経つほど、俺はスーツよりも彼女に夢中になって行く。

でも現実は残酷で、物事には限りがある。
もう、試着・直しの寸法とり・会計を残すのみになって来た。
彼女はフレザーを肩にかけ、スラックスを腕に載せた状態で俺を試着室に誘導した。
相変わらず一定のペースで俺に向かい、相変わらずその魅力を流し続けている。
俺が中に入った試着室のカーテンを閉める時にみせた表情、
カーテンの上の方(レールのすぐ下)を掴むために自分の背より高い位置を見上げた顔。
無表情でありながらもその美しい輪郭が俺を引き寄せる。

2着試したが、どちらも購入する事にした。
これは彼女に関係なく、デザインと生地を気に入ったから。でも・・・
やはり彼女の魔法も効いているのかもしれない。
彼女は淡々とスラックスの裾の寸法とりに掛かった。
試着室の前の床にしゃがみ・・・

俺は自分の裾を見ようと視線を落としたが、その途中に・・・
作業中だったであろう彼女のブラウスは大きく胸元を開いていた。
いや、別に大きく開いているわけでなく、彼女がジャケットを着ていない事、
そして何より、彼女がとてもスレンダーだという事が大きいのだと思う。
見事に見えていた。恐ろしいほど完全に見えている。
姿勢のせいで大きく内側に空間を作ってしまっていて、しかも彼女は本当にスレンダーで、
着けているブラのパッドがしっかりし過ぎているのだろう、
そのパッドの形状がしっかりし過ぎて、自身の胸から完全に離れて大きな空間を作って。
ほとんど張り出しのない乳房は逆に違う意味で女性らしさを感じる。
弱々しく、でも、だからこそその先端がとても美しく見えて・・・
寸法とりに苦戦しているのか、彼女は一層大きく空間を開き、そして時間も長くなった。
乳房全体もブラの前面のデザインまでもわかる程、それだけの長い時間をくれた。

寸法をとり終え会計を済ませ、彼女に見送りされて俺は外へ出た。
伝票のサインは“松川”、そしてレシートの名前は“松川祐美子”
外の空気に触れながらも、自分が後に残したあの店内に残る“松川祐美子”を想像した。


俺の脳裏からは何日も離れなかった。
控えめにして不思議に魅力を感じさせるあの美しい顔。黒い瞳、そして独特な色の唇。
色気など売りにしないのに、あの胸元の開いた白いシャツと濃紺のスカートは焼き付く。
そして弱さを感じさせる厚いパッドのブラと高さのない先端だけの胸元。
でも、その先端は大きくなく小さくなく、高さ・色までもが言い様の無い魅力に溢れ・・・
俺は虜になっていた。
あの女の全てを知りたい、“松川祐美子”の全てが欲しいと思った。

1週2週・1ヶ月、俺は衝動と抑制、解放と蓄積を繰り返し過ごしていた。
でも、増えたり消えたりを繰り返しながらも、そこには結果的に大きな塊が育っていて・・・
紳士服店の前に車を停める日々が続く様になって、頭の中は善からぬ事ばかりを考える。
休みなのかシフトなのか彼女が現れない日もあれば、同僚と帰る日も多い。
むしろ“助かった気持ち”になる日々も多かった。
でも、そんな車の中での時間は同時にその抜け道もしっかり先に進んで行く。
“家を突き止めよう” “帰り道に誘おう”
色々考えては消し、またそれを迂回するような事柄を考えては消した。
でも、彼女の自宅付近であろう場所で彼女が彼氏らしき男性に逢い笑顔を見せた時、
俺の中で何かが割れるような衝撃と音が響き、覚悟のようなモノが決まった気がする。
彼女の同意に関係なく彼女の全てを手に入れる。そこだけに絞られた気がした。


彼女は帰り道の途中に人気のない場所を通る。場所は決まった。
彼女に静かになってもらうための道具とテクニック、その情報はネットで集めた。
彼女の肉体を手に入れた後、その肉体と心の全てを自分の物にする手法も研究した。
どの場所に連れて行きどんな拘束をするのか。どうすれば彼女が心と体を俺に開くのか。
笑ってしまうが、気が付いてみればもう2ヶ月という時間が過ぎている。
でも、その甲斐もあってか冷静な自分がそこにいて、そして全体が想像できる。
全ての絡んだ糸が解けた気がした。

彼女の全てを手に入れる場所を用意するために40万という出費をした。
倒産したその工場に彼女を拘束する為の台、縄や拘束具、機材諸々。
薬品も揃えた。効果の程は一発勝負しかない。
俺にはカメラやビデオは必要ない。彼女そのものが欲しいのだから。
肉体は勿論、いや、肉体以上に今は中身が欲しいのかもしれない。
俺が好きなあの松川祐美子、その松川祐美子を俺に向かせたい。
彼女の全てが俺を求める様にしたい。


月末と金曜が重なったその日が実行日となった。
すでにすべての準備を済ませ、何日も様子見の日々が続いていたがその日は来た。
彼女が久々に暗い時間に一人で帰る。そして金曜日なら遅くなっても不自然ではない。
店を出た彼女を確認して追い越し、
高いコンクリートのブロック塀が続く、やや暗い場所に車を停めた。
俺は自分の車より手前に降りて待ち、彼女を通過させる。
自分の車に差し掛かった彼女に近づき後ろから・・・

彼女を抱えて後部ドアを開き、押し込んで後部座席に横たわらせ運んだ。
さすがに凄い緊張で、工場までの道の記憶がない。
車から連れ出して運んだ時に改めて感じたが、彼女は本当にスレンダーだ。
“静かにさせる方法” “復帰しても暴れさせない方法”
車に押し込んだ際に後の事も考えた処理までしておいたので、移動はスムーズだった。
媚薬なるものの効果は未知の領域だが、すぐに口中に押し込んだのは正解だった様だ。
脱がせ方は色々考えたが時間の余裕は多少ある、焦らずに行く事にした。
ジャケットだけ脱がせ、そのまま台の上に寝かせた。
両腕を万歳の様に持ち上げ、その両手首を束ねた後で、離れた場所の鉄柱に縛り付けた。
後々の事を考え、足は大きく開いた状態で足首を両側外から下の骨組みに各々縛り付けた。
長くはないスカートで隠れてはいるが、大きく開脚した姿勢は嫌らしい。
紺色のスカートの下にはやや濃い色のパンストが穿かれている。
黒のパンプスを眺めていた。少し考えて、脱がさないままにした。
まだ眠っている。綺麗だ。特別美人というタイプの顔ではないが、でも綺麗だ。
彼氏がいてもそれを感じさせない品位が彼女の中にあるのだろう。
媚薬のせいなのか、薄っすらと額に汗をかいている。
それにしても唇。内出血を思わせるような血色の悪い色の様でいて、それが宝石のようで。

きっと自分が思うよりも長い時間、ただ彼女を眺めていたような気がする。
“変質者”とはこんな人間を言うのだろうと、苦笑いしていた。
世間的に、そして彼女にとって俺は変質者だろう。否定などしない。
でも欲望とはそんなものだ。誰が否定しようとも、それでも誰にでも潜んでいるそれだ。
俺はシャツの上から彼女の乳房を掴んだ。殆んどブラの感触しかない。
何度もその感触を確かめていると、彼女は目を覚ました。
一瞬焦ったが、そう、彼女にはちゃんと媚薬が効いていてくれて・・・
「アァ・・・」
目を細め唇を静かに弛め、ただただ虚ろな表情をするだけ。
あの仕事の時の淡々とした彼女とは別の景色がそこにある。

「気が付いたんだね?! できるだけ静かにしてほしい。怪我はさせたくないから」
彼女の頬に手を当てながら諭すように彼女に言った。
彼女は何も理解出来ないようだが、俺はそのまま自分の“作業”を始める。
「キス・・ させてっ ・・ (・・・)」
俺は静かに彼女の唇を自分の口で押さえ込んだ。
思ったより肉厚な感触で、でも弾力性のある柔らかいだけの唇じゃない。
「ウウゥ、、 アァ・・・」
自分がされている事・状況、彼女には理解できていないのかもしれないが、
彼女は反応する。それは意思でなく媚薬に導かれたものなのかもしれない。
さらに胸元に手を添えると、「ウゥっ、、」と少し声を大きくした。

彼女には嫌らしい女であって欲しくはない。それは俺の願いだ。
でも、全てを見せて欲しい。そして俺を少しでも感じて欲しい。
俺は一度唇から離れ、そして彼女を見つめた。彼女も少し開けた瞳で俺を見ている。
俺は彼女を見つめたまま胸を掴み、揉み、瞳を合わせたまま彼女の胸のボタンを開いた。
レースの花柄刺繍のあるブラは本当に厚い生地だ。
こんなタイプのブラを着けている女性ほど、初めての男にそれを開かれるのを躊躇うもの。
でも、彼女は静かに体を揺すらすが、その腕はどうにも動かない。
電球の下、開かれた白いシャツから飛び出しているブラは、今開かれようとしていた。
「見せてよ」
俺は静かに言って彼女のブラを彼女の顔下へと押し上げた。
本当に小さい。厚い生地のブラが胸の全てであったかの様な小ぶりの、
“乳房”というにはあまりにも頼りないそれが明かりの下に現れた。
微かだが、“見ないで”と言っているように聞こえた。
どんな女性でも乳房を開かれる時には発する言葉なのかもしれない。
でも、目の前にあるこんな風景だからこそ、彼女の発する言葉に特別なものを感じ、
その併せ持った恥ずかしさに晒されている彼女が俺を興奮させる。
押し上げていなければ、ブラはすぐに彼女の胸を隠そうとする・・・

俺はブラを押さえつけた。確かに小さい、上から見れば乳頭だけがそこにあるようだ。
でもそれを口に含もうとして近づいた時、その美しい先端に視線が止まった。
先端は薄く淡い色のようでいて、奥に行く程に濃くくすみ、それが唇へと続く様な色で。
まだ触れてもいないのに光り輝き、そう、やはり深い色の宝石の様にそこにある。
大きくなく小さくない乳頭ながら、しっかり盛り上がっていて、綺麗な円を描いている。
その少し怪しく魅力的な深い色合いの周りには、それを薄めた波紋が広がっている。
摘んだ。両手の人差し指は探し、そして両方の親指が持ち上げる。
「ぅ・・ ぅっ、、」
俺の指の方に伝わって来る反応、それは確かに彼女の体の中から伝わって来るものだ。
俺は静かに口に含んでみた。舌の先端でその彼女の突き出した凸部を下からなぞってみた。
「あぁぁ うっ、、 うぁっ・・・」
反応してくれている。ただ少し口に含んだだけだと言うのに、彼女は顔を歪める。
その反応を最高の御褒美に俺は感じた。
彼女の両方の乳房に必死になってしゃぶりついていた。
こんなに胸だけで感じるなんて。いや、きっと彼女だからこそここなのだろう。
彼女はどんどん声を荒げ、縄と金属部分がぶつかる音が工場の中に響く。
俺は、「待ってて、もっと君の方に行くから」と呟いていた。


