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「熟れたマーメイド」





黒潮が運ぶ海の恵み、真っ黒に日焼けした男たちが自慢の漁船を操り海へと向かう。
陸に残り土地を守る女たちはどうだろう?
魚の集まる場所に勤め卸・加工などに携わる者、海産物から離れ、
畑仕事・事務仕事に精を出す者もいる。
そんな中で遥か沖に出た夫の帰りを待ちながら、自分もまた同じ海水に身を置き、
すぐ目の前に広がるその海に恵みを求める女たちがいる。
“海女”
荒波の中で命がけの戦いを繰り返す荒々しい男たちに隠れてはいるが、女たちもまた、
それは命がけで尊い危険仕事なのだ。
沖に出て帰らぬ男、すぐ目の前の海だと言うのに、それでも命を奪われてしまう女、
自然の中に生きる男と女、それは情熱的で、そして儚くもあり・・・


平成の時代になってテレビジョンの影響や話題性・もの珍しさ、
“海女”という仕事が再び脚光を浴びた。
その昔から興味本位、特に男たちの趣向の先であるエロスの世界などでは
度々海女をテーマにした映像作品やアダルト画像などは存在していた。
ヌード・下着姿・水着姿、そんな男性目線を対象として商売で散乱するエロスとは違い、
仕事、それも命がけで海に繰り出す女性たちには特別な美しさがあるのだろう。
潔さであり覚悟であり、“田舎の漁師町でそんな物に厭らしい視線を向ける男などいない”
当たり前の前提なのだから。
その街女目線ではあり得ない衣裳、素肌でいる事はもちろん、日焼けなど気にしない肌、
低い海水温でも耐えられる脂肪を蓄えた肉体は重い海産物や用具運びにも必要。
どれもが女を後回しにした覚悟の上にある物で、それはそのまま神聖な自然に向かう覚悟。
軽い気持ち・興味本位で海女仕事を始めた若い女性たちは尽く消えて行く。
先輩海女たちと価値観を共有出来ない。飾れない事に我慢できない。
週末に迎えに来た彼氏の車に乗ってそのまま海女仕事から消えて行く。
少し筋がいいと評価されたところで、役場・マスコミ、“取材”となって修行は終了、
いつの間にか若い役場関係者・漁業関係者の男とデキてドロンとなる。
ベテラン海女たちはそればかり見て来た、もう今さら期待などしない。
そんな中で、それでも時々奇跡的な後継者が現れる事がある、
良重(よしえ)はその一人だ。

笠原良重、旧姓・内田良重。
去年船を新造して晴れて船長としてデビューした笠原俊哉の妻だ。
“50才を節目に自分の船を持つ(雇い主になる)”という夫の目標について来た。
俊哉は高校の時の先輩で、俊哉が3年生で野球部のエースだった時にその俊哉に憧れ、
まだ1年だった良重はマネージャーとなり俊哉への思いを膨らませる。
だがその当時は3年・2年の先輩女性マネージャーの壁は高く、思いは儚く消えた。
卒業後に父親のダンボール製造会社を継ぐべく父の会社に就職した俊哉だったが、
商売は傾き、そしてその会社は倒産、父の自殺と母の失踪(男と東京へ行った)、
俊哉は暗黒の時を過ごす事になる。その時に彼を救い出したのが伝説の漁師で、
良重の祖父である漁船・内田丸の実吉だった。
既に自分の息子を台風で亡くしていて、孫のような年齢の俊哉を息子のように扱った。
誰もが退いてしまう程に俊哉に厳しかった実吉だったが、俊哉はその意味を理解している。
我慢・努力を怠らずに自分の全てで実吉から全身で学んだ。
修行(船に乗り込んで)に入って4年目に実吉は他界してしまうが、
俊哉はそれでも実吉の言い伝えを賢明に守り、誰よりも立派に成長して行く。

