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「悲しみの美人艶歌歌手・ミチル」





歌姫、ミリオン、テレビジョン・・・
時代をも自分名義にして泳いでいるような女たち。
本当に同じ世界の住人なのか? そんな言葉とは無縁の場所に生きる女がいる。
ミチルが低い場所にいるわけじゃない。
“スター街道”と呼ばれる場所にいる面々こそ、ごく一部、
そんな者たちこそが特別なだけなのだが・・・

疲れきって冷たい部屋に倒れるミチル。
重い荷物と長い移動時間、その見返りが罵声・嫌がらせ。
もうやめてしまえばいい。その小さく細いカラダが痛々し過ぎる!
もう10年以上の時間、君はいばらの道を歩き続けている。
家族、友人、あなたを大切に思う周りの者みんな見ていられない・・・
いつか壊れてしまう、そんな君を見たくないんだ。



逢咲ミチルは売れない演歌歌手だ。この世に五万といる売れない芸能人、それ。
高校を卒業したと同時に地元九州を後にして上京、
のど自慢大会の審査員として知り合った作曲家の下に弟子入りするが、
その門下生を名乗っていたのは二年足らずだった。
修行の厳しさに逃げたわけじゃない。いや、門下生に対する師匠のセクハラも修行なら、
ミチルはその修行に耐えられずに逃げた事になるのかもしれない。
まだ二十歳前後の女の子にとってその経験は大きかった。
“一流の演歌歌手になる”と言う夢を抱えながらも、体が受け付けない。
それ以降は正式な師匠を持たないまま飛び込みでレッスンを受けるだけになる。
それでもある意味恵まれていて、今までに3枚のシングルを世に出している。
22才の直前に出せたデビューシングル。960枚プレスされた。
25の時にセカンドシングルのレコーディングにこぎ着けるも、リリースできず、
別のスタッフ・別のレコード会社から28になってやっとセカンドをリリース。
事務所サイドから特にプッシュされなかった事もあり630枚止まり。
そして・・・  直近、32才になるのを前に最新作となるサードシングルをリリース、
現在までに300枚プレスされ、手元には100数枚が残っている。

“何それ? 素人が自主制作で作った方が枚数多いんじゃないの??”
“人気アイドルならファンが1人で買い占める枚数じゃない?!”
そんな風に言われてしまうのかもしれない。
だが、家族が買えばいい・知人が買えばいい、そんな演歌歌手は溢れている。
自己資金が限られ、有力な支援者を持たない歌手にとって、
100枚のCDを手売りすることがどんなに大変なことか・・・
彼女たちが回る先なんてものは小さな場所で、且つ同業者が繰り返し回っている場所。
店側・受け手も飽和状態、“その先の一枚”はなかなか売れない。
枚数こそ寂しいものだが、3枚リリース出来ているミチルはまだ良い方だ。
有名な作り手・メーカーの後ろ盾なく、それでもリリース出来た事、
それは彼女の声・歌唱力、そしてその恵まれた容姿にあるのかもしれない。
ウエットでややかすれた声、それが彼女の小さく細いカラダから噴き出して来る。
もっと曲に恵まれていたなら・・・  もっと歌詞がキャッチーなら・・・
売れない演者に有能な作り手は付かない。悲しくもそれが現実だ。

“それでも美人ならそこそこファンが付くだろ?”
そんな疑問も生まれるのかもしれない。そう、確かにその容姿を活かせばいいのに・・・
10代で入門した時にはまだまだ垢抜けず田舎臭かった彼女。
小さいカラダだと言うのに今より10キロ近く体重があったせいもあり、
顔つき・全身ともにふっくらしていた。
でも年齢を重ねるごとに、20代の彼女はみるみる洗練されて行った。
綺麗な、そう、美しいアーティストになって行く。
だからこそ痛々しい、歌声・容姿に楽曲が付いて行かない。
彼女も悪い。先輩たちのカバーを嫌いオリジナルばかりに拘ってしまう。
リクエストに応えない事も多く、ファン受けが悪い。
彼女に悪気があるわけでなく、ただただ人として不器用、真面目過ぎるのだ。
綺麗な女性がリクエストに応えないシーンと言うのはかえってマイナスに作用する。
笑顔で握手し、ただ適当にリクエストに応えて歌えば売れる一枚、
彼女はその一枚を売れないままずっとここまで来てしまった歌手の一人だ。