唇で吸い指でつまみ上げ、のたうち回る様に反応する彼女は尽きない。
ならば楽にしてあげたい。いや、俺の方がもうもたないよ。
先に足を縛ってしまった事を少し後悔しながら、力づくでスカートを捲り上げた。
大きく開いた足、パンストの下にはブラと同じ刺繍のパンティが透けている。
上半身を捲り開かれた状態で曝け出し、下半身も不自然な開きと腹部に重なったスカート。
着衣エロスという言葉があるが、このOL感いっぱいの拘束シーンも味わい深い。
もう激しく体温が上がっている彼女。俺はパンストの上から陰部を掴み上げた。
「あぁ!!!  だめぇ、、 触らないでぇ・・」
その言葉にはまったく説得力がなく、その陰部は上から触っただけでも強烈な熱と湿気。
女の匂いをプンプンさせる事のなかった印象・肉体が別の匂いを漂わせている。
セックスとは無縁の様でいた女が今、匂いと熱で雄を必死で求めている表情に溢れて・・・
俺は彼女のパンストを破り脱がせた。現れたパンティの中央はもう色が変わっている。

「焦らしたりしない。直接触ってあげるよ!」
俺は一気に彼女の中に指を押し込んだ。それもその既に濡れた入口は3本を飲み込む。
スレンダーな彼女に不釣り合いな程、もう陰部を全開で開こうとしている感じだ。
道具もいらない。余計な愛撫すらいらない。
今は全身で俺を待っているその要望に応えてあげよう。
俺は服を脱ぎ、彼女の両足を外して彼女の中に入った。
「あっ、、あぁ!!!」
彼女の中が全身で俺を吸い込んで行くようで・・・
上品ささえ漂う彼女が、下品な程に両足を広げて体を震わせている。
祈る様に繋がれた縄に自分をまかせて、下半身の全ては俺に委ねて弾けている。
殆んど同時だったが、むしろ彼女の方が先に尽きた感じだった。
俺は彼女の腹部に広げた自分のモノを掃除して、再び彼女の両足を縛った。

横に置いてあったペットボトルの水を一気に流し込んだ。目の前の彼女を眺めながら。
ある程度喉の渇きが潤ったところで、彼女の口へと直接口移しに水を届けた。
何の抵抗もなく、しみ込ませて行く様にその水を受け入れ俺を見つめた彼女。
さっきよりは媚薬は薄れてきたのかもしれない。でも、むしろ表情はリアルで・・・
まるで自分の女になったと勘違いさせるような表情を見せるからかもしれない。
2回目の口移しには媚薬を混ぜた。まだまだ全身で受け入れさせたいから。
彼女の体を前にして、その横に座った。
そう、その濃過ぎず薄くなく派手じゃない、でも引き寄せる顔。
そしてその小さい胸。高さを感じさせない胸だと思っていたが、横から見て気が付いた。
スレンダー過ぎる体型のせいもあり、寝た状態だから余計なのか、
巨乳と反対に、寝た姿勢だからこそ、よく見ると胸の部分が広く盛り上がっている。
周りが骨格や筋肉の部分だけのせいか、そう、たしかに胸の部分が広く盛り上がっている。
上や前から見て小さい胸も、横から見た時、
その乳房という脂肪部分が台地になっている。高さと逆に広がり過ぎて分かり辛いだけ。
やや暗い電灯のせいもあり、その静かな台地はやや黒光りして見え、
その周辺さえ、筋を含めアスリートのようなスポーティーな肉体に見える。
高さばかりに目が行っていたが、面積としては意外にボリュームがあるのかもしれない。

俺は横に座り、静かにそれを触った。やはり反応がいい。
彼女はここがコンプレックスであり、そしてだからこそ愛される事に最高の反応を見せる。
また声を上げ始めた。同時に体も揺さぶる。
ならばやはり、またあそこに指を入れてあげる。
やはり効果が弱まる事はない。追加された媚薬のせいか、それとも・・・
もういつでも“スタンバイOK”なカラダになっているようだ。
今回は全身を触ってあげた。そしてキスしてみる。
太腿の内側にキスされる時、そして桁違いの反応を見せるのはやはり胸元への愛撫と悪戯。
今度は先に手首を解いてみた。そして俺のモノを触らせた。
どんなに真面目そうでも彼氏がいる女だ、そこはしっかり心得ている。
指示しなくても、持ち方を心得ているし、控えめながらも前後に動かす。
そして薄目で大きくなった俺のそれを眺めている。

「口でしてよ」
俺がそう言うと、「 えっ・・ 」と躊躇いながらも反応待ちの俺に自分から来た。
静かに、でもちゃんと奥まで口に含んだ。自分からだ。
勿論媚薬は聞いているが、さっきよりも表情も意識も明瞭で、
もう自分の意思で俺に奉仕している。つまり・・・
かなり多くの部分、心も体も開いて来ているということ。
彼女の口から外し、その口に濃厚で長いキスを続けた。
彼女は自分の空いた手でしっかり俺のあそこを掴んでいる。勿論何も言われなくても。
足も外した。
台の上で重なり、彼女は上になった。瞳を開けしっかりと俺を見る様になった。
彼女が上の状態で出したにも関わらず、二人は終える事なく続ける。
濡れて光っている俺のモノを再び口で奉仕してくれたり、また手で前後してくれる。
俺は彼女を台から下ろし、彼女を台に手を付かせて後ろからねじ込んだ。
連続していると言うのに、それほどに興奮した状態を続けているという事。
後ろから激しく突くうちに、俺も大きな声を出していた。

彼女の悲鳴と俺の声が重なり、二人は何度も続けていった。
いつ尽きたのかも分からない程にそのまま彼女を突き続けた。何度も何度も。
彼女の体も途切れる事はない。その細いカラダ・小さな乳房を全身で揺さぶって・・・

まるで二人の中から媚薬とエロスが消えて行くような感じを受けた時、
二人は激しく抱き合って長いキスをした。今度は心だけのキスと感じられるもの。
一度離れた俺に、彼女はしがみ付く様に抱き付いて激しくキスをして来た。
理屈じゃなく、彼女の心と体を欲した俺を全身に感じたのかもしれない。
彼女の瞳は深く大きな海の様に溢れそう。スレンダーだけど力強く抱き付いて来て・・・


こんなやり方は許されない。でも彼女が欲しかった。そしてそれは届いた。
魂が直接ぶつかった結果が巻き起こした愛、これも真実と思いたい。




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勿論そこにニーズがあるのだろう。職業としては常にトップ3に入っている。
そしてとても低い年齢からシニア世代に至るまでと、年齢を超えた人気もある。
結局また、私はこのジャンルに触れる事になる。
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自分に自信があった。そう思ってた・・・
今更後悔しても、もう戻れない事なのに。
何回か生徒を卒業させ、後輩の先生の面倒も見る様になっていたし、
何より、自分には家族が出来て、しかも同時に母親になったんだから。
毎年の様に受け持つ生徒たちの数学の点数は上がっていたし、名門にも合格した。
文句ばかりの生徒は別にしても、数人の父兄から厳し過ぎると言われるだけで、
他の親たちは私に教育方針を任せてくれていた。
結果が全てで、私の方針に批判的な先輩たちも黙認状態。
本当に怖いもの知らずで突っ走っていたし、職場での孤立さえ正義と思っていた。
新しい家族さえ守れれば私は良かったのに・・・

私は29歳にして高校一年生の息子が突然出来た。
前の学校で同僚だった33歳の先輩教師と結婚したから。
彼は再婚で、彼には連れ子がいた。
彼の事は前の奥さんとの時代から見て来たし、力也君ともすぐに打ち解ける事が出来た。
最初は心配して始まった生活も想像と違って楽しくて、
学校では厳しい顔ばかりになってしまう自分が、家では優しい顔でいられたから・・・
夫の事が好き。力也君の事が好き。そんな場所は私の宝だった。

楽しい日々はほんの一瞬だった。本当に残酷だよね。
私が“冷たい女・怖い女”と言われる様になったのは大学の頃からだった。
高校時代に何回か痴漢されて、大学入学と同時に合気道を習う様に。
真剣に取り組んだせいか大会でも入賞するようになって、
“あの子は美人だけど甘く見ると怖いよ!”
友人たちが冗談交じりで男の子たちに言う様になり、私自身がそれを意識してしまった。
念願叶って高校の教師になってからも、最初は普通に行こうとしていたのに、
前の学校で生徒たちの悪戯を受けてから大学時代のキャラに戻ってしまった。
今の学校に来てからはなお更だった。
若い教師はただでさえなめられる。それが女性教師なら比べ物にならない。
“少しぐらいちょっかい出しても大丈夫”
少しでもそんな風に思われたらこちらの負け。

うちの学校は進学校だけど、そのわりにスレた生徒も所々にいて、
私が来た時にも若い女の先生だけでなく、先輩の先生まで悪戯されてた。
それも結構どぎついものも。
年配の先生でも大人しい先生がいて、すれ違い様に真上までスカートを捲られ、
若い先生で一人もの凄く大人しい先生がいて、彼女は羽交い絞めにされ、
生徒たちが見る前で胸を揉まれていた。
私は絶対にそれを許さないと思った。合気道の経験者だと知られていたし、
女子空手部の練習にも参加し、顧問の補佐の様な事もしていた。
“少しでもなめられたら負け”
そう自分に言い聞かせ、他の女の先生と溝を作りながらも、私は強硬路線だった。
高校生は男子も女子も本当に難しい年頃。
もう大人と同じチカラや知恵を手に入れているのに、それを持て余している。
男子生徒は教師でも同級生でも性欲の対象として見ている。
女子も、まだ男性の怖さを知らないまま、それでいて性に興味津々。
目の前には今にも爆発しそうな危険物が溢れている。

偶然とは恐ろしいもので、私と主人の結婚が決まって私が移動させてもらったのに、
その私の赴任先に力也君が入って来てしまった。
当初はこの学校が力也君のすべり止めだったし、私も他の学校に行く予定だった。
でも、この学校だけが数学の欠員だったし、
受験前に大病した力也君は余裕があったはずの第一志望を不合格になってしまい・・・
いくつもの偶然が短期間に重なり、結局、母子が同じ高校に通う事になった。
さすがに学校側は配慮してくれて、違う学年、そして彼の数学は別の先生が担当。
それでもこの手の噂は回るのが早いから、あっと言う間に誰もが知る事になっていた。
高校1年になったばかりの力也君には申し訳なかった。
この年頃の男子が突然新しい母親を持つ事、そしてその母親が同じ学校にいる事。
どんなに負担になっていただろう・・・
でも、力也君はいつも笑って“気にしなくていいよ”と言ってくれた。


