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「愚行人  ~ 通り雨に消えたウーマンジョガー ~」





初夏の緑の中、イングランド生まれイングランド育ち、
現在はジャーマンとなった真っ赤な小型車は颯爽と走り、田園風景にも映える。
人は緑の中を走るのが好きだ、車で、そして自らのチカラで走り抜ける事なお更。
際立つ色を選ぶ者、その生き方にはパワーが宿る。
車体色に負けないデザインの服・メイク、どんな土地にいても自分は自分、
輝く事を消して忘れず周りを巻き込んで行く・・・


何もない緑の中にある直線、回転音を上げての減速。
マニュアルでもない今時のクルマにして・・・   それも操るのは女性だ。
きっと自信に満ち溢れた生活を送って来たのだろう、信号も交差点もないこの場所でそれ。
間際の形だけのウインカー、そして少し横にタイヤを滑らせる勢いで曲がって行く。
砂利道を砂埃をあげてまっすぐ、少しだけ上り勾配、
さらに細くなった道を少しだけカーブした先、茅葺き屋根の建物前に停まった。
Dシートから降りたのは長身のタイトなパンツの似合うモデル風の女。
Sシートから降り立ったのは、サングラスを髪に上げた少し小柄なOL風の女。
一見不釣り合いのロケーション、
しかし時代は価値観を変え、好奇心旺盛、“珍しいもの探し”はどこにでも出没する。
SNS・インスタ・・・
そんなものとは無縁のこんな場所にさえ、彼女たちはトレンドを遠慮なく持ち込む。
確かにこんな場所にも若い女性・外国人が珍しくなくなったのも事実。

古民家・農業民宿のように見えるその宿だが、宿泊料金は1泊1名25000円だ。
部屋の調度品が違う?  惜しみなく出される無農薬天然素材??
囲炉裏料理に源泉かけ流し???
さぞかし彼女たちの誇りを潤すものなのだろう。
自然の食材は中から、そして温泉で外から、ただですら輝く世代の彼女たち、
どこまで自分を磨けば気が済むのだろうか・・・
欲の先が深過ぎて、人の側に自然を感じられない。


「麗奈、マジで行くの? さっきだってハイキングみたいに歩いたじゃない・・・」
「ダイエットダイエットって言う割、綾香は動くの嫌いなんだよねぇ・・・(笑)」
自分たちが今日泊まる部屋に案内されお茶を飲み、少し落ち着こうと言うところ。
普通の女、そして人より前に出ていたい女、そこが分かれるシーンだ。
麗奈。運転していた背の高い・・・  モデル風の。
綾香。助手席、小柄な明るい色の花柄ワンピースが良く似合っている。
読者モデルもしているアパレル系で働くデザインアシスタント・麗奈、
有名企業でデスクワークをしている綾香とは高校の同級生。
別々の大学に進み、服の好み・男の好み・生き方が違っても、今なお、
年に数回一緒に旅行する仲は続いている二人。
価値観が違っても距離感を見誤らなければ、友人関係は成立する。その良い例だ。
保守的な綾香にとってはいささか目障りな麗奈の行動の数々。
“やっと宿に入ったんだから、少しゆっくりすればいいじゃない・・・”
綾香の声が聞こえて来る。そして・・・
麗奈はいつだってさらに上を行く女でもある。
「えっ?!! その格好で行くの?  ここ東京じゃないよ、それも畑と田んぼだよ!」
綾香は畳の上に寝そべり呆れ顔で言う。
「(笑) こんなに気持ちいい場所に来て走らないなんて考えられない・・・」
麗奈は鏡の前に立ち、そう言ってゴム紐を噛み、髪を後ろで束ねる。
クルマと同色に近い真っ赤なキャップを被り、角度を合わせ、
不愛想なまま横になっている綾香を見て笑った。
そして部屋を出て行く。