やや暗いトーンの照明の中で歌い入れる彼女の表情・シルエットは美しい。
特に30を回ってからのシャープなメイクになっての彼女は氷の彫刻のような、
そんな冷たささえ感じさせる美しさが浮き出ている。
控えめの笑顔と少ない言葉数、親近感と逆なものが育ってしまうのも納得できる。

肩に掛かった美しいストレートの髪は優しく、少しだけ茶系が混じり、
毛先のシャギーがよく似合っている。
細めで直線的な眉、大きな瞳の黒は深く、顔から首・胸元までの肌は白く艶やか。
クールに映る性格に反して唇は肉厚で情熱的な楽曲がよく似合いそう。
鼻・顔の輪郭、身長が低い事、一瞬丸いイメージ、そしてそれが体型に連想されるが、
実はそれらと不一致でスレンダーだ。
彼女のトレードマークとも言える濃色のシンプルなドレス、
肩紐の外に張り出したその細い二の腕が顔つきに似合っていない。
一瞬小柄で童顔、でもどこまでもクールビューティーにしてスレンダー。
彼女は胸元に切れ込むようなカットのドレスは好まない。
“歌を聴いてほしい”という思い、自分の存在の方が勝ってはならない、または、
そんな体売りで歌の道に生きようとは思わない、そんなところなのだろう。
初期に、借り物のドレスが多かった時期があった。
胸元が強調されるようなVカットのドレス。
今よりふっくらしていた事もあるが、スレンダー=胸がないわけではない。
けして大きいとは言わないが、スラッとした現在さえ形の良い胸元だ。
周りに余計な肉付きが無い分、その形が綺麗という事だろう。


演歌歌手に限らず、“売れない”という世界は薄暗い道を歩く事と同じだ。
大型のCDショップなどは行くだけ無駄。
購入する側が一枚を大切に買う事に変わりないが、“大手”による“商業”の世界。
若い複数の店員が数十枚を棚に並べる作業、それがTVで活躍するアーティスト用。
演歌の世界、それもミチルたちの領域に生きるものたちの行く先は・・・
年配の店主が古びた商店街で営んでいるレコード店。
近隣の年寄りの中でだけ有名な壁一面色紙だらけのカラオケスナック。
地方の町内会レベルにスケールダウンされた祭りでのカラオケ大会・盆踊り大会。
そんなレベルのステージさえ、“1曲持ち”の先輩歌手が譲ってくれない。
たった1曲でも知れた曲を持てれば一生歩ける世界、それが演歌の世界だ。
だからこそ数十年かけてその1曲を目指す歌い手が溢れ彷徨っている。

普通にOLとして生きる道もあるだろう。妻と呼ばれる道もあるだろうに・・・
それの方がどんなに幸せな世界だろう、ミチルの容姿・内面を見れば疑えない。
道を諦める事、それを負けとしか考えられなかったのだろうか。



その日もいつもと何ら変わらない営業の仕事だった。
知人に紹介されたスナックでの仕事。地方都市にありがちな小さなスナック、
前にも来た事のあるその店での一件目の仕事を終え、
その客席にいた男性客に声を掛けられ別のスナックに呼ばれたミチル。
紹介先が近場だと教えられステージ衣装のまま上着を羽織って外に出た。
その男に連れられ店もまばらな商店街を数百メートル、
少し賑やかな飲食店が立ち並ぶビルの地下1階の店、“スナック シャトー”に入った。
さっきまでの店から一転、予想外の大きな店で、立派なステージ、ピアノまである。
客席を見るとボックス席に座るのは若めの男性が多く、スーツの男性も多い。
ただ・・・  恰幅のいい男性、それも暗いトーンのスーツの男性が多く、
接待している女性たちもカラオケスナックに似合うような女性ではない。
タイトでボディラインの強調されたようなドレス、巻き髪、ラメ、
客の年齢層に対して若く、レベルの高い女性が集まり過ぎている。
ミチルも何かを肌で感じただろう。しかし“断り”のハードルは高い。
“歌をしっかり歌って帰ろう” できればさっさと・・・  そんな風に思った。


