「ビジネスホテルにて」
長年所属した部署を・・・
“やってしまった”
まぁ、失敗をおかしてしまい飛ばされたという事。
たまたま移動先の部署の人事の都合上、引継ぎに余裕があり、
現部署で溜めに溜めた“有給休暇を消化せよ!”との上からの圧力もあって、
大型連休を強要され、ゆえに遠方旅行に出る事となった。
本来なら家族サービスとなるべき場面だが、実は・・・
情けない事に1年ほど前から別居中。
女房は子供を連れ、実家に出て行ってしまった。
2年ほど前に職場の部下と良い関係になってしまい、それがバレた。
何とか関係を修復しようとしたが、それは無理だったようだ。
今でも離婚が決まっているわけではないが、一緒に旅行に行こうなんて連絡は出来ない。
なので、割り切った。一人で羽を伸ばす。
仕事の事、家庭の事、すべてリセットさせてもらう・・・
とは言いながらも、急だった事もあり行く先が思いつかず、
結局は仕事がらみでイメージのあった沖縄に行く事にした。
北海道でも良かったのだが、浮気相手の出身地が旭川だったので・・・
仕事で行ったので宿はビジネスホテルだった。
今回も“お一人様”なわけなので、前回利用させてもらったビジネスホテルを考えた。
しかし、いざ予約しようとしたら空室がない。
仕方なくワンランク上のビジネスホテルを利用する事になった。
ビジネスホテルに豪華も何もないのだか・・・
宿とレンタカーを手配できれば、後は男一人、気楽なものだ。
最低限の着替えを入れた荷物、そして観光ガイドがあればいい。
しかし中年男の沖縄一人旅行とは何とも・・・
国際通りを歩こうが、ご当地ファストフードに入ろうが、
本州とは全く海の色(透明度)が違う海を目の前にしたって、それは味気ない。
オフシーズンではないが、観光客も多くはなく、
偶に見る女の子が多少低いレベルでも高得点をつけてしまう。
まぁ一通りの観光地は回った。首里城の売店の女の子が一番美人だった。
海で本を読んだり、ソーキそばを食べ回ったり、
でも、あっと言う間に時間は過ぎてしまった。
そして自然のちからなのか、仕事の事・家庭の事、少し癒えた気がした。
6泊7日で2泊ずつ宿が変わった最後の宿、少し色気が欲しくなった。
3か所目の宿の1泊目には昼間に風俗に行った。
沖縄の言葉を聞くだけで、何だかとても新鮮な気持ちになった。
当たりだったのか、サービスはとても良かった。
小柄な人妻だと思う30ぐらいの女性。
まぐれだったのか、東京や大阪では当たった事がないほどの費用対効果だった。
だけど、それゆえか、何だか火がついてしまって、
宿に戻った後も色気が欲しくなってしまった。
そんな自分の目の前(デスクの上)に、置かれていたエステの広告が目に入った。
マッサージなどではなく、エステ。
それも“オイルエステ”とメニューにある。
男性客対象のオイルエステという事になる。
想像が膨らんだ。
健康ランドのエステコーナーで良い思いをした経験のある友人が、
“過ぎない方が良い事もある”と言っていたが、どこか想像が膨らむ魅力がある。
料金もとてもリーズナブルだし、これは他に悩む余地もなく直進だ。
何だか電話も恥ずかしかったけど、向こうも慣れた感じだったので、
“オイルマッサージコース”で予約を入れた。
ホテルのフロント経由で入って来る業者なので、信用はあると思う。
しかし逆に、エロい期待は難しいと・・・
まぁ今は、とにかく“色気”が欲しい気分なのだから。
ベッドの上で昼間の事を思い出しながら、少しウトウトしていると、
“トントン”とノックの音がした。
「おおぉぉ~!!」
こんな言葉が出そうな人がやって来た。
まぁある意味、マッサージ師ではないので当然かもしれないが。
