「野獣になれるかい?」
「お願い、やめて! ねぇ、本当にやめてちょうだい・・・」
「嫌っ! ちょっと、やめてぇ!!!」
美貴の願いも空しく、言葉は浩人には届かない。
既に開かれたブラウス。そして浩人は美貴の白いブラの肩紐を引きちぎり、
そのまま一気に下へと引き剥がした。
顔を背けチカラを無くした美貴。浩人は少し引いてその風景を眺めていた。
「形勢逆転か・・・(薄笑)」
激しく錆びた鉄柱に縛られている。
頭の上でクロスさせられた手首から数メートル上に伸びた麻縄。
古く油で汚れた丸椅子の上に座らされている美貴の服装は不釣り合い。
濃い色のスカートも光沢のあるブラウスもこの風景には不釣り合いに違いない。
美貴のブラウスの背中部分には既に錆びた鉄柱の跡が付いている。
換気扇の隙間や割れた窓ガラスから入る光のせいで電気さえいらない程。
無駄に広い工場内には処分する価値さえないなき日の残骸だけが点在して・・・
この工場内だけでなく周辺も静かだ。
操業をやめた工場と廃材置き場、そして予備のトレーラーが数台ある広い駐車場。
日中、こんなに静かな場所が大自然以外にもある、そんな不思議な空間。
この工場(今では廃工場となった)は浩人の元の職場だ。
浩人が逮捕された直後に閉鎖され、もうそれから3年近く使われていない場所。
友人たちとの無茶な遊びもやがてドギツイものへと変わって行き、
真面目さを残した仲間たちが次々と脱落して行く中でも浩人は怖いものなしだった。
センスも運も持った男として、ある意味恐れられていた浩人だったが・・・
彼の敵は意外なところにあった。
既に見放した両親や兄弟、そして恩師や上司などではなく、
浩人の前に立ちはだかったのは母親の後輩で弁護士をしていた女性・美貴だった。
30代後半でありながらもその美貌ゆえ、時折テレビでも見かける人。
自らも独身であり、女性問題に特化した敏腕弁護士。
彼女は頭の良い人でありそして合理的な考え方もする。
また、しっかりした目に見える結果を出す事を最優先にするタイプだった。
彼女は躊躇なく、浩人の悪事の証拠を確保した上で警察に密告し浩人を逮捕させた。
自分が逮捕される事などあり得ないと自負していた浩人にとっては屈辱的な結果。
強いショックを受け落胆し、それまでの自信溢れた浩人とは別人に・・・
しかしやがて、彼は塀の中で少しずつ美貴への復讐を考えるようになって行った。
美貴の存在がなければ浩人の今は間違いなくないとしか思えないのだから。
力任せに破って開かれた胸元。
その時に擦れたのだろう、ブラの横の部分には少量だが血がついている。
横を向いた美貴に構わず、浩人は美貴の乳房を掴み上げた。
ゆっくり。でも大きく鷲掴みしたその手には強い力が入っていた。
痛みがあるのか、美貴は嫌でも前を向き顔を歪めるようになり反応する。
“やめてよ・・・”
苦しそうに声を漏らすも、浩人は聞こえないように無視をしたまま。
全体から先端へ、そして乳首を摘まみ上げる。
どちらかと言えば痩せ型の美貴。肌はやや浅黒いタイプかもしれない。
だが、胸は大きい。カップがはっきりしたタイプで、つまり高低差が大きい。
年齢もあって勿論ブラを外されれば垂れてしまうが、色気溢れた風貌だ。
揉まれると言うよりも“握られる”たびに、その柔らかさが目でわかる乳房。
浩人は揉み方が激しくなるのと連動して、息づかいも荒くしていた。
その動きに反応して美貴から声が漏れるのだから、その激しさも相当だろう。
そしてその激しい動きが止まった・・・
美貴がしっかり浩人を見ようとした瞬間、前が暗くなり口が塞がれた。
そう、浩人は美貴の口に自らの口を重ね塞いだのだ。
「うぅ・・・ んっ・・ はぁ・・・ うっ・ ・・・ 」
まるで浩人は美貴の口を犯しているかのように攻めた。