一方良重は違う。父親を奪った海、そして厳しい祖父を含めて家族の中で上手く行かず、
卒業後にすぐに東京へと出て行った。生まれた町・家族・知人の暮らす町に未練はなく、
上京後10年以上東京で過ごし、そのまま東京の人間になると本人も周りも思っていた。
だが、知人の紹介で結婚した旦那は大外れ、暴力・借金、3年持たなかった。
終わり方が終わり方、もう東京、そして知り合いの中にいる事も出来ず故郷へと戻る。
一度東京へ出て、夢やぶれ恋やぶれ地元に舞い戻る、田舎の人間がよくやる事だ。
形だけ東京人となりOL経験もした良重だが、
今は20年落ちの色褪せた軽自動車に乗る漁師の妻、そして海女になったのだ。
舞い戻って直ぐに海女になったわけでなく、最初は母親の紹介で漁協仕事をした。
でも、そこの課長さんのセクハラに嫌気がさし辞める事になる。
そんな時、祖母の友人(後輩)から海女の話をされたのがきっかけだった。
良重は小さい頃に祖母の海女仕事を見ていた。“こんな仕事自分はやらない、東京へ行く”
そう信じていたし実際にそうだったのだが・・・
まさか40を過ぎて海女修行を始めるなんて思っていなかったはず。
それも自分が嫌いな海女仕事を始める事になるなんて。
周りは最初良重を心配していた。世代的な孤立もそうだし、
現在海女の中に都会に出た経験のあるものがいないからだ。
現在の海女小屋のメンバーは、みんな若くして地元を選び海女・漁業関係を始めた者。
最年長海女が74、次が69、64、62、58、そして・・・  良重48。

ここ数年で何人か若い女性が門を叩いたが、一人も残らなかった。
それも数ヶ月・数週間、早い者はたった数日で消えて行く・・・
仕事がもちろん大変だ。メンバーの年齢が嘘のように、実は海女仕事はハードワーク。
経験という最大の武器はあるものの、それでも長年培って作り上げた肉体(特に内臓)、
それが半端なものではない。体力自慢の若い女性も先輩たちについて行けない。
でも一番のネックはやっぱり・・・  世代間ギャップであり、風習・習慣の類、
それにどうしても馴染めないで孤立してしまう。
ではなぜ良重は続いているのだろうか。
一つは、それでも海女の祖母を見て来た事、そしてもう一つはそれでも地元生まれ、
そんなところだろう。そして、
東京でOL時代に経験した田舎者に対する疎外感の中でのやり繰り、
さらに言えばその先輩方に対しては若くも、それでも重ねて来た年齢は武器になる。
離婚・帰郷、“負け”も使い方が上手ければ武器にもなるのだ。
とは言え、どっぷり地元・海女仕事にはまって来た先輩海女たちとの距離感は大きく、
良重はいつまで経っても“東京かぶれの若ゾウ”を脱しない。
もうそれを割り切っている。今はそれが強さにもなっている。
そして、俊哉の存在も大きかった。彼がいなかったら海女仕事からは・・・

容姿に恵まれていながらハードな修行に専念していた為に婚期を遅らせていた俊哉。
久しぶりに逢った野球部の後輩マネージャーだった良重とはある意味運命的出逢いだ。
片や乗り遅れた男、片や傷つき舞い戻った女、学生時代の先輩後輩はいつしか、
東京帰りの結婚の先輩である後輩女と地元オンリーの結婚知らずの先輩男となっていた。
少しスレ、でもそれも含めて都会臭を感じさせる女に、漁師バカとなった男が惚れた。
“オレの嫁になってくれ!  絶対に自分の船持つから!!”
俊哉はその言葉でプロポーズ、“漁師”に対しても良く思っていなかった良重だが、
一皮も二皮も剥けた、海女仕事だけでなく漁師の俊哉を受け入れたのだ。
残念ながら子供を授かる事もないまま今日まで来てしまった、もう諦めている。
でも、それもあってなのか二人は周囲が羨む程にラブラブだ。


良重の乗る軽自動車だけじゃない、二人が住む港近くの高台にある借家も・・・
今どき木壁、そしてトタン屋根に毛が生えた程度の雨漏りしそうな建物。
収入が少ないわけでなく、漁師としての俊哉の収入はもちろん、季節仕事だが、
良重の海女仕事さえOL時代の収入よりも若干多いほど。
それでも貸家暮らしや二人揃って年代物の中古車に乗っているのは新造船のせい。
俊哉の長年の夢であり、いつしか愛するその俊哉の夢は良重の夢にもなった。
何よりそんな生活を二人は苦にしていない。
船仕事を終えてその粗末な借家に帰って来る俊哉は生き生きしている。
工夫して作る良重の料理は美味しいし少し垢抜けていて、そこに安酒だけで十分なのだ。
そして何より・・・  そこに良重という存在があるのだ。
俊哉にしてみればその結婚生活は眩しく新鮮で、良重にしてみればその結婚生活は、
自分の辛かった東京時代を塗り替えてくれる幸せなものに違いない。
二人は愛し合っている、それはそのまま夜の世界にしたって・・・


