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「週末の上司」




この時代、転職は難しく、どこもここもブラック企業ばかり。
そして、勘違いした高慢な女上司・女経営者も溢れている・・・


もうすぐ30。
前の仕事で上司とぶつかり職を追われた俺は、就職に苦戦していた。
自分のキャリアを育てたかったが、それが許される環境でもなく、
今までと全く関係のない、介護用品メーカーの営業職となった。
“正社員の肩書きだけでもありがたいと思え”
それに反論するつもりもないが、仕事が見えない上、目の回る忙しさ・・・
「もうダメかな」、そう思い始めてもいた。


うちの職場はグループ制で、リーダー(上司)が1人、事務作業要員が1人(女性)、
そして外回りが3名の体制が基本の形になっている。
数か月前に大きな営業所から栄転して来た女性上司、半年ほどの女子事務員、
2年になる20代半ばの古株の営業マンと、やはり半年ほどの30過ぎの営業マン。
そして、20代前半の3ヶ月程で辞めた営業マンの代わりに来た俺。
厳しい事は知っていた。楽な仕事など期待していないが、
現在働いている人間たちが皆厳しい顔しかしていない。二人きりになれば、
「大丈夫?」「辞めないで下さいね」「みんな厳しい状況だからさ」そんな声ばかり。
総務・経理は常に、入社・退社の手続きに追われ、タイムカードや予定表は、
既にいない人間のものが普通に並んでいる。

32才の女上司。
こんな会社・職場にありながら、“栄転”と言われているぐらいだから、
何も知らない俺が見上げる以上に能力がある人なのだろう・・・
グループの誰一人、彼女に反論や意見している光景を見ない。言われた事は絶対だろう。
しかし、一週間もすれば、私の前任の件も含め、彼女の非情さが伝わって来る。
営業職でありながら、自分の名刺を持つまでに2週間。
契約を担当するのは数か月先のようだ。

俺の前の席は半年ほどの30過ぎの営業マン。顔を見れば溜息ばかり。
余裕のない私にさえ、彼の頭の中は辞める事で支配されているように見える。
それでも、半年過ぎている事もあり、時折契約も担当するようになり、
役割としては“一人区”を受け持っているわけで、なお更、上司の目は厳しい。
俺の前でも数回怒鳴られている光景を目にしている。
「ふざけんじゃねぇよ!」「絶対許さねぇ」、二人きりの時に数度聞いた事がある。
そんな事を言うのは、それほど珍しい光景とも思わなくなったが・・・


週末金曜日の午後。
今週は特別なトラブルもなく、静かに終わってくれると思っていた終業間近・・・
事務員の女の子が上司に、「外線3番、○○さんからです。係長に代わって欲しいと・・・」
彼女はそう言った。どこか電話の先にトラブルを感じさせる対応であったが、
俺は黙って週末の書類処理をしていた。
女上司の大きな声に誰もが反応した。他のグループの人間まで反応するぐらい。
「えっ、どういう事?!」「出来るわけないでしょ!!」「どうすんのよ!!」
完全にキレた女上司を見る事になった。
その電話を切った後、何やらあちらこちらに電話を掛けまくっていた上司だったが、
どうやら、彼の失敗の収束に右往左往していたようだ。

俺らは定時で帰れる事などないが、事務員の女の子は定時過ぎには帰れる。
2年になる20代半ばの古株の営業マンは明日、遠方での契約があるらしく、
女上司から帰っていいと直接言われていた。
本当は俺が残ったところで、こんな週末に出来る仕事など見当たらないのだが、
それでも自分から帰れる環境ではない。
6時半を回って、30過ぎの営業マンが帰って来た。
彼は真っ先に、女上司の前に行き、「申し訳ありませんでした」と頭を下げた。
「どうすんの?!」と厳しい口調で女上司が問いただすと、彼は、
「明日、倉庫に行って探して来ようと思っています」、そう上司に告げた。
「倉庫探したって、あるか無いかも分かんないんだよ。それに探せんの?!」
彼に詰め寄った。

珍しく彼は怯む事なく、自分の信念のように“やれるだけやってみる”、そう言った。
「倉庫、役職者の立ち会いがいる事知ってるよねぇ?!」女上司は言う。
「すみません」と彼は静かに頭を下げ、彼女は止む無く受け入れた。
上司は俺の方を向き、「悪いけど、明日付き合ってくれない?!」そう告げた。
俺は断れるはずもなく、頭を縦に振った。
倉庫は他県の郊外にあり、早朝でも車で2時間以上はかかる。
一度しか行った事はないが、倉庫街の入り口で鍵を受け取り、最後に返すスタイル。
この暑い季節に休日出勤、しかも倉庫で作業させられるのかと思うと気が重い。
さらに、彼の探す商品は廃番が近く、在庫が確認されていない。
あったとしても、本当に奥底から拾い出すこと必須に違いない・・・


