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「半欠けの月  ~ 妻を弄ばれて・・・ ~」





忘れたくない物は・・・   忘れてしまう。
とても大切な想い出なのに、いつしか薄れて行って・・・
消えて欲しい記憶・・・  薄れようとした頃に必ず蘇って・・・
残酷だと思う。



もう2年が過ぎようとしているのに、きっかけは必ずやって来る。
仕事から帰って不意につけたテレビの何気ない一瞬で。
“落ち着いた雰囲気のカップル(夫婦?)が夜のキャンプで過ごすCM”
普通なら共感して、きっと同じシーンに憧れるのだと思う。
気心知れて飾らず、特別多くの言葉を重ねなくても、でも伝わっていて・・・
そんな二人が静かに過ごす時間。自然の中、愛する人を独り占めできる幸せ。
あんなに好きで、今でも変わらずにあの頃のままの気持ちを抱えているのに。
妻は別人になった。無表情な別人に。
そして俺も・・・


9月の終わりだった。まだ日中は暑くて、でも、夜になれば風も澄んでいて。
夏前に、夏休みに知人たちとのキャンプで使うテント他の用品一式を購入し、
楽しく使ったが1回きりでそのままになりそうだったその用品一式、
今一度倉庫入りする前に、自分たちだけでもう一度楽しもうなんて・・・
前回利用した家族向けキャンプ地とは違い、静かで落ち着いた湖の畔にあるその場所。
木々に囲まれ、穏やかな水面は空や周辺をそのまま映している。そんな場所。
一部地域、夕方の悪天候の予報も出ていたが、もうシーズンも終わり、
少し豪華な有名メーカーの防水テントを買った事もあり、そんな冒険心もあった。
隠れ処的場所でもあるし、天気予報、到着した時から人は少なかった。
でも、俺たち二人にはそれもいい方向に向いている様に思っていたかもしれない。
強めの夕立がくれば決定的で、少なく残っていた人々も蜘蛛の巣を散らす様に消えた。
雨は通り雨。あっという間に雲は遠ざかり、そして一瞬の空はそのまま夜に向かい・・・

雨が過ぎてから1時間半ぐらい経った頃だ。静かな湖畔での二人だけの夕食を終え、
俺たちは片付けさえ楽しみながらアルコールを楽しむ用意をした。
普段、家庭では見せない微笑みを交わし、もう忘れていた様な優しいキスを交わし・・・
見つめ合い、そして抱きしめた。
10月になれば結婚して丸3年を迎えると言うのに、思っていた以上に愛は薄れない。
波長が合い、何も言わなくても隣にいる人間は“この人しかいない”と思えた。
二人して望んでいたが子供はまだ授かる事が出来ず、でも、二人の時間は心地良く。
知り合いの紹介で知り合った俺たちは同学年。20代の終わりに結婚し、
そして30代前半を共に歩いていた。
アルコールの話、会話が途切れ、グラスを見て微笑み、そしてまた話して・・・
大自然の中、こんなに広く開放された空間にいるというのに、相手を強く感じた。
でも・・・
そんな代え難い二人の最良の時間は、ほんの一瞬で地獄に変わってしまった。

静かな場所に数台の車の音が鳴り響いた。こっちにやって来る。
俺たちは顔を見合わせる。“あんな音”を聞けば良いイメージなんてない。
早めに上がった夕立は、穏やかな家族連れ・カップルをここから消し去り、
そして、夜に紛れる黒い闇を深くも近い森の中から引き出して来た。
“まずい!!”とは思った。二人ともそうだったと思う。
でも、今さらどう動けというのか・・・
俺たちは静かにそのまま微動だにしなかったが、黒い雲は猛烈に襲い掛かって来る。
大切なこの場所、この時間、俺たち二人に。


「いいなぁ、良い酒飲んでますね」
「良い感じじゃないですか! 大人のカップルって感じだなぁ~」
「俺たちと一緒に飲みましょうよ!! こんなに綺麗な奥さん独り占めですか?!」
一瞬にしてガラの悪い連中はテントを囲み込み、俺と妻の隣にまるで寄り添うように・・・
車3台、10人前後だったと思う。
ここにいるのが俺たちだけだと分かってだろう、彼らの豹変は早い。
勝手にアルコールを飲み、テーブルを漁り、そしてマットに寝転ぶ。
マットに寝転んだ男は、
「ここでイイコトするつもりだったんでしょ?! スケベだね。アウトドアでですか?」
と笑った。そしてそれを言われたとほぼ同時に、
妻の後ろ側にいた男が後ろから、妻の胸を鷲掴みにした。
「やめろ!!」
勇気とか何とか考える余裕さえなく、俺は声をあげていたが、
立ち上がろうとした俺の肩を二人の男が押さえつけた。そして・・・
座っていたデッキチェアーに男たちのベルトや上着で縛り付けられてしまった。

