「ザ・グラマラスボディ」
灼熱のギラギラ照りつける太陽を独り占めする女。
男たちの視線をどれほど集めても満足には程遠いだろう・・・ その肉体。
突き出し溢れ出たように向かって来るその肉魂は男の欲を挑発する。
普通なら恥かしみ、包み隠すであろう厚肉を堂々と曝け出し、
その肌の表面に透明な雫を無数に垂れ流すように滴らせてそこに佇むその女。
非日常を感じさせる大きなサングラス、視線を悟らせない。
まだあどけなささえ感じさせる未完成な顔立ち、それはその衣裳と不釣り合いで、
その濃淡はどこまでも視線を集める理由でもある。
直線的で面積の少ないビキニ、そのピンクの色は熱量に負けていない。
有り余る肉魂を辛うじてその中に包み込み、溢れ出る事を阻止している。
全身を覆う肉量に対して違和感の大き過ぎる切れ上がった水着のライン。
その肢体がそこに存在している事が罪になっている。
ビキニ、それもそのボディにして全く役割を無視したような心許ない布地の量、
それを以ってやっと流れ出そうな胸を押さえ込んでいるものの・・・
一段、二段、三段、丸く緩く地層のように段差をしっかりつけてそこに広がる腹部、
奥深くに入り込んで見える真っ黒な臍の穴もまた重量感を強調するには十分だ。
面積の小さな布地の平らな部分だけが束の間の休息を与えてくれるぐらい。
その下にしたって、陰った内股を滴り落ちる透明な雫、
その量とスピードが時間をも巻き込んだエロスの世界へと誘って来る。
ビーチにいる男たちをどれだけ挑発すれば彼女の肉体は満足するのだろうか。
ブロンズ色に光輝く肌・突き出す胸元を抑え隠すビキニトップ・溢れ出る無防備な腹部、
彼女の欲しい物は何なのだろう・・・
それでも・・・ 夏が終わればまた学校の地味な制服に着替えて銀縁メガネ、
目立たないいつもの教室の一番後ろの席で小さくなっているのだろうが。
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