スポーツメーカーのロゴが中央に刺繍された真っ赤なキャップ、
同じメーカーのシューズ、色はライトグレー。
ランニングタイツは無地でシンプル、薄い生地で、光沢ある表面に足元に小さなロゴ。
全て同じメーカーで揃えている。すべて・・・
そう、明るいグリーンに白のラインが入ったスポーツタオルも。これは首に掛け・・・
ここまでならまだ綾香に“その格好で行くの?”とは言われていないだろう。
ではその理由は?
紺色のブラトップだ。
麗奈がいつもジョギングしているコースは富裕層・外国人の多く住む高級マンション近く。
そんな姿で走る女性も国籍・年齢に関係なく少なくない。
日中、ジョガーの多い時間帯なら数キロ走っていれば数人とすれ違う。
麗奈には日常の延長線なのだ。が・・・
田舎の田園風景の中、遠くに山を見る景色ながらもここは観光地でも温泉地でもない。
人が歩くより遥かにクルマ、それも軽トラックやトラクターの類、それだって少ない。
“綾香はつまらない”かもしれないが、けれど常識的で普通に思える。
まぁ、綾香は肌で風を感じる事は出来ないのだが・・・
高層ビル街の風とは違う。排気ガスや添加物いっぱいに作り上げる食堂の出す臭いもない。
作物の緑、水路・田んぼの水、遠くに見える山から吹いて来る風、
比べるまでもない、これを味合わない方が生物として間違っているのかもしれない。
きっとそれが麗奈の一理だ。


走り出した麗奈の表情は潤っている、太陽光が眩しそうだ。
ビル街・数百メートルおきの交差点であっても、太陽光に違いは無いはずなのに。
いつもより多く空気を取り込んでいる。
いつもより少しだけペースは遅く、でも、スタンスは広くゆっくりした回転で走る。
ウインドー越しのアクセサリーでなく、今日は道端の雑草を楽しんでいる。
のどかだ。日常の中で聞かない鳥の声、車の音さえ複数の中の一台でなく、
遥か遠くから感じる一台だけの存在感。それも壊れそうに錆び付いた軽トラック。
低いギヤのまま走っているのだろうか、唸っている。
お年寄り? 女性??  母屋から畑、そして次の畑、ただ走ればいいのだろう。
そんな中に自分が紛れる事、麗奈は嬉しくてたまらない。
無駄のないフィットした上下、肌で風も感じる。
“自分は自然と一つになっている”
そんな“”錯覚“”をするのも無理はない・・・

往路、気分も良く5キロ程度走った。その間に自分を追い越した車も数台だけ。
軽トラック2.3台、ダンプカー・SUV・・・
少し眺望が単調になりY字交差点に辿り着いたところで前進を止めた。
踊る心を感じていながらも、でも今は旅先、夕食前、そして綾香も残している。
膝に手を乗せ屈み、息を整え復路のスタート。
走り始めようとした時、先ほど自分を抜かして行ったSUVが反対方向から帰って来て、
道の向かい側に停まった。
中から若い男性が降りて来た。
「ランニングですか? 凄いですねぇ。カッコいいなぁ~  すごいお洒落ですよね」
ニコニコしながら近づいて来る。まぁ、ニヤニヤの方が正しい表現だろう。
そして近づきながらスマホを麗奈に向け始めた。
その角度で自分の体全体が映されている事がわかる。それも動画のようだ。
「やめて下さい!! 勝手に撮らないで下さい、何してるんですか!」
手のひらを男のスマホに向けて遮るように繰り返すが男は一定の距離で撮り続ける。
“やめて下さい! いい加減にして!!”を繰り返す麗奈、
麗奈の周りを回るようにニヤニヤしながら撮影をやめない男、
いたちごっこが続く。
走っている時にはそれほどではなかったが、止まっていて、そして執拗な付きまとい、
麗奈の全身から汗が吹き出す。
顔から滴り、首から胸元に滴り落ち、乾いたアスファルトに汗の跡がついて行く。
汗の量は激しく、紺色のブラトップも部分的に変色したり、
ランニングタイツも背の部分は光沢を無くし濃い色へと変わって・・・