「あなたぁぁ!!!」と雅代(妻)からの悲鳴が響く。
妻もまた同じように縛り付けられ、囲むように男たちに手を伸ばされていて・・・
俺はただ、「雅代! 雅代っ!!!! お前たちやめろ! いい加減にしろ!!」
そう叫ぶだけだった。それしか・・・  それしか出来ない。情けない。
「奥さんのイっちゃうところ、ダンナ、しかっり見てやりなよ!!(笑)」
「おいっ! 邪魔はいねぇ、奥さんしっかりたっぷりと楽しませてやろうぜ!!」
男たちは非情だ。俺を正面に座らせ、男たちの複数の手に苦しむ妻を見せつける。

妻は清楚で品のある女だと思う。そんなところも大好きなのだから。
そんな妻が必死で、暴れる様に必死で抵抗している。大声を出して逃れようと・・・
でも、無残にも、
「暴れんじゃねぇよ奥さん、ダンナ、どうなってもいいのかよ!!」
そう言って俺に刃物を突き付けたところを見せつけ、妻は抵抗出来なくされた。
俺のせいで・・・
すがる様に、でも“あなたを助けたい”、そんな目で静かにこっちを見て・・・


服を捲られ、本人が記念日にと買ったお気に入りのブラジャーを引き千切られ、
妻は男たちに手荒く胸を掴んで揉まれる。
こんなに野蛮で汚らしい男たちに、あれほど清らかな妻が汚される現実。
もうおかしくなりそうで、でも何も出来なくて、俺は放心状態だった。
自由にならない体を男たちに好きな様に触られて何も出来ない妻を前にして。
奴らは容赦ない。嫌がる妻に強引なキスをする。それも妻が息が出来ない程の。
また他の男は座ったままの妻のジーンズの中に手を入れる。
こんなに沢山の男たちの手が押さえつけているのに、大きくチェアーが揺れ、
妻がどれだけ嫌がって抵抗しているのか、それが伝わってくる。
でも、そんな俺たちにはお構いなしの奴らは妻を責め続ける。
大きくはないが柔らかい妻の乳房は壊されそうな勢いで揉みしだかれ、
下半身への抵抗、乳房の痛み、そして口の自由のない苦しさ、妻は悲痛に満ちた顔だ。

妻は声にならない声を、それも激しく大きくあげていたが、いつしか静かになった。
もう顔から首にかけて、そして髪までも濡れ髪の様になるほど汗をかいて・・・
「おい、もう受け入れそうだ。マットの上で裸にしようぜ!」
男の一声で、妻はチェアーから外され、数人に抱えられてマットの上に座らされた。
そしてもう少女が着替える時の様な扱いで、手際よく、
トレーナーを捲られ、Tシャツも捲られ、既に千切られたブラジャーも外された。
さらに後ろにいた男に突き飛ばされる様に押し倒されジーンジは剥ぎ取られる様に。
まるで幼子の様にショーツ一枚にされた妻が弱々しく痛々しく見えた。
腕をクロスして胸を隠して蹲るも、腕を掴み上げて開かれ羽交い絞めにされ、
もう最後の砦となっていた淡い色のショーツさえ簡単に外されてしまった。
「ああぁぁ・・・」
完全に攻め込まれてしまった諦めというか、妻は悲しみの吐息をそこに漏らした。
放り投げられる様にそこに倒され、小鹿を襲う肉食獣の様な連中が瞬間に襲い掛かる。

俺は妻が大好きだ。本当に清楚でいて温かくて・・・
男たちに全裸にされ野獣たちが群がっているその中央に横たわる白は、まるで穢れない。
もう結婚して3年、そして30を回った妻がこんなに綺麗で、まるで少女のようなままで。
でも、俺の目の前で起きている事は現実で、一番大切なもの、それが目の前で奪われて。
絶対に許せない。こんなに大切なものを思いのまま乱暴に扱って好き放題。
まともな生活などしていないであろう20代前半の若い連中、
毎日慎ましく大切に、そして人を思いやって生きている様な妻を穢している。
俺は悔しさで涙を流していた。でも目を伏せない。
俺を押さえつけている奴らから逃げたくない。そして、必死で戦っている妻からも。
奴らは悪魔だ。妻を人形の様に扱う。
年齢が上の、目上の女性の、その女性の脚をしっかり抱え込んで大きく広げ、
陰部を晒し出す様にみんなに見せつけている。男たちは笑っている。
「やめてー! やめてよっ!! お願いだからやめてーー!!!」
妻がどんなに必死に懇願しても、彼らは笑うだけ、楽しむだけ、許さない。

