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 ☆  作り手の中で記憶に残っている独立系の作品? (その3) ☆





“2”が出てから随分時間が経ちました。意味が怪しい企画と言うか・・・
でも過去の作品への執着の強いここらしく、忘れたくない作品が多いのです。
関連作品を特集したもの・グラマーレイプを特集したもの・水着を特集したもの他、
沢山の作品集を作ってはいるものの、どうしてもその中に納まらないもの。
このシリーズの第1回以降、続編が登場したものもあったり、
タイトルやシチュエーションの使い回しは“貧乏くさい”と言われそうですが、
自分的な拘り・お気に入り、執着はそのまま匂いと解釈し、大切に考えています。
先ほど挙げた関連作・グラR・水着作に入らない、それはここにしてとてもレアで、
プラトニック系書庫に入るものでさえ“スイートセレクション”という特集があり、
本当は豊満で水着とかでなく独立しただけの“普通の”作品のはずですが、
それが珍しい側にいるのがシルエットの特徴でもあります。
余計な説明が長くなる前に作品紹介(解説)へと・・・



「JOY  ~ 快楽に狂い鳴く美人外科医 ~」

看護師・女医系は人気のあるジャンルだと思うんですけど、ここでは少ないですね。
豊満とレイプがない事だけでも珍しいここですが、さらに他の作品とは展開も違います。
“レズ系”という事が一番珍しい事なのかもしれません。
女性医師のイメージ、女性看護師のイメージ、その組み合わせも無限にあるはずですが、
シルエットのイメージするところの女性像、どのタイプを選んでいるのか、
そんなところも楽しんで欲しい作品です。



「御満講の掟  ~ 女主・奈津子誕生の時 ~」

何て言うんでしょうか・・・  歴史もの・時代ものじゃなくて・・・
そんなニュアンスも含んではいると思うんですが、ちょっと説明が難しい。
どれも基本的にフィクションですが、こう言う感じの設定ものは特に珍しいですね。
シルエットでは意欲作→空回りな感じが払拭できず、なかなか傑作とは行きません。
これもそんなものとは程遠いのですが、でも、その世界観と言うか、届けたいもの。
シルエットはグラマーR系に対して、その必要性に関係なくプラト系(スイート系)、
ずっと続けて来ております。まったくニーズなど無視して。
ですがそれが時にレイプ作品にすら独特の雰囲気をくれますし、
この作品のようなエロスと交わった時にも、いい甘味料になってくれます。
少し一休み、そして箸休めとしてお読み頂けましたなら。



「愚行人  ~ 通り雨に消えたウーマンジョガー ~」

自分の書いているレイプ作品、そのレイプ部分が“ハードレイプ”にあたるのか、
時々迷う事があります。確かにところどころ甘み(スイート感)が顔を出し、
他サイトさんのレイプ作品より、恐らくソフトに感じられる作品が多いかもしれません。
申し訳ありませんが、自分は他のサイトさんを見に行く事が殆んどないので、
自身の作品の“ハードさ”について比べられないのですが・・・
この作品で言えば、その行為は勿論でしょうが、シーンの中に漂うもの、
それがシルエットのレイプ作品にあってはハード系なものだと思います。
全体数からして若い女性の作品が元々少ないですし、特殊な感じはありますね。



「Telephoto Lens  ~ 他男たちに愛される妻の残像 ~」

盗撮系作品、レイプシーンで女性が裸体・犯されている姿を撮られてしまうなど、
作品の中でカメラ(レンズ)的視点は随所に見られると思います。
また、カメラ・撮影系をテーマにした作品も何度となく登場しています。
“望遠”という切り口で、且つ、自分の大切な妻が隠し撮りされると言う、
精神的な“NTR”のような構図、そんな世界観は好きなんです。
実際の行為に頼らない官能作品と言うのは書き手の醍醐味でもあり、
リアル系主義者であるシルエットでも、時々挑戦したくなります。
肉体や視線から生まれるエロスとは別物でありながら、心理戦や心の動き、
それは時に破壊的な影響力を持ちます。
二つがしっかり合わさった作品は素晴らしいのですが、時々、
そのバランスが崩れている、つまり偏った作品ゆえの魅力も良いものです。
ただ見ているだけのエロス、ただ見ている事しか出来ないエロス・・・
物が溢れた場面だと有難味が出て、とても贅沢な感じにもなります。



「HEROINE(ヒロイン)  ~ 盗撮地獄の女たち ~」
「濡れ森  ~ キャンパー狩りの里 ~」
「ターゲット3  ~ 有罪率100%の女たち ~」

オムニバス系の短編作です。同じテーマの中に複数の女性が登場するスタイル。
“ヒロイン”は視姦をテーマにした作品で、シュチュエーションに特化したエロス。
一枚一枚の画像の切り取りのようで、きっと分かりやすいのだと思います。
ザ・官能小説みたいに書こうとすれば抽象的な表現を多用したり、
日常的に使う口語体でなく、妙に背伸びした難字を当ててしまったりしがちです。
でも、画像でも映像でもないもの、もちろんフィクションでですが、
想像物をリアルにトレースしたようなリアル感が漂う作品もまた官能小説。
体験談や経験談と言われるジャンルがその世界なのかとも思いますが、そこでも、
肩書きでリアル感を出すのか、それとも“作品”としてリアル感を出すのか、手法ですね。
“濡れ森”はキャンプ場での悪事がテーマになっています。
こんな作品こそまさに、その場のイメージがしっかり出て欲しいタイプのAV的エロス。
観る側(読み手)に無駄に想像を求めるのでなく、映像を見て頂くようなライトなもの。
“ターゲット3” これ・・・  けっこう力が入った作品だったんですが、空回り。
それぞれの訳アリ職業現場の女性が抱える温度感・危険因子、
そして受け手である男の側が抱えるストレス・熱量、それが向かうベクトル・・・
上手く書けてませんね。本当はもっと面白く出来たはずなのですが。
オムニバスは映像ものでも基本、単調・明快、そして安易でもあり。