家族だけ、その小さな幸せさえ・・・
もう生徒たちの噂話も下火になり、静かな生活になっていたある日の事。
私は文化祭の準備で工作室で作業していた。
そこにやって来たのが塚本・大木・池田、そして力也と同じクラスの一年生の平田。
塚本はいつも教師たちを静かに睨んでいる不良生徒のリーダー格。
大木はいつも塚本の隣にいる、兄貴がこの高校の不良だった事で有名な生徒。
池田は彼らの中で塚本や大木のいう事を聞くタイプの調子者。
彼らが私一人のこの教室にやって来た。ここはこの階のいちばん奥の教室、
何かを企んでいそうな事は私にも分かっていた。
私は静かに手元にあった細い棒を手にして、いつでも応戦出来るように身構えた。
「あなたたち何? 何か用?!」
私がそう聞くと、大木が私の近くにやって来て私の隣に座り、
「先生、力也君大変な事しちゃったねぇ?! なぁ平田?!」
そう言って私が作業していた机の上の小物をいじっていた。
「何よ、平田! 何の事?!」と私が平田に聞くと平田はモジモジしている。
隣にいた塚本が業を煮やしたように、
「“息子さんが万引きを・・・”なんて言いにくいよなぁ?!」、そう言った。

私は耳を疑った。そして平田を見ていた。
私の顔を見ようとしない気まずそうな平田の顔は、逆にその事に真実味を加える。
“まさか力也君が万引きなんてするはずがない!”
心の中で必死に叫んでいた気がするが、自分の事ではない、むしろ自分を失ってしまった。
「先生、力也君に確認してみなよ! おい、スマホかしてやれよ!」
大木が平田に向かって言った。
私はそんな状況だし、力也君のフルネームが表示されている画面を躊躇いながら押した。
もうすべての意識がその画面に集中していた。すると・・・
後ろにいた誰かに突然羽交い絞めにされた。そして振り向こうとすると、
今度は反対側からコンビニの袋のような物を被せられた。
「あなたたち何するの?!」
それも言えなかったのかもしれない。お腹にパンチされた。
そこからは流れる様に進められてしまった。
私を羽交い絞めにしているのは塚本だと思う、声でわかる。
塚本は自分が座り込む様に私を後ろ側に抱え込む様に倒した。
前からは両足を押さえられて・・・
少しも自分の思う様に動けなかった。一瞬にして自分の体じゃなくされた。

袋を被せられた私には彼らの声が小さめに聞こえた。
「やっとコイツ堕ちたよ。石井先生、合気道じゃ役に立たないねぇ・・・」
「おい、しっかり撮れよ! この女生意気だから黙らせる様な写真じぇねぇと!」
「少しばかり美人だからってお高くとまってんじゃねぇよ!!」
言葉の終わりには袋の上からビンタされた。大木の声。
私に袋を被せたのは池田・・・
冷静に考えれば私をスマホに集中させて塚本が私の後ろに回り込み、
横に来た池田が、私が羽交い絞めにされ後ろを振り向く事を待っていた・・・
私、彼らの誘導のままに乗ってしまった。高校生男子の罠に。
息苦しく、そしてお腹にされたパンチのせいか、
さっきからの流れに気付けなかった、罠に嵌った自分に気力が尽きて・・・

何にも抵抗できなかった。
一つ一つ脱がされて写真に撮られて、そして代わる代わる触られて・・・
女教師が生徒に押さえつけられて裸を晒されて、胸を揉まれ指を入れられ、
最後にはやられてしまった。
高校生の男子をなめていたかもしれない。
悪戯されている他の先生を見ても、せいぜい痴漢の延長線上と思っていた。
彼女たちもこんな事をされていたのか・・・
本当に自分が愚かに思えて。悔しいけど泣いてた。
教え子に自分の女の様に扱われ、それも3人にされたと思う。
平田だけはしていない。声で分かる。
私をそのまま放り出す様に彼らは去って行った。
袋を外し、自分のその姿を見た私は自分を笑っていた。笑うしかなかった。

そのまま帰ってしまった・・・
自分一人を信じてやって来た私は、同僚に相談する事さえ躊躇ってしまった。
そして・・・
夫にも、もちろん力也くんにも何も言えなかった。
いつもと変わらない優しい笑顔の食卓に座った時、それを壊せなかった。
結局そのまま次の日も普通に高校に。
今思えば、勇気を出してその時にケジメをつけるべきだったのに、
教育者としても、一人の大人・女性としても駄目だよね、私。
きっかけは家族の事だったとしても、もう冷静な自分に戻れなかった。
女一人は小さく、そして無力だね・・・


午前中の授業終わりに廊下に出た私に、池田がメモを渡して来た。
“旧3Dの教室で待ってる。放課後すぐ来い”
最上階一番奥で、今は物置になっている教室。
“また・・・ まわされる・・・”
そんな事ぐらい想像がつく。でも、どうすればいいのか分からなかった。
警察に届ける? 学校に報告するの? 今の私に何が出来るの??
それに、昨日の夜にも見たあの二人の幸せな笑顔が消えない。
私は鎖に繋がれた様な重い足で、体で、それでもその教室へ歩いていた。
この階の私の向かう側は使われていない教室が大半。
恐ろしいほど静かで、自分がそこに向かう事が・・・
扉の前に着いていた。瞳を閉じて深呼吸したかもしれない。
汚れた扉を開けると彼らは正面に座っていた。塚本・大木・池田。
そこに平田はいない。
塚本は無言で私を手招きした。教師の私に。
もう私は彼らの教師ではないのか・・・

「昨日は少し手荒なマネしてごめんね、石井先生。華英ちゃん。
お互いに痛い思いするのは避けた方が良いでしょ?! 勘弁してよ。
大人しく俺たちの相手をしてくれれば痛い思いも強引な事もしないからさぁ、
華英ちゃんは黙って大人しく俺たちの言うこと聞いてくれればいいの・・・」
もう彼らは上から目線だった。私が従う前提って事。
私が彼らを睨んでいると、
「さっさとしようよ、早く脱いで。早く帰りたいでしょ?! ご飯の支度は?」
彼らは私を犬猫のように見下して指示してきた。
「何?! あなたたち、自分たちがした事がどれだけ大変な事なのか分からないの?
犯罪なんだよ。今なら我慢する、だから黙って写真消してよ! 消しなさいよ!!」
かろうじて教師らしく言った気がする。でも・・・

私は彼らの前で全裸、そして彼らのペニスを口でやらされていた。自分から・・・
情けないよね。もう教育者じゃなくなった。
“先生の写真が出ればダンナさんも力也君も将来ないよね?!”
その一言、そして彼らに見せられた画像だけで私が従うには十分だった。
夫は教育者であり社会人、その現実を何とか受け止めてくれるかもしれない。
でも、どうしても力也君だけは・・・
それに私は自分の事を守りたいのかもしれない。
ひどい写真。
大きく足を広げられて写されて、生徒にやられているところまで鮮明に・・・
自分で服を脱ぎ、言われるまま教え子のペニスを口にしていた。
あの年頃の男子がそれだけで済むはずがない。
口でと約束していながら、誰かを相手にしてるそばから後ろに回られて入れられ、
いい様に弄ばれて・・・
私たち教師にとってこんなに神聖な場所で、私はなんて事を。
教えを説くべき立場だと言うのに、強要されているとは言え私がしている事は・・・


何日も続いた。そしてエスカレートして行く。
性奴隷だよ。私はもう教師として高校に行っていなかった。
“今日も抱かれる”
それを覚悟して大切であったはずの場所に向かっていたのだから。
同時に相手をさせられ、それも何回も何回も日が落ちる時間まで。
夫が体を求めて来ても“問題が多くて疲れているから”と断り続け・・・
もう身も心も限界だった。

彼らには私が言いなりの道具に見えて来ていたのだろう。
塚本は一番後ろの席が自分の席で、授業中にも私の体を触る様になっていた。
私は後ろに回る様な授業をしていなかったが、塚本はしつこく催促する。
私は何とか平然を装おうとするが、塚本は触る程度でなく掴んで来る。
さらに、テストなどでみんなが用紙に集中している時などでは、
平気で私の陰部を触ってくる。塚本は恐ろしかった。
その事は塚本から大木・池田にも伝わるようで、大木や池田も黒板に出て来た時など、
帰り際に教壇に隠れて私の下半身を触って行くようになった。
そしてついに、その姿を他の生徒に見られる様になってしまい・・・
“あの(強いイメージの)石井先生が触られている”
そう、私も他の大人しい女の先生の様に他の生徒からの痴漢行為まで受け始めた。


ある特別な授業の時だった。
台風の影響で一部の鉄道が止まり、登校した生徒の数が少なく、
その場にいる生徒たちに自習をさせたり、一部の先生は生徒を集めて自由な授業をしたり。
当日は激しい暴風雨だった事もあり、登校できた生徒は圧倒的に男子生徒だった。
それぞれにクラスの生徒がまばらで自由に行き来し、
自由な時間を手にした先生方もそれぞれ自分の事・特別授業などで応対していた。
何とかそんな時間の使い方で午前中を終え、
安全の為と不登校組の為に午後の授業は無しと言う事で解散になったのだが・・・
私ともう一人、若い社会科の女の先生が生徒たちに連れて行かれた。
“視聴覚教室”という音楽や映像を流すための防音に特化した教室に。

池田と他の生徒に両腕を掴まれてそこに連れて行かれた時には、もう既に、
若い女の先生は上半身を露出していた。
両脇から生徒に胸を掴まれて、片方の男子生徒はキスまでされている。
ある意味その大人しい先生がそうされていた事に驚きは無かったが、
生徒たち(高校生男子)にオモチャの様に扱われているその姿が、
自分のそれを一瞬忘れ、あまりに壮絶な姿に見えたし教育者の脆さも見た。
でも本当は、後から連れて来られた私の方が残酷だった・・・
だって私は、その先生を“若く弱いから”と黙殺していたのだから。
その私が生徒たちに掴まれてその先生の目の前に置かれた。
私を確認したその先生が発した一言、
“先生も??”
その一言で私の無駄だったプライドや教師像なんて理想が割れて落ちた気がした。

塚本は非情だった。
「石井先生はここまでやらせてるんだから・・・」
そう言って、今生徒たちの餌食になっているその若い先生、
そして、周りに群がっている餓えた野獣のような目つきになっている生徒たちに、
塚本は私の数々の恥ずかしい写真であろうその画像を見せて回って・・・
生徒たちに辱めを受けて泣き出しそうな顔の彼女さえ、
今までの彼女じゃない目で私を見ている。“結局あなたも・・・ 所詮・・・”
そんな声が聞こえるようだった。
私は黒板前中央にある教壇に連れて行かれた。
そして静かに近づいて来た塚本が周りに向かって大きな声で言った、
「おい、今日は華英ちゃんがみんなに大人の美味しさを教えてくれるってよぉ!」
そして今度は私の方に向かって小声で、
「さぁ、服脱いでこの上に上がれよ。さぁ、みんなに見せるんだよ!!」
最後には怒鳴る様に私に言った。
さすがに他の先生・他の生徒がいる前だったので私は、
「ちょっと、いい加減にしてよ!」と、塚本を怒鳴ってしまった。
塚本は躊躇せず、
「力也ここに連れて来い!!」と池田に言った・・・

