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「さよならアネキ」




リョウキ・ショウ・コウタの三人は今日もうちに来ていた。
オレの家は居心地の良い溜まり場だから・・・
リーダー的存在のリョウキ。リョウキをリスペクトしているショウ。
コウタはまだまだ子供っぽく、ただのやんちゃな中学生だ。
逆に中学生らしくないオレたち3人を繋いでいるのかもしれない。

オレは・・・
いつでも“冷めている”と言われる。
リョウキはそんなオレを面白く思っていないようだが、口には出さない。
オレだけ四人の中では外にいる感じもあるが、ショウとコウタはオレの顔色も窺う。
それはオレがクールで大人っぽい事もあるが、その他に大きな理由がある。
オレのアネキは3コ上だが、中学では有名な不良だった。
オレたちの中学が一番悪かった時の中心人物で、その名前は今もあがる。
そんなアネキは惰性で行った公立高校も入学してすぐに中退し、
一時は本当に手を付けられない人物だったが、スタンドでバイトを始め、
そこで知り合った男性社員に導かれ、アネキは変わっていた。

昔から、そして今も、アネキは“半端”なオレ・オレたちを馬鹿にしている。
確かにあの頃のアネキからすれば、オレたちは小さく見えるだろう。
仕事に楽しさを見つけ、それを教えてくれた男性を好きになり・・・
アネキはいつでも半端じゃない。だからオレにも母親にも上からモノを言う。
オレたちがまだ小さい頃に母親は離婚し、今は小さな飲み屋をやっている。
アネキがそうだったように、オレに対しても放任主義だ。
あのアネキに比べれば、オレなんかとても静かだと思っているだろう。

そんなオレの家は“小さい不良の溜まり場”になっていた。
別に好意的に受け入れられていたわけではない。
ただ無関心の母親と、いつでもオレたちに上から目線でモノを言うアネキ。
アネキもアルバイト中心の生活だから、
“ヒロキ(俺)も相変わらず馬鹿やってる”ぐらいにしか思っていない。


アネキは今18だと思う。
派手だった服装やメイクは消え、相変わらず茶髪のままだが、落ち着いた。
それに大人になって来たし恋をしているせいか、とても綺麗になっていた。
元々スレンダーな美人ではあったけど、あの頃は元の顔が分からないメイクだった。
それ以上に顔つきが違っていたし・・・
だから、どれだけ時間が経ってもオレやオレたちには上にいる存在だった。
そこに口に出さなくても不満を見せていたのはリョウキだ。

リョウキは派手でアナログな不良タイプじゃない。
良く言えば知的、悪く言うと陰湿で、何よりプライドが高い。
同じグループでリーダー的存在ながら、ショウ・コウタの様でないオレに距離があった。
そして、いつまでも“伝説の存在”であり、オレたちを見下したままのアネキに対しても。
ところどころにそれは現れていた。

オレたちはまだ中学生だが、既にリョウキとショウは女性経験もしていた。
他校の中学生や先輩高校生と。
あの二人は女遊びに関してはませていたので、コウタはいつも羨んでいた。
オレは興味はあったが、それでもまだキスや体に触れる程度までだった。
奴らのように、“セックスだけをしたい”な考えになれないでいた・・・
その事もリョウキの目には否定的に映っていたようだ。
オレが格好をつけている様に見えたのかもしれない。


その日も4人で部屋にいた。
オレたちは一緒にいても、テレビ・マンガ・ライン・ゲーム、
それぞれが自由に勝手に過ごしている。
たまに“良い話題”がそこに現れた時にだけオレたちはそこに集まる。
今日のそれは何気ない一言から始まった・・・