風呂・食事・晩酌、狭い家の中にたった二人しかいないと言うのに、それでも離れない。
焼酎の入ったグラスを傾ける俊哉、ついているテレビじゃない、良重を見ている。
良重はテーブルの上を随時片付け、そして台所と行き来するも俊哉の視線を感じている。
自分の横顔を見ている俊哉の視線を感じ、台所に向かう自分の背中が視線を感じ、
流し台に立つ全身が俊哉の視線を感じてしまうのだ。
背中をなぞられ腰に、腰を撫でられ太腿に、その視線がゆっくりと首筋に上がって来る。
食器を洗っていても、明日の弁当を作っていても、ずっとその熱を浴び続けているのだ。
俊哉の最後のグラスが空いた頃、もう良重の全身が熱を帯びている。
もちろん俊哉の方はもっと・・・

台所に繋がる焦げ茶の丸い膳を置いただけの居間、その隣が寝室となる古い畳の和室。
もう一つ和室があるが、その部屋は漁師道具や物が占領している。
つまり現代の表現で言えば1間が使えない2DKと言うところ。
それでも十分、食事と風呂とトイレと、そして“寝室”があれば・・・
良重は俊哉の晩酌の終わりを意識して寝床の準備にかかる。日課だ。
障子を開けてその部屋の古い蛍光灯の紐を引き電気をつける。
そして押入れから布団を取り出し部屋の中央付近に敷く。
古い家、蛍光灯の灯りをしても暗く感じる部屋、
それに似合わない眩しい程に真っ白なシーツを敷布団に掛ける良重。
四つん這いになりシーツに出来たシワを伸ばす。
広く開いた障子の間から良重の四つん這いになった後姿を見ていた俊哉。
いつしか静かに部屋を跨ぎ、顔の前に良重の尻が近い距離にまで来ていた。
そして・・・  良重の尻を両手の指をいっぱいに広げた状態で包むように擦り上げた。
“キャっ!!” 良重は驚いて振り向き、そして、
「こらぁ~  布団敷いてるんだから邪魔しないでっ!(笑)」
そう言ってシーツ敷きを続けるのだが・・・
俊哉の片手は回転し向きを変え、差し出した指先が少し開いた良重の股の間を拾い上げる。
「キャー!!  やめてよぉ~  も~~うっ・・・  痴漢じゃないんだからぁ~」
それでもシーツ敷きを続けようとしたが、俊哉は後ろから覆い被さり良重の乳房を掴んだ。
それは漁師のがっしりした大きい手で、それが良重の乳房を激しく揉む。
「あぁぁーー、、 嫌っ、  ちょっ、ちょっっと、、  あっ、 あぁっ・ 」
まるでラグビーで後ろから伸し掛かったような体勢の二人。
良重の乳房を激しく揉んでいた俊哉の手は良重のセーターを捲った。
続いてつけていたブラジャーも捲り上げる。
俊哉はそこに出た二つの乳房を揉みしだき良重の首筋に顔を埋めるように体臭を嗅ぐ。
それをされた瞬間に良重は服従した、敷きかけの布団に崩れ落ちる。

