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「生贄となり愛を貫き、占領を許し幸せに浸れ」





「悪いけど頼むな。 ほんとさぁ、今回アウトだったら辞めるしかねぇ」(繁明)
「頑張るけどさぁ・・・  本当に無理しないでね!」(貴子)
深刻な話??  いや、見方によってはそれほど深刻な話ではないかもしれない。
旅館のフロントに立つ営業も兼務するフロント係の中年男と、
どう見ても一回りは下に見えるルーム係の黒髪の女のひそひそ話の場面だ。
客商売なんていつでもその場しのぎだし、また、そんな職場の色恋話も五万とある。
少しだけ状況を解説すれば、
フロントの係長であり北関東地域の営業を担当として兼務している男・時田繁明。
彼は有名旅館のフロント経験者であり対接客の場面では頭角を現すものの、
営業成績の方はまったく散々なものだった。まぁ、営業成績が出ないものむしろ当然で、
他の営業専任者や先輩フロント担当者(営業兼務)は“奥の手”を使っているのだから。
「海側の部屋でやりますよ!」  「サザエ、アワビか伊勢エビに変更しますから!」
集客数が時田とは数段違う事もあるが、それにしてもとても敷居が低いのだ。
一方堅物の時田は額面通りの交渉しかできない。つまり勝負は最初から見えている。

ちょうど1ヶ月ほど前の事だろうか、時田は営業部長・課長と口論になった。
部長が担当する地域からの客の横暴なトラブルが立て続けに発生し、
フロントの若いメンバーを始め、ルーム係からも不満の声が溢れるようになっていた。
“ 部長の客だからってワガママすぎるでしょ?! 外まで酒を買いに行かせて!! ”
“ なんで特別室(特別料金)のお客様より部長の客のが料理が良いのよ! ”
それまでにも度々あった事だが、今回はそれが短期間に集中してしまったのだ。
そしてもう一つ・・・
今までとは切り口も角度も違うルーム係のリアルな声が時田に入るようになっていた。
そう、若手だが真面目で信頼され仕事のできる海老原貴子から情報が入るから。
フロント係長である時田の耳に、彼女である貴子の職場の声が直に届いているのだ。
フロントの時田・ルームの海老原、どちらも現場で信頼された真面目なサービスマン。
だからこそ流動的で都合的解釈に溢れた部長たちのやっつけ仕事が許せない。
不満の声が時田と言う本流に、そして貴子の支流が合流し水位は一気に上昇、
やがて二人の揺らがない強固な堤防は水位を押し上げ、そしてついに溢れ出る。
部長たちの振る舞い、それを指摘すれば自身(時田)の営業成績の話にすり替えられ・・・
“必ず集客してみせます!!”
まんまとずる賢いオヤジたちのやり方に飲み込まれた時田。直球だけでは勝てない。


時田の必死の営業によって“下見”という肩書きで小旅行のグループがやって来た。
到着早々に時田が担当する先の広告代理店の名刺をフロントに出して来るような客・・・
田舎町のちっちゃな代理店が“紹介枠”で送って来る客などろくなもんじゃない。
つまり、日頃部長たちが現場に“迷惑系”と言わせている横暴な客そのもの。
人間は切羽詰まると、そしてスキルが低ければ低い程に同じ轍を踏む。
“ 時田さんやっちゃったなぁ・・・ ”
彼ら・彼女らも一応はプロだ、日頃時田側にいる人間たちでさえ客の質はすぐに分かる。
一流のサービスマンも営業に関しては素人に過ぎず、
紛れもなく彼の呼び寄せた客は“迷惑系”、つまり触りたくない客そのものだった。