「お前のアネキ、すげぇ~美人になって来たよな?!」
そうショウの言った一言だった。
コウタも、「メチャクチャ良い女だよね」とそれに乗った。
少し黙っていたリョウキが口を開いた、オレに向かって。
「あのアネキのこと、好きになったりすんの?」
「裸とか見るんだろ?」「スタンドの男に抱かれてるんだろ?!」
オレはリョウキの言葉にイラっとした。
「ふざけんな! アネキがどうなろうと関係ねぇーよ!!」
「アネキの事なんか女と思ってねぇ!」
オレは怒鳴る様に言った。
普段冷静なオレが声を荒げた事に、ショウとコウタは驚いていた。

リョウキはそこで話をやめなかった・・・
「お前さぁ、アネキが自分の前で俺たちに抱かれても平気か?!」
「その隣で黙ってマンガ読んでいられるか??」、そうオレに突きつけた。
オレは冷静では無かったし、みんながいた事もあったので、
「平気だよ!!」「好きにしろよ! やって見ろよ!!」と怒鳴った。
リョウキは冷静に言って来た。
「じゃぁ、やらしてもらうよ。ショウ、一緒にやろうぜ!」
「お前のアネキさぁ、何様なのかいつまでも先輩面してうぜぇんだよ!」
リョウキも“知的キャラ”のいつものリョウキとは違っていた。


少し静かな時間が部屋に流れたが、それを壊したのはバイトから帰ったアネキの物音。
「ショウ、やろうぜ!」、リョウキはそう言った。
「マジかよぉ~!」と少し怯むショウとコウタだったが、
ショウにはリョウキの言う事が絶対だ。コウタはオロオロしたままだが・・・
オレは反応を見られたく無かったので、部屋の隅でマンガを読んだままだった。

リョウキは一人で部屋から出て行った。
少しすると、ベランダから干してあったアネキの下着を持って来た。
そしてそれを真ん中にあるテーブルの上に置いた。オレの部屋の扉は開けたままだ。
コウタはそれを見て興奮していた。
18のアネキは高校生が着けるような清楚な下着でなく、もう大人の女性と同じだった。
そこで盛り上がっていると、アネキが部屋の前を通った。
通り過ぎようとしたアネキだったが、見覚えのあるそれに気付き、
「何やってんの?! それ私のでしょ!!」と滅茶苦茶怖い顔になった。
「アンタたち、半端なくせしてマスばっかかいてんじゃないわよ!!」
「アンタたちじゃ女に相手にされないね!」
アネキは久しぶりに昔の顔になっていた。

アネキは部屋に入って来て、テーブルの上にある自分の下着を取ろうとした。
リョウキはアネキの手首を掴んだ。
「代わりに、今穿いている下着を脱いでって下さいよ!」
そう言ったリョウキの顔をアネキは思いっきりビンタした。
立ち上がったリョウキは、
「ふざけんなっ!! いつまでもでけぇ顔してんじゃねーよ!」
リョウキとアネキは激しい言い合いとなった。
アネキの方が先に手を出したが、リョウキに腕を掴まれ、
振り回されたアネキはオレのベットの上に倒された。
アネキの上に跨ったリョウキは、「ショウ、手伝え!」、そう声を掛けた。

「何してんだよ! あたしにこんな事して、ただで済むと思ってんのかよ!!」
アネキは激しく暴れた。
そしてオレに対して「ヒロキ! 何してんだよぉ!!」と叫んでいた。
オレはそれでも無言で横向きにマンガを開いていた。
初めて見るリョウキの激しい姿。
両腕をショウに押さえつけられても抵抗する姉にビンタを続ける。
アネキは“根性のある女”
口にハンカチを詰め込まれ、服を脱がされ始めてもリョウキを睨んだままだった。
腕を押さえられたまま胸を広げられ、やがて下半身を晒されても、
それでも心は折れない。
でも、その頃にはコウタもアネキの足を触り始め、
ベッドの上のアネキは一度に3人の男たちに弄ばれていた。