予想に反してと言うのか、いつもよりしっかりした反応がある、拍手がいい。
デビューシングル、そして最新曲を歌って好感触のまま帰ろうとした、のだが・・・
「ねぇ、デュエットできる?  アニさんが“恋街ララバイ”歌いたいんでさぁ!!」
優しい顔をしているがパンチパーマの体格の良い男、何よりその話し方、圧が凄い。
「しまった・・・  やってしまった・・・」
ミチルの中でその空気の流れがはっきり見えた瞬間だったのだろう。
返事などに関係なくイントロは流れ始め、
首・手首に太い金色のブレスレットを光らせた男がステージに笑いながらやって来る。
周りの気遣いを見れば考えるまでもなく、この中で偉い人間なのだろう。
それも普通のサラリーマン・会社社会の中で暮らしているような人間関係でなく・・・
いつもならデュエットを拒否しているミチルもタイミングを失ったまま歌う。
演歌の世界に生きていれば有名どころのデュエットソングは大半押さえている。
普段はプライド・拘りがそれを許さないから封印しているだけだ。
元々魅力的な声の持ち主なわけだし、そのウェットでややハスキーは歌声、
こんなデュエット曲にはよく似合う。そして何より・・・  彼ら好みなのだ。
気持ちよくニコニコと歌ってくれているだけならいいのだが・・・

やはりそうなる。上機嫌な怪しい紳士はミチルの肩を抱いて歌うようになる。
髪を撫でた。頬を寄せて来た。
さすがに苦笑いで離れようと試みるが相手は笑ってそれを楽しむかのよう。
そして今度は・・・  ギュっと強い力で抱き寄せたと思えば、胸元に手を入れて来た。
必死でその手を外そうとするが凄い力だ、さらに奥に入るばかり。
男の手はミチルの片側の胸を完全に掴んだ。
「やめてっ!」
マイクに声が入って店内に聞こえるほどだが、男は笑ったまま離れない。
もの凄い力で抱き付かれていて、どうにも離れない。
それどころかミチルの胸を激しく揉み始めた。
男を掃うつもりで繰り出した腕だったが、その先にはマイクを持っていたミチル。
あきらかに事故的なものではあったが、そのマイクは男のこめかみ部分に当たった。
“ボンっ!”の低く大きな音がスピーカーから聞こえ、男の表情が変わる。
さっきまでステージの上の光景を楽しみ笑っていたボックス席のギャラリーたちも一転、
“大変な事が起きてしまった”という表情を全員がしている。
ミチルは男から離れる事が出来たがステージ前にいた若い衆が飛んで来て、
「アニさん大丈夫ですか??  (ミチルに向いて)てめぇ~何してんだよっ!!!」
大きな音で曲が流れる中にあっても響くほどの声でミチルを怒鳴り上げた。

「すみません、許して下さい・・・」
小さな声、態度でミチルは謝罪を伝えようとするも、もう受け入れてもらえない。
こめかみを押さえたその男がミチルを指さして近くの男たちに言った、
「おい、その女素っ裸にしろ! ここでストリップさせろ!!」
周りにいる男たちの視線がミチルに集まった。
たった一匹の小動物に群がる獰猛な肉食獣のような男たち。
少し離れた場所には草食動物であろう存在があるが、彼女たちは傍観だ。
いや、肉食獣に限りなく同調した敵と変わりない存在だ。