「勘弁してよぉ~」  「時田さん、いつも自分が苦労してるんだから分かるでしょうに」
毎度時田に愚痴を溢して来るルーム係の面々、今回は貴子の前で愚痴を溢して行く。
“ルーム係にとって嫌な客”は貴子が一番よく知っている。
今回はそれが良き理解者であり自分の恋人である時田の客である事が辛かった。
「そうだねぇ・・・」と静かに小さく相槌は打つものの、心中穏やかではない。
自分の大切な人が目の前で悪く言われているのだから・・・
二人が付き合っている事は公になっていない。まぁ、ごく一部の人間は知っているが。
ここで仕事を始めた当初、貴子は孤立しいつも一人で過ごす感じだった。
真面目・努力家、けっして暗いわけでないが、この世界は未経験だったし何より若い。
それでもしっかり仕事を教わり着実に成長して行く姿は敵を作らない、
強面の先輩ルーム係なども徐々に打ち解けて行ったのだ。
そして時田、彼の仕事ぶりを尊敬し指示を信用し、さらに貴子は成長した。
今ではルーム係の中で一番基本作業の信頼性がある人物となっている。
そして時田も、そんな仕事ぶりの貴子を愛おしく思うようになって行く。

貴子は幼い時に父親を亡くしていて、この地である母方の両親の家で育てられた。
小さな畑を持っているものの祖父母には殆んど収入は無いに等しく、
地元の小さなスーパーでのパート仕事と夜にスナックで働く母親の収入で何とか凌いだ。
隣町の公立高校に進学した時点では既に大学進学なんて世界とは無縁で、
クラスメイトが進学の為に進学塾に通い始めるよりも早く、既にアルバイトを始めた。
高校1年の夏前から平日は旅館の夕食準備、休日は観光市場での容器の水洗い作業、
苦労する事が当たり前の人生をスタートさせてしまったのだ。
時田と付き合い始めてからも自由な時間など限られている。
ルーム係の貴子の仕事終わりは20時を回る。遅ければ21時前後の事もある。
早番や通常シフトで貴子よりも早く退社した時田が車の中で貴子を待って過ごす。
お互い次の朝がある、そしてその朝は早い。
夜、暗闇の中に停まる車の中で束の間の会話をし優しく口づけをして別れるだけ。
時々痩せ型の貴子の胸元に触れる程度の事はあっても、分別が帰宅の時を告げる。
それでもいい、例え仕事話だけでも、お互い汗臭いままの制服姿のままであっても。
奇跡的に重なった遠い先の休日に二人して映画に行く話だったらどんなに幸せだろう。
優しい口づけの後、その疲れた体を包んでくれたならどんなに幸せだろう。
それぞれが家路につき、それぞれの部屋に戻り身を休める時にその想いを想像するだけ、
大方、そんな日々の繰り返しだ。


時田の客の連泊二日目、彼らは初日にも増してわがままになっていた。
通常は営業担当が直接絡む代理店案件はサービス係も主任やベテランが担当する。
部長たちが送り込んだ客ならほぼ100パーセント主任・ベテラン案件。
ところが今回は違う、最近続いていた営業VSサービス担当のいざこざ、そして、
その急先鋒でもあった時田が口実と不一致させて連れて来た“迷惑系”の客だ。
いつもなら主任かベテランが担当を自然に申し出るルーム担当も今回は違う。
また別に、部屋割り担当者や他の意向も働いたのか貴子が客室担当になっていた。
ある意味、時田にとっても自分の最側近として一番信頼できる人物に間違いない。
その窮地に追い込まれた時田が言った“悪いけど頼むな”は貴子に特別な重みを与えた。
仕事の責任感、いや、今はそれを大きく超えて、
自分の一番大切な人の見ていられないような窮地が自分の目の前で起きているのだ。
何とかしてあげたい・助けたい、当然の事のように思う。


連泊と言うのは色々なプレッシャーを現場に与える。
その中で一番大きいものが食事、つまり料理だ。
どのホテル・旅館も海物・山物・名物・らしさ、それを一番つぎ込むのが料理だ。
一泊目でドカーンとインパクトのある海の幸をふんだんに使ってしまうわけだから、
二日目以降と言うのは板場(調理場)の実力が試される腕の見せ所なのだが・・・
高級旅館などならまだしも、クレームの頻発するような時田・貴子のいる旅館レベル、
そんな安宿に類されるような食事に期待する方が無理がある。
どんな宿でも二日目以降は気を使って原価が上がり手間がかかる料理を用意するものの、
初日のインパクトからはかなり不利で、元々板場のスキルが低い事は致命的で、
一日目と見栄えの差を付けようとすればするほどに迷走、
むしろ地味な見栄えと理解に味が追いつかないような創作系が墓穴を掘る。
「何だこれっ?!  せっかく海に来てるんだからよぉ~」
この手の宿に来る客もまた、これまた例に漏れず“刺身”だけが華だと思っているレベル。
マイナスとマイナスが重なると見事なパワーがそこに発生する。本当に周りは迷惑だが。