背が高くスラッとした女性。シャープだけど優しい顔の、美人と言えるレベル。
“整った顔”という言葉が似合うのかもしれない。
ショートカットで少し茶色いけど清潔感がある。
ライトブルーのナースウエアの様は色の上下で、下はズボン。
自分より背が高いかもしれない。
話した感じもしっかりしていて、何かエロとは無縁な仕事が出来そうなタイプ。
これは過度な期待はやめた方がいのかなぁ・・・と、少し諦めが入った。
ベッドの上に彼女が用意してきたシーツが敷かれ、トランクス1枚でうつ伏せになった。
まぁ、気持ちいい。
マッサージより弱いけど、彼女の手の柔らかさや温度も心地よく、
何よりオイルが匂いも良いし気持ち良い。
受けている最中も、彼女はとても普通の会話をしてくる。エロとは無縁の。
寂しくも、完全に諦めムードになっている自分が分かった。
偶々、昼間の観光の話になった。
気持ち良かったせいか少しウトウトしていたせいか、彼女に風俗の話をしてしまった。
どんな言葉で言ったか正確には思い出せないが、言った後に“はっ!”とした。
彼女のリアクションも、それまでの歯切れの良い軽いモノから、大きく雲が覆った感じへ。
その後少し気まずい時間が流れたが、それもはっきりとは覚えていないが、
いつの間にか自分の仕事や家族のトラブルの話をしていた。
その頃にはまた、彼女は優しく朗らかな話をしてくれていた。
何事もなく普通に“オイルエステ”は終わった。
自分ももう諦めていたし・・・
すると彼女は片付けを手早く終え、料金を受け取る時に思いがけない言葉を口にする。
こちらが用意した1万円(料金8000円)に対して、5000円を返した。
思わず、「ん?? 8000円じゃないの?」と彼女に言った。
「営業時間12時までなんですけど、もう一度12時スタートの予約頂けませんか?!」
「その時間なら、少しだけサービスできると・・・」
彼女は目を伏せながら言った。
「えっ?」とこちらが少し動揺すると、
「あっ、ごめんなさい。私じゃおチカラになれませんよね。ごめんなさい・・・」
顔を赤くして言った。
少し動揺してしまったので、曖昧な言葉しか出なかったが、
“あなたが来てくれるなら、予約お願いします”
そんな風に答えていた。
ただのボッタクリなのか、同じ事をまたされるだけなのか、
それからの時間、色々なマイナス思考が頭に広がっていた。
そして時計は12時になった。
12時を回っても来ない。
さっきは少し時間前に来たので、“来ないのかなぁ・・・”とも思った。
しかし12時10分。彼女はやって来た。
同じ制服のまま。「遅れてすみません・・・」と言ってやって来た。
ドアの横に道具を置きながら、
「シャワーお借りして良いですか?」と彼女は尋ねてきた。
「あっ、はい。どうぞ」と答えると、彼女は作業バックからバスタオルを取り出した。
「電気、暗くして良いですか・・・」
こちらの返事を見ながら、部屋の天井照明をおとした。
明かりは入り口の照明とベッドの照明だけになった。
静かに制服を脱ぎ始めた。
高身長だという事もあるが、とてもスレンダーに見える。
照明で分かりづらいが、白かピンク系の淡い色のブラジャーとパンティだと思う。
彼女はバスルームに入った。
むしろ焦った。こんな展開になるとは思っていなかった・・・
少しして、彼女は片手に下着を小さくして持ち、バスタオルを巻いて出て来た。
下着はカバンの上に置いた。そしてこちらに来る。
瞳は落としたまま、ベッドの隣に座った。
彼女は何も余計な事を言わない。何をするのか、していいのか。料金の事。
むしろこちらが不安でいっぱいだったが、もう戻れない。
「外していい?」と尋ねると首を縦に振ったので、バスタオルを外した。
