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「A棟203号室  ~ ワンルームの夜に ~」





“ ピーンポーーン ” 
「 (夜分申し訳ありません、川崎北部ガスサービスですが・・・) 」
時刻は21時40分を過ぎたところだ。
私鉄の急行停車の駅から徒歩8分という利便性、そして4階建てが2棟並ぶ規模、
古いながらも安い賃料、ワンルームタイプ・2DKタイプ共に人気があるのも理解できる。
こんな遅くに若い女性が一人暮らすワンルームタイプのA棟2階の部屋に、
見覚えのある作業着姿の男性二人組がやって来たのだ。
普通なら用心、心理的なセキュリティー警戒レベルが一気に上昇する場面だが、
有名企業の制服姿・ライフラインに関わる職業と言うのは特別扱いとなるようで・・・
作業着の胸元には写真付きの身分証が付き、それはカメラ越しにもしっかり確認できる。
そして何より、
「夜分申し訳ありません。実はこの階でガス漏れ感知器が発報しまして・・・
   ガス漏れ箇所の確認の為、全室のガス器具点検をさせて頂いてます、御協力を・・・」
そんな風に言われてしまって、それでも入室を拒否する人間は少ないのかもしれない。
ワンルームとは言えオール電化とは程遠く、風呂・キッチンの給湯器は廊下にあるものの、
キッチンのガスレンジだけはその使い勝手もあってワンルームタイプにも健在なのだ。
二人の男は玄関先の狭い場所に薄汚れた黒い安全靴を脱ぎ捨て奥へと向かった。

一人の男がテスターのような物をガスコンロ奥のホースの接合部分に当てる。
“ガス漏れ”と聞き、そんな作業を目の前で見せられれば、
自然と女の視線の先もその部分へと集中してしまうものだ。意識が吸い寄せられるように。
次の瞬間には背中? 腰?? 
後ろに激しい痛み・刺激を受けたと感じたまま意識を失ってしまった。
次に目が覚めて視線の前に見た景色は・・・


この部屋に暮らす女、悠木ちひろ。 同じ町で園児を受け持っている、つまり保育士。
実家からでも通えない距離ではないのだが、25才の誕生日を機に実家を出た。
実家は地元では既に少なくなった兼業農家、両親は少し古風で口煩く、
また、年の近い妹との喧嘩も絶えない。
そして何より一番の理由は・・・  そろそろ本気で彼氏、出来れば結婚への道のり、
そんな事を少し真剣に考えるようになっていた。
世間的にはまだ早い結婚年齢ではあるが、友人、何より職場の同僚が次々にドレスを着た。
恋愛経験が少なく男性に疎いちひろも本気モードになったという事。
誤解の無いように言えば、ちひろは性格がよく園児・保護者共に人気が高い保育士。
それどころか容姿にしたって、ちひろの職場同僚・友人関係の中にあって綺麗方だ。
綺麗と言うよりは“かわいいタイプのお嬢さん”とでも言うべきか。
農家の実家で祖父母と同居して育った事もあるし、今どき珍しく大らかなタイプで、
多少性格に難のある園児でさえ、ちひろはちゃんと受け止めてやれる母性の深い女性。
保育士として女性として鏡のようなちひろだが、同年代の男性へのアピールが苦手だ。

大きく真っ黒な瞳は優しさに溢れていて、草食動物や優しい犬を連想させる。
誰もを安心させる笑顔、156センチで一般的な体型、どれも受け入れやすい。
その話し方・声、ちひろを嫌う人間・敵などこの世に存在するのだろうか、そんな感じだ。
だが悪い人間はところかまわずにやって来る。
偶々運悪く、ちひろはそれに出くわしてしまった、そう思いたい。
本当は狙われていた・・・  そんな風に思いたくない、それでは悲し過ぎる。


ワンルームの小さなリビング、二人掛け用のテーブルの横のフローリングで意識を戻した。
目の前に自分を覗き込み凝視している覆面の男の顔、反射的に悲鳴を上げようとするも・・・
体が反応する事すら出来ず、そして何より悲鳴が上げられないのだ。
本人には自分の状況が分からずパニックになっている。では、今のちひろの状態は??
粘着テープで後ろ手に縛られ仰向けにされている。その下腹部に男が載っている。
口元もまた、それと同じ粘着テープで塞がれていて声も出せない状態。
そして・・・  既に男の手はちひろのパジャマのボタンを開き始めたところ。
淡いピンクと白の太い縦縞のストライプの大きめなサイズのパジャマ。
ちひろは既に寛ぎモードでパジャマに着替えてテレビを見ていたところだった。
大きなパステルレッドのボタンが一つ、そして二つと外されて行く・・・
三つ、男はまだそのパジャマを開こうとしない。四つ、そして・・・
全て外し終えたタイミングからワンテンポ遅れてその時が来た。
“ボワッ、、” パジャマの布が大きく開く音が響き、ちひろの肌が広がる。
まだ若さを感じさせるハリ、少し開き始めた花の匂いと相まってこの年齢特有のバランス、
薄暗く照明を落とされた部屋の中にちひろの眩しい肌のオーラが広がる。
シンプルなデザインの光沢にあるピンクのブラがちひろの胸を覆う姿、それは眩しく、
こんな状況で卑しい男たちを前に晒すにはもったいない。