「おい、これ昨日の魚か?  もっとたっぷり刺身ぐらい出せよ!」
「味なんか分からねぇだろうと思って安くあげてんのか?!」
「何だよ、頼まれたから来てやったのに、こんなケチ臭ぇ料理出しやがって!」
男たちは言いたい放題だ。
これがまだ会食場ならば我慢も出来るのだが、部屋出しのルーム係には逃げ場がない。
小さい相槌・苦笑い・スルー、出来る事なんて限られている。
最初は板場(食事)の悪口だったが、悪口には拍車がかかるもの。
「チッ、 古ぼけたきったねぇ宿でよう、風呂も小せぇしよぉ~」
「あれ本当に温泉か?! 本当はただの井戸水じゃねぇのか?」
何とか一通りの料理のセットを終わるまでは持ちこたえたものの、
さすがに貴子も廊下に出る度にため息が出るようになった。
それで勝手に食事が終わってくれればいいのだが、飲み物という厄介な存在がある。
しかもこのグループは部屋出しもあり19時スタートと言うワガママ系。
他のルーム係が次々と食事を下げる中、貴子はこれからなのだ。
まぁ、こんな感じのものも珍しくはなく、担当者直の案件には少なくない。
いつもならルーム主任やベテランが担当しているところだけが景色が違うだけ。

日本人は酒が弱いと言われる。そして我慢の民族はそれが外れると厄介だ。
“自分の部屋”という場所では世間体などという歯止めも失われ・・・
「おいっ! 俺の話聞いてるのかっ!!」 「ねえちゃん、ブスだなぁ~」
ビール・水割り、酒を届ける度に彼らは言いたい放題。
代理店の名刺だけで我が物顔の怖いもの知らず。
貴子が話を聞いていないわけでないし、もっと言えば貴子はブスなんかじゃない。
真っ黒なおかっぱが少し伸びただけのような髪型で化粧っ気がないが、
実はよく見ると、目はぱっちりしているしパーツ毎には整っている方だ。
少しのニキビ、そしてやや浅黒い肌色、痩せている事は女性らしさと反対側に映るのか、
年配の酔った男どもには“ブスの系統”として映るらしい。
20時半を回り酒を出しながらもどんどん食器を下げていた貴子。
本当に当然の事を当然のペースでやっていただけなのだが。
いや、もしかしたらベテランのルーム係たちより少し足りなかったのか・・・
「もう終われってか?!  お前、客を何だと思ってんだよ!!」
ついに男たちのスイッチが入った。当然のスイッチ。
だが、普段ならそれほど特別な事にならない程度のありきたりな事。
けれど今は違う、部屋出しの食事・営業担当案件・貴子もメインで担当するのは初めて。
どんな物事も三つの柱が立つと形になったりする。
今、偶然か否か、この空間にそれが出来た。

「なぁ、浜田観光(時田の担当の代理店)に頭下げられて来たんだよ!
   時田っていうのがしつこく営業に来るから一回だけ使ってくれってよぉ。
   そんで来てみたらこれか?!  どんだけナメた扱いすんだよてめぇら!
   時田連れて来いよっ、今から浜田観光に電話入れてふざけんじゃねぇってさぁ、
   言わなきゃ気がすまねぇよ。 こんな嫌なメシ食わせやがってよぉ~
   さっさと時田呼べよ!」
こんな場面は珍しい事でなく、貴子でさえ何度か経験してきているし、
実際、先輩たちの応対を何度も見ているのだが、今回は特別で・・・
彼らの前で跪いてしまった。そして畳に顔を伏せ頭を下げてしまった。
どう見てもまだ若い経験不足のおかっぱが伸びただけの黒髪の清純系の容姿は、
百戦錬磨の田舎ジジイたちに一気に攻撃意欲を与える事になる。
サラサラの短めの黒髪は下げた顔の方に流れ込み、血流は貴子の顔肌を赤黒くする。
それは妙に生々しいものだ。
さっきまで手際よく片付けていたルーム係が一瞬にして人間の、
そして、まさにその年齢の女性の生身の匂いをその場所に放ってしまった。
それも無防備に・・・
男たちは静かに顔を見合わせ、そして薄笑いを浮かべた瞬間でもあった。