「琥珀色の記憶」

これは・・・  スイート+エロスのエッセンスを持った、“恋の手解き”系。
そこに登場する女性像の性格・肉体的魅力・周辺に点在するエロティックな部材、
それを楽しんでもらいながらも、一番の楽しみは主人公の男性の中に入って頂きたい。
主人公目線のまま主観的に感情を載せてその女性を感じて欲しい作品タイプです。
グラマーレイプ路線はサイトの柱であり、その表現方法などに拘りも持っていますが、
シルエットらしさ、それが空気感で出て来るタイプがこのスイート系だと思います。
もちろんその甘さゆえ、読み手を選んでしまうとは思いますが・・・



「サ・イ・レ・ン・ト・デ・ビ・ル」
「 0930 」
「RE I PU NO KO」

少しタイトル先行となってしまった感のある作品が並びます。
“サ・イ・レ・ン・ト・デ・ビ・ル”はネットカフェという場所で行われる悪事、
それも店員によるもの。タイトルが記憶に残るじゃ書き手として情けないのですが、
でも本編と同じぐらい、時にタイトルは重要な位置にあると思っています。
過去の作品にも直接そのタイトルが出て来ないものはもちろん、
最後までしっかり読んで、さらにそこに解釈まで載せないとタイトルが繋がらない、
そんな作品も時々あると思います。下手をすると、最後まで意味不明かもしれません。
だけどタイトル、大切に思っているんです。これが経験談・体験談・エロばなしなら、
“ネットカフェで店員たちにレイプされる外回り女性”  そんなんでいいし親切、
きっと余計な意味不明なタイトルが乗っかるより、ずっといいのかもしれません。
“書いてる意味”とはオーバーですが、作品として一塊に意味があり、
こちらとしてはそのタイトルの下で意味を持っているんですよね。
時に本編が駄作で存在意義が怪しい立ち位置になった時、
その時こそタイトルが頑張ってくれます。そしてタイトルもまた作品そのものです。
“0930”は新米主婦がストーカーされ、そしてレイプされてしまう作品です。
ストーカーは意外と扱ってないんですよね。それに本編部分もありそうで無かった、
シンプルにして“やっとここに来てやったか”みたいな新鮮味のある展開でした。
読み手の側には“特別感”はさほど感じられないと思いますが・・・
“RE I PU NO KO”  これは何て言うんですかねぇ、
世相を切りながら題材として進めるタイプの作品と言うか、少なからずやってますね。
ストーリーが比較的淡々と進んで行く感じで、書き手・読み手ともに熱量の少ないタイプ。
豊満な女性の輪姦シーンが醸し出す王道作品の対角線上にあるような、
少しドライなと言うか、冷めた視線で流れて行く系統ですかね。



「友母スパイラル」

これもオムニと言えばオムニで、複数人女性が登場します、タイトル通り。
どうなんだろうか・・・  このサイトでは年下女性よりも年上女性のが多いでしょうか。
主観(主人公男性)を高く設定した場合、きっと若い女性の作品が増えるんでしょうね。
ここの場合は男性の年齢を低くして、女性側を高くするスタイルの方が定着した感じです。
熟女物が多くなっている事を考えれば当たり前でもありますが。
短編オムニらしくライト系ではありますが、楽しんで頂ける程度には行けたかと。
ライトな作品の意味合いって、箸休め的な役割ばかりじゃなくて、
短い括りだからこそ出来る遊びとか、挑戦的な事とか、面白いんですよね。
長編や重量感のある作品はある意味窮屈で、あまり外れた遊びは出来ません。
それが許してもらえるのが短編オムニ系なんです。勝手にですが。
だから時々書きたくなります。
きっと、比較的濃厚で長い作品の合間に読んで頂けると良い感じになるのかと。





作品数が増えて来ると、どうしても埋没する作品が多くなります。
まぁ、実際に凡作・駄作、静かに休んでもらうのが“優しさ”な作品もあります。
でも、少しいつもと違った場所にいつもと違う感性で書き上げた作品、
時にそれがちょっとしたお気に入りで、でも後先関係なく作ってしまったものだから・・・
前後左右の作品と整合性がとれず、一つポツンと寂しい場所に離れてしまう。
作った人間としては寂しいものです。
時々は風を通して光をあてて、そんな事を考えます。
こんな作品案内を読んで頂ける方になら、何とか楽しんで頂けるのでは?!
そんなささやかな希望を持ちつつ・・・
“3”が出来た事だけで嬉しい事ですね。

まだまだ次へと繋げて行きたいと思っています。
グラマーR  プラト系  水着系  関連作品  ・・・
色々な系統がありますし、それらはこのサイトの王道ではありますが、
どうぞ、それ以外の場所にはみ出した作品たちも楽しんで頂ければと。





テーマ : 短編官能小説作品集(オリジナル)
ジャンル : アダルト

tag : 強姦小説輪姦レイプ短編官能小説作品案内ヒロイン巨乳女性豊満熟女

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