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「罠(21:40)   ~ 熟女スイマーの悲劇 ~」





21:35、次々とプールから人は消え、もう数人が泳いでいるだけだ。
定年後の時間を持て余しているのか、それとも老後の健康管理が目的なのか、
毎日のように来ている60代だろう、少し体格のいい男性。
そしてその男性の奥さん、やはり60代だろう、その女性は既に目を洗っている。
遅れて男性もプールから上がり、それに続く。
もう水面が静かになったプールにたった一つ、直線状の波を広げている姿、
それは堂々としていて大らかで、そしてどこか気品さえ感じさせる優雅さもある。

21:40。
閉館まであと20分しかないが、毎日のように来ている、
そしてプール慣れしたスイマーとなれば、たとえ女性でも10分程で受付を出られる。
今、颯爽とプールを気持ちよさそうにして泳ぐその女性も、その泳ぎ同様、
最低限の着替えをスムーズに済ませ、いつも濡れた髪をタオルで巻いて帰って行く。
慣れたものだ。そんな泳ぎ以外の事までも含めてのスマートさがある。
それでも今日はいつもより少し時間が押しているが・・・
いつもなら長針が30分を回った頃からターンの度に大時計をチェックするのだが、
今日は今のところその姿を見ていない。
それから数分、もうプールにも最低限の監視員しかいないが、まだ泳いでいる。
女性は突然思い出したように泳ぎを途中で止め、立ち止まって時計を見た、
21:35。
少し不思議そうな表情をしていると監視員の男性と目が合った。

「大丈夫ですよ!  まだもう少し泳げますからぁ~」
大きな声でプール中央の女性に向かって声を掛けた。
21:37。
21:38。
21:39。
時計は思うより進まないしプールは貸し切り状態、女性は気持ちよくその恩恵を受け、
夜のプールに彷徨う人魚のようだ。
21:43。
女性はラストスパート、大きく水しぶきをあげてバタフライで最後の25Mを泳ぐ。
そしてその勢いのまま水しぶきとともにプールサイドへと打ち上がる。
大量に弾ける水滴、白い大きな英文字の書かれた濃いエンジ色の水着、
完全に体と一体となって、美しいラインを際立たせる。
使い古しているのだろう、胸元はそのバストの形はもちろん、
先端そのものがその周辺とともに完全に透けている。
これだけ美しい泳ぎを見せ、本当に人魚のようでもある、至って自然で美しい姿。
もう誰もいないプールサイドを颯爽と歩き、そして女子更衣室に向かう。
その肉体が40代半ばの肉体に誰が思うだろうか・・・


女がプールの場所を出た瞬間にプールの電気は消え、
女が更衣室に向かう通路を通過した時、背中に迫るようにその灯りも消えていく。
でも、女は気が付いていない。無駄なくシャワーを浴び着替える事しか考えていない。
実際の時間、現在21:53。
時計は都合よく動かされていた。
21:40までは1秒の狂いもなく進んでいた。が、そこで戻る。
21:35に戻され、しかも1分を少しずつ長くして進められていたのだ。
それが始まったタイミングこそ、あの初老の夫婦がプールから消えた時だった。
監視員の男たちが悪さをしたという事、時計を戻し、そしてゆっくり進める悪さを。
時計を悪戯する悪さ?  もちろんそんな目的じゃない。
監視員の男たちはその女が毎日やっている時間配分を十分理解している。
賭けに出たのだ。
その女が泳いでいるうちに他の利用者が皆いなくなっている事。
そして、時間のチェックを見過ごす可能性、その二つが重なって起きる賭けに。
今日、見事にその時が来たという事だ。

毎日普通に泳いでいる女は気が付かないだろう。
でも、彼らはいつも見ている。そしてそれを話している。
「あの女エロいよな。すれ違ってるとき見ちゃうだろ?!  乳首スケスケだろ!」
「あのおばさん、サービス精神旺盛だな、よくあんな姿みせられるよなぁ」
そう、毎回毎回、もうそれは有名な話だった。
いつしか狙われ、そして計画され、そして今日・・・