「おいっ、少しは反省してんのか?!!」
男の部屋いっぱいに響く威圧感のある声に貴子はコクリと静かに頷いた。
相変わらず畳に顔を向けたままだ。きっと頭の中は時田の事でパニックなのだろう。
「 ・ ・ ・ 」
少し無音が続いたあと、男が呟くように言う、
「こっちに来な、とりあえずお酌でもしてもらおうか・・・」
男たちは定位置に座り直し、そして隣り合う男との間隔を空けそこに酒類を置く。
「酔いが醒めちゃうよぉ~!  さっさと注ぎなよ!!」  また少し強い声。
髪を頬にばらけさせ顔を赤めたままの貴子が男たちの中に入り込んで正座した。
中心的人物が差し出した御猪口に酒を注がせる。
隣にいる男がその様子を見ながら姿勢を後ろに、その視線は貴子の後ろを追っている。
紺色のルーム係の制服姿(ワンピースの腹部にベルトがあり、スカート部分は中丈)で、
畳の上に突き出された黒いストッキングの脚が唯一エロスを感じさせる部分だった。
「ほらぁ、こっちも注いでよ!  気が利かねぇなぁ~」
「こっちも来いよ、俺はビールね」  「俺はねぇ・・・  水割り作ってよ」
テーブルの四方を歩き回っては男たちの横に座らされ酒を注がされる貴子。
向かい合う男がニヤニヤしている。
貴子が真剣に注いでいるそばから、隣の男が貴子の後ろを舐め回す姿がお約束となった。

「ねぇ、一杯付き合いなよ。 あぁっ、まさか断ったりしねぇよなぁ・・・」
“でも・・・  仕事中ですから・・・” とありきたりの返事をしたところで、
貴子の返事に関係なく酒は注がれ、そして貴子の顔の目の前に。
数秒躊躇うものの、そのコップを両手で掴み、貴子は苦そうに一気に口の中に流し込む。
「おおおぉぉ~  いい飲みっぷりだ!  さぁさぁ、こっちも行こっか!」
断ろうとしたところで“俺のは飲んでくれないの?!”と威圧的に言われ、
それに緊張・苦手な酒の一気飲み、もう冷静な応対は出来なくなっていた。
苦手の酒を立て続けに4杯、そしてさらに戻った先で日本酒を継がれた。
日本酒・ビールと繰り返し、さらに男の間を動き回れば酔いも回る。
貴子の頬を汗が噴き出して流れていた。それに・・・
部屋の中の熱気、上がった体温は貴子の丸一日勤めあげた肉体から発する発酵した汗臭、
それを生々しい程に振り撒いてしまっている。

「暑いんだろ?!  上ぐらい脱ぎなよ、誰にも見られないんだから大丈夫。
   制服、汗でびしょびしょになっちゃうよ」
「それにさぁ、こんなボロい建物でケチな料理、少しサービスしないとなぁ・・・」
「やっぱり時田呼ばないとダメかぁっ??!」
最後の言葉に反応してしまう。酔っているから簡単にバレバレの反応になる。
「「やめて下さいっ!  時田さんは一生懸命やってます、呼ばないであげて下さい!」」
なんと可愛い娘だろうか。しかしそんな姿は男たちの思うつぼなのだが。
「ほら、誰にも知られないんだから大丈夫、汗が凄いよ、脱いだ方が自然だって!」
「そうだよ、あんまり暑いと体調が悪くなっちゃうよ、ほら早く!」
「早く戻らないと“時田”が心配するよ」
またしても最後の言葉に反応してしまう貴子。朦朧とする意識は本能を剥き出しにする。
“ 時田さん・・・ ”
男たちは笑っている、目の前の“小娘”にとって時田が特別な人物である事が丸見えだ。