「人を呼びますよ! こんな事、犯罪ですよっ!」
息を上げ、汗で顔をビショビショにした女の必死な表情、それも、
こんな田園風景の中、ブラトップでは隠れていない首・肩・腕・胸元・腹部、
汗で光らせた薄い小麦色の肉体が、オイルにまみれている様にさえ見える。
走っていてこそランナー・ジョガー、立ち止まり舐め回されれば、ただの恥体。
“こんな畑だけの場所で半裸みたいな状態でいるお前が悪い”
激しいやり取りが行われている二人の上空を飛ぶ鳥が言っていそうだ。
しかし女はすぐに逃げる事が出来た。男のスマホに電話が掛かって来たタイミング、
再び走り出したから。
復路は景色を楽しむ走りではない、一直線、激しいランニングになった。

少し走ったところで突然空が暗くなり、冷たい風を感じた。
嫌な予感は的中。自分の往復するコースとは離れたところにあったはずの黒い雨雲、
急にその下に入ってしまったのだ。
雷、そして激しい雨。都会の雨とはレベルの違う、道路の上を弾くような強さだ。
数分持たずにずぶ濡れ、束ねた髪から滴るように水をたらす様になる。
その頃には当然、全身は水の中から上がったような状態だ。
激しい雷もあり、近くに見えた建物の軒先に逃げ込んだ麗奈。
住宅でなく、鶏糞・牛糞などの大袋の肥料が積み上げられて倉庫に利用されているよう。
都会の、それも自分の生活をSNSで切り売りしているような女性には耐え難い悪臭。
何度後ろを振り返り袋の商品名を確認したところで、その臭いから逃れられない。
今はただ、視界すら奪う勢いで降る土砂降りから身を守ることに精一杯だ。
雨音で数十メートル先を走る車の走行音が打ち消されるほど大きな音で地面を叩く。
ため息をつき、少し後ろにもたれようとした瞬間だった・・・
いきなり後ろから伸びた手が麗奈の口を塞ぎ、後ろから抱き付かれた。
間違いない、間違いなく・・・
胸を揉んでいる。それもあっという間にブラトップを剥がし、
直接外に露出した片方のバストを力一杯掴んで来る。
麗奈は必死で後ろを振り向こうと・その人物を確認しようと試みるが動けない。
口を塞いでいるその力、その勢いは顔を動かせないレベルだ。
ただただ同じ姿勢で胸を揉みまくられる。
既に飛び出している片方のバスト、そしてその横も剥がされ、
麗奈のバストは完全に剥き出しにされた。
すごい勢い・激しい力で片方、また片方と男の手がバストを掴み揉み上げる。
麗奈は体全体で姿勢を変えようとするも、男は密着して離れず、今度は、
バストを揉みまくっていた手をピッタリフィットしたランニングタイツの中を目指し、
直接肌へと入り込もうと必死だ。きつい入口で何度も弾かれ、
その度に諦めたように生地の上から股間を触るが、再び中を求めてトライして来る。
それを繰り返し、やっと中に入り込んだかと思えば、今度は一気に、
力ずくで下へ下へと陰部めがけて押し下げて来る。
自分の口を押さえている手を外そうとしても、
自分の大切な場所に入り込もうとする手を止めようとしても、まったく外せない。

そんな攻防は数分続いた。
普段絶対に見せないであろう必死な半泣きの顔で抵抗する麗奈。
大柄だし体力にも自信がある。そんな自分が身動き取れずされるがまま・・・
自分の情けなさ、そして男の怪力に恐怖を感じていた。
男の力が少し緩んだような気がして、一気に振り向こうとした瞬間、
麗奈は男に、激しく頭を壁めがけてぶつけられ気を失った。