女は更衣室に駆け込み自分のロッカーを開け、そしてすぐにシャワー室に飛び込む。
もう誰もいないし時間がない、一気に濡れてきつくなった水着を脱ぎ捨て、
塩素の中に長時間晒されていた柔肌全身にシャワーをあてる、全開の勢いで。
毎日のように、それも長時間泳ぎっぱなしな泳ぎ方をしている。
屋内ゆえに白い肌だが、年齢が無い事のように無駄な肉が削ぎ落され、
窪むべきところが窪み、出るべきところが出ている。そしてプラス筋肉が覆うだけ。
泳ぐだけなので腹筋が割れるような事はない。
むしろ痩せ型に見える中、薄っすらと柔らかそうな肉が載り、色気を感じさせる腹部。
でも、両サイドはしっかり括れている。
そして圧巻なのは、いつもは水着の下にしまっているその胸だ。
まるで小ぶりなお椀で模ったような、胸部周辺の肉に無駄が無いせいで、
本当に“これが乳房そのもの”と見せつけるような立派な胸をしている。
少し上向きで、内側に寄った胸が少し外側に向かって張り出している。
若々しく青い体でない事がむしろカッコ良い、そう思わせるような肉体。
乳輪が大きく盛り上がっていて、そして乳首は小さく綺麗にまんまるだ。
“美しい肉体”とは性別・年齢・目的で大きく違うはずだが、
この女の肉体は紛れもなく一つの完成形と言っていいはずだ。
擦れ違った男性監視員たち、彼らに狙わせてしまったのも無理のない話だと思う。

女は既に誰もいないから、ロッカーの鍵を開けて扉を開いたままシャワーを浴びている。
もうそのロッカーの前には男たちが陣取って楽しそう。
中から女の下着を取り出し、触り、嗅ぎ、大切な部分があたっていた場所を広げ・・・
ブラジャー・ショーツ、もうロッカーの中にない。着替え用のものまで含めて。
そして男たちはシャワー室の前に忍び寄る。
女の黒い影が豪快にシャワーの放射線上に伸びる影を全身で受けている。
顔、胸にあて、そして頭から全身で浴びている姿、何も知らないまま・・・
一人の男が勢いよくクリーム色のシャワーカーテンを開いた。
“キャ!”
女は悲鳴を上げ、胸元を腕で隠して奥を向いているが、背中・臀部は丸見えだ。
それがまた無駄なほど、悩まし過ぎるほどに完成されたライン。
前面よりも筋肉質に見えるシルエット、無駄のない下半身は少し筋張っているし、
姿勢のせいもあるが、臀部にも筋が出来ている。
少しヒップが小さめな事もあり、背中へのラインが、
そして首筋に向かって見事に帯のような一体感のある縦の流れを感じさせる。
ある意味、中世ヨーロッパの彫刻の像のような肉質を感じさせる質感だと思う。

男たちは狭いシャワー室の中に入り込んだ。
勢いよく出続けているシャワーになど構う事なく、濡れる事など気にせず、
全裸の女に群がった。
腕を押さえる者、後ろから羽交い絞めを試みる者、露骨に陰部に触れようとする者。
数秒だけ攻防はあったものの、女はすぐに押さえられた。
結局、出続けるシャワーの下で濡れながら羽交い絞めにされ、胸を鷲掴みされている。
女の胸は形を変えることもないまま、見事、男の手の中へと入り込んだような納まり方だ。
そんな二人をよそ目にしゃがみ込み、女の下半身を狙う者は強い水圧に負けず奮闘、
女の太腿にしがみ付いて押さえ、必死に女の陰部に指を入れ込む。
全裸の40代女が20代の男たち3人に纏わりつかれて犯されている。
さっき男たちが盗み出した女の使用前・使用済下着も、
もう足元でびしょ濡れになって転がっている状態だ。
女一人男三人、狭いシャワー個室の中でびしょ濡れのまま絡みを始めた。
女に壁に手をつかせて後ろからバックでペニスを挿入する男。
シャワーヘッドの真下、壁に背中をあてて座り込み、女の乳房に手を伸ばす男。
もう一人は真横から二人に前後から攻められている女、その横顔を楽しんでいる。
僅か30センチほどの距離で、男に突き上げられ胸を揉まれている女の苦痛の横顔、
それをニヤニヤ楽しむなんて、なんと悪趣味な男だろうか・・・