貴子はよろつきながら立ち上がり、制服のベルトを外した。
頼まれてもいないのに隣にいた男がそのベルトを遠く襖の方に投げ置く。
上からボタンを三つ、静かに外して行く。今は部屋の中が静かだ。
胸元が広がり、貴子の真っ白なブラジャーが男たちの視界に映し出された。
今どき純白さが際立つ、そのサイズといい、上部のレース部分が無ければ、
そのまま学生のスクールブラにさえ見える。
きっとその痩せた体型ゆえの低い胸元、そして全体に飾り気のない学生感が漂うのだろう。
スカート部分のファスナーも下ろされた。
さっきボタンが外されたペースから一転、今度は比較的ハイペースだ。
貴子の制服が畳みの上に落ちた。
寒い時期には上にTシャツを着込む事もあるのだが今は着ていない時期、
眩しい光沢の白の映えるブラと少し浅黒い肌の色、痩せた体、
そして下は少し弛めに見えてしまう高さのないくすんだ白のショーツ。
浅黒い肌色がスポーティに見せる部分もあるし、何より痩せている、そして若い。
最初からその体型にして“巨乳”が出て来るとは思っていなかっただろうが、
オヤジたちもどんなものに遭遇してもそれを味わう貪欲さに事欠かない、困った存在だ。

「ここに座りな!」
脱ぎたての制服、何より今露出したばかりのその汗ばんだ肌は強烈に匂いを放つ。
“汗臭さ”は女を恥じらわせ男たちを奮い立たせるに十分な素材で、
部屋に漂う貴子の“匂い”をつまみに男たちの酒量はさらに勢いを増した。
「注いで」 「飲みな」   「注いで」 「飲みな」
繰り返す程に距離は近くなり密着し、当然のように貴子の肉体に男の手が伸びる。
最初こそ遠慮がちに肩や背中に回したものの、あっと言う間、
ショーツの尻を撫で、太腿を触り、抱き寄せると同時に余った手先がブラの中に入る。
小さい貴子の胸、ブラの前側の生地が浮き上がり横にいる男には生乳が揉まれるその姿、
どれだけ素晴らしい景色に映っている事だろうか・・・
今度はそのブラも背中のホックを外され前側が大きく弛みその胸を隠そうとするが、
そこに曝し出された生乳はもう露骨に掴み揉まれていた。
さらに時を置かずショーツの背中上側から中に男の手が入り込んで来る。
「いっ、、嫌っ!」 そちらを振り向いて抵抗をしようとするものの、
「こらっ、俺が注いでるのに失礼だぞ!」 そう言われ頬を掴まれてしまう。
堂々と隣の男にショーツの中を弄られていると言うのに、貴子は何の抵抗も許されない。
“ クチュクチュ ”  大量の汗をかいてしまったし・・・
「あぁっっ、、、 イヤっ!  あぁぁ、 やめっ ぁっ、、  やめってっっ、、 ぁぁ!」
男たちは声を出して笑っている、当然かもしれない、
目の前の女が下着姿で、しかも下着の中を弄られて反応している姿を見ているのだから。


もう意識が曖昧になるのも当然な量の酒が貴子の中に注ぎ込まれていた。
“何をやっても大丈夫”  男たちはそう見極めしたに違いない。
いきなり浴衣の下半身を開きペニスを取り出してそこに貴子の顔を近づけた。
自分の体が自由にならず既に男たちにやりたい放題弄ばれている。
むしろ下着姿のままである事の方が艶めかしくもある状態。
酔いのせい、意識、指使いによる一定時間の誘導・・・
貴子は抵抗出来ないまま男が胡坐のまま突き出したペニスに誘導されてしまった。
そして同時にブラは完全に剥ぎ取られ、ショーツはずり下げられて尻は剥き出しにされ、
貴子の陰部に入り込んだ男の指も、もう向かいの男にさえ丸見えだ。
激しく音を立てて陰部を掻き回される貴子。
一方口仕事をさせている男は余った手で剥き出しになったままの貴子の小さな乳房を揉み、
時々黒髪を撫でながら満足そうだ。
そして余計な気遣いなどなく、貴子の陰部を弄んでいた男は浴衣を脱ぎ捨て、
そのまま後ろから口仕事中の貴子の中へと押し入った。