背中の肌を腰上まで出した状態のままシーツの上にうつ伏せで倒された良重、
俊哉は良重が穿いていたジーンジを力ずくで脱がせ外した。
少しがっちりめのガードルで包んだ尻に顔を埋め、また良重の匂いを嗅ぐ。
その嗅ぐ息づかいが良重の耳にまで入り込んで来て、それがさらに良重を興奮へと導く。
「だめっ、 やめて!  臭いって、、  恥ずかしいからやめてぇっ!!」
俊哉はガードルの大切な部分にしゃぶり付き、その部分が濡れて変色が広がった。
そしてそのガードルはショーツと共に消える事になる。
良重は後姿のセーターを残した上半身のままうつ伏せで犯されるように抱かれた。
酒の入った大柄な男が力ずくで奪い取るようなセックス。
だが良重だって全身を使った力仕事で鍛えられた肉体の持ち主だ、
上に載る俊哉の勇ましさと同調した、それを受ける良重の応戦の姿、
その姿は田舎町の高台にある古びた小さな借家に不釣り合いな激しいものだった。
俊哉はまるで犯した後のようにそのまま良重の中で果て、良重の上に覆い被さる。
そして首筋から頬に、自分に顔を上げた良重の唇に口を重ねた。
そんな夜は珍しくない。むしろ二人の中ではお決まりのパターンの一つだ。


周りから見てもアツアツな二人。だが、やがて悲劇が二人を襲う。
その日も普通の一日、それまでの一日となんら変わらない一日のはずだった。
俊哉は早朝から漁に出て、良重も昼前から潜り昼食、午後にまた潜り始めた。
それほど珍しくない事だが、時々よそから来た人間が立ち寄って良重たちを見物する。
海女という存在は話題性もあるしもの珍しいのだろう。
他府県ナンバーの車が海岸沿いに停まり、良重たちが漁をする姿を見て行く。
時には浜に上がって来た良重たちに向かって、
「アワビですか?!  へぇ~  伊勢エビも獲れるんですかぁ~」
話し掛けて来る人もいる。もの珍しさで勝手に撮影されたり。
まぁ撮影されたところで最近の、特にこの地方の海女はウエットスーツを着ているから、
特別警戒心も強くないのだ。
ウエットスーツと言っても漁師用の黒い単色ゴムの物で、まったく色気などない。
おばあちゃん・おばさんたちはまったく気にしていないのだ。
だが・・・  本当は目的あっての盗撮が多く、その味気ない衣装がむしろ狙われている。
また、高齢である女性である事が対象外の方向となっておらず、むしろ反対の意味合い。
化粧なくその肉体(体型)である事まで“無防備な熟女”として狙われているのだ。
彼らはイベントなどで白衣装の若い海女をニコニコと撮影しているが、むしろ、
そのゴムスーツに包まれた、熟れて豊満な肉体の方を欲しがっている存在。
ただ、良重たちを始めベテラン海女さんたちはそんな事を考えもしない、
この日も視線やレンズを気にもせず、黙々と水中⇔水面を繰り返していた。
そしてそれぞれの持つ網が膨らんだ頃、彼女たちは岸へと上がり海女小屋に消える。


漁で獲た獲物を手早く仕分け収め、ウエットスーツを脱ぎ囲炉裏を囲み髪を乾かす。
先輩たちのマンネリ話を聞き流しながら長い髪を乾かす良重。
“今日は何にしよう・・・(晩御飯)” それはイコール俊哉を想うことだ。
短い髪、雑で手慣れた先輩海女たちは次々に帰って行く。
海女小屋の片付け・戸締り、それは後輩海女である良重の仕事なのだ。
一人・二人、“戸締り頼んだよぉ~”、普通のおばあちゃんとなってそれぞれの家へ。
そして火の用心・電気・ガラス戸、良重も戸締りを終えた。
その時だった・・・  “トントンっ” 木の扉を叩く音がした。
良重が開く前に先にその扉は開いた。
「すみません、海女小屋見せてもらえますか?  一度見てみたくって・・」
3人組の旅行者のような若い男性たちがその扉の外に立っていた。
海女小屋を見物に来る旅行者も特段珍しいわけじゃなく、帰り際での面倒臭さ、
それがあったものの、良重は一度消した電気をつけ男たちを海女小屋の中に招き入れた。
一瞬の隙、それは海だけでなく陸に上がっても危険である。むしろ陸の方が・・・