“パシャ  パシャ ” 薄暗い部屋の中にフラッシュの光が広がる。
ブラ姿にされたところで始まりの合図、ちひろは撮影も許してしまった。
体を動かす事も叫び声を上げる事も許されず、ただただ自分を苦しめる男を見るだけ。
その男の手がちひろのブラを覆うように強く鷲掴みした。
ブラを手の中に包み込んだまま激しく揉み上げる。ブラのパッド部分が持ち上がり、
その中に包み込まれているちひろの乳房の肉も形を変えながら同時に揉みしだかれる。
自然に顔を歪めるちひろ。いくら強く揉まれているからと言っても痛いわけじゃない、
きっと、どうにもならないそのやるせない感触に苦しんでいるのだろう。
“ブルンッ、、” 男はちひろのブラを捲り上げた。同時に激しいフラッシュが連発する。
ブラの跡が残る綺麗な柔らかそうな乳房、ちひろの性格そのもののような物なのだが、
非道な男たちはそんな事を知る事もないだろう。
少し広い乳輪部分、そしてそれが大きく膨らんでいる。
先端の乳首部分が小さく大人しいから、どうしてもその突き出し膨れ出た乳輪部分、
それが視覚的に強い個性となる。 ちひろの乳房としての強い個性だ。
小さくなく大き過ぎず体格に合っている。そして人柄のままのような柔らかさも。
可愛いちひろの個性はその突き出した先端の膨らみだけで充分だ、
だから・・・  ほら、その男もそれに気付いただろ?  必死で摘まみ揉んでいる。

結婚前の大切なカラダ、可哀想なものだ。
両隣・上下、それぞれの部屋では今頃楽しく癒された時間が過ごされているだろうに。
敵を作らない、大らかで何事も受け入れる性格が今は仇となってしまったのか・・・
野心と欲望に満ち溢れた男たちに穢されるなんて悲し過ぎる。
男は覆面のままちひろの胸に顔を埋める。
どう見たって遥か年上であろう男が25の女性の胸に縋ろうなんて。
相変わらずその柔らかな胸を味わい、そして思い出したように突出た乳輪を摘まみ上げる。
ちひろを犯す男は粘着テープで塞がれたままの口元に口を重ねてキスのつもりなのか・・・
愛など無い男を受け入れているはずがないだろうに。

パジャマの下を脱がされた。その中は真っ白でスポーティさを感じさせるショーツ。
琥珀色を思わせるような灯りの中で上品な光沢を放っている。
無理矢理に足を押し広げられ、ここでもまたフラッシュの連発を浴びた。
男の手がそのショーツの上からちひろのワレメ部分を上下してなぞるのだが、
健康的で明るい保育士のちひろにはどうにもその光景は似合っていない。
けれど男の手は強引だ、ちょっとずつその筋は深くなり入り込んで行く、
そしてそれと相まって変色して行った。
今度は横からこじ開けられ、奥深くの穴を探し出されて指を押し入れられた。
“もうどうにもならない”
自分の状況が分かっていても無駄な反応は続くもの。
ただ小刻みに体を揺さぶるだけしか出来ないのだが。
指を奥深く入れられるようになった。同時に出し入れされる指は輝き出す。
“もう終わりの時が近い”  そんな合図でもある。

上半身のパジャマは開き特徴のある乳房を曝け出し、そして下半身には何も無くなった。
強く足を開かれ、もの凄い勢いで中に入り込まれたちひろ。
苦しさ・痛みで仰け反りたいところだが、後ろ手にされたままの拘束、
悲鳴を上げたところで粘着テープはまるで遮音材のようだ。
パンパンと激しく突き上げられながら一層強く乳房を掴み上げられて・・・
既に溢れそうだった瞳に溜まった透明な液が、そのまま振動の分だけ床に落ちて行く。
無情に光るストロボの光り、その光が弱まる中に浮き出るもう一人の男、
ちひろはその男を見るようになっていた。
そして当然のように、やがてその男にも抱かれる。
その頃には口の粘着テープも外され、そして地獄のキスを強要された。
愛の無いキス、自分の将来を奪っている男の独りよがりの傲慢で自己満足なキス、
受け入れさせられている事がどれだけ惨めだろうか。
多くの園児たちに愛されている先生の清らかな肉体が穢され奈落の底、
汚れたザーメンなどとは無縁なはずのちひろの悲劇は居た堪れない。


当たり前のように口仕事までさせられ撮られるだけ撮られ犯され、そして終わった。
不思議と園児たちの笑顔が次々に浮かんでいた。
ちひろは涙を流しながら静かに笑い、部屋の天井を見上げたまま。
“一人暮らし”  “願わくば婚活”   「何だったんだろう・・・」
心の中で呟いていた。

それでも変わらないで欲しい。太陽のような明るさ、海のような大きさ、
ずっとちひろのままでいて欲しい。
野蛮な男たちの一方で、それでも少しだけその反対側にいる男たちがいるのだから。
すぐ先、あともう少しでそんな男性と出逢うと信じてほしい。




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