私はまた脱いだ。それも生徒たち、そして他の女の先生の前で。
生徒に触られている若い先生より、高い場所に上がってストリッパーの様になり・・・
私の方が遥かに恥ずかしく情けない。
塚本は言う、「開けよ! みんなに中が見える様に開くんだよ!!」
生徒の言葉に従い、そして沢山の生徒たちに陰部を見られ・・・
あっと言う間に大勢に触られていた。
押し倒され、教壇の上で手足を広げられたまま押さえつけられ、
もうされるがまま、頭を下に下げられた私の視線の先には若い先生の視線があった。
生徒たちに弄ばれて顔を歪めながらも、冷静に私を見ていた。
逆さまに映った景色・彼女の表情だと言うのに、残酷なほど分かる。
こんな場所で胸を揉まれ、中を触られている自分をあの先生に見られて・・・
床に落ちて行く涙を、その表情を彼女に見られている事が悔しくて・・・
まだ服を残し、触られキスされている程度の彼女に対し、
私は全裸で、こんな場所でこんなに恥ずかし格好で好きな様に触られている・・・
死にたかった。
もう完全に切れてしまった。全てのチカラが抜けて、もう自分の体じゃない。
そして最後に男性教諭にそれを発見され助けられた事が一番情けなかった。


私は自分だけはしっかり教師の道を進めると思っていた。
生徒たちにバカにされている他の女性教諭を低く見ていた。バカにしていた。
きっとこの結果にベテランの男性教諭たちは皆、
“結局若い女教師はダメなんだ”と言われてそうだ。確かそんな結果になった。
何より、私が一番情けない事になり、すべてに迷惑を掛ける事になった。
誇りを持ってやっていたつもりの仕事は自分で間違った道に進んでしまい、
大好きだった家族も、もう・・・





可哀想な先生の話だ。一部の男子生徒には結果的に女の魅力を教えたわけだが・・・
力也君は万引きなんかしないだろう?! 自分の息子を信じるべきだ。
先生としても母親としても、そして妻としても無くしてしまったんだね。




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「囲まれた婚前レポーター」





新田千紘(しんでん ちひろ)
時々テレビで見掛ける元気なレポーター。
もう彼女が“元々なんの人なのか”を知る人も少なくなって来たが・・・

彼女は十数年前、体操の世界で“美人”として人気があった人物で、
テレビでもアイドル的な目線で取り上げられていた。
二十歳前の引退直後、実は写真集も出した事があった人なのだが・・・
今の芸能界には少しばかりの美人は溢れているし、
もう美人アスリートと言われるジャンルも飽和状態になって来ている。
早々にタレント路線をあきらめ、彼女は抜擢もあってレポーターに転身していた。
一応元美人アスリートとして最初はグルメレポートなどが中心だったが、
それも後から追いかけて来る後輩に次々に奪われ、少しずつ範囲も変わっていた。
もう最近では事件・事故・芸能他、少し深いジャンルの仕事も増えて来て・・・
そんな自分の行く先に悩んでいた彼女も、ついに結婚が決まった。
今、彼女のおなかの中には新しい命を宿している。
アラサーとなった彼女、深くなりつつある仕事に不安を感じていたが、
今回の結婚を機に引退を決意し、今は残りの日々を送っている状態になっていた。
その事は周知の事実。それは彼女の結婚相手にあった。
元人気アイドルグループの一員で、俳優に転身した今もドラマではよく見る顔。
彼のファンは勿論、大衆も総論として、
“B級の女性いき遅れタレントが掴んだセレブ婚”とあまり良い反応では無かった。
そして婚前でありながら、もう新しい命も授かっているのだから・・・
彼女自身は健康的で同性からも好かれるタイプだったが、人は妬む。
彼のファンもまた、既にアラサーになっている独身も多いし、
世間一般も他人が“オイシイ思い”をする事を良くは思わないものだ。

そんな彼女もイレギュラーな仕事はもう受けていない。
最後に残ったのは自分が長年ライフワークとして来た番組でのレポーター仕事。
週刊誌にも“結婚引退 今クールで降板”と大きな見出しが既に出た。
“自分がその世界で続けて来られたそのものを一番最後の仕事として頑張ろう”
彼女にはそんな気負いもあった。
もうラスト1ヶ月を切っている。そしてそれがちょうど番組改編期と重なって・・・
その番組は他局との競争の中で苦戦していた。
MCや主要スタッフを入れ替える程の低い数字は出ないものの、
現場の低い地位のスタッフや外注先の小変更は繰り返えされていた。
“次の職場”が決まっている千紘とは違い、個々の現場スタッフはピリピリしている。
要は、一個人の結婚退職どころではない。そんな感じ。

ラスト3週を残した週末金曜日、千紘はコーナー終わりに余計な事を・・・
「日曜日は城前公園に取材に行きます!」
一見なんの問題も無いようなコメントだが、それが大きな流れを作る事になる。
現在特別な行動思想を持った若者グループが活発な活動を繰り返していて、
そのグループが集まる事を予定しているのが日曜午後の城前公園なのだ。
元々城前公園は人気スポットで人が多いが、近くの運動公園での大学サッカーの試合、
また、その近くの大通りでもゆるキャラが出てのイベントが行われる為、
既に通常以上の人出が予想されている。
番組の狙いからは千紘が若者グループのインタビュー取材目的なのはすぐに検討がつく。
まぁそれ自体は特段問題はなかったのだか・・・

その番組を見ていたネットのヘビーユーザーの一人が呟いた。そこから始まった。
今はそんな不意な一言が世の中を大きく動かす時代なのだ。
“幸せ絶頂女、城前公園に参上! 誰かもっと絶頂を味合わせてやれよ!!”
そのコメントが静かに表示されていたのはほんの数十分の事。
最初の緩い流れはいつしか、急流の様な勢いでコメントを増やし打ち込まれる文字群。
興味本位のコメントは次第に黒い内容に変わり、さらにドス黒い内容へと変わって行く。
ここに参加している人間だけが特別なわけではない。
綺麗事を重ねる偽善者たちも、腹の中では他人の美味しい話は妬ましいもの。
もう一ヶ月先にはセレブ生活が見えている幸せな女。
燻っていた芸能生活に終止符を打ち、そんな人生を畳んでおいしい生活を手に入れる。
しかもその幸せの象徴を指に腹に感じさせているのだから、
今苦しい生活にいる人間、報われていない人間にはどんな風に伝わるのか・・・
不意な一言・行動は大きな力を生むし、世の中はそんな恐ろしさの中にある。
最初にコメントを打ち込んだユーザーがどれ程の意識だったのかは知る由もないが、
それはきっと予想以上だろう、本当に巨大になって成長してしまった。
コメント数は容量を超え、次々にスレッドの数を増やした。
日曜日の昼には“パート5”にまで膨らんでいたぐらい。

なぜ誰もその事に気が付かなかったのか・・・
本人もスタッフも知人たちも、誰もそんなに大きい力が育っている事に気付かない。
そしてその時を迎える事になる。
予想通りなのかそれ以上なのか、もう公園入口から凄まじい混雑。
身重の千紘には奥に進む事が躊躇われたが、周りのスタッフは1本1本にかかっている。
幸せ確定で逃げて行く千紘には後ろめたさもあるし、不安ながらも奥を目指した。
もう空気が違う。
ある思想を持って集まった若者たち。彼らは真剣だ。
何とか必死にインタビューしようと試みるも、なかなか思う様には行かない。
最初から予想出来たので、スタッフの編成も最低限の構成で取材している。
カメラ・音声、他のスタッフも既に揉みくちゃの状態になっていた。

千紘は他のスタッフたちを見失ってしまったので、一旦スタッフを探しに行こうとした。
若者の流れと違う方向を目指し横方向に進むが、思う様に進めない。
それでも数人、千紘と同じ流れの若者がいて、彼らに囲まれる様に大きな流れから外れた。
流れから外れても、まったく混雑の無い場所など見つからず、
彼らの流れは来た方向と逆で、公園奥の隅の方へと千紘を進めて行った。
いつしか千紘は流れのない足を止めた若者の中に身を置いていたが、
その若者たちが流れを作っている若者たちとまるで雰囲気の違う事に気付く。
そして彼らの視線が千紘に集まっている事に気が付いたが・・・
もう遅い。
「新田千紘ゲットぉ~!!!」
どこからか男の大きな声が聞こえた。

大柄な体操選手として活躍したアスリートも、男たちに囲まれれば一溜りもない。
周りからは塞がれ、それに物凄い賑わいで騒音の中に包まれてしまった。
「何? ちょっとどいて下さい!!」
周りの男たちの顔・目を見れば、自分の置かれた状況は容易に判断がつく。
もちろん千紘は逃げようとする。もう無駄なのだが・・・
胸を触られて、「やめて、触らないで!」と睨みつけるが、男は笑ったまま手を引かない。
これが普通の場所なら躊躇するところだろうが、群集心理とは恐ろしいものだ。
男は自分を睨み付けた千紘と目を合わせたまま、胸を掴み続ける。
あっと言う間に横からも手が伸びて来て、それも本数が増えて行く。
「やめて! やめて下さい。何してるんですかっ!!」
周りの一人一人を睨みながら応戦するが、まったく効果はない。
それどころか、後ろから陰部まで掴まれてしまった。
羽交い絞めにされ抱き寄せられて自由を奪われ、口にはハンカチを押し込まれ・・・
ついに前にいた男が千紘のシャツを開いた。それもボタンなど無視して破って開いた。
ボタンは一気に弾き飛びシャツは開いたが、中にはアンダーのシャツを着ていた。
でもそれも呆気なかった・・・
引き千切られて剥がされた。

サテン地の真っ赤なブラが男たちの視線を集める。
千紘は大きく首を振るが容赦なく、男たちがスマホで撮影している。
むしろ混み合っていた人だかりはしっかり必要なスペースを開ける様になり、
千紘を羽交い絞めにしている男、そして千紘の衣服を剥いている男に任された。
外野は撮影会の様にその風景を楽しむ側に回っている感じだ。
日頃からプロのカメラの前に立っている千紘が、素人のスマホに囲まれている。
千紘はそれでも一人一人の男を睨みつける。口にハンカチを押し込まれたまま。

ついにブラが破り取られた。
まるでフロントホックのブラが開かれた様に真っ赤なブラを残したまま、
千紘のバストが露わになった瞬間だった。
体型にして普通のサイズだった千紘のバストも、
下腹部に比例して少しサイズアップして来ていた。2カップのサイズアップを・・・
アラサーの女性レポーターがそんな大き目のバストを大衆の前に曝け出されてしまった。
男たちは知っている。情報はしっかり入っているのだから。
「おおぉ~! さすが妊婦サイズ、良いオッパイしてんじゃん!」
「新田千紘最高! 一番おいしい体じゃないの?! 下衆タレントには勿体無い!!」
ブラを引き裂いた男にバストを揉み上げられるが、何の抵抗も出来ない。
周りの男たちも真剣に千紘のその胸を中心に撮り続ける。