棒切れを扱う様に妻を突き上げる。
痛みなのか、悲鳴にも似た声をあげて苦しい表情をするが、すればするほど、
男はさらに激しく突き上げる。
わざと大きくペニスを引き出し、一番引き上げたところからまた一気に一番深く押し込む。
痛々しい。妻が壊れてしまいそうだ。
男に踏みつけられた手首の先、その指先が苦しさ・痛さ・情けなさを伝えて来る。
時折俺の方に首を倒し、そして薄く目を開けた時、妻は小さく首を振っている様に見える。
“お願い見ないで!”
“もうだめ、もう限界!”
“痛い、苦しい、お願い助けて!”
妻が俺に少しだけ見せる表情の意味さえ受け取ってやれない。
男が激しく奥へ突き込む、“うっ! うっ! うっっ!!”
妻は仰け反り顎を上げ、顔を歪める。
そんな妻を、妻の頭の側から押さえている男がまた弄ぶ。
顎を引き込む様に押さえて強引にキスをする。
そして妻の口の中に指を押し込んで掻き回し、その指を妻の鼻の中に押し込んだ。
殺してやりたい。あの男を殺してやりたい・・・

妻が漂っている。俺の前で、男の上に載せられ漂っている。
下にいる男と同じ向きのまま、抱かれる様にして載せられ、入れられたまま揺れている。
乳房を大きく揺さぶらせ“アアァーー!!”と奥底から出すような低い声で反応して。
その大きく揺れる乳房が刺激するのか、横にいる男は露骨にその揺れる乳房を掴み、
カップのまま引き千切れそうなほど激しく掴み上げる。
下にいる男が妻の脚を大きく広げれば、周りの男もそれをさらに広げ押さえ込み、
男の性器が妻の陰部に入り込むところ、それも濡れて光り輝く姿が艶めかしく、
周りの男たちを激しく挑発している。
あんなに可憐な妻、それをこんなに乱暴に粗末に扱うなんて、俺は信じられないままだ。
一人終われば、放り投げられる様にしてまた次の男が妻を引き寄せる。
妻は弱々しく、そしてそれに従う様に体を添わせ相手をしている。
「ほら、動かせよ!」
そう言われて、男に握らされた性器を妻は手で、それを動かす様に誘導された。
「気持ちよくねぇよ!! もっとしっかりシゴケよ!」
妻は怒鳴られ、ぎこちなく握り直しながら強く、そしてテンポを上げて前後させる。

上向きにされても後ろからやられても、それでも他の男まで妻に自由を与えない。
男の上に載せられた状態で同時にフェラをやらされ、両腕の自由もない。
なのに、そんな光景を笑うかの様に、妻の後ろに来た男が妻の鼻の穴に指を掛け、
引き上げて微笑む。
妻は苦しいのだろう、咽て、咳き込むが、また強引に性器を口の中に押し込まれる。
こんな地獄絵図を目の前で見せられていると言うのに俺は・・・
綺麗な穢れない雅代しか知らない俺。
次々に体を汚され、そして汚い男たちの性器を掴み口の中に含み、そして押し込まれ、
挙句の果てには鼻フックまでされている雅代が目の前にいる。
何も出来ない情けなさのどん底で押さえ込まれた俺は、いつしか妙に冷静になっていた。
“雅代の美しさを一方向からしか見ていなかった”
不謹慎にもそんな事が頭の中をよぎっている事に気が付き、さらに自分を責めた。

人数が人数で、本当に長い、そして終わらない。
“壊れそう”でなく、もう壊されているのだと思う。
雅代はどんどん表情を無くし、声を無くし、ただただ男たちに従い、
ただ苦しさ痛さで音を漏らし(声)、表情を変える(歪める)だけ。
写真を撮られていた。
羽交い絞めにされ正面を向けられ、顔を押さえつけられ。
性器を口の中に押し込まれた写真まで撮られて。
最後の方には雅代の中にそのまま出されてしまった精液が雅代の陰部から流れ出るところ、
そんな生々しい侮辱的な写真まで撮られて・・・
右・左、横・上、奴隷の様な扱い、でも、雅代もそれに従って写真に写る。
どうしようもない事と分かっていても・・・
もう、雅代も俺も涙は尽きていたから仕方ない。



地獄の週末は俺たち夫婦を変えるには十分だった。
共に言葉を無くし表情を無くし、一緒にいながら何も伝わらない。
雅代はあの時の子供を妊娠してしまったが、勿論無い物に。
皮肉だ。二人の人生の先に子供を授からなかったというのに・・・
不思議に肉体関係はある。
ある意味、それはお互いへの当てつけの様でもあり、大きく形も変わった。
弄ばれる妻を前にして、ただただ無言で見ているだけだった俺への。
自分が弄ばれるところを、ただただ無言で見ている夫への気持ちを抱えた妻の。
それぞれの抱えた何かが、普通だったセックスをより激しくさせた。
でも、けっして近づけるものでも、何かに繋がるものでも無かった。
妻は激しく犯されているまま。俺はレイプされる妻を救えないまま。
何気に体を重ね、そして静かにどちらかがベッドから消えて行く。
それでいて、今までの二人には無かった激しいプレイ。


もう二人が一緒の気持ちを持つ事はないのだろうか・・・
“悪夢”という大き過ぎる共通項しか共有出来ない2人のままで。
大好きで、ずっと大好きなままで、それは一層大きくなっているのに。




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