ミチルはステージ上で前から男に突き飛ばされた。
そしてよろめきながらバランスを崩して後ろに後退りしたところ、
今度は後ろから羽交い絞めされる。
「むしり取れ~!! 素っ裸だ素っ裸! 恥ずかしい格好にしてやれよ!」
一人、二人、男がゆっくりとミチルに近づいて来る。
「やめてぇ! 来ないでっ、 ねぇ! 来ないでってば!!」
中途半端な勢いで近づく男たちは余計に恐怖心を煽るのだろう。
1メートル以内に近づけばなお更スローになり、その不穏な笑みは・・・
緩やかに空気が流れたように感じられた次の瞬間、男は一気に大股で近づき、
そしてミチルのドレスの胸元に手を掛け、おもいきり手前に引き寄せた。
“ビリビリッ・・・”と大きな音が周辺にも聞こえた。
正面からやや左の胸元から腹部の肌が見えるまで、斜めに布が裂け広がる。
チューブトップのブラジャーを残して、首元・胸下の肌が露わになった瞬間だ。
だが・・・
落胆したミチルが右下に顔をおとし、瞳を閉じ顔を歪めたと同時の一瞬で、
今度は横から入り込んで来た男がミチルのそのチューブトップブラをむしり取った。
ドレスを着ていたせいもあるのか、太く赤くしっかりと付いたブラの後が生々しい。
もう30を回っていると言うのに、その先端付近は少し赤みを帯びた若い胸だ。
少し大きめのまんまるとした先端、汗ばんでいたのか、光沢も感じさせる。
大きさは普通だがしっかりした乳輪、見事な正円の乳房は良い感じに突き出している。
無駄に出ていないせいで垂れ下がる事もなく、そして横から、前から、
左右対称・上下対称を思わせる見事な形のものだ。

続けざまに左右から激しくドレスは破かれ、何と、縦に切り広げられてしまった。
上がチューブトップブラなら下も面積の小さなショーツ。
ドレスを綺麗に見せるのには気を使うのだろう。今はもうそのドレスが消えゆく時。
抵抗なんかしていないのに破り剥がされるショーツ。
さっきまでステージで大音量・眩しい照明の中で輝いていたミチル・・・
今は切り広げられたドレスが観音開き、下着跡をつけた乳房を露出、
下半身は剃毛の類の手入れをしていない陰毛がギャラリーを楽しませている。
色気を溢れさせるようになった30女、元々美しいその顔、
小柄でスレンダーながらメリハリを忘れていないその肉体、
それは残念ながら必死で歌って来た数百枚レベルの楽曲よりも魅力として勝ち過ぎる。

後ろでミチルを押さえていた男がミチルを突き放すと同時にドレスが剥がれ消えた。
もう何もない、全裸になった。エンジのハイヒールだけの姿になったミチル。
「ただのストリップなんていらねぇ~  SEXショーでも見せてくれよ!」
誰かの一言、ミチルはステージ中央に押し出され、全身にライトを浴びる。
片方の腕で両乳房を隠し、もう片方の腕で陰部を隠すように立つものの・・・
そんなもの、力ない女のその腕は簡単に男たちに引き剥がされ、
全裸のミチルを囲むように、もうスマートフォンがミチルの肉体を囲っている。
胸を弄ばれ、両脇に足を引き開かれて後ろから陰部も悪戯され始めた。
マイクをこめかみに当てた男もミチルの真正面の座席に陣取り、今は満足そうに見ている。
両側からミチルの腕を掴んで引く男たち、まるで磔にでもされているよう。
野獣たちが群がっている。淡いものが壊されて行く瞬間はとても残酷で、でも・・・
それが美しいものだと、芸術的な意味合いまで兼ねてしまうのだから恐ろしい。
薄笑いの男たち、そしてその横で一緒に笑って見ているメス犬たち。
金と快楽に敏感で、同性が餌食になる事に少しの同情・動揺もない。
ミチルにはそんな彼女たちの存在の方がより受け入れないのかもしれない。
自分より年下で、何かの特別な夢・目標を持ったような生き方をしていない彼女たちを。

10人以上が集まって囲むステージの中央、眩しい光の中でミチルは抱かれる。
それも立ったまま、そして客席に向かって全裸で立たされて後ろから犯される。
歌を歌う仕事、そのステージで今は・・・
無言で閉じたまま流している涙はどんな涙なのか。
大柄の男たちに抱かれているミチル、それはまるで大人にレイプされている少女のようだ。
辛うじてその妖艶さを帯びた大人の美しさを持った顔だけがそれを否定するが。
後ろから抱く男はゴムまりでも掴むようにミチルの乳房を手の中に収め、そして、
握って開いて・握って開いてを繰り返す。
激しく腰を打ちつけられれば、それを受け止めるミチルの表情も地獄へと落ちて行く。
おもいきり激しく突かれ、それが突かれたままでスローダウンしたなら・・・
中で出された事もわかるのだろう、完全に絶望の顔をして伏せるミチル。
後ろにいた男がミチルから離れれば一瞬だけ置いて、白濁した粘度のある液体が床に。
自分の体から溢れ出て床に落ちて行く見ず知らずの男の精液。
目の前にいる女たちとは違う、ミチルにはどうにも受け入れられない世界だ。