“ う”う“ぅ”・・・!!! “
貴子が口に入れられたまま声を上げているが何を言いたいのだろうか。
「やめて! お願いやめて!!」と当然の言葉を言っているのだろうか?
「嫌っ、繁明(時田)さん助けて、こんなの嫌、あなたの事だけを・・・」
そんな風に言っているのだろうか??
「だめぇ、嫌いな人たちに犯されているのに感じてしまってごめんなさい!」
まさか・・・  そんな風に言っているなどとは思いたくないが。
一つ終わればまた一つ。性体験もそれほど無いであろう貴子に海千山千の男たちの攻め。
必死で口仕事をやらされている姿などはまるで、女学生が犯されているような悲惨さ、
それも後ろからの突きを受けながらのハードなものだ。
オヤジの一人はガラケーで前後から犯される貴子の姿を撮り始めた。
微かな意識でそのガラケーを手で避けようとするが、動ける範囲が限られている、
男は笑いながらそれをかわししつこく撮影を続ける。
“やめてー!”と言っている傍から口仕事を強要されているその顔まで撮られ・・・
次の男には後ろから抱きかかえられるように脚を開かれた状態で押さえ込まれ、
性器をドアップで好き放題撮影されてしまった。指で押し広げられ、
好きなだけ撮影会状態で全裸の貴子は撮られて行く。

時田にしたことさえなかった口仕事を強要され、恥ずかしいまま撮影され、
そして・・・  中には出されないまでも、4人の精液を体に浴びた。
時刻は21時半を回っているが、それでもそれほど遅い時間でもない。
接待枠ではよくある事で、ルーム担当の上司・先輩も帰っているし、
フロントも人出が少なくなった時間帯、もう誰の助けもないと思っていた。
しかし・・・  パントリーの配膳の片付けが終了していない事を不思議に思い、
自分の担当客という事もあって時田が客室に訪ねて来たのだ。
“トントンッ”  「失礼します・・・」
そこで見た光景、それが時田にとってどれだけ地獄だっただろうか。
全裸で精液を浴びたまま男たちの中で横たわる貴子の姿を前にして・・・
貴子が朦朧とした意識ながらもレイプではないと言い張った為に犯罪にはならなかった。
最後までルーム係であり、そして時田を守ろうとしたのだろう。
誰が考えてもルーム係が自分から服を脱ぎ男たちに抱かれるはずがない。
本当に単純な性的強要であり、ただただレイプ以外の何物でもないのだが。
悲しくも時田自身、それを受け入れるしかなかった。
一ルーム係が“レイプされたんじゃない”と言い張っているのだから、
時田がフロント(サービス)管理者として勝手に先走る事など出来ない。
それに実際、そこでどんな流れによって何が起きたのかを見ていないのだから。


二人の交際も終わった。そして二人とも職場から消えた。
貴子は時田に幻滅したのだろうか、それとも自分を許せなかったのか・・・
時田の貴子に対する思いが消える事がないのは当然としても。

実際、在りそうで無さそうな話。そして無さそうで在りそうな話。
田舎町に生きるルーム係の女性には素直な女性が多い。そして男を真剣に大切にする。
一見擦れたケバい女のように見える女性でも、男への情が深く本物なのだ。
だから・・・  時に馬鹿な行いをしてしまったり散々な目に遭ってしまったり。
普段は同僚に“男の為に生きる女なんてバカ”なんて言っているくせに、
男の為に金を作り・抱かれ・弄ばれ・廃人にされ・・・
旅館・ホテルの最前線に立つルーム係の女性。彼女たちの受難、そして性被害。

リゾートの旅館・ホテルは風情・食事などを楽しむものだ、性サービスの場じゃない。
だが残念ながら一定数どうしようもないバカで下劣な客が混じってしまう。
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