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「女課長不倫の代償   ~ 週末の上司 ~」





「一緒にいらした男性、リョーシン製薬の営業部長ですよね?! それも腕を組んで・・・」



紀美江は部下である大倉の前に言葉を無くしてしまった。
どんな質問にも的確に答え、職場では日常的に部下を厳しく叱責している紀美江が・・・
静かにとは言え、上司に向かって仕事と関係ないプライベートをぶつける大倉。
いつもの紀美江ならきっと、険しい顔で大倉を睨みつけて厳しい口調だったかもしれない。
でも今、この瞬間は違う。

会社初の営業部課長職にまで上り詰めたエリート女性社員。
その地方ではトップの進学校を卒業後に海外の有名大学に進みそこを卒業。
帰国して老舗の製薬会社に就職するも、その会社が吸収合併されるタイミングで退社。
その際にライバル企業でもあった今の会社に入社した。
既に“やり手の女性営業”として業界内では有名だった紀美江だが、
彼女の能力は現在の会社に入社してからさらに強力に進化していた。
入社したその年には主任に、そして3年経たずに係長にまで進んだ。
“能力主義”を謳う会社、特に営業部にあっても異例の抜擢だった。
いくつもの大きな商談を成立させ、海外の製薬会社との共同開発の話さえまとめた。
その時にはついに、30代になったばかりの彼女に課長職が与えられた。
製薬業界は厳しい環境にある。しかもその両頭は開発と営業。
その片側の事実上の現場の顔を紀美江に任されたわけだ。

紀美江自身も必死な日々を送っているはずだが、ここ数年多くの部下が退職した。
仮によその製薬会社であっても務まらなかった者も多いかもしれない。
しかしやはり、“紀美江だったから辞めた社員”も少なくは無かったはず・・・
そんな中で必死に食らいつく部下たち。
まだまだどこまでも成長しそうな若い社員。また、何とかしがみ付いている年上社員。
そんな必死な男性営業たちにさえ甘い言葉など使わない厳しい上司・紀美江。
無駄な厳しさはない。けっして感情的なわけでもない。
結果、そしてそこまでのプロセスが正しいものであったのか、そこに厳しい人間だ。
経営陣や他部門の管理職には本当に評判の良い紀美江だった。
ただ関連部署で直接紀美江に関わる人間たちからは、
“もう少し人間味があってもいいのでは” “厳し過ぎると若手が育たない”
そんな評価を口にする人間もいた。表では言わない事だが・・・

今、大倉が紀美江にぶつけている言葉、それは紀美江の地位や人格にも関わる事だった。
リョーシン製薬は単なるライバル企業だと言うだけでなく、
今の会社が契約寸前にまで行っていた提携事業をぶち壊した会社だった。
それも世間への影響や株価への影響で、結局3年ぐらい足を引っ張った出来事となった。
役員だけでなく、社員全体に共通してリョーシンへの敵対意識は大きい。
そして紀美江の口癖、
“製薬会社は情報管理が第一、漏洩が疑われる様な行動は絶対しない!”
“プライベートにおいても公私混同を避け、自身の人脈に注意を払え!”
これらは営業部の自分の席の横にある壁に貼り付けている課訓のような物。
大倉の席の目の前に張られているのがそれだ。

大倉の言葉の意味、そして紀美江の心得との関係・・・
リョーシン製薬の営業部長なる人物は紀美江が前にいた会社で上司だった人物。
しかし、その元いた中堅の製薬会社が合併吸収されたのが今のリョーシンであり、
現在営業部で課長として所属している会社とは因縁の関係であり、最大の敵だった。
規模を含め、“リョーシンから新製品が出る度にこちらの契約が消えて行く”
そんな状況でもあった。
また、こちらから待望の新製品が久々に発売される段になって数回、
その情報が外部に漏洩して痛い目を見ている。それも数回リョーシンにやられた。
仲間内では“社内スパイ説”も当然の様に言われる様になっていたのだから。
改めて紀美江の貼った“心得”は重く圧し掛かった。本人に・・・


大倉。
3歳年下の課内では若手だがとても仕事が出来、そして意識も高い。
ゆえ、紀美江に対してもしっかり意見を言ってくるし事実上現場のエースでもある。
その大倉が紀美江に言った言葉・・・
「一緒にいらした男性、リョーシン製薬の営業部長ですよね?! それも腕を組んで・・・」

