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「鎧を無くした強い女  ~ 高貴なひと ~」





夫の拘りで選ばれたのはバイエルン製のFセグメント。
シャンパンカラーにも近いそのメタリックは着座する人間をも選ぶ。
白髪のドライバーには礼服を纏わせ、自らも揺ぎ無い装いの御夫人。
ある意味日本の街中を走るクルマの風景には違和感もあるが、特殊な事情もある。
日本人でありながらも青く横長のライセンスプレートを付けた車に乗ること。
純粋な日本人で且つ、ここ日本にいながらも西洋人の夫を持ち日本国籍でない。
その夫が母国を代表する様な身分であったならなお更の事。

日本基準で言えば今年還暦となる夫と日本にやって来たのは2年近く前の事。
自分が丁度50の大台に乗ったところだった。
いくらでも若く見える御夫人はいる。ここ日本でも溢れているのかもしれない。
でも彼女は若く見えるなんて事に価値を見出すような薄い女性じゃない。
豪華な刺繍のノースリーブのワンピース。足先までの長いスリットはセクシーに見える。
真っ白なジャケットのその白、そしてデザインも豪華で、
凡人女性が身に着ければまったく似合わないものだろう。
しかし彼女は違う。短くスッキリさせたヘアースタイルは一層気品を演出し、
イヤリング・ネックレスのデザインと一体になっている。
黒髪でありながら堀の深い美人で、その世代の女性としてはとても凛として見える。
そしてそれらが同居した時、冷たい女性・強い女性のエッセンスを放つのかもしれない。

170センチ。日本人女性としては大柄だ。
若い頃には地元の準ミスに選ばれた経歴もある。実力的にはそれ以上に見える人。
けれど、彼女は媚びない。男に媚びる姿など似合わない人だ。
この年齢となってもスイミングやヨガで鍛えられたその体のラインは、
生活と共に乱れてしまっている若い現代女性たちには勝ち目のない美しさだろう。
パールカラーの複雑に編み込まれた履物の先には洗練されたシンプルなネイルが見える。
後部座席に座ろうとも、その美しい姿勢は欧州車のデザイン・カラーに負けない。
薄いスモークのガラス越しに映る彼女の姿、それは欧州女性の美しさに劣っていない。
美しい人は美しいがゆえに、その画その物が冷たく見える。
無表情で車窓を眺めるその顔は“気高さ”そのものだ。


蓼科にある知人の別荘に向かっていた。
高速に乗った直後に雨は降り始め、西に向かうほどに雨脚は強くなる。
首都高の表示板も“雨天走行注意”が至る所に出ている。
安定した走りと振動や騒音から守られるこのクラスの高級車と言われるクルマでさえ、
ボディに叩きつける雨音と深い水溜りを踏む音は不安にさせる。
それでも首都高を抜け出し街路灯のスパンが長くなった頃には音は静かになり、
急に大粒になる場面意外ではワイパーも間欠で済むようになってきた。

高速を降りる頃、もう外は雨上がりの景色に変わっていた。そして、
フェードアウト・フェードインが重なる様に、辺りは暗闇へと向かっていた。
少し国道を走り県道へ。所々大きな水溜りがあったり泥や木々が道に散乱している。
それでももう、目的の場所は目の前に来ている。
県道から町道に入ると一気に暗くなり、視界はヘッドライトの当たる部分のみになった。
ドライバーは何度もここへ来ているので特別不安はないのだが、
とにかく先ほどまでの雨量が多く、町道に入ってからは一層その様相は変わった。
突然クルマは止まった。
「どうしたの?」
「奥様申し訳ございません、目の前の道路が水浸しになっておりますので迂回を・・・」
シフトがバックギアのポジションに入り警告音が鳴り、静かに後方に下がり始めた。