口に執着されて犯され続ける美貴。
音を立てて唾液も吸い上げられ、強く顔を押さえつけられて、
プライドの高い美貴にとって、男を敵のように扱って来た美貴にとって、
それは最高に辱められているようで全身を熱くしていた。
さっきまで剥き出しにされて揉み上げられていた乳房に見向きもされず、
ただ、ひたすらに口を拘束されて・・・
「あぁぁっっ・・」
浩人が口を外した時、美貴は自然にその声を漏らした。
激しく揉まれて真っ赤になった胸元と激しく吸われてビチョビチョになった口元。
浩人に割って入られていた美貴は足元まで開いた格好になっていて・・・
息を切らした自分。冷静に自分を見る浩人の視線の前に、もう自分を失っていた。
「開けよ!!」
気持では抵抗しようと思っていながらも、もう足を閉じる力を失っていた。
スカートを捲られ、簡単に足まで開かれて。
浩人は露骨だ。
自分の両膝で美貴の足が閉じないように押さえつけ、躊躇なく下着に手をやった。
高価で気品も感じさせる白いショーツを、浩人は汚れた手で掴み上げる。
相手の品格や意思など完全無視、下品に陰部目指して指を押し込む。
声を出さない。
美貴はただ静かに顔を落とし、体を小さくして固くしようとする。
強い力でショーツの上からとは言え陰部を掴み続ける浩人。
さっきの強制極まりないキス同様、生地が中に入り込むほどにしつこく触った。
“美貴は頑張っている”
そう言った方が良いのかもしれない。出来る事など無いのだから。
でも、そんな時ほど奴は許してくれない・・・
今度もまた激しい口攻撃を重ねて来た。
ここまでされてしまっては仕方ない。浩人は並外れてしつこい男。
そして情熱的な男。
「はぁ・・・・・ あぁ!!! 許してよぉ・・・・・」
美貴は大粒の涙をこぼした。そして横から直接指を奥に入れられた瞬間だった。
涙。そして同じように奥も濡れている。
誰のせいでもない。美貴に否などない。
浩人はえげつない男。大きく指を動かし、わざと音を立ててみせる。
「あぁぁぁ~ ごめんなさい!! 許してっ! お願い!! ・・・」
激しく体を揺らして抵抗する。大泣きしながら浩人に懇願する。
浩人がやめるわけがない。
より指の数を増やして、そして奥へ奥へと入り込んだ。
「あぁぁ ・・ もうダメだよ・・・ 壊れるよぉ! あっ、、 ああぁ・・・」
美貴は工場の高い天井を見上げ、そして・・・
美貴は尽きた。けれどそこが浩人の始まり。
美貴を立たせ、そして後ろ向きにした。
浩人は一気に美貴のショーツを下し、後ろから入った。
もう抵抗はない。気持はもちろん体も。
手首を吊り上げられたまま後ろから突かれている。
前が開き胸元が露わになっていても穢れないブラウス。
濡れて滲みているショーツが下りても捲られたままのスカート。
汚れた年下の出所したばかりの男に突かれている年上の弁護士の女。
わざとケツを突き出させて恥ずかしい姿勢にさせる悪い男。
同意など求めずにただただ激しくしつこく突き続ける最低の男。
でも・・・
仕方ない。これだけ執拗に長い時間を掛けて悪戯され続ければ仕方ない。
体が反応してしまう。仕方ない。
深く浅く、そしてまた深く浅く。
壁に向かって必死で歯を食い縛り我慢するけれど・・・
美貴はまた顔を上げた。そして大声で尽きた。
「お前、俺の将来を考えてやったって言ってたよな?」
「その将来がこれだって事さ。お前も自分で責任を取るのさ」
「俺が遊んでいたであろう時間、しっかり返してもらうぜ」
「ガキでも作るか?! 弁護士の旦那って肩書も悪くないな」
「これから一生一緒にいるんだから、仲良くしような!(笑)」
「 ・・・ 」
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