紀美江も初めてだった。
いつだってこの鋭い大倉を前にしても言葉を詰まらせた事などなく的確に答えて来た。
数日前にも大倉に向かって“君は能力は高いけど、まだまだだね”
そう言って提出された合議書を部長の内定に左右されずに突き返した程だ。
さすがの大倉ですら小声で“どうかしてる・・・”と声を漏らした程。
それが今、紀美江は言葉が出ない。どんなに探しても言葉が出ない。
そして何より体が固まってしまい石の様で、どうしても大倉の顔を見れない・・・


(大倉)
「何か言ってもらえませんか、課長!  いつも黙る事は卑怯だって?」
「“相手を見て言いなさい!”は課長の口癖ですよね?!」

大倉は少し回り込んで紀美江の前に行くが、紀美江は顔を落としたまま。
それでも言葉の出ない紀美江に大倉は続ける。

(大倉)
「あんなに嬉しそうに腕まで組んで・・・
大好きなんですかあの人。確かリョーシンの営業部長って有名なお子さんいますよね?!
バスケットだったっけ、インターハイで活躍してプロ間違いなしって・・・
つまり結婚してるって事でしょ?!  前の会社で一緒の時からの関係ですか?
職場では知られた関係だったんですか??  ずっと続いてんの?!」

(紀美江)
「ちょっと、いい加減にして! 私が何したの? あなたに何をしたって言うのよ!」
さすがに我慢しきれず、やっと紀美江は顔を上げそして大倉を睨みつけて言った。

(大倉)
「今夜、少し時間頂けませんか?  私も上司を信用して良いのかはっきりしたいし」
(紀美江)
「どう言う意味?!  何が言いたいの?」
そんな会話の後、大倉は半ば強制的に会話を打ち切り紀美江に約束を押し付けた。
会話中に何度も紀美江の携帯が鳴っていた事もあったし、
二人が自分たちの職場を中座してから長い時間が過ぎていた事も確かだった。

大倉はやがて社内メールで紀美江のところにメールを送って来た。
タイトル部分には“返信メール不要”となっていた。
内容は・・・
「午後8時に東部シティホテルに来て下さい。部屋番号は受付に伝えておきます」
それだけ。たったそれだけだった。
むしろその事に紀美江は恐ろしさや不安を感じた。
何度も返信を打ち始めそれを消し、そんな時間が過ぎた。
大倉は紀美江の大まかなスケジュールも把握している。
“8時なら来れる”には大倉の見極めの良さが感じられていた。
この男には片手間な言い訳や誤魔化しは通用しない。そう思っていた。

19時30分。
紀美江は黒い雲に被われた頭の中と鉛のように重くなった体のまま、それでも、
大倉に指定されたホテルへの経路に立っていた。
グレーのジャケットとスカート、真っ黒な黒髪は肩より下にまである。
抑えたビジネスメイク、笑顔の少ない紀美江はどこか冷たく見える。
製薬会社の女性営業としては珍しく、“お色気勝負”のタイプではない。
むしろそんなハンデが嘘の様に仕事の中身でしっかりと契約をとり付ける人間だ。
クールビューティ。紛れもなく美人なのだが、上の者もセクハラが出来ない程、
そんな気持ちを起こさせないほど隙が無いと言うか・・・
色白でほっそりしていて、そう、どうしても冷たい感じが男性の戦意を喪失させるのか。


紀美江はホテルの高層階を見上げた。
窓から漏れるブラウン系の夜のイルミネーションの美しさ。
でも、今、自分が向かう先に何が待っているのか・・・
仕事に高い意識を持ってきた事を誇りにしている自分が厳しく対応して来た部下・大倉。
彼がここしばらくの間に大きく育ち、本当に厳しい人間に育って来ている事、
紀美江は誰よりも知っていた。感じていた。
“自分はどうなるのだろう・・・”、むしろ他人の行く末を見ている様だった。