ついに千紘のジーンズのジッパーにも手がかかった。
大きめウエストのソフトデニムのジーンズで、それも容赦なく下される。
下腹部には帯バンドを着けていて、その膨らみと共に千紘が妊婦だという事が分かる。
さっきまであんなにバストに釘づけだった連中も、もうしっかり下半身を撮影して・・・
自分が授かった大切な命を抱えた部分、そんなところまで曝け出されている悔しさなのか、
千紘は周りの男たちを見回しながらも、もう涙を垂らしていた。
バンドも外され、大きくなった下半身にして小さく見えるショーツが露わになる。
男は非情、そして手際がいい。こんな世界にもプロがいると言うのか・・・
千紘のショーツの中に堂々と、それも大胆に手を突っ込んだ。
これだけの面前で裸にされるどころか下半身に手を入れられて、そして撮られて・・・


大きな音で笛の音が聞こえ、そして続いて拡声器での声が入って来た。
千紘を囲んでいた男たちは蜘蛛の巣を散らすように一瞬にして消えた。
胸を開かれ下半身にショーツだけを残した千紘はその場にしゃがみ込んで・・・

千紘は正式な番組降板の前に出演しなくなった。まぁ当然かもしれない。
そして結婚の話も表から消えた。
勿論ネットの拡散は早く、“新田千紘はやられた!”とか、
“やられてないけど全裸を撮られた”とか、色々な解釈が好きな様に漂った。
それらしい画像も一部には出たのだが、まぁ恐怖心もあるのか、
完全に特定されるような画像は広がらなかった。
あの現場にいた男たち、そして現実に千紘に触れた男たちは事実を知っているのだが。

千紘、そして関係者も事件化しなかったし、ただ闇に葬られた。
誰もが“何かあったらしい”と認識しながらも、決定打はない状態。
みんな噂話は好きだし、それがゲスくエロいものならば大好きだ。尾びれも付く。
“俺が新田千紘の乳を揉んだ本人だ!”とか、まぁ・・・
週刊誌も売れるからそれらしい記事は書くけれど、犯罪も名誉も絡む事。

結局、婚前レポーター新田千紘の露出写真は表に出なかった。
個々のスマホの中にある。ネットを見て・書き込んで集まった男たちの・・・
売るに売れない代物だ。

“新田千紘の乳揉もうぜ!”
“新田レポーター脱がせちゃえ!!”
“妊婦レポーターの全裸が見てぇ”
“千紘まわしちゃえ!”
“全裸にして写真撮って拡散だろ”
なぜ関係者たちはネットにこれだけの書き込みが溢れる中、気付かなかったのだろう。
いや、本当はスタッフの中にも気が付いていた人物がいたのかも・・・




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美人系かもしんないけど、28のくせに彼氏もいないんだから寂しい女だ。
他のグループはリーダーも男性ばかりだし、
過去に係長まで行った女性もいるみたいだけど、今はみんな辞めて、
肩書があるのはそのバカ女だけになっている。他は俺たちと変わらない末端の女の子たち。
だから当然かもしれないけど、その女は他の若い女の子たちにも全く慕われていない。
むしろ嫌われているのか、仕事で関わる機会があっても早々と片付けて離れて行く。
あの女からは、若い女の子たちを“戦力”と思っていない感じが伝わる。
それが遠くから見た他人事ならいいんだけど・・・
俺は運が悪い。自分の真上に肩肘張ったプライド女を背負ってしまった。

数ヶ月必死に我慢して来た。他所の部署の管理職が心配して声を掛けてくれるぐらいで、
「少しの我慢だよ、北島女史は完全を求める当社の宝だから。一気に偉くなれるぞ!」
「美人なのに男に向かわない女性ってのは、いっさい言い訳を許さないからなぁ・・・」
「北島の下は可哀想だな、もう男1・女2辞めてるからなぁ。辞めんなよ!(笑)」
北島は他部署の上司たちからも好かれていない、ただ成績が優秀なだけの人物。
成績が優秀な事、そして仕事の大切さは俺だって分かっている。
だけど新人にだってプライドもあれば人格もあるし、入って来る言葉だってある。
同期の配属先の上司や先輩の言葉はどれも納得できるものだ。
自分のグループにしたって、主任や他の先輩の言葉はそのまま入って来る。
最初は我慢だけだった俺も最近では口答えする様になっていた。
だから職場での言い合いも多く、周りももう危ないと感じているのかもしれない。

そんな状況が毎日、それも日に何回も起きる様になり、ついに俺はキレた。
自分のグループだけでなく、他の部署の同期がいるその前で恥をかかされた。
頭の中の何かが“プツン”となった瞬間、意外にも俺の中に涼しい風が吹き、
信じられないほど冷静な自分を感じていた。
その日の午後に北島とクライアントに説明に行く予定があったので、
俺はもう最後になるかもしれないそのチャンスを活かす方法を色々と考えた。
クソ女を殴っても犯しても、損をするのは俺の方。
でも、どうしてもこのままじゃ引き下がれない。俺にはもうプロパーでの将来はない。
行動予定表に行く先を書き入れる段階になってもまだ何も決まっていなかった。
あいつはいつも通りの冷静を装って俺の隣にいる。いつも以上にクールな顔をして。


突然ひらめく様にプランが決まった。
もう仕事の事など眼中になく、頭の中で計画を整理し、合間には色々と手配もした。
仕事への執着が全く無かったせいか、逆にいつもにない俺がそこにいて、
「いいじゃない、今日の対応の仕方、良いと思うよ。説明も分かり易かった・・・」
北島は俺に言って来た。
今更遅いよ・・・  江梨香ちゃん・・・
運も味方したのか、そんな雰囲気になった事も幸いして北島を誘いやすい。

「北島さん、俺の同級生の旅館経営が苦しくて色々と企画の相談に乗ってるんですよ。
今度日本酒を中心にした夕食メニューに挑戦しようとしていて、今、
色々と導入する日本酒の種類で迷っていて・・・
北島さんお酒強いし、日本酒好きって言ってましたよね?!
どの日本酒に絞り込むか、どんな料理がそれに合うのか、色々とアドバイスくれません?
越前雪国酒造の山ふぶきだったかなぁ・・・  なんか有名らしいんだけど、
それの金印が手に入ったとか言っていて、俺に試せって言うんですけど・・・」

北島の反応は予想以上だった。
「えっ?! エチユキの山ふぶき入れるのぉ?!! しかも金印なんてすご~い!!
滅多に入らないお酒だよ。お酒の個性が強過ぎて、“料理を選ぶ酒”として有名、
そんなの扱うなんて凄いじゃない。素人の人が飲んだってアドバイスできるはずないよ」
ここまで北島の食いつきが良いなんて予想外だったが、流れは来た。
「えっ?! このまま行くの??」
あまりの急な話で少し北島は驚いていたようだが、
今までのあなたの前で見せていた俺とは違う、だってこれからはこちらの得意分野だから。
全く酒と料理を知らないふりをして、あたかも北島を頼りにしている様に装い・・・
笑顔まで見せた北島を、俺は表情のないまま心の中でガッツポーズしていた。


古びた旅館だ。友人が後を継いだその旅館は本当に苦しい事だけ本当。
柔道部で主将だったその友人は部活では活躍したものの御人好しで、
体格では真逆だった俺が兄貴分の様だった。俺のいう事を何でも聞いて・・・
それは大人になってからも変わっていない。
広田(旅館の主)・高橋(俺)と苗字で呼び合う関係だが、悪事も一緒に出来る仲だ。
まったく女の子に縁のなかった広田に何人も女の子を紹介してやった事がある。
モテナイ男はそんな事に強い恩を感じる様で、一層俺に対して忠実になった。
俺の好みじゃない女、そして不要になった女を流しただけだったが・・・
紹介してはすぐにフラれ、また紹介してはフラれ。
もう片手ぐらいは紹介した記憶がある。

平日という事もあるが、予想通りと言うか駐車場は空だった。
宿泊や宴会がない時には御家族やパートさんは離れた場所にある自宅兼事務所につめる。
広田は予想通り、空き部屋ばかりのはずなのに俺たちを一番奥の部屋に案内した。
畳の和室、そのど真ん中にテーブルがあり、料理もセットされている。
俺は見慣れているのですぐに分かるが、これは広田が自分で作って料理だ。
でも、酒に目が行ってしまう北島はさっそくテーブルに並んでいる日本酒に釘づけ。
「わぁ~ これ高いのよねぇ~ まだ1回しか飲んだ事ない。これも・・・」
俺は好きな物を前にして大喜びしている北島を後ろから見ていて、
そのフィットしたパンツのその中央から愛液を溢れ出させて喜んでいる様に見えた。
この女は男より金より、きっと酒に濡れる女なんだろう。

北島は酒を食い入る様に見て、広田は俺の顔を見て・・・
そしてきき酒がスタートした。
とは言っても広田の作ったしょうもない料理と本物の一級品を入れて行くだけなのだが。
本当に好きそうに飲む。30近いキャリアウーマンは酒に慰められるのだろう。
北島の横顔を見ていたが、職場ではこんなに柔らかい表情を見せた事がない。
職場の飲み会や接待の席でも、きっとこんな自分を隠していたのかもしれない。
肩肘張った女が開いて見える。滑稽に見えて。

痩せているカラダ同様、顔のラインもシャープだ。
日本人的な雰囲気はありながらも、西洋人の美形そのままの高くツンとした鼻。
唇の薄い女は情に薄いとも言うが、そう、上下ともに薄いその唇。
美しい顔だがその性格、そしてその痩せた体は男に性的な刺激を与えないのかもしれない。
でも今の俺は違う。目的があるんだ・・・

北島を見ていた俺の視線がその奥にいた広田に合った時、それは無言の合図。
「北島さん本当にセンス良いから、テイスティングして下さいよ!」
そう言って広田は真新しい御猪口を並べ始めた。
そしてさらに、“ジャジャーン!”と言いながら胸元からアイマスクを取り出した。
「先入観じゃなく、視覚に頼らない正当な評価を頂きたいので・・・」
昔の広田を思えば遥かに上出来で、俺は少しその芝居に感動していた。
突然目の前にしたアイマスクさえ、
「私で大丈夫かなぁ~ ハードル高いなぁ・・・」
北島は何の疑いもなく自分が必要とされている(そのレベルにいる)人間と勘違いして、
顔を緩まして頬を染めて照れている。
“自分を驕ってはいけない。常に謙虚でなくてはいけない。何事も疑って・・・”
俺はいつもあいつが言っている、俺に毎日の様に言って来たその言葉を浮かべていた。