90度に切りながら空き地に車を入れた瞬間だった。
“ガツン”
何かにぶつかった事はわかる。
二人は暗闇を見回した。すると後方の助手席側に人影が見えた。
ドライバーは慌てて外に降り、
「申し訳ありません! 大丈夫ですか?! お怪我はありませんか?」
窓も扉も閉まっている助手席側に、運転席の開いた扉経由で僅かに外の声が入ってくる。
少しの会話の後、ドライバーでない声が大きくなった。
そして他にも数人の声が外から聞こえて来る様になっていた。
「おいっ! てめぇーふざけてんのか?! 高級車だからってバカにしてんのか!!」
車内のエアコンと開いたドアから入り込む湿った空気のせいで部分的にガラスが曇る。
「人にぶつかっておいて降りもしねぇで乗ってるなんてふざけてんのか?!」
そんな怒鳴り声のような大声と、“私がドライバーですので。奥様には関係ありません”
品の良い初老のドライバーの不釣り合いなやり取りが車内まで飛び込んで来る。
扉が開けられる前に、彼女は自分で扉を開けた。そんな女性だ。


「申し訳ありません。私の下で働いてもらっているドライバーです。
病院に行きましょう。警察を呼んで頂いて結構です。
すぐに電話しなさい(ドライバーに対して)。」

「おい、その態度なんだよ! お前、どこのお偉いさんの女房か知んねぇけど、
何様のつもり? 人に謝る時の態度ってもんを知んねぇのかよ!!」
「おい良く見ろよ。すっげぇ金持ちそうな服着てるぜ。奥さん泥が付きますよ!(笑)」
ドライバーの周りを囲んでいた男たちは向きを変えた。
“奥様!”
ドライバーは主を助けようと分け入ろうとしたが弾き飛ばされた。
「何するの?!!」
今度は逆に、泥でぬかるんだ地面に倒れ込んだドライバーを助けようとしたが、
二人の男に腕を掴まれてしまった。
「このおばさん、すっげぇ良い匂いすんなぁ。ムラムラして来た!」
その男の一声で空気が一変する。いや、この異様に高い湿気のせいなのかもしれない・・・
“やめなさい!”
気高く強く、思いきり見下したその物言いもこの状況には似合わない。
「奥様に何を!!」
そう叫んだドライバーの声はそこで終わってしまった。


「さぁ、楽しませてやるよ! こんな若い男たちの相手させてもらえるなんて感謝だな」
クルマの中に連れ込もうとして掴まれた腕を解いて、後方の森の方向へ逃げた。
年を重ねたセレブ女性とは言え、彼女は自身を鍛えている。
その容姿に似合わない俊敏な動きで男たちをかわして逃げる。
しかし不向きな履物、そしてタイトなロングスカート、
彼女はぬかるんだ地面に倒れ込んだ。
総額がどれだけの金額になるのかも恐ろしいような衣裳、そして何より、
その気品に満ちた美しい顔が泥水で汚れた。
「そこまでだ。おばさん、抵抗してくれた方が俺たちも遣り甲斐があるけどさぁ(笑)」
倒れ込んだ彼女の髪を掴み上げ、顔を持ち上げて吐き捨てた。

男は彼女の足先の方を向いて背中に座り、そのタイトな衣裳のヒップを揉み出した。
「やっ! 嫌っ。やめなさい!!」
うつ伏せから発せられる彼女の苦しい声が低い場所から広がるが、
男たちは笑いながら近寄り、また彼女の髪の毛を掴み押さえつけた。
男の下品さは彼女の想像を遥かに超えている。
一気にロングスカートを切り裂き、下着を露出させた。
ブラウンベージュの下着は御夫人には一般的だが、
彼女が身に着けている下着は暗くてもわかる程、高級感が溢れ、
この年齢の一般人女性が着けるには、とても面積の小さい下着だった。
「おばさん良いケツしてんな。マジ綺麗だよ。こん中も楽しみだぜ!」
男はそう言って下着の中央部分を躊躇いもなく一気に掴んだ。
“あぁ!!!”
泥まみれでイタズラされる事、彼女には耐えがたい屈辱。
でも、獣のようなその男はすでに下着の中を直接触っていた。
「この中も特別な匂いがするのか?! 中にバラが咲いてたりしてな(笑)」
「全部脱がそうぜ!!」
その声で泥で黒く汚れたジャケットは脱がされ、そしてワンピースは・・・