「こっちに来なよ!」と二人の男に掴まれて客席に連れて来られたミチル。
今度はソファーの背もたれに反対側にいる男たちに腕を押さえ付けられ、
直ぐ近くで酒を飲んでいるギャラリーに挟まれながらバックで突き上げられる。
隣にいる女が笑いながらミチルの乳房を悪戯し、周りの男たちも盛り上がっていた。
悲しみの表情の中に見せる悔しさの表情。同性の裏切りほど絶望させるものはない。
今度はギャラリーのまさに目の前で中に出された。
ソファーとテーブルの間の床に精液が滴り落ちて行く。
「もうやめてぇ・・・」
狂いそうな表情で悲鳴を上げたところで許されるはずもない。
続いてソファーに仰向けで寝かされ、今度は普通に正常位で抱かれた。
この期に及んで“普通に抱かれる”とはおかしな話だが・・・
相変わらず性悪女がミチルにちょっかいを出し、周りの男たちの御機嫌をとる。
「お姉さん美人だよねぇ。私こう言う顔好きなんだよなぁ~」
そんな言葉をつぶやき、まだまだ20代前半であろうその女はミチルの唇に重なった。
そう、周りの男たちが見守る中、突然、けれど静かに自分の唇を重ねたのだ。
周りの男たちも少し驚き、“おおぉぉ~!”と歓声を上げたが、
その女は動じることなく長く、そして深いキスを続ける。
それもミチルの息を許さない程のディープなキスを。
“チュッ チュッ  ギュュ・・・  グチュ・・  グチュグチュ・”
ミチルの頬を押さえつけ、口の中をまさぐるように女はミチルに吸い付き、
そして今度は大きく舌を出してその舌で嫌がるミチルの歯・唇、そして鼻まで舐める。
そうした間にも男たちがミチルの乳房を悪戯し、そしてスマホがフル稼働だ。

5人の男が射精した頃にはミチルはもう動かなくなっていた。
マスカラが落ち化粧が崩れ、汗や唾液で髪が顔や首元に絡まり付き・・・
クールな美人も完全に壊されてしまった。
体の小さい分、まるで大人の中に入り込んでしまったような映りだ。
床に倒され、太腿・腹部・胸元・顔、至る所に精液が飛び散り、それが光って見える。


演歌の世界に夢を持って生きて来たミチル。
ミチルが歌って来た歌は艶やかで、それは艶歌そのものだった。
年齢もちょうど歌詞の内容に追いついて、これからがさらに楽しみだった・・・
けれど・・・   まわされてしまった事、いや、それよりも複数の男たちのスマホの中、
そこに痛々しい出来事が収められてしまった事実。
もうこの世界で生きて行けないだろうし、何より心が壊されてしまったと思う。
同性からの心のレイプは事柄の大きさでなく、自分を許せなくなってしまうもの。
緩やかなようでいて、それがトドメになる事がある。


美人艶歌歌手・逢咲ミチルは引退した。元々の活躍からすれば廃業と言った方がいい。
実は女性演歌歌手の世界ではセクハラ・枕営業・レイプ等で引退して行く者が多い。
壊されて行くのだ。客に壊され関係者に裏切られて終わって行く。
それでもその道を通り抜けた者が今日“ベテラン演歌歌手”としてその世界に残っている。
若く美貌に価値があるうち、実はその時期には歌を聴いてもらえていないのかもしれない。
老いて、その肉体を自分から利用できるようになった時こそ自分の艶歌が歌える時。

また一人、誰も知らないうちに一人の歌手が消えて行った・・・  だけの話。




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