北島は広田にアイマスクをつけられている。そう、開き切っているんだ。
30前の綺麗系にして無防備で、自分の価値観・世界観を信じ切っている。
この状況を前に何も恐怖心や警戒心を無くしている、ただの無知なバカ女に過ぎない。
北島にアイマスクを着け終った広田は俺を見た。俺は小さく縦に首を振った。
「えっ?! 何っ??」
北島のその無防備さ、そしてバカさに笑えた。
中学から10年近く柔道をやって来た男に羽交い絞めにされている北島。
慌てた北島を横目に、俺はゆっくりと北島の前にあるテーブルをどかした。

あたふたした北島、そして今騒ぎ出そうとするその直前、
俺は一気に北島の口を塞いだ。顔を押さえ込んで斜めから押し付ける様に口で・・・
無様だ。あれだけ威張っていた先輩女が今、
大男に後ろから羽交い絞めにされ、そして前から口を塞がれて呼吸さえままならない。
押さえつけてみてより感じたが、痩せているだけでなく本当に顔も小さい。
なのにそのシャープな鼻はしっかり当たってくる。
本当に苦しいのだろう、突然後輩、それも部下の様に思っている男から強制キスを受けて、
この女は必死で抵抗しようとしている。
その痩せた体は大男を前にしてはあまりに可愛すぎる。所詮“女”なんだ。
俺には沢山の借りがあるんだ、全て返してあげる。利息もしっかりとね・・・

どんなに苦しがっても必死にかわそうとしても押さえつけて離さない。
体・顔、そして口は絶対に自由にさせない。
“あんたが偉そうにしても、こっちの経験は俺の方が多いんだよ・・・”
俺は心の中でそう言っていた。
俺はただただ北島にキスを続ける。キスなんて甘い言葉じゃおかしい、
“キス姦”とか“口姦”というレベル、いや、それ以上に激しく支配している。
北島がきつく閉じようとしても、舌でそれをこじ開けて、
声を上げる為に開いたならばその中を弄る様に自分の口ごと押し込んで吸い上げる。
俺はそれを10分以上続けた。
北島は全身汗だくになって来て、少しずつだが抵抗の勢いも弱まって来ていた。
顔汗も激しく、短い髪も顔に張り付く。
俺が体勢を直す為に少し北島の唇から外すと北島は、「はぁ・・・」と息を漏らした。
俺はまだまだ続けた。再び大きく北島の口全体を塞ぎこんで許さない。
10分以上激しいキスを受け続け口を塞がれ、そして全身を汗だくにして・・・
今日の夕方まで俺の前にいたクールな北島はどこにもいない。
真っ赤な顔と捕えられた小鹿の様な表情で俺のキスを受けるだけだ。

ぐっと抵抗は弱まっていた。
俺はこのチャンスと場所を提供してくれた広田に北島の口を譲った。
最初から“レイプはしない”と約束していたから・・・
好きでもない女を腹いせにレイプして一生を終わらせるつもりはない。
“キスだけで終われせる”
そこに意味がある。
プライドが高く社歴の長くなった仕事熱心な女だからこそ、簡単に自分の人生を捨てない。
知らない相手にしっかりレイプされたならまだしも、
後輩・部下の男と酒の席に同席し、“キスされた”からと騒ぐ女じゃない。騒げない女だ。
せっかくある女のプライドを俺は利用させてもらう。

交代した広田は興奮していた。時間が長かった事もあるだろうが、
ずっと北島を押さえながら俺のキスを見続けたせいか、もう本気モードだ。
俺に増して激しくしたキス。奴は顔を手も大きいから、北島が幼く見える程。
さらに広田は北島の鼻まで責め始めた。
突然鼻を舐め始めたかと思うと、ついには鼻の穴の中にまで舌を入れた。
クールな美形女性もそこまでされてしまうと無残なものだ。
もう広田が止まらない。
ついにズボンを下し北島の口の中に自分のモノを入れてしまった。
ここは想定外で、俺の予定はあくまでも強制キスだけで終わるつもりだった。
でも、もう遅い。
「口だけ、口だけで終わるからっ!」
広田の勢いに押されて、俺は北島を羽交い絞めにしたまま目を細める様に頷いた。
“あぁぁ・・”
広田は大きく声を上げて北島の口にペニスを突っ込んだ。
北島は(アイマスクで)見えないまま、
“んぅぅ、、んっ、 ぅぅっ・・”
声と言うよりも音を出して苦しさを伝える。本当にか細い体の女だ・・・


結局、広田は北島の口の中に出して終わった。
噛もうと思えば噛めたわけだし、やらされてとは言え、しっかり口でしていた。
“やれば出来る女なんだ・・・”と俺はフェラをやった北島を上から目線で評価した。
北島は口からザーメンを溢れさせたまま畳に横になって倒れ込んだ。
アイマスクを外してやってもそのまま。

この制裁しか予定していなかったが、倒れていた北島は小さく見えて・・・
俺はそれ以上先を迷いながら必死にその心を押さえて・・・




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「堕ちた女子レスラー  ~ 開かれたコスチューム ~」




先輩に怒られながらパイプ椅子を運び、それが終わればリング一式と機材と続き・・・
どこの団体でも毎日が必死だ。そしてそれは無駄に多い団体数の数だけある。
無名の小さな団体ほど“やるべき事・やらなければいけない事”には事欠かない。

夕貴はまだリングネームすらつけていない新人の女子レスラー。
中学生の時にレスラーに憧れ、高校で柔道部に入るも挫折。
部活と共に高校生活に終止符を打ち、この小さな団体の門を叩いた。
メジャーな選手は一人もいない。田舎の小規模体育館で披露出来ればまだ良い方で、
倉庫みたいなスペースや、祭りの仮設ステージなどが多い。
この団体の一番上を仕切るのは、他の小さな団体で数年やっただけの無名レスラー。
経験者と言いながらも大半の在籍者は他の団体での経験もない女の子たち。

それでも入門時期の差だけで先輩・後輩は決まる。
どんなに弱くても・何の魅力がなくっても、先輩は先輩の面をちゃんとする。
そんな中、こんな無名の団体が密かにネットでの注目を集めていた。
“団体”と言っても夕貴一人への注目なのだが。
たまたま団体のファンの一人がアップした練習写真、その中の数枚、
それがとても綺麗に撮られた大きな画像で、そこに奇跡が降りた。
汗だくで真っ赤な顔をして練習する夕貴のリアル感あるそれらの画像は素晴らしかった。
夕貴はありがちなショートカットの茶髪、そしてむっちり系の体格。
何ら特別な事など無いのだが、美人やかわいい子がいないこの団体においては、
ある意味まわりが引き立て役になっていた。
それに、その若いアスリート女性特有の汗をかいた肌の質感がしっかり伝わる画像、
たったそれだけで、団体・夕貴はあっと言う間にネットでの知名度を上げた。
先輩は特にいい顔をしないが、団体として観客・ファンが増える事は後に回せない。
ファンだけでなく団体側もその注目を利用する事に必死になった。
団体のブログには連日の夕貴の画像が必ずアップされた。もちろん訪問者は多い。
また、タイミングが良いのか悪いのか、夕貴はちょうど膝を怪我してしまった所。
いま彼女に出来る事は“夕貴”という団体への入り口を最大限に担う事だった。


やがて雑誌のグラビアの仕事が舞い込んだ。月刊のB級少年雑誌の巻末グラビア。
少し癖のあるマンガが集められたその雑誌らしく、グラビアを飾る女性も少しマイナー。
まだ知られていない新人のグラビアモデルはもちろん、
アスリートや文化人の女性にまで守備範囲が広く、それでいて微妙な人選。
つまり予算はないがトライするやる気とセンスで勝負している雑誌なのだ。
今回の仕事の依頼を受けるまで、夕貴も団体のメンバーも誰もその雑誌を知らなかった。
大きい書店にはほぼ置いてあるが、コンビニで見つける事が難しいレベル。
だから、この雑誌に載ったからと言って=有名人なんてものとは程遠い。
それでもなかなか目のつけどころが良いのか、“意外ないやらしさ”が狙われていて、
先物買いの男性や人物よりも画像に拘る男性陣には意外な支持を受けている。

北関東にある海で撮影が行われた。それも早朝から撮影開始。
もう暖かくなっているとは言えまだ5月、
無限に広い砂浜に一人水着で立つのは勇気がいる。
いくら水着の様なコスチュームを男性たちの前で日常的に見せているとは言っても、
それは屋内であり目的があり、そして自分以外も同じような格好をしている。
今回は違う。男性スタッフ二人に女性スタッフ一人がそこにいるだけ。
衣裳やタオル、簡単な髪の直しなど以外は夕貴から遠く離れた場所で見守るだけ。
あくまでもカメラマン中心の現場で、彼と被写体だけの空間を作る事が他の二人の仕事。
カメラマンが指示し、夕貴がそれに応える。
ベテランのカメラマンがイメージを描き、何も知らない夕貴は必死でそれに従う。

グラビアは成功をおさめた。
売り上げは通常の1.3倍程度の結果をだし、何より画像がネットにも拡散した。
当然団体のページへのアクセス数は一気に伸びた。が・・・
思う様に集客は伸びない。
確かに数枚の写真に魅力を感じたからと言って、その子に会いに行こうとは思わない。
夕貴は二重にへこんでいた。
一つはその“客数が伸びていない”事、そしてもう一つは・・・

夕貴には大変な負担だった。それは想像を超えていた。
学生時代にも水着など着る様な場面はなかったし、今も仕事として着ているだけ。
それがどうだろう・・・
有名女優やタレントのチラ見せ的健康的グラビア、そんな甘いレベルじゃない。
その手の雑誌を見慣れた男性諸君には“普通のグラビア”、
もしくはグラビアに不慣れなアスリートだからこんなもんか的なレベルだが、
人前で水着を着る事・撮影される事が初めての素人女性・夕貴。
そのショックは相当だったに違いない。
“もっと足を広げて!  胸元に谷間作ってくれる!  目を閉じて表情作って!”
どれも聞いた事がない異次元の言葉だ。
そんな気持ちで必死にくらい付き、数十枚・数百枚と撮られ続け・・・
何度も泣きそうになり、不機嫌を顔に出しそうになりながらも必死で我慢させた言葉。
「いつまでも日の当たらないままの団体で良いの?  一流には一流の撮られ方ね!!」
不安への涙から悔しさの涙に変わって流れようとしたが、それでも必死に我慢した。
太陽の下、ただただ必死にレンズに立ち向かっていた夕貴。

発売された雑誌を見せられた夕貴はショックだった。
かなり偏ったオタク感が強いマンガの最後に広がった数枚の自分のグラビア。
むしろ巻頭の新人アイドルの初々しい健康的なグラビアに対して・・・
砂浜に横になった夕貴の胸元に焦点が当たった画像、胸元の強調。
実際は少し不機嫌な状況の時に撮られたその表情は、カメラを挑発した表情にも見えた。
なぜなら、そこには大きく開脚して股間を広げる事を催促された夕貴の被写体がある。
たった5枚の写真。しかしそのどれもが“表情の誤解”を利用されたエロスを示して。