(紀美江)「〇〇と申しますが、大倉という者が先に入っていると思うのですが・・・」
(フロント)
「〇〇様ですね、少々お待ちくださいませ・・・
はいっ、承っております。大倉様より1518号室にお越し下さいとの事です」
自分が現実の中にいる事、それが間違いでない事に紀美江は溜息をついた・・・
不倫。全てを尊敬していた上司。そして絶対に家庭を壊す様な事はしないと覚悟もして。
何度か別れようとして、でもお互いの気持ちが強くて強過ぎて別れる事が出来なかった。
気が付けば数年、もう自分たちの関係が当たり前になっていた。
それでも紀美江は決して仕事の話をしなかったし、それは相手も同じだった。
お互いのそんな責任感をも尊敬し合う二人だったのだから・・・
しかし運命は残酷で、結果的に二人は離れ離れになっただけでなくライバル関係に。
仕事の鬼の様に言われる男と女、だからこそ二人でいるとお互いを一番理解できた。
“日本人には尊敬する人間などいないのかもしれない”
それほど仕事に厳しかった紀美江の価値観や人生をも変えた上司・男性・・・
上りエレベーターの中でそんな事を紀美江は考えていた。
しかしいつでも夢だけの時間はない。
エレベーターの到着音は紀美江を現実に戻す。

15階。
エレベーターを降りた正面やや右手は既に1516室の扉。不意に足が止まった。
一日仕事で、午前・午後の外回りにも行った今日。
自分が汗臭い事まで忘れていた。そしてこんな時にそんな事に気付いた自分が恥ずかしい。
でも、もう時計は8時を回るところ。そして次の次の扉が1518。
溜息と同時に床に下げてしまった顔を、厳しい営業先の扉を開ける時の様に上にあげた。
“ハァっ!”
しっかり息を整えて、まるでクレーム処理に向かうような気持で部下の部屋をノックした。
「トン・トン」
少し感覚が長い様な、そして柔らかくもしっかりした音のノックをした。
「どうぞ!」

大倉はいた。
髪を濡らしバスローブを着ている。そしてワインを飲んでいるよう・・・

(大倉)
「少し遅刻ですね。まぁだいたい時間通りだから許しますけど。
俺が仕事の時に遅れたら大変ですけどね(笑) あっ、今日は俺って言わせてもらいます。
会社でも行っちゃうかもなぁ。尊敬がなくなると言葉に出ちゃうかもしれないし・・・
突っ立ってないで、扉閉めて中へどうぞ。今日は色々話し聞きたいし、
良かったら先にシャワーでも浴びます?  一日仕事で汗臭いでしょ?!
あぁ、変な風に思わないで下さいよ。俺も別に女に不自由してませんから。
むしろ、抱きたくもない女を抱いて仕事に繋げる時もあるんだから」

大倉は無言の紀美江に構わず、一方的にしゃべっていた。
そしてバスローブを紀美江に投げた。
紀美江は「何?!」と少し怖い顔をしたが、大倉は笑っていた。
(大倉)
「あれっ? もしかしてスッピンを見られるのが怖いんですか??
確かに課長のスッピン見た事ないですしね。少し見てみたい気もするけど・・・
安心して下さいよ。暴力で女を押さえつけようなんて思っていませんから。
ここへだって、課長を力ずくで連れて来たわけじゃないでしょ??
“自分で”来たんですよね?!」

紀美江は片側にバスローブを抱え、もう片方の手には営業カバンを持ったままだった。
大倉は、
「そのままって言うのもなんですから、楽になって下さい。ベッドの上で・・・」
そう言った。紀美江は自分の聴いた言葉が理解出来なかった。
“ベッドの上・・・”
手前にはしっかりしたソファーやテーブルもある。
しかし大倉はワインを持つ手で確かにベッドの方を指した様に見えた。
紀美江は動かない。
大倉は少し険しい顔に変え、
「聞こえませんでした?  “物事には的確に素早く行動する” いつもの言葉でしょ?!
どうした?」
紀美江はさすがにその言い方・言葉遣いに、
「大倉、いい加減にしなさい! あなた年上、それも上司に何言ってんの?!」
紀美江はある意味いつも通りに怒っていたが、でも同時にハッとしていた。
自分の置かれた状況を忘れられたわけではないのだから・・・