普通の“か弱い女”が犯されているわけではない。
その道を歩き、そこにプライドも持った女が
馬鹿にしていた弟グループの男たちに押さえ込まれて遊ばれている・・・
部屋の隅には“それに向かない弟”がいる。
睨むまま、されるがまま、涙を流しながらも。
ついにリョウキ・ショウ・コウタの3人はアネキをまわし始めた。
既に力尽きたアネキをそれでも押さえつけ、激しく入れる。
アネキの痩せた体はベッドの上で振り回されていた。
痩せていて膨らみのない胸を、それなのに激しく掴まれて。
特にリョウキはこれでもかと言うぐらい、後ろからアネキを激しく突き上げた。
オレは泣いているアネキも男に屈服するアネキも初めてみた瞬間だった。

奴らは何度もアネキを抱いた。
アネキを休ませたりしなかった。
そしてリョウキはベッドから下したアネキに後からハメながら、
オレの方にアネキを突きだす。
アネキはさすがに「やめて! やめて!」と言うが、
リョウキは笑いながらオレにアネキを押し出して来る。
完全にリョウキに支配された姉の姿・・・
オレたちを馬鹿にしていたアネキはもういない。


「お前もやれよ!」
リョウキはオレにそう言った。
オレは「ふざけんな!!」、そう言って部屋を飛び出して行った。

オレが部屋に戻った時にはもう奴らは帰っていた。
まだ、アネキだけがベッドに裸のまま伏せていた。
声を上げて泣いていた。
オレが帰って来た事に気が付いたアネキは起き上がり、
オレに思いっきりビンタして、部屋を出て行った。

リョウキはアネキの元の仲間にシメられた。
無残な顔になっており、歯も折れていた。もうオレたちの付合いも無くなった。
アネキは元の仲間との交流を再開したと同じ時期、
スタンドを辞め、付き合っていた彼氏とも別れたようだった・・・
一度開けた人生も、また昔に戻ってしまった。
アネキは荒れていた。
彼氏の事を本当に好きだったようで、毎日遊びまくり、酒浸りの日々となった。
オレと話す事もなく、あの事も忘れているかの様だった。

しかしある日、
遅くに帰って来たアネキは突然オレの部屋にやって来た。
酒に酔い、派手なメイクも崩れていた。
「あんた、あたしがこんななってざまぁって感じ??」
「あんたは昔っから卑怯なのよ。結局何も出来ないのよ」
泣いている。
そして突然立ち上がり、ノースリーブのシャツを脱ぎ、ブラを外した。
「自分の前であたしが犯されるのって、どんな気分だった?!」
「オナニー出来た?」「仲間に抱かれるあたしはどうだった??」
ジーンズもパンティも脱ぎ、オレの前で全裸になった。

「また何もしないの? ただ知らん顔してそばにいるの?」
「やれば良いじゃない。まだあたしを抱くぐらいなら許せるよ・・・」
「好きだったのよ・・・  彼氏の事、本当に好きだったのよ・・・」
姉は全裸のままオレの前に泣き崩れた。
それでもオレは動けなかった。
するとアネキはオレを押し倒し、
「抱きなさいよ! 惨めなあたしを抱きなさいってば!!」
そう叫んでオレの上に載って来た。
自分を壊そうとしているかの様に、オレに激しいキスをして来る。
オレはスレンダーなアネキの体を抱きしめた。
既に弱いアネキを見てしまったオレは、“この女が可愛い”とさえ思った。

アネキはオレのズボンを下した。シャツも脱がせた。
オレの胸に顔を埋め、オレの胸で涙を流し、そして上に載った。
激しく自分で動き、“全ての自分を壊してしまいたい”そんな迫力だった。
オレはもうイキそうになった時、必死でアネキを突き飛ばして外に出した。
アネキは床に手をついて座り、しばらく泣いていた。



そんな事は一回きりだった。
それで少し楽になったのか、アネキはまた働き始めた。
メイクは薄くなり、何より茶髪をやめた。
もうずっと茶髪のアネキしか見ていなかったが、アネキは美人だ。
茶髪にすれば誰でも美人に見えやすいが、黒に戻して美人なのだから、
ずっと本物だったのだろう・・・
吹っ切れたアネキと違い、オレは少しずつアネキの事を・・・






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