客数が伸びないわりに雑誌やメディアからの問い合わせが数件続いた。
前回の撮影でのショックから本人的にはやりたくないグラビア撮影だが、膝の故障中、
今のみんなが必死で練習する中、夕貴に出来る事・求められている事と言えば・・・
先輩たちの静かな重圧もあり、夕貴は次のグラビアにも挑む事になった。
今回はグラビア+イメージDVDと言う有り難い話。
でも、例によってインディーズメーカーが発売元。きっと夕貴にはそんな事は分からない。
ロケ地は少し豪華になり、沖縄ロケとなった。

インディーズゆえに最低限の予算・人数・日数は王道。
自分たちが止まるペンション(少し古い)も撮影場所に含んで時間・予算を削減。
ビーチにしても有名どころでなく、簡単に見過ごしてしまうような場所に入り込んで撮影。
驚くようなスピードで撮影して行く。
前回のカメラマンは夕貴が撮影に慣れていない事などを考慮してくれたが、
今回はDVDチームとグラビアチームが同時進行の為、変化と要求が乱れ飛んだ。
夕貴は何も言えないまま、ただただ、それぞれの担当者の要求だけ聞く事で精一杯に。

前回はスポーティなワンピース水着を用意されたが、今回はビキニばかり。
“体に傷があるので・・・”と断ろうとしても、
「大丈夫大丈夫。アスリートなんだから、少し傷があった方がリアル感があって良いよ」
笑ってそんな返事を返してくるカメラマン。
ただビキニと言うレベルのビキニでなく、完全に男性誌用のグラビア御用達なもの。
面積がどうのとかでなく、その色合いやデザインが挑発的であるという事。
そしてポーズの要求が物凄い。立ちでもキャットでも、視線を近くに求めてくる。
撮影される側も唇にまで寄って来ていると、その狙いは自然にわかるものだ。
海中に入る事もないが、しっかり全身が濡らされる。
乾いても再びこまめにスタッフが濡らして行く。特に顔と胸元。
夕貴はバストサイズは大きいがカップの小さいタイプの胸元だ。
だから余計にカメラマンは谷間の演出を夕貴に求めて来る。
まだ二十歳前の純粋なアスリートにとって、何とも如何わしく不健全に思える要求だ。
少しでも要求への反応が遅れると、
「夕貴ちゃん、いい大人が沖縄まで来て君の為に汗流してるんだから、しっかり頼むよ!」
そんな声が現場に響く。
その声を出されてしまうと、次は一層大きく一層深くやらなければならなくなる。

海岸での水着撮影の前に部屋で撮影されたものはイメージ系のショットが多く、
比較的ライトなものが多かった。洗面所・ベッド、そしてインタビューなどの定番。
そして今日は2回目の部屋撮影。そして沖縄ロケの締め括りでもある。

「バスルームのショット行こうか! 最後だから気合入れて行くぞ!!」
少しほんわりして和やかにもなっていた現場に、忘れていた緊張感が戻る。
そして、ロケ一番の大きな緊張感がなれた現場のスタッフたちの顔色も変える。
「もう少し暗め・・・  おいっ、ちょっと落とし過ぎ!  あぁ、いいよ」
少し薄暗く感じるぐらいのバスルームの灯りが雰囲気をそれらしくする。
本業がアスリートであれ女優であれアイドルであれ、撮り手には関係ない。
良い写真を撮るだけ。それを媒体の向こう側に届けるだけだ。

体格の良い格闘技アスリートの夕貴も今、バスローブを巻いてとても小さく見える。
女性スタッフに連れられバスタブの中に身を沈める。
「おい○○(女性スタッフ)、下に水着入れんなよ。ニップレスでやれよ!」
そう言われた女性スタッフは、
「すみません、濡れてしまって着かないので拭いてから・・・」
申し訳なさそうにカメラマンに向かって頭を下げながら夕貴に近づいた。
カメラマンは一気に不機嫌モードになり、
「マジかよぉ~、こんなんで時間取ってんじゃねぇーよ。手際悪ぃーなぁー!!」
引きつった顔でタオルを差し出してくる女性スタッフを見て夕貴は、
「あの、バスタオルで撮影するんですよね? なら、このまま水着外します・・・」
そう言って気遣う女性スタッフにサポートされながら手早く水着の上を外した。

「バカが使えねぇ仕事するから遅れたけど、じゃ、続き行こう!!」
カメラマンはシャッター音を鳴らし始めた。その横にはDVD部隊も同時進行。
「夕貴ちゃん笑顔ねぇ! バスタブに深めに潜って顔だけ出してくれるぅ!」
機嫌が戻ったのか、カメラマンの元気な声が浴室に反響する。
「あっ、今度は胸元ギリギリまで出してくれる?! ギリギリまで宜しくね!」
夕貴は胸元のタオルをジリジリと下げ、胸元をバスタブにつけてギリギリまで上げる・・・
「う~~~ん・・・  それじゃそこらのラブホテルの素人写真になっちゃうなぁ」
急にカメラマンの表情は一転して暗転し、空気が変わった。
夕貴はギリギリまで押し付けていた胸元をバスタブの壁面から少し離した。
そしてもうバストの胸元に谷間を見せていたにも関わらず、
より下へと少しずつ下す努力をしていた。が・・・
「あぁ~ いい、いいっ!  だからさっきニップレス付けろって言ったんだよ!!」
「前下げても後ろ側が入り込んじゃうんだよぉ~  全然綺麗に見えないじゃん」
「本当に○○(女性スタッフ)はダメだな。夕貴ちゃんも無理に受けなくったって・・・」
カメラマンは呆れ顔で吐き捨てる様な言葉を女性スタッフ、そして夕貴に言う。
「わかりました・・・」
夕貴は静かにバスタオルを解いてそれを外へ出した。

撮影は続く。
上から覗く様なアングル、そして横から胸元を狙うようなアングルも・・・
夕貴は無造作に胸元を守ろうとする。
まだ男性経験のない若い女性には、本当に恥ずかしい姿を晒している事になるのだろう。
しかしその度に露骨な態度でカメラマンは静かに言葉なく、その守りを緩めさせる。
ついにその時が来た。
「夕貴ちゃん、後ろ側に背中つけて目を閉じた表情してくれる?!」

「 ・・・ 」

夕貴の反応はない。
しかしカメラマンはプロ。夕貴がフリーズしている理由はもちろん分かっている。
「夕貴ちゃん、バストアップ、乳房より上の写真しか撮らないから安心して!」
カメラマンは優しい口調で夕貴に言った。
でも、そんなはずはない。
それでもそんな言われ方をしてしまうと、被写体はそれに応じるしかない。
夕貴は静かにバスタブの後ろの壁にもたれた。
つまり、夕貴はスタッフたちに自分の胸元そのままの姿を晒して見せた事になる。
「夕貴ちゃん、少し肘を内側に入れる感じを意識して胸を張り出す感じで頼むよっ!」
あきらかに開いて失ってしまう谷間を演出しようとする声掛けだった。
夕貴は目を閉じながらもゆっくりとそのカメラマンの注文に応えた。

瞳を閉じたままの夕貴を真上から真横から、そして真正面からも撮り続けた。
夕貴はカメラマンが“もう終わったよ!”と声を掛けるまで瞳を閉じたままだった。
その心の中も分からないではない。
その後、最後にベッド上での撮影が行われた。
長く続いたバスルームの撮影で疲労困憊していた夕貴は静かに言われるままポーズをとる。
暗いベッドルームの上で薄く黒いレースの布を身に纏い、ベッドの上に横たわる。
精神的な疲れは全てを放出しきって静かな海を漂うような表情を夕貴に与え、
長い時間バスタブの中にいた夕貴の肌は仄かに赤みを帯び、暗い部屋に映える。
横たわる夕貴の全身を、横から、そして上からカメラマンは狙う・・・
フラッシュの発光がない分、そのシャッター音だけが撮影の進捗状況を物語っていた。
そして撮影終了。


しばらくしてグラビアの載った雑誌、数週間遅れでDVDが発売になった。
またしても夕貴にはショックな仕打ちが待っていた。
浴室の撮影分で乳輪まで写っている。
さらにベッドの上の撮影分では薄い布を通しているとは言え、乳首までが写っている。
暗い部屋での綺麗な写真に仕上がっているとは言え、夕貴にはショックだった。
正直、バスルームの事はまだしも、ベッドの上で撮られた記憶は曖昧になっていた。
そして夕貴をさらに辱めるのはそこに添えられたコピー。
“リングの女神、セミヌードで登場!”
発売されてから何を言っても仕方ないし、夕貴に何か言えるチカラはない。
“そんな事知らなかった”とか“そんなはずじゃない”は後の祭りだ。
女性は男性誌・男性娯楽に詳しいはずはない。
けれど、仕事として収入を得てその場所に立ったならば、
“知らない・知らなかった”は通用しない。
自身がショックだっただけでなく、仲間たちにリングを軽んじたと罵倒された。
リングに立つ仲間の為にやった事はいつしか自分のスタンドプレイとされ・・・


結果的により夕貴は有名になり、団体は注目を集めた。
膝を治しリングに立てるようになっていたし集客にも徐々に効果が出てきていた。
しかし仲間たちの中で夕貴は孤立した存在になって・・・
そんな中、リングで若手選手が頸椎を折る大きな事故を起こしてしまい訴訟問題になる。
あのグラビアの一件以降は本業以外の大人たちへの不信感と仲間たちとの不仲にいて、
ただただリングの上で必死に頑張っていた夕貴だったが、
団体の代表に“どうしても・これが最後だから”と言われ、再び最後として仕事を受けた。

今回はDVDの仕事と言われ、それも“コスチューム持参で”と言われた仕事。
しかし、夕貴の思った風景とは違う風景がそこに待っていた。
代表に懇願され、プロレスに関係する仕事と言われたのに・・・

「ポーズとってくれますか?! カッコいいですね!」
何とも安っぽく、これでも同じカメラマンかと思うほど薄っぺらい。
まだあの自分を晒させたカメラマンの方が芸術的ニュアンスを感じさせただろうか。
その質感のない雑な現場のわりにスタッフの数が多い。機材も。
奥の方の一角、ビニールシートで作られた場所は子供じみたリングなのか。
夕貴は自分や仲間が真剣にやっている事が少しバカにされている様で気分を悪くした。
コスチュームのまま何枚か写真を撮られた後、そのまま座ってインタビューへ。
可愛いとか好みの男性の事とか男性経験とか、まったく本業への質問はない。
そして自分を撮影しているビデオカメラの撮り方がおかしい。
体を舐め回す様に撮っていたり、顔、それも口元に近づいたかも思えば、
今度は胸元に寄り、そして静かに下りて行って股間のあたりを明らかに狙っている。
夕貴はさすがに、
「いい加減にして下さい! ちょっとおかしいですよ!!」
そう言って怒り、インタビューを強制終了させた。
「じゃぁすみません、夕貴さん、男性レスラー風の男に技をかけてもらえますか!」
「こっちへお願いします!」
そう言ってスタッフの一人が夕貴を奥のビニールシートが敷かれた場所へ誘導した。