高級なワンピース。それを足先から背中経由で真っ二つに切り裂いた。
野蛮な男たちによって下着だけの姿にされた彼女。
上下お揃いのその高級そうな下着も、もう既に泥まみれ。
おもちゃの様に裏返しにされ(仰向けに)、両手足を上下二人の男に押さえられ、
ブラとショーツも一気に引きちぎられた。
年齢を感じさせない引き締まったカラダ。
大柄だという事もあるし、下半身・乳房、どちらも無駄がない為に垂れていない。
どんなに年齢を重ねても美しさが衰えない選ばれた人間が存在する。
彼女は間違いなくその一人だ。
その彼女の完成された美しい顔を泥水以下の男が舐め回す。
「おいっ! 陰毛もちゃんと手入れされてるぞ、さすがセレブ! エステ通いか」
「中までエステで綺麗にしてるのかなぁ?(笑) 俺の汚い手じゃ悪いな」
「お前の汚ねぇチンコぶち込まれるなんて最悪だな。しっかり慰めてやんねぇと」
男たちの卑猥で下品な言葉に全裸で弄ばれる以上の屈辱を感じていた。
「おばさんキスしよう。俺の唾液飲んでよ!」
抵抗しようとする度に顔を押さえつけられて顔を舐め回される彼女。
どんなに体を犯されても、どうしても男たちに屈する事だけは・・・


全身泥まみれのまま犯され続け、長い時間が続く。
大柄の割りに形よくも小さめのバストは汚い手で激しく揉まれ、
スラット長く伸びた脚は大きく開かれ、その奥底に入り込まれ・・・
どんなに気高く強い心をもってしても、もう限界だった。
「口でやれよ!」
両肩を押さえつけるように上に載った男はしつこく彼女の口に押し付けていた。
最後の力で、それでも無言の抵抗として口を閉じていた彼女だったが・・・
静かに開いた。開いてしまった。
押し込まれた瞬間に大粒の涙を溢れ出させた彼女。
男は容赦なく、深く入れたり掻き回したり。それも下品に彼女の口を弄ぶ。

「手でやれよ!!」
「しっかりこすれよ!」
ほんの数十分前まで後部座席で爽やかな空間の中にいた彼女は今・・・
ムンムンした熱気の中、全裸で泥まみれにされ、
しかも同時に5人もの男たちに遊ばれている。汚いTシャツ・汚いジーンズ・作業着。
彼女の横には黒い水が滲みた真っ白だったジャケットがある。
きっとこの1枚で男たち全員の衣裳を数セット買えるだろう。
そんな男たちに指示され、言われるがまま口でやり手でやらされ下半身まで。
まだ20代であろう男たちに好き放題抱かれている自分。
力任せに乳房を掴まれて中に出され、強引に口の中にも出される。
汚れた。汚れきってしまった・・・



泥の中に全裸で放置された彼女をドライバーが助けに来た。数十分して。
ドライバーも傷だらけ・泥だらけになっていた。
結局友人の別荘には行かなかった。
クルマの中から友人に電話をした。不在着信が10件を超えていたので。
「あっ、ごめんなさい。ちょっと体調悪くしちゃって・・・」
窓ガラスには大粒の涙を流す自分の姿が映っている。
トランクにあった着替えを着けたものの、体は泥だらけのまま。

「ねぇ、このままじゃ帰れない。ホテルに寄ってくれる。その・・・」
ファッションホテルでシャワーを浴びた彼女。
何十分流し続けても入り込んだ泥と大粒の涙は消えなかった。





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