早朝7時、会社近くの駅で待ち合わせし、彼が会社に取りに行った営業車に乗り込んだ。
早朝から30度近く、車のエアコンとは裏腹に、ますます気が重かった。
思ったより順調に到着し、9時には鍵を開ける事が出来た。が・・・
休日という事で、エアコンの電源元が分からず、蒸し風呂状態の倉庫内で作業となる。
シャッターを開けたいが、ネズミや猫の進入を避ける為、開かない様になっている。
兎に角暑い。女上司は作業よりもエアコンの電源を必死になって探している。
彼はと言えば、奥の方を必死で汗だくで探している。俺もそれに付き合う。
女上司の不満の声ばかりが倉庫内に響き、顔から汗を垂らしながら俺たちは声も出ない。
あまりの暑さなのか、女上司が「お茶買って来る」と出て行った。
彼は「ふざけやがって!!」と思いきりダンボールを蹴った。

やがてお茶を買って倉庫に戻った女上司は「少し休みましょう」と言って来た。
意外にお茶がある場所が遠かったのか、炎天下、我々に負けず、汗だくになっていた。
しかも、休憩スペースは奥まった場所なので、その熱気たるや異常な程だ。
お茶を飲みながら汗だくの彼女は、首元が光り、水滴となって床に落ちる。
「スーツしみになっちゃう」、そう言いながら、ついには上着を脱いだ。
最近の女性らしく、タイトなスーツを元々着ているので、彼女がグラマーなのは承知の事。
しかし、職場で、男たちの前では上着を脱ぐ事はしない人なので、
ただでさえ、汗で透けた、完全にブラジャーの露わになったその姿は目のやり場に困る。
倉庫の中が薄暗いせいか、目の前にいる男たちが日頃見下している男たちのせいか、
彼女は全くその事を気にしていないようだ。

「さぁ、仕事に戻ろうか」と彼女が立ちあがった瞬間、彼女は突然倒れた。
俺は思わず、「大丈夫ですか」と声を掛けたが、倒れ込んでしまった。
隣にいた彼は、「少し休んだ方が良いですよ」と静かに言い、彼女をシートの上に載せた。
「ここ暑いから、外に出した方が良いんじゃないですか?」、そう尋ねると、
「その必要はないよ。涼しくさせてやればいいんだから・・・」そうつぶやいた。

「俺はもうこの会社を辞めるんだけど、君は?」彼はそう言うと、
彼女の胸のボタンを外し始めた。「何やってるんですか?!」と尋ねると、
「この会社にまだいたいなら、ここを出て行った方が良いよ」そう告げた。
暑さもあり、目の前に広げられた女上司の露わになった胸元が、私を動けなくした。
スマホを取り出し、彼女を写すそのシャッター音で、細い意識の彼女が言う・・・
「何してんの?!」
「俺は静かな女が好きなんですよ。静かにしてて下さい」そう静かに言って、
彼女手首を重ね、テーブルの脚に縛り付け、足元に割って入り、抑えた。
「やめて、何すんの!」その言葉が終わる前には、ブラジャーは捲り上げられていた。
「大きいね。女としては良い女なのにねぇ。上司としては最悪だよ」そう言って、
今度はタイトスカートを捲り上げた。

「何やってんのか分かってんの?!」と必死に抵抗する彼女に容赦なく、
今度は、口の空いたお茶を飲みながら、彼女の胸元にばら撒いた。
彼が思いきり揉みしだく胸の痛みに耐えきれず、
彼女の言葉は「痛いっ、やめて!」に変わっていた。
「静かにしてろよ、バカ女!」、そう叫ぶと、ストッキングとパンティを脱がせ、
お茶で濡れた床に手をやり、それを彼女の陰部に塗り付け、
「ざまぁー見ろ!!」と激しく叫び、彼女に挿入した。
涙・汗・床にまかれたお茶の水気で、彼女の体は光って見えた。
激しく突かれているうちに、“やがて言いなりの女上司”に様変わりしていた。
「女が偉そうにしてんじゃねぇよ!」そんな捨て台詞と共に彼女から離れた。
あの強気な女上司は、目の前で、震える小鹿の様に泣きじゃくっている・・・


彼は勿論会社を辞めた。
意外だったのは、彼女が会社を辞めなかった事だ。
そして・・・
俺の扱いが変わった。会社では素っ気無い上司のままだが、
あの日の事実、そして彼の残した画像により、今は俺の奴隷同様になった。
最高の肉体を好きなだけ自由にして、あの高慢な女上司を従わせている・・・
彼の置き土産に心から感謝している。





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