「技かけるって・・・ いきなり素人の人にかけるなんて。それに男性相手なんて・・・」
夕貴は気持ちが乗らないし、その先が何も見えずに困っていた。
すると奥から体格の良い覆面をつけたレスラー風の男がやって来た。
「何?! えっ、本当に試合するの?  男性となんか出来ないよぉ~」
現役レスラーの夕貴でも怯むほど、見た目からその体格といい強そうな男だったから・・・
「夕貴さん大丈夫ですよ。体格はいいけど素人男性だし、細い人じゃ雰囲気がぁ。
それにいくらチョイ見せでも、プロレスファンはちゃんとした技を見たいでしょ?!
この程度の体格だからって、プロの女子レスラーにはまったく足元にもねぇ~」
感じ良さそうでありながら、少しイヤミっぽいその男の口調。
そんなところに反応したのか、夕貴にも少し火が付いた。
「分かりましたけど、怪我しないで下さいね」
夕貴がそうレスラー風の男に言うと、その男は静かに小さく縦に首を振った。

「始めましょうか夕貴さん!」
スタッフはそう言いながら次々に夕貴に技の名前を言い、それを男に掛けさせた。
男はただただ掛けられる。
それが続いたせいか、面白い様に綺麗に技が決まる事に夕貴は上機嫌になっていた。
するとスタッフは、
「夕貴さん、少し戦っている様な映像も撮りたいんで、遊びでやってもらえませんか!」
そう言って来た。
さっきまでの夕貴なら簡単に断っていたところだが、その場は良い雰囲気になっていた。
夕貴は自らそのシートの中央に向かい、体格の良い男の前に立った。
夕貴はスタッフのプロの仕事にまんまと乗ってしまった・・・


男は簡単に倒されていた。最初のうちは。
それも見事に決まる決まる、本当の試合ではあり得ない程に何をやっても見事に決まる。
夕貴は余裕を見せ、「大丈夫? もう終わりにしましょうか?!」と倒れた男に手を・・・
するといきなりその夕貴が差し出した手を強く引っ張り、夕貴は倒された。
「痛~いっ、ちょっと! 突然力入れないでよ。素人相手で加減してるんだから・・・」
少し感情を顔に出して男を睨み付け、同じ様な事をスタッフ側にも言った。
アスリートは不意に負けさせられる事が本当に嫌いな人種。
夕貴が本気モードを出すと大柄の男は大きく飛ばされ、少しやり過ぎ感が漂う。
かと思って気を抜くと大きな力で夕貴を倒してくる。
その曖昧で不自然なバランスに夕貴も気持ちのバランスを崩してきていた。
「もう~ 何?  いい加減にして・・・  終わり終わり。これで十分でしょ?!」
そう言って静かにシートの外へ出て行こうとした夕貴だが、
後ろからやって来ていた男にいきなり羽交い絞めにされた。
「えっ?! ちょっとぉ、いい加減にしてぇ。痛いよぉ~ やめてよ!」
男を振り払おうとするが動かない。自分が力を抜いてやっているからと思い、
再度全力で振り払おうとするが、まったく体勢は変わらない・・・
夕貴は気が付いた、その男が普通の男ではない事を。

「ちょっと・・・ やめて! 誰かやめさせて!!」
そんな言葉を連呼すれが誰も動かない。カメラはそのまま撮影している。
顔を狙っている。そして胸元・陰部・・・
自分が散々撮られて嫌な思いをしたそれだ。
レスラーとして主役のはずの自分が素人を名乗る男に身動き出来なくされ、
そしてその情けない姿を露骨なカメラ位置で撮り続ける辱め。
こんな場所でコスチュームのまま男たちにされるがままなんてやり切れない。
夕貴は肩が外れそうなほど激しく暴れようとするが、少しも揺らがない。
すると奥からさらに二人の男が登場して来た。水着だけの姿で・・・
今度は大柄とは言わないが、その日焼け、そして筋肉に包まれた肉体。
鍛えられていながらも白い肌の夕貴。
そして男たちは格闘技のプロである夕貴よりも素晴らしい筋肉を見せつける。
戦闘服であるコスチュームをつけた自分が恥ずかしくなる場面に夕貴は立たされた。
男はボトルのキャップを開けて自分の体に何かを塗り始めた。ローションだ。
もう一人の男と分け合う様に塗っている。

そしてもう一本、それと同じボトルを持っている。
「塗ってあげるよ」
そう言いながら夕貴に近づきボトルのキャップを開ける男。
夕貴は押さえ込まれた肩を支点にして男を蹴ろうとするが、距離が微妙に届かない。
繰り返すうち、ついに足をとられてしまった。
もう一人の男がもう片方の足を掴み、夕貴は持ち上げられ、そして床に寝かされた。
「いい加減にしろよ! ふざけんじゃねぇ!! ぜってぇ許さねぇ!」
今までのクライアントへの対応の延長にあった夕貴はレスラーの夕貴になっていた。
しかしもう時は遅過ぎる。
仮にもっと早くに違った対応をしていたところで、きっと結果は同じなのだが・・・
彼らは皆、格闘家くずれのセミプロの面々なのだから。

粘度の高いタイプのローションがボトル一本すべて夕貴に塗られた。
元々明るい色の、中央部分が青のラメ、周りを白で囲んだコスチュームは、
青いラメの部分は激しく輝き、そして白い部分は次第に肌の色を透過させた。
「この女うるせぇーよ。編集困んだろ?! 静かにさせた方が良いんじゃねぇ?」
男の一人がそうスタッフに言うと、彼らは慌てて何かを取りに行った。
夕貴は口にハンカチを押し込まれ、そしてその上をガムテープで塞がれた。
「売り出し中の美人レスラー? 大して可愛くねぇじゃん。調子乗ってんの?!
まずこっちから撮らせてもらおうか・・・  ほらっ!!」
男は両肩に手をやり、力任せに夕貴のコスチュームの両肩紐を引き下ろした。
夕貴の上に載った日焼けした男とは正反対、真っ白な夕貴の乳房がオープンになった。
「へぇ・・・ 威勢の良いお姉さんの割に、こっちは可愛いなぁ。お前処女か?!」
全く身動きが出来ず何も出来ない事は痛いほど感じていても、夕貴は睨む事をやめない。
汗だくになり顔を真っ赤にしていても、弱いところなど見せたくない。
それと裏腹、そこに剥き出しにされてしまった夕貴の乳房はか弱く透明に浮き出て、
睨みつける激しい表情を見せれば見せる程、目的以上の良い映像が撮られてしまう。


「姿勢変えようぜ! 後ろ向きにして、一気に脱がしちゃおう!」
3人の男たちは足・腕、それぞれが夕貴をしっかり押さえ込んだままうつ伏せにした。
そして大きく立派なヒップが一瞬にして剥き出しにされる。
「おぉ・・・ こっちは立派だな。これならいい武器になるかもな。持ち上げろよ!」
夕貴の足先を押さえながらコスチュームを膝まで引きずり下していた男は、
大柄の男に指示して今度は夕貴の背中から腹部に手を回した状態で抱え込み、
夕貴は完全にコスチュームを脱がされた。
全裸にされた状態で再度全身にローションを塗りまくられた。
大柄の男は夕貴を大きく持ち上げ、そのタイミングで夕貴の膝を折り曲げ、
それを抱え込む様に押さえこんだ。大きく尻を突き出した状態。

「よく塗ってやるよ。柔らかく広げてやるな。お前の初めての男なのか俺は?」
全身を触りながら集めたローションを陰部に塗る。執拗に陰部を弄りながら・・・
まぁ、モザイクが入るとしてもここを弄るのは大切な演出なのだろう。
“うっ うぅぅ・・・”
うつ伏せに押さえ込まれた夕貴には、今はこの程度が精一杯の発信。
アナルも弄られ広げられる。
「かわいいな。まだ十代だっけ? お前レスラーなんて向いてないんじゃない?」
大柄の男に足で挟まれ床に押し付けられている夕貴の表情さえカメラは狙う。無情だ。
悔しい表情のまま切れてしまったようで・・・
目を開いたまま、きつい体制によって絞り出される声を出す時さえ表情を変えない。
「準備OK! さぁ、じゃぁ行こうかグラビアで人気の美人レスラーさん・・・」
男は手際よく勃起させた自分のペニスをカメラ映りが良い様にわざと焦らし、
そして静かに、でも一気に力強く夕貴の奥へとそれを押し込んだ。
「あああぁぁ・・・・!!!」
それは明らかに悲鳴だった。
情けなさの悲鳴か悔しさの悲鳴か、それとも女性としての大切なものを奪われる絶望?

男が言っていた様に、今の夕貴は明らかにレスラーとしての強い女じゃない。
優しさを感じる程の先端の淡いその乳房、そして穢れを全く感じさせない陰部。
“プロの男たち”にとっても、そこそこの有名人との仕事、
そしてそれが意外にも男を知らない女だった事は仕事を超えてやる気を出させた。
でも、初めての子にはそのやる気は逆方向に辛い。
しかも、大勢の人間が見る中で裸にされ、そしてセックスを見られているのだから。
そうそれも、初めてのセックスを3Pから公開でスタートさせられてしまった。


夕貴の抵抗の激しさに猿轡は外せないままで、結局フェラチオはさせられず、
手コキすらやらせられなかった。
ただただ3人の男たちが代わる代わる夕貴を突き続けただけ。
普通のAVならば内容の乏しいものだろう。
しかしグラビアで人気の出た美人レスラーならこんな内容はむしろリアリティがある。
そして格闘技のイメージに反した、彼女の初体験・処女な感じはプラスの効果だ。
男たちに下半身をドロドロに汚され、顔は汗で(涙も流したはず)グチャグチャ、
彼女には辛過ぎる団体への御奉仕だったはずだ。
彼女は解放された時に“訴える”とスタッフに詰め寄った。
しかしまだ全裸で、着てもいないコスチュームで体を隠した彼女の前に出されたのは、
彼女のサイン入りの契約書。団体の代表に書かされたのだから仕方ない・・・



DVDは団体を、そして勿論彼女を有名にした。
団体からは人気選手も生まれ、一過性であろうがファンもかなり増えた。
しかしその団体が訪れる興行先には彼女はもういない。
団体への忠誠を失った彼女はレスリングと決別した。
自分だけが損をした腹いせ的感情から、またも騙されてもう一本、
さらに過激なAVに出演してしまった。浣腸、そしてアナルまで・・・
夕貴は堕ちた、堕ちてしまった。コスチュームを開かれて。





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