(大倉)
「お前誰に言ってんだ! この不倫ゲス野郎!!  上司だ??
お前みたいな自分の言った事の出来てない裏切り野郎が偉そうに言うんじゃねぇ!!!」
(紀美江)
「裏切り者って何よ! 私、何も裏切ってない!!」
(大倉)
「バカ男に抱かれてアソコでもいじられて、沢山漏らしちゃったんじゃないの?!
マン汁もションベンも情報もなっ!!  だからバカ女に管理職は務まんないんだよ!」
(紀美江)
「いい加減にして! ちょっと何言ってんの?! 変な言葉言わないで!
上司に向かってそんな事言ってどうなるか分かってるの?!」
(大倉)
「あぁ?  お前まだ上司のつもりか? 人の家庭を平気で壊すバカ上司!
そんな人間として最低な上司なんて認められるわけがねぇだろ?!
あの子供も可哀想だよな。インターハイからプロが約束されてて、
父親の不倫話で将来がやばいな。それに奥さんなんか自殺しちゃうんじぇねぇの?!」

紀美江は一瞬で固まった。
大倉はその場にしゃがみ込んだ紀美江の背中を後ろから蹴り飛ばした。そして、
「さっさと脱げよ! 脱いで下着だけになってベッドの上に横になれ!!」と言われた。
反応のない紀美江に対し再び背中を蹴った。そして次に頭を蹴った。
(大倉)
「俺は暴力は嫌いなんだよ。お前がイライラさせるんだよ。いつもイライラしてたよ。
せっかく大人しく説明してやったって言うのに、ダラダラしやがって・・・
お前、いつも返事や行動の遅い部下に何て言ってる?  何て言ってんだよ?!!」
エリートとして今日までやって来た紀美江にとって暴力は遠い物だった。
自分の予想を超えた出来事を経験してしまい、もう完全に自分を無くしてしまった。

自分で上下を脱ぎ、紀美江はベッドに横たわった。無表情に。
グレーのビジネス上下の下に着けていたのは上下とも真っ白な下着。
それも30女性のキャリアウーマンにして真面目過ぎるぐらいに見える純白の・・・
レースなどの刺繍の飾りがあるものの、単色の為にとても清楚に見える。
長くストレートな黒髪と相まって、この女性が不倫をするようなイメージには見えない。

大倉は突然どこから出したのか静かに横たわる紀美江の両手首に手錠をかけた。
そして嫌がる紀美江の上に載りその手錠にさらに縄を括りつけ、頭の上に回した。
左右に張り、ベッドの脚の部分を利用して括りつけた。

大倉はベッドの横に椅子を持って来てそこに座り、ワイン片手に紀美江を眺めた。
「あんまり暴れるなよ。手、痛いだろ。それに騒いで大事になれば・・・
最後に迷惑が掛かるのって不倫相手、それも家族だろ。
悪い事言わないからさぁ、大人しくしてれば?!  自分の為だし相手の為ってとこか。
ここに誰かやって来たってさぁ、自分で入って来たんだぞ。
それも自分で脱いだんだ。服は破れていない。ただのプレー中の喧嘩としかねぇ・・・
仕事では頭の良い女と思ってたけど、女としてはあまちゃんだな」

紀美江は悔しい顔で唇を噛みしめていた。
下着姿で縛り付けられて、その姿をワイン片手の部下に楽しまれている。
(大倉)
「課長、あぁ、紀美江ちゃんでいいか。いや、紀美江でいいな。
さすがにこの時間になると腋毛が見える様になるなぁ?  昨日処理してないの?
自分は女を売るタイプじゃないから薄着にならないし、こまめな処理いらないって??
まぁこの時間には家に帰って手入れする頃だろうしなぁ・・・
でもさぁ、不倫相手とのエッチの前にはちゃんと処理して行くんだろ?!」
大倉は紀美江のワキを近くで見ながら、紀美江の耳元にいやらしく呟いた。
紀美江は大倉の視線からワキを外そうとするが、大倉は立ち上がってそれを目で追う。
(大倉)
「なんか新鮮だねぇ。潔癖でクールな女上司の女の部分、今日初めて見る。
(大倉は視線を顔から胸元・腹部・下半身・足先へと落としながら言った)
胸ちっちゃいよな?!  頭の中で栄養使い過ぎて大きくならないんだな。
小さなブラが余ってるよ。まるで女子高生だな。
この前ネットで知り合った女の子の方が遥かに高さがあったよ。
でも、あの男に抱かれてるんだろ?  好きなのか? 沢山愛されてるのか??」
(紀美江)
「やめて! 違う、そんな事ない。いやらしい事言うのはやめて!!」
紀美江は大倉の視線から体を逃がそうと必死だが・・・