「見て下さいよ。これ、良く撮れてるでしょ?! 凄く良い感じですよねぇ~」
男の中の一人が自分の持っていた一眼レフカメラのモニターを良重に見せた。
普通に自分が写っている。何も不審に思わなかったのだが・・・
一枚、また一枚、次の画像へと送られる度に写るのが自分ばかり。
それも最初は小さく写っていて、そして全身が写っていたのだがやがて、
胸元をズームで写していたものが連続、そして尻、そして陰部を堂々と写していた。
そんな画像が永遠に続いていた。
良重のこめかみに深いスジが浮き出るようになった、そして、
「ちょっと、これ消してくれる?!  こんな写真自由に撮って良いわけないでしょ!
   海女の仕事を馬鹿にしないで!!  みんな真剣にやってるのよ!」
他の海女たちとはもちろん違う、それは年齢もそうだが都会で暮らした女だ。
男たちにもそんなニュアンスは伝わるのだろう、少し身構えた感じになった。
「消せって言ったって・・・  せっかくこんなセクシーな画像が撮れたって言うのに、
   なかなかこんな画像撮れないんですよ。 サンバなんかよりこっちのがエロい!」
良重も漁師の女房だ、その頃には怒りで勝手に体が動き、
男からカメラを奪おうとしていた。
一対一の掴み合いになり、良重のまだ乾いていない濡れ髪が激しく揺れる。
揉み合っていたところで男の手にあったカメラが壁に吹き飛んでしまったのだ。
男は激怒、良重を強く突き飛ばし、良重はそのまま床に倒れ込んだ。
そして・・・

気が付けば他の男たちに両腕を押さえ付けられ、下半身を押さえつけるようにカメラの男、
その男は良重のセーターを捲り上げた。
「おおおっ!!  やっぱりでっけぇ~!  なぁ?! 言ったろ?!
   あんだけウエットの胸元が膨らんでんだから、でっけぇに決まってるって」
男たちに押さえ付けられて開かれたセーターの中にあった胸は確かにボリュームがある。
濡れる事もそうだし何より面倒なので、潜る日にはブラジャーを着けないのだ。
年齢はもうすぐ50、若い女じゃない。体型だって一般の女性基準なら崩れている。
だけど違う、時に激しい水流に揉まれ、そして水圧の中で長い時間を過ごす肉体、
そこらにいるその年齢の上辺美人であるマンション族の熟女たちとはわけが違う。
豊満に膨れ出た乳房も、その腹部の膨らみでさえ重く肉厚による弾力が強い。
あの強く大きな手を持つ旦那の手であれば可愛く女の弱さを見せる良重の乳房も、
スマホ・PC漬けの都会のやわな男たちの手では掴みきれないだろう。
ずっしりとそこで優雅に揺れ、3人がかりで押さえつけられている側の方が、
数段力強く映って見える。
そのままジーンズを脱がされ、もうゴムまで緩んだ使い古しのベージュのショーツ、
それも破られて消えた。
か細く情けない男の手が必死に良重の乳房を揉み、がっしりした股間に手が入る。
毛の処理なんかされていない。それはその肌や全身の肉と同様に堂々としていて、
“お前たちにこの体が抱けるなら抱いて見ろ!!” そんな圧まで感じさせる。

無駄な抵抗を停止した良重。ただ黙って天井を見上げ、自分に挿入した男に抱かす。
自分の上側で腕を押さえている男たちが時々良重の乳房を弄ぶが、それさえ反応しない。
潔く堂々として、きっとそれは若い男たちにさえ伝わっているだろう。
だけど・・・  嫌でも俊哉の事が浮かんでくる。本当に好きで大切な人だから。
男たちにされている事に負けたわけじゃない、悲しいわけじゃない。
ただ俊哉の事がどうしても頭の中から消せなくて、その行先が瞳に溜まる液体になる。
その液体は静かに溢れ、やがて耳へと落ちて行く。
カメラを向けられた。良重の形相は一変する、
「やめてぇ!!!!  撮らないでぇ!!  お願いっ、お願いだから撮らないでぇ!」
どうしても撮られる事だけは嫌だったのだろう、俊哉に向ける顔がなくなってしまう。
でも男たちと来たら・・・  今まで強く冷静に見えた良重の変貌ぶりを喜んだ。
そうなればわざと大胆に撮影するようになる。
股を大きく広げられて撮られ、両腕を上げられたままセーターで顔ごと包まれ押さえられ、
乳房を執拗にドアップで何枚も撮影された。
まぁ、本当に、それほど良重の乳房が魅力的だったという事だ。

