2ntブログ

「孫という子供」




私には秘密がある。
誰にも言えない秘密・・・

今、息子の嫁は妊婦だ。
これから“孫”としてこの世に出て来るその子・・・
それは私の子供。


今から1年近く前、嫁はトラブルを抱え心が病んでいた。
発端は嫁が運転中に子供をはねた交通事故だった。
その事故自体は大きいものでなく、入院すら必要のないものだったが、
子供の両親がクレーマー気質だった事もあり、正直者の嫁は辛かった様だった。
それをストレスとして抱えていた嫁は、ある時発作的に万引きをしてしまった。
お金が無いわけでも、それが買いたい物でも無かった。本当に発作的に。
偶々家に私だけだった事もあり、また、そのスーパーの社長も知り合いだった為、
それは本人と私の二人だけの中に仕舞い込んだ。

また、嫁は体調も崩していた。
息子と結婚した頃から見れば、数段痩せてやつれてしまった。
しかし、息子は忙しく、嫁を包んでやるような配慮はしなかった。
それどころか、息子には浮気の噂まであったぐらいだった。
人として、また父親として嫁が可哀想だった・・・
見ているだけでも辛く、どこまでも正直なその性格も居た堪れなかった。
そんな日々が続いたある日、そう、その日は来た。

息子は関西へ一週間の出張に出ていて、
私の妻は突然決まった友達との二泊三日の旅行に出てしまったのだ・・・
調子の悪かった嫁と、定年退職後に次の仕事に就く前の準備期間だった私、
二人はずっと一緒にいる事になった。
色々話を聴いていた。
話すほどに嫁の笑顔が戻って行くようだった。
元々性格も良いし、とても可愛い子だった。
落ち込んだまま苦しんでいた嫁に、何とか早く立ち直って欲しかった。

二日目の夜の事だった・・・
台風が来ていたので戸締りを厳重にしていたが、突然停電してしまった。
嫁と私は一緒にリビングにいたが、突然の停電に嫁が震えていた。
私が明かりを用意しようと立ち上がった時、突然強い風の音と同時に、
雨戸に何かがぶつかる様な大きな音がして、嫁は悲鳴を上げた。
そして同時に、私に抱きついて来たのだ。
私は震えて怯える嫁を抱きしめていたが、いつまでも震え怯える嫁の体が細く、
いつしか私は“抱きしめて”いた・・・


どちらからともなく、自然にキスをしていた。
暗闇の中で。
同情的愛情としか思っていなかった嫁に対して、
いつしか一人の女性に対する愛情に変わっていた。その事に気付いた瞬間でもあった。
二人はそのままソファに倒れ、結果的には近親相姦となるセックスをしてしまった。

私だけではなかった。
嫁も私を深く愛してくれた。

その後、無関心な息子と外にばかり意識の向いている私の妻に知られる事もなく、
嫁との関係は続いた。気持ちはますます深まっていた。
家の中で二人きりの時は、抱きしめ、そしてキスをした。
二人それぞれに時間が都合出来る時には、別々に出掛け、
遠い街のラブホテルで同じ時間を過ごした。
結婚以来、自分の妻には尽くされた事などなかったが、嫁は尽くしてくれた。
嫁自身も、私の息子にはした事がないと言っていたが、アナルまで舐めてくれた。
私も勿論、嫁の隅々まで愛した。
息子は淡白なセックスだったようだが、私は嫁を気持ちよくしてやりたい気持ちが強い。
私の幸せは嫁から溢れ出るジュースを味わう事だった。
すぐ私に奉仕しようとする嫁を抑え、私は広げた足の奥を時間をかけて愛する。

嫁は沢山のジュースを私に与えてくれる・・・
それが私への愛情だと思え、何より私の幸せなのだから。
綺麗な白い肌。優しい唇。
私の手の中に丁度納まる、柔らかい胸。
“頭の先からつま先まで”という言葉があるが、本当に全てが好きだ。

そんな関係が続いたある時、
セックスの後にコンドームが切れてしまっていた事があった。
念の為に使っていたのだが、息子と結婚して以来避妊はしていなかったようだし、
それでも妊娠出来ない嫁は、自分は不妊症かもしれないと言っていたのだ。
だから、念の為として、それに少し切れただけだったので、
その時はそれほど気にしてはいなかった・・・
しかし、数週間後、嫁の体調は変化して産婦人科へ。妊娠していた。

嫁は息子とのセックスも続けていたが、最後のセックスは一か月も前との事。
それから忙しい日々を送っている息子とのセックスはしていないそうだ。
“早くから体調が悪かったが、我慢してしまった”
嫁は息子にそう報告したらしい。
結婚以来妊娠していなかった嫁に半信半疑のようだったが、
嬉しい事なので結果的には喜んでいた。
私の妻も孫の顔が見られると喜んでいる。本当は私の“子供”なのに・・・

妊娠し、お腹が大きくなってからの嫁も、私を愛してくれた。勿論私も。
ホテルには行けなくなったが、家で二人だけの時は口でしてくれていた。
日に日に大きくなって行く嫁のお腹。
もう、予定の日も近い。
孫として出て来るその子供を、私はきっと自分の子供の様に育てるだろう・・・
大切な嫁の子供なのだから。
息子と妻には悪いが、もう嫁の事は自分の嫁だと思っている。






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