痩せ過ぎているわけではないが、スレンダーで、胸は小さい。
でも、大きい体にして小ぶりな胸がどこか愛おしくなる。
ベッドの中に彼女を誘った。
考えてみれば浮気以降、妻との関係もなくなり仕事でもトラブル続き。
久しぶりの女の体が昼間の風俗嬢のプロの肌とテクニックだった。
自分の方から上になるのは久しぶりに思え、とても緊張した。
彼女は瞳を閉じ、静かにキスやタッチに応じる。
確かさっきのエステの時には結婚していると言っていた。
その言葉が本当ならば人妻という事になる。
夜遅い仕事を終え、毎日夫と暮らす部屋に帰るのだろう・・・
沢山の男たちの肌を直接さわり、そして時にいやらしい行為をされたり・・・
そんな事を思いながら彼女の体を触り、そして彼女の体を見ていた。
「つけて頂けますか・・・」
彼女はベッドサイドに置いた小物入れからスキンを取り出した。
思わず聴いた。
「こういう事ってよくあるの?」
すると少し寂しい顔をして、「数回だけあります・・・」と答えた。
彼女は続けた、
「2回レイプされた事があります。どうしても大声は出せないし・・・」
「未遂や触られる事は日常的です。主人にはそんな事はないと言っていますが・・・」
「諦めたんです。この仕事を続けるならって。だからせめて安全の為に持つように・・・」
少し痛々しい言葉にも聞こえた。
そんな彼女の顔を見ていたらとても欲しくなった。
彼女の細く長い足を大きく広げ、その奥を激しく口でした。
彼女は必死で自分の腕を噛んでいた。
同時に可愛い胸に手を延ばした。大人しく見える彼女も、感度は良い様だ。
「口でしてくれない?!」
頼んでみた。
「えっ、いいですけど・・・ 私、あまりやった事ないんで、下手だと・・・」
それは向かい合った姿勢、持ち方などで分かった。
でも、そんな女の姿もどこか新鮮で良い。昼間がプロであったならなお更。
先だけを舐めたり含んだりしていた。時々歯が当たる。
でも、優しくビクビクやっているので痛くなく、とてもいやらしい。
一生懸命やってくれている彼女の顔を見ていると、彼女は照れ笑いした。
「えっ。下手でしょ?! ごめんなさい」
彼女を寝かせ、自分でスキンをつけた。
そして・・・
昼間の風俗では嫌悪感さえあった知らない人間のキスも、
今彼女とはとても好意的にできる。キスしたくなる。
彼女の中に入った。
とても温かい。
まるで特別な世界を持っている様に感じさせる温もり。
スレンダーで一見無機質側にも感じるのに、体を合わせるととても熱い女性だ。
本当に気持ち良かった。
ベッドから彼女が出たのは1時を回っていた。
シャワーを浴び、再び制服を着て出て行った。
3万円渡そうとしたのに、1万円しか取らなかった。
別れ際には、制服の彼女にキスをして抱きしめた。
明くる朝、目を覚ましたのはフロントからのノックだった。
カーテンを開け、眩しい光をいっぱいに浴びた。
沖縄旅行は終わる。また現実へと戻りに・・・
最後までお読み頂きありがとうございます!
この記事をお楽しみ頂けた方へのおすすめ作品は・・・
「P・T・C」
VIPのみが集う秘密の会員制サークル。そこは解放された大人たちの世界。
そんな世界にまた新しい夫婦がデビューし・・・
「恋の手解き」
身勝手でわがままなお姉ちゃん。そして我が家に訪れたお姉ちゃんの友達。
そんなお姉ちゃんの友達は次々と意外な行動をして・・・
「籠の中の女」
自分の体質とは合わないママ友の中でストレスを溜める女。
いつしかそのグループから離れたい気持ちを不意に口にしてしまい・・・
(旅行 メンズエステ 微乳 美脚 人妻 セックス 風俗)
テーマ : 18禁・H小説(オリジナル作品)
ジャンル : アダルト