撮影されながら次の男、また次の男と犯されて行く。
さすがに午前・午後と潜ったわけだし、もう良重にも体力が残っていない。
押さえ付けられる事なく自由に撮影されるようになった。もちろん全裸のまま。
いつも先輩海女たちと囲んでいる囲炉裏横の床、それを思えば何と無惨だろう。
ほんの数十分前より、良重の重量級の肉体が一回り小さくなったようにさえ見えた。
「なぁ?  これ使ってみようぜ・・・」
そこにあったのは海女の一人が使っている電動歯ブラシだった。
“そんなもの・・・” 仲間たちの反応は鈍かったのだが・・・
“” ウィウィィィーーン  “”
それが動き出し、そしてそれが良重の陰部、そのヒダの交わり閉じる上部、
その部分に先端の振動する丸いブラシ部分が触れた時、小屋中に悲鳴が響いた。
「アアアアアァァァ!!!  アアアァァッ!  アッ、アッッ  やめてぇぇ!!!」
その異常な反応に最初は度肝を抜かれた男たちだったが、すぐに冷静になり解釈する、
“これはOK側の反応” そう理解出来たのだ。
そうなれば地獄のような責めになる。
尿道の入口を責めたり、そっと縁沿いを行き来されたり、
奥まった穴の周りに円を描かれたり、時折本体を縦に押し当てられ振動を感じさせたり。
良重は大泣きして涙を溢れさせ絶叫、歯を食い縛り鼻を赤くして体を震わせて苦しむ。
さっきまでと一転、良重のそんな姿に男たちは大喜びだ。

何度もその行為の停止を懇願するも、それはより強くなれど止まる事はない。
もう反応に苦しむ肉体への制御で全ての体力を使い果たし、良重は完全に降伏した。
フェラチオを要求されればそれに従い、手仕事を求められればそれも。
瞳を開ける事なく朦朧としたまま全身で男たちに応え従うだけ。
カメラオタクの男たちに好きなだけ撮られ、やがて良重だけを残して男たちは消えた。

海女小屋で一人全裸のまま横たわった良重は暗くなっても動けなかった。
着信する携帯の着信音が海女小屋に鳴り響いているものの、もう反応すらできないまま。
やがて心配した俊哉が海女小屋にやって来た。
驚いただろう、暗くなった周辺の中で電気がついた海女小屋。
着替えも行う海女小屋だから前面に窓はなく、横に小さな窓があるだけ。
俊哉はその窓ガラスからその明るい中を覗いた。
そこにあったのは自分の女房が全裸で倒れている姿だ、どれだけ驚いたか。
中に飛び込んだ俊哉、まぁ、良重が生きていた事だけでも安心できただろう。
でも、その汚された体、そして周囲に漂う生臭さ、それは海産物のニオイではない、
それを一番知っているのは俊哉自身。
“女房が犯された”  きっとそれを感じ取った瞬間でもあっただろう。
その場は俊哉が黙って良重を服で包み、抱き上げて家へと連れ帰った。
一番大切な物を壊された俊哉、感情は爆発しそうだったが
良重に何かを聞ける状態じゃない、その日はシャワーだけ浴びさせて眠らせた。
後日・・・  良重は複数の男たちに犯された事、そして・・・
恥ずかしい姿を大量に撮られてしまった事を俊哉に告げた。
悲しいのは良重、自分がそれを受け止めなければ・・・  
そう覚悟したつもりだったが、きっと良重の存在が大き過ぎて潰れてしまった。


数日間台風のようなしけが続いていた日の夜の事だ。
連日浴びるように酒を飲んで辛さを誤魔化していた俊哉だったが、些細ないざこざ、
酒を止めようとした良重と口論となり嵐の中を車で飛び出した。
その日、帰らなった俊哉。
彼は翌日、港から転落して引き上げられた車の中から発見された。
大量のアルコール、自殺・事故の両面で捜査されたが結局・・・  事故で処理された。
周辺・知人たちは“あの男が自殺するはずがない・理由がない”と言った、口を揃えて。
でも良重の心の中は・・・  自分が男たちに犯された事、それに苦しんだ俊哉の姿、
俊哉の自殺を否定できない自分がそこにいた。
自分が犯された事など既に消え失せ、今は俊哉を失った悲しみだけだ。
そして俊哉を海で死なせる事に繋がった犯された自分をも恨んで・・・




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