女の体が引き締まっている分だけ、男たちに勢いのまま激しく突き上げられるその姿、
それがとても痛々しい。
弾力がありそうで形が変わらないその胸、それは捥ぎり取られそうな強さで掴まれ、
体格の良い男たちが力ずく、女はいちいち激しい動きで振り回される。
尻の上部に射精されたかと思うと、それがシャワーの水流で流される間もなく、
もう次のペニスがそこに入り込んでしまう。
若く逞しい男たちの張りつめたペニス、そして目一杯大きくされたそのペニス、
それが女の一番奥を目指して突き上げられる。どうしても一番奥へ行きたいのか・・・
女は壁側から解放されたと思ったら、シャワー室から顔だけを出したような状態で、
今度は強制的にフェラチオを強いられる。男たちはやっぱり奥を目指す。
どうしても穴を見つければ奥を目指さずにはいられないようだ。
今度は壁側から突かれているし、横にいる男が女に添うような姿勢で乳房を揉む。
そして女が自分の体勢を維持する為に、前でフェラをさせている男を押しているのだが、
女のその片方の腕を外してまで、今度は女に手仕事までさせる男・・・
放そうとすれば手を押さえて誘導し、動きが止まれば無言で前後させる。
「うっ! うっっ うっ! うっ」
女は一回押されるごとに声を上げる。口の中にアレがあるから、
声をこぼすようにが正解なのかもしれないが・・・
それにしても前屈みにされ後ろに一本、前に一本咥えさせられている女だが、
下に向いているはずの、激しく振動しているはずのその胸の形は乱れない、見事だ。
この年齢になってもそんな形の崩れない乳房の持ち主、どれだけいるだろうか。
毎日のように長い距離を泳いでいる成果なのだろう。
こんなに若い男たちを喜ばせ、その体、光り輝いて見える。


毎日のように泳いでいる、泳ぎの疲れなど大した事はないだろう。
でも、女は疲れ果て床に伏せた、息が上がっている。
25メートルを数十本、それも終わりにはバタフライまで泳いでいた女。
そんなタフな体、そしてただ同じ場所に立っていただけだと言うのに・・・
女は疲れ切って動けない。
やはり男3人、それも肉体派の男3人と連続・複数で交わってはきついのだろう。
もうシャワー室外のマットまで白濁した精液で覆われているぐらいだから。
沢山の量がシャワーで流れたはずなのに、それでもこれだけの量を残しているレベル。
この女の肉体、どれだけ男たちを喜ばせたのだろうか。
その体、そして水着のイメージに対し、床に濡れて散らばって落ちている下着は地味で、
そっちはむしろ年相応と言うか、抑え込んだ印象の物。
水の中で輝く女、陸上では地味な40代女性として生きているという事なのか。
彼女の水着姿は美しい。
大変な賭けをしてまで男たちにその中身を欲しがらせたのだから・・・
きっとそうだろう、そう思う。
あの透けた水着姿を見て平常心のままいるような男は、もう繁殖能力のない男だろう。
そして、その妖艶なほど美しく中を透けさせた水着姿の水着を剥いだ姿、
全裸が透けた水着姿を超えるように美しい女なのだ。
そう、こんな肉体を夜な夜な水に浸けるだけなら、それこそ無駄の極み。
もっと沢山の男たちに触れられるべき体だ。
自分で気付かなくても、自然にそう流れている。自分だけのものには出来ない肉体、
それほどに尊い。もしそれを回避したいのなら、女は自分で先にそれに気付くべきだった。


23:10。
時計は正確だ。今はまた一秒もくるっていない時計へと戻った。
彼らは熱心、こんな時間だと言うのに更衣室を清掃している。
まぁ、自分たちで汚した後始末だが・・・




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