気が付いた時にはタオルのような物で猿轡をされ、両腕・両脚の自由が奪われていた。
納屋のような中にいる自分、そして男・・・
最初は少しぼやけて見えたが、近づいた男に焦点が合った。
若くない。もちろんさっきのスマホの男ではなく、40代だろうか、それとも50代?
ランニングシャツに作業ズボン・長靴、あきらかに農夫に見える。
顔、そして上下とも泥で汚れている。大雨のせいだろうか。
麗奈は少し時間が経って気が付いたが、肥料の臭いはさらに激しくなっていた。
横を見ればさっき見た風景だ。そう、雨宿りした建物の中に自分はいる。
両腕を上で開かれて縛られ、両脚も同じ。
Xの様に開かれた格好で台の上に寝かされている。
顔を持ち上げ視線を自分の体に・・・
恥ずかし姿。
ブラトップは捲れ上がりバストは完全に露出、そしてその恥ずかしさにとどまらず、
さらに下を見て唖然とした。
遠目にランニングタイツはそのまま残っているように見えていた。しかし、
頭を上げしっかりと股間部分に目をやれば、そこは大きく切り広げられている。
むしろ他の場所が隠されたままという恥ずかしさが押し寄せた。
雨の音は静かになって来た。でも男は無言、納屋の中は静かだ。
自分がもがいて撓む縄から出る音がするだけ。
男は黙って見ている。胸? それとも・・・  少し近視ぎみの麗奈、
男の視線の先が分からない。それでも間違いなくそのどちらかを凝視したままなのだ。
不気味な時間が少し流れ、男は一度麗奈の横、少し離れた場所に向かった。
大きな袋を一つ抱え、再び戻って来た。今度は麗奈の真横に。
男は袋を破って開け、一気に麗奈の腹の上めがけてぶちまけた。
真っ黒な泥(?)が麗奈の体を叩きつける。痛み・・・
そして数秒、激しく鼻を突く臭いが広がった。
臭い、麗奈には日常に人生に無縁の臭い、まったく抵抗力がない臭いだ。
思った以上に激しく反応し、込み上げてくる、激しい吐き気が止まらない。

人の本能、体に害を及ぼす可能性のある物質は取り除こうと、そう、除外しようとする。
麗奈にとってその臭いは危険を感じるレベルだったのだろう。
本当はナンセンス、自然栽培だ有機農法だと騒ぎ有り難がっているくせに、
その大もとを知らない。ボディメイクとビル街を走っても、
小洒落たスーパーで買う“ラベル商法”のインチキスムージーを信じてるレベルの脳。
すっかり電気小物・化繊ウェアで染まりきった渇いた女に自然はアレルギーを起こす元。
全身で味わうがいい。その自然そのものの中に暮らす男性に教えてもらいなさい、
その体に一体化させてもらえばいい。
男は両手で力強く麗奈の全身に肥料をすり込む。
“どうだ? 沢山の栄養を吸収すればいい! 遠慮はいらない、体の中から臭う程に!!”
愛着を持ってすり込む、愛おしい作物の実りを願って全てを捧げるように。

麗奈は泣いている。臭いのか?
プライド??
カタログから抜け出したようなウェア、そして自身をオーバーラップさせて・・・
都会を颯爽と走る読者モデルが場所を緑に変え・・・  そんなところか?!
きっと麗奈なら、立ち寄った公園のトイレで浮浪者にレイプされた方が良かったのだろう。
自分が“絵になる”と思えただろう。
でも違う。きつい悪臭を放ち、焦げ茶色にまみれたその肌・顔、似合っている、美しい。
数分前と違い、今ならその男の体臭の方がよほど良い香りに感じるかもしれない。
安心しなさい、彼は君の中を求めてやって来てくれる。もう、すぐのこと。