(大倉)
「そんなに動くなよ。お前汗臭いぞ。だからさっきシャワー浴びろって言ったのに。
プンプン匂うぞ。いやらしい女の匂い。
それも香水で紛らわす様な甘いものじゃなくて、女そのものの匂いがプンプンする。
下も嗅いでやろうか?」
大倉はそう言って紀美江の脚の上に載り、紀美江の白いパンティに顔を埋め嗅いだ。
(大倉)
「メチャメチャ臭せぇ! 性器の匂いがそのまましてるよぉ~
丸一日不倫相手の事でも考えて仕事してんのか?! すげぇ臭いきついぞ。
可愛い清楚な下着にまったく似合ってない。不倫大好きの淫乱スケベ女だな、お前」
(紀美江)
「やめてぇ、やめてよぉ・・・  お願いだからやめてよぉ・・・」
紀美江は大泣きして体を回し、シーツに顔を埋めた。
(大倉)
「へぇ~  お前のそんなところ初めて見たよ。結局ただの女ってことか。
男に抱かれて言いなりになって、その事がバレて泣いて許してもらおうとするだけの・・・

大倉は容赦ない。
涙で溢れた紀美江の顔を掴み上げ、涙を舐めた。
紀美江はそんな扱いをされさらに激しく泣く。薄めの化粧とは言え、マスカラも落ち・・・
(大倉)
「あんまり泣くなよ。鼻水が出そうだな。こっちから見てると鼻の奥に見えるよ。
それに・・・  お前、薄情にお似合いで薄い唇しやがって・・・」
大倉は紀美江の唇に指を沿わせていたかと思うと、そのまま指を口中に押し込んだ。
人差し指と中指、指2本で食い縛った上下の歯に沿わせたり、
その不快感にたまらず口を開いた紀美江の口中の奥、頬の裏側までかき回す。
自分の思う様にならない不快感に抵抗する紀美江を、そしてその表情を、
大倉は笑いながら楽しみ、そしていつまでも紀美江の口中をかき回す。
やっと取り出した大倉はその指をそのまま紀美江の鼻の中に押し込んだ。
それも手の甲を下にして、引っ掛ける様に紀美江の鼻に押し込む。
あまりに激しく、紀美江は苦しさにベッドを上へ上へとズレ上がって行く。

(大倉)
「どうだ、自分の唾液が臭いか?  清楚でクールなお前にはお似合いだよ。
不倫して会社の情報を漏らすバカ女には本当によく似合うな」
大泣きし大倉に舐められ口中をかき回され、きれいな紀美江の顔面も崩壊していた。
「苦しいのか? じゃぁ少し楽にしてやろうか?」
大倉はそう言って粗末に片手で紀美江のブラを捲った。
「だめだな。乳は小さいし乳首がデカいや。美人課長さんも裸はダメだな・・・」
紀美江の乳首をつまみながら、大倉は吐き捨てるように言った。
下も片手で下した。腿のあたりまで。
「こっちは一応手入れしてるのか。縦長で自然じゃない。山もなだらかで良いよ。
でも汗臭せーや。開いたらオマンコの臭いまで強くなった。
いくら美人でも俺もそこまで不自由してないからさぁ。今度気が向いたらな・・・」


大倉は紀美江を抱かなかった。大倉には自信があったから。
エリートとして猛進し続けたからこそ、自身の問題に紀美江は潰れてしまった。
情報漏洩などしていないし、真剣な交際をしてきた紀美江。
しかしそんなどれもが自分の仕事、そして大倉を前にしては通用しなかった。
高い能力・高い意識、そして女である事に問題を感じさせなかった彼女も、
本当に大切に思った男性を前にして、そこではただの女だった。
そしてその恋愛から修正出来なかった女性には、その椅子は務まらない。





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テーマ : 18禁・H小説(オリジナル作品)
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