「光の中で戯れる二つの妖精」
細かい泡いっぱいの水流に囲まれて嬉しそうにはしゃぐ妖精。
“そんなに楽しい?!” 聴いてみたくなる。
でも・・・ 今はそっとしておこう、まだまだ静かに君を見ていたい。
こんな晴れた日差しの下、私も君と同じ温度に包まれて過ごせるこの時が惜しいから。
君は欲張りだね、君が包もうとする泡の量はその君の手の大きさに合っていないよ。
ビショビショに濡れた短い黒髪、まるで男の子のように元気なんだけど・・・
違うね。君は違う。
光の中で妖精のように笑顔で戯れ、時々私を見る君。
いつの間にか大きくなる。気が付く度に大きくなるんだ。
真っ黒な綺麗な瞳で見ないで欲しい。まるで自分の中を見通されるようだ。
眩しい、光、そして時々水面に浮き出る君のその膨らみかけの・・・
まだまだ子供なんだよ君は。そのはず。
でも、背の丈について行くように少しずつ膨らみ、
その不安定な存在は何とも微妙で。
あどけない表情の合間に、君は時々私をドキっとさせる。
一瞬、笑顔を封印した君の表情には、昔見た・・・ 私に想い出させる、
そう、君のお母さんだ。君の母親であり私の妹であるその人だね。
全く君と同じ表情を見せたんだ。もう大昔の事だけどね・・・
あいつはこうして君と私だけの時間を私にプレゼントしてくれる。
私が何を望み、その私の望みを達成する事に喜びを見出している。
君のお母さんは君のような時からずっと、そして今に至るまで同じ時間を私にくれる。
私たち兄妹にとってとても大切な時間。二人だけの秘密の時間。
こんな風に妹の昔の姿を想い出させてくれる君と過ごす時間、とても大切だ。
今では他人の伴侶となった妹だが、今も私を一番大切にしてくれる。
君と同じようにここで過ごしてくれる妹。妹にも君と同じように成長の時があった。
眩しいね、また来月もこのジャグジーで過ごそう。今でも最愛の妹と同じように。
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