男はまだ綺麗なままの麗奈の腋の匂いを嗅ぐ。鼻を鳴らしてしつこく嗅ぐ。
「くせっ。お前くせぇなぁ! 強烈な臭いがするな!」
大量の肥料の臭い漂うこの納屋の中で、麗奈の腋の臭いを・・・
麗奈はやりきれない、大声で泣き叫ぶ、
「そんなはずないっ!! 違うっ!!! 絶対違う・・・」と。
男はズボンを下ろし麗奈の開いた脚の間に入る。
トランクスを下ろして自分の陰部を剥き出しにし、それに手を添えてさらに近づく。
ゆっくりと深く自分の口の中に指2本(人差し指・中指)を入れ、
自分の唾液に浸したその指先を麗奈の中に押し込んだ。
呼び込みの合図のように“手前に・手前に”、短く刈り揃えられた麗奈の陰毛の下、
中を弄っている。
「どれどれっ?!」
そう言って取り出した指先を自分の鼻に近づけた。
「くせっ・・・」
「汗のせいじゃねぇな。お前そのものの臭味だ。本当にくせぇ」
男の言葉に耐えられない、麗奈は男を睨みつけて叫ぶ、
「ぜったい違う! 臭くなんかないっ、信じない!! 私はぜったい信じない!」
男はせせら笑い静かに麗奈を見つめた。
そして、
「そっか・・・  そっか、臭くねぇかぁ、臭くねぇのか・・・」
数秒の沈黙、そして再び一気に麗奈の中に指を押し込み掻き回し、
中から引き抜いた指そのまま、麗奈の鼻の中に押し込んだ。

グジュグジュと麗奈の鼻の中をこねくり回す。顔が変形するほどに・・・
苦しみ・痛み、すぐに涙が溢れ出し、麗奈の顔は真っ赤だ。
そして激しく咽てしまう。
奥を突かれて反射的に反応したのか、それとも男の思うつぼ、
自分の中から引き出された液体のその刺激臭に耐えきれなかったのか・・・
咳が止まらない。
男はクスクス笑っている。
「自分で分かったみたいだな、自分の方が肥料よりもくせぇって」
男は誇らしげ、そして麗奈の悔しさは止まらない。
だってその臭い女にトドメの挿入をして来たのだから。
自分の身の回りにいるその年齢の男性はそこそこ知っている。
ジムに行ったり、ゴルフ・スイミング、年齢より遥かに若く、鍛えている。
麗奈と同世代の男性に負けない精力の持ち主も少なくない。
金・女を手にする男はそれなりに強靭なそれを持ち合わせるもの。
でも、どう?
汗まみれの薄汚い、いや、汚れきったその男、どう?!
ひび割れる程に硬くなった手・厳しい体勢にめげない下半身、
都会のシルバー世代と比較してどうだい?
ラブホテルで小道具片手にそれらしいテクニックを酷使して・・・
そんな気取った男たちと比べてどうだいって聞いているんだ、麗奈さん?!
下品に手荒く陰部を押し広げ、汚い唾を手に吹きかけて強引にペニスを押し込んで来る、
そんな男はどうだいって聞いてるんだよ。

男の突き方は半端なものじゃない。
麗奈の周りにいる“ワイルド”というキャラの男たちも所詮、たかが知れている。
今、自分を突いている男は違う、麗奈を壊すことさえ厭わない突き方だ。
入口が張り裂けようとも、腰骨が折れようとも気にしないような突き方で押し込んで。
相手の声の上げ方? タイミング??
そんなのお構いなし、それが協調も忖度もない、自然そのもの・動物そのものさ。
最高の自然を手に入れている、もっと喜べばいいのに。
恐ろしい、恐怖に怯えたような顔をして・・・
それじゃ楽しめないだろうに、自然を、天然素材を。



雨が上がっても戻らない麗奈を心配して綾香は周辺を探した。
宿の人間・警察・周辺住民、皆で探した。3日、1週間・・・
彼女は通り雨の中に忽然と消えた。

彼女が公に現れたのは半年後の事だ。すっかり変貌した姿になって。
化粧などなく、みすぼらしい格好、そして隣に年の離れた夫を連れ・・・
そう、雨の中、納屋で麗奈を抱いた男だ。
麗奈は自分では気付かなかったのだろう、自分が都会に向いていない事を。
本当に自分にある匂いを。
臭いと嫌っていたそれ、それがまさか自分の体臭そのものであった事に。
今はきっと緑に包まれたナチュラルな匂いを放つ女に